本屋さんのダイアナ
評判
本屋さんのダイアナの評価:
4.40/5点 レビュー 53件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 41〜44 3/3ページ
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本屋さんのダイアナの評価:
4.40/5点 レビュー 53件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
もう一人のヒロインは「彩子」。母は自宅で料理教室を開き、父は大手出版社の編集者で、いわゆる良家の優等生です。
二人は、小学3年のクラスで一緒になり親友になります。ダイアナは彩子の上品な家庭に憧れ、一方の彩子は、アパート暮らしながらも自由奔放に生きているダイアナの家庭に惹かれていきます。6年生になり思春期を迎えた二人は、同級生の男の子をめぐる些細な誤解から、絶交状態になります。再会するのは10年後とも知らずに。ここから、二人それぞれの人生、成長の物語が描かれていきます。
ダイアナは、地元のちょっとワルの多い公立中学・高校へと進学します。自分に背負わされた環境や「大穴」という名前、行方知らずの父。これらの「呪い」にもがき、自己を否定し、他人との間に壁を作り孤立しながらも必死に生きていくダイアナ。高校卒業後、本屋を開くという夢に近づくため、書店のアルバイト店員として働くようになります。
一方の彩子は、受験に苦しみながらも名門女子中学・高校へ。そして有名私立大学へ進学します。しかし、そこで男女間のことで失敗します。彩子は、自分の今までの努力が生きるためには何の力にもならないことに気づきます。しかし、それを認めたくない自分に負けて、偽りの恋愛へと陥っていきます。
二人の共通の愛読書「秘密の森のダイアナ」。困難に立ち向かい生きようとするダイアナの姿。友情。それらに導かれ、彩子は、自らを縛っていた「呪い」に勇気をふるって立ち向かい、その呪いをついに解き放ち、女性として自立への道を歩み始めます。
ダイアナもまた、再会した彩子に促され、まるで理想とはほど遠い生活力のない父との再会を果たします。あるがままの現実を受け入れ、ダイアナもまた「呪い」を解き放っていくのです。
人は、その人それぞれの生い立ちを背負い生きていかねばなりません。そして、それを乗り越え成長していくには、自分自身の力によるしかないのです。自らに背負わされた自縄自縛の「呪い」を解こうと必死にもがく少女たち。いじらしくもあり、ほほえましくもあり、また痛々しくもあります。自分自身の弱さに気づき、ありのままを受け入れ成長していく二人の少女の物語、私は十分楽しめました。エールを送りたい気持ちも湧いてきます。「現代の赤毛のアン」という宣伝も許されるのではと思います。
この本、お薦めします。
ただし、「赤毛のアン」だからと言っても、小中学生にはちょっと薦められない場面もある「大人限定版赤毛のアン」です。