完本 人形佐七捕物帳 一
評判
完本 人形佐七捕物帳 一の評価:
4.40/5点 レビュー 5件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1〜1 1/1ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
完本 人形佐七捕物帳 一の評価:
4.40/5点 レビュー 5件。 B ランク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
それ以外で、評価できる点はあまりない。
4950円もするので、てっきり箱入りハードカバーだと思っていたら箱入りソフトカバーだった。
「講談社全集」版と「廣済堂」版を底本にしているとのことだが、それは、文字遣いのことで、内容的には「春陽文庫全集版での加筆・改稿点を組み入れる」ということである。
春陽文庫版は、不必要な愛欲描写の加筆が多く、作品レベルを落としているから、文字遣いよりも、まず、文章にこだわるべきだろう。
結局のところ内容的には、春陽文庫版(150本)プラス春陽文庫未収録作品集(30本)の出版芸術社版を収録し、並べ替えただけのものとなっている。
発表順に並べ替えると豆六は、18話「螢屋敷」で初登場のため、自己紹介があるが、18話以前でも、豆六が加筆された版が採用されているため、ちぐはぐになっている。
「真説金田一耕助」では、昭和17年頃、佐七が雑誌連載が弾圧され打ち切りになったと書かれているが、これは間違いで、連載終了となったのは、昭和15年である。
これについては、出版社側の自主規制の可能性もあると横溝正史自身が書いている。
(「続・途切れ途切れの記」より)
それ以降、昭和17年までは、主に書き下ろしで8冊が刊行されている。
都筑道夫との対談では、前線からの注文のベスト10には、「佐七」、「銭形」、「右門」が必ず入っていた、捕物帖はそうとう末期まで出た、捕物帖がなかったら、首をくくるより手がなかったでしょう、とも言っている。
終戦の年の昭和20年には、樺太の雑誌「北方日本」に人形佐七が連載された。
「北方日本」の昭和20年7月号まで、人形佐七は掲載されているから、「弾圧」がどういった類いのものであったのかは、充分に検討する余地がある。