黒暗森林: 三体II
評判
黒暗森林: 三体IIの評価:
4.30/5点 レビュー 268件。 A ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全386件 301〜320 16/20ページ
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黒暗森林: 三体IIの評価:
4.30/5点 レビュー 268件。 A ランク
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特に下巻に入ってからの、三体世界に打ち勝つことができる戦力を整え、楽天的な思想が広がる200年後の明るい未来の描写。
宇宙戦艦ヤマトを彷彿させるような大規模な宇宙戦艦と地球から遥か離れた宇宙空間の描写。
4光年離れた三体世界が200年かけて送り込んだ未知の物質とのファーストコンタクトの描写(クラークの2001年宇宙の旅におけるモノリスとの接触を彷彿させます)。
などなど、SF小説ならではのワクワク感を味わえる本作。
見事な大団円を迎えるラストには思わずひゃっほーと叫びたくなりました。
1 生存は文明の第一欲求である。
2 文明はたえず成長し拡張するが、宇宙における物質の総量はつねに一定である。
この二つの公理において宇宙社会学の基本的な青写真を描くための概念が「猜疑連鎖」と「技術爆発」。
本書プロローグで、上記の宇宙社会学の公理を葉文潔から聞いた羅輯(ルオ・ジー)が第二部の主人公。
智子により地球の情報すべてが三体人に監視されている状態において、唯一情報を封じ込めることができる場所が人間の頭の中だけ。
そのために選ばれた者が面壁者。
羅輯は自分がなぜ面壁者として選ばれたのか訳も分からないまま
「これは面壁計画の一部だ」
と言って自身の夢(想像上の理想の女性と自然豊かな場所で平穏に暮らす)を実現する。
周りの人々は、それがどんな計画なのか明らかにすることができないので、基本的には羅輯の言いなり。
この設定、あまりにも馬鹿馬鹿しいと思いつつも、これに真面目に取り組まぜるを得ない世界設定が面白く、よくぞこんな設定思いついたなと著者の力業にも感心してしまいます。
面壁者に対抗する破壁人という設定もユニークです。
そして本書のもう一つの魅力は、第一部では悪人のイメージだったもと警察官の史強(シー・チアン)の存在でしょう。彼の存在が本書に明るさをもたらしています。
特に、200年後の未来に目を覚ました羅輯に襲い掛かる危機の連続に見事に対応する場面など、実に頼もしい存在で好感の持てる人物として描写されています。
さて、三体第一部と第二部は完全に連続したストーリーであり、物語は見事なエンディングをみせた第二部でいったん終わったようにも見えますが、第三部はどんな展開になるのでしょう。
来年春まで待つしかありません。