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口づけは復讐の香り
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口づけは復讐の香りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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10年以上ロマンス小説を読まなかったが、久しぶりに読みたくなりこの作者の既刊本2冊を含めて何冊か購入した。 幼稚・自己中・半径3mしか見えていない視野狭窄の自意識過剰さ、何かといえば物を投げるわ壊すわの癇癪持ちのヒロインに1ミリも魅力がなくゲッソリした。 マフィアのドンである父親=敵=悪=刑務所にブッ込まれてめでたし、めでたし。ヒーローとヒロインの物理的・社会的に邪魔になる者はみ〜んな刑務所に入ったよ! どこまでご都合主義やねん。 最もヒロインが気持ち悪いのは、「お父様が悪い、わたしは無関係」という態度を貫いて恥じることのない内容。 おいおい、親が犯罪で稼いだ金で長く贅沢に暮らしてきて、文字通り自分の生活すべてが犠牲者の命の上に成り立ってきたことに罪の意識も贖罪の気持ちもないんかい。申し訳程度にボランティアをしている描写もあるけれども。道徳心や倫理観のあっぱれな欠如ぶり、正真正銘、くそマフィアの娘だわ。 物語の開始年齢が19歳という設定で若さを言い訳にしたとしても、エピローグにおいて数年後まで書いているのに何の精神的成長もなく、相変わらず自分のことだけで「わたし幸せ、幸せ〜。明日からファーストレディよ!」の状態。なんやねん、こいつ。 ヒーロー、この女のどこがよかったんや? まあ30男が19女にやられるという(時代錯誤な)精神年齢が低いヒーローなので仕方がないかもしれん。自分に直接害を加えたこともないのに、マフィア父から賄賂をもらっていたという脇役をさんざん脅して利用し、自分に累がが及びそうになると「暴露しない」という条件で自己都合に使ってきたのにあっさり反故にして警察に売るヒーロー、うん、お似合いやね、このふたり。 口が悪くなったが、ガッカリ感が大きかった故ご容赦いただきたい。 レビューがよかったので期待しすぎたのか、一人称小説が嫌いなせいなのか、ペラペラの人物像にご都合主義の非現実的ロマンスを楽しめない年齢になったのか…。 ただ、同時に買ったウォードの「蠱惑の堕天使」「永遠を誓う恋人」はそこそこ楽しめたからねえ。 「蠱惑の〜」の結末もバタバタしたご都合主義で、ヒーローのひとりは「結局、女悪魔からいいとこどりしてすべてを手に入れとるがな。女悪魔にカシラがおったら締められるんじゃね?」と敵側を心配したぐらいにシラけたけれども、ウォードはキャラクターがいいからねえ。 同作家の「愛は闇のかなたに」はもう少しマシなヒロインでありますように。はあ、気が重くなってきた。 | ||||
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