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早春の河 八丁堀育ち4
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早春の河 八丁堀育ち4の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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10年以上前の本なのに購入出来てうれしかったです。 | ||||
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夏之助の推理を補助する早苗が大好きになりました。このようなコンビ(夫婦)であれば楽しい人生を過ごせると思います。 | ||||
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「御宿かわせみ」の世界でいくと、与力・同心の奥様は心温かく部下への気遣いも 十分にあるのだけど、どこかおっとりしています。 こちら「八丁堀育ち」では、ものの言い方はぽんぽんしているし、さばけているしで これも良いなと思いました。 同心や岡っ引きなど大人がうろうろしていたのでは目立つことも、子ども二人ならば 目立ちにくくて、いい手がかりを見つけて推理していくのがおもしろかったです。 でも、いつもくっついている二人なので、それはそれで十分に目立っていたはず。 江戸時代のままならば与力の末娘と同心の嫡男の婚姻には大きな壁があったはずで 望めないものだったと思いますが、幕府の瓦解で世の中が変わったのでしょうね。 大きな流れのある事件を、子ども向きの細々とした事件を絡ませながら解決していく 楽しいお話でした。 | ||||
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「八丁堀育ち」シリーズの第4弾にして最終巻。 八丁堀に住む子ども二人が主人公の捕物帳である。 小さな謎解きを重ねていく著者お得意のストーリー構成で、最後に巨悪2人との決着が待っている。もう少し長く続くシリーズなのかと思っていたが、ここで終わりということだ。巨悪2人の内面や過去をもう少し見てみたかった気もするが、ちゃんとラストに見せ場はあり、納得の締めとなっている。 そして主人公2人の後日談も。 | ||||
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著者のシリーズの中でも、十四歳のおさななじみの少年少女が子どもの目線で、おとなの思いもつかない発想で謎をとく、という珍しい設定でした。 謎も、動物をめぐるようなほのぼのと童話的なものが多く、レトロな児童文学のようななつかしさに浸りながら読みました。 四冊を通じて、大奥にもからむかどわかしや殺人を含む大きな謎は続いていたのですが、それもふたりの小さな発見から、アリの穴から堤がくずれるようなぐあいに、しだいに解けてゆきます。 その中で周囲の人物――早苗の父、ふたりの姉、叔父、そのなじみの芸者、また夏之助のかよう学問所や道場の少年たちなど――が暖かく見つめられ、立ち上がってきます。 最後の解決も、邪悪が滅びるというようなものではなく、少年少女のういういしい心根をなぞるかのように、純心にたちかえったおとなたちのきっぱりとした最期。風野真知雄らしいエンディングでした。 このシリーズの一番の魅力は、早苗と夏之助の子どもらしい喜怒哀楽と、のどかなやりとりが織りなす、めずらしいジュブナイル時代劇であったことです。江戸末期を舞台にした児童文学の佳品だと思います。今回の小事件は「置き去り牛」「猫の卵」そして道場仲間の少年たちが防具に浮かびあがった謎の文字におびえる「呪う文字」「鳥居を縛る女」ですが、どの事件も童話的な心あたたまる解決を見ます。 そして、おさななじみふたりの行く末もようやく明かされます。 完結までにだいぶ時間もかかり、ときに間もあきましたが、終わりまで読めてふかく納得できたシリーズです。もしかしたらスピンオフも、と少し期待もしつつ。 主人公ふたりの細やかな心の通い合いを含め、児童文学の好きな人には特におすすめしたいです。 | ||||
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