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悪漢刑事の遺言



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【この小説が収録されている参考書籍】
悪漢刑事の遺言 (祥伝社文庫)

悪漢刑事の遺言の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

いつのまにか淡白になった

悪漢刑事佐脇のファンである。(全部読んでいるわけではない)
このところの悪漢刑事より短くなった。かつての「闇の狙撃手」より100頁も減っている。
それに佐脇の悪ぶりが徐々に淡白になってきたがする。
今作は弟子を取ったという面白さがあるが、佐脇が「いいオヤジ」になってしまっている。
相変わらず、するする読まさせてくれる文の上手さなどは感心するが、話の展開にひっかりがなさすぎる。
世相を斬るセンスも、いまひとつ使い古しな感じである。
「総理夫人」「首相案件」をパロディ化して「県知事夫人」(多津江夫人だと)が地元に研究所の建設を進めるくだりは、今月発売の沢里裕二の『絶倫刑事』と同じ着眼点だ。
たまたまこの二作を続けて読んだが、双方の作家のスタンスの違いに気が付いた。真逆だ。

ただ悪漢刑事の佐脇は、当初は、もう少し、ゴツゴツした歯ごたえがあったと思うのだが……滑稽に走り過ぎだ。
佐脇、まっとワルになれ!
悪漢刑事の遺言 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:悪漢刑事の遺言 (祥伝社文庫)より
4396344260

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