輝ける闇

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評判

輝ける闇の評価:

4.67/5点 レビュー 46件。 A ランク

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平均点4.67pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 21〜40 2/3ページ
No.36
(5pt)

ベトナム戦争の匂いが今ここに伝わってくる

小説というジャンルなのか???読んでいて、正直、小説というものを読んでいる気には一度もなれなかったが・・・・

いい本なのですからジャンルに拘る必要は一切ないでしょう

文中で主人公である著者は米軍の大尉にこう語る

「いろいろな物のまわりの匂いを書きたい。匂いのなかに本質があるんですから。(中略)匂いは消えないし、変わらない。そういう匂いがある。消えないような匂い書きたいんです。」

読者に必ずやベトナム戦争の匂いが伝わってくる・・・・

まさに「匂い」を書いた素晴らしい傑作だと思います
輝ける闇 (1968年) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (1968年)より
B000JA5MNQ
No.35
(5pt)

ベトナム戦争の匂いが今ここに伝わってくる

小説というジャンルなのか???読んでいて、正直、小説というものを読んでいる気には一度もなれなかったが・・・・

いい本なのですからジャンルに拘る必要は一切ないでしょう

文中で主人公である著者は米軍の大尉にこう語る

「いろいろな物のまわりの匂いを書きたい。匂いのなかに本質があるんですから。(中略)匂いは消えないし、変わらない。そういう匂いがある。消えないような匂い書きたいんです。」

読者に必ずやベトナム戦争の匂いが伝わってくる・・・・

まさに「匂い」を書いた素晴らしい傑作だと思います
輝ける闇 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (新潮文庫)より
410112809X
No.34
(5pt)

濃厚でねっとりとした何かが纏わりつく。

汗、汚物、妄執、倦怠、肉欲、食欲、人間の臭気が物凄く濃い。

戦後間もない混沌とした日本、戦地のベトナム、
革命に高揚する騒乱の地を駆け廻り、転び、泣き叫び、
人は達観し、やがて「無」となるのか?

開高健の小説には常に「濃い臭い」がある。
だから、有る程度は腰を据えて挑まないといけない。
生半可な気分で相対すると、「濃い臭い」に気倒されてしまいます。

「闇」の中には「輝ける人々」が居るのですね。
輝ける闇 (1968年) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (1968年)より
B000JA5MNQ
No.33
(5pt)

濃厚でねっとりとした何かが纏わりつく。

汗、汚物、妄執、倦怠、肉欲、食欲、人間の臭気が物凄く濃い。

戦後間もない混沌とした日本、戦地のベトナム、
革命に高揚する騒乱の地を駆け廻り、転び、泣き叫び、
人は達観し、やがて「無」となるのか?

開高健の小説には常に「濃い臭い」がある。
だから、有る程度は腰を据えて挑まないといけない。
生半可な気分で相対すると、「濃い臭い」に気倒されてしまいます。

「闇」の中には「輝ける人々」が居るのですね。
輝ける闇 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (新潮文庫)より
410112809X
No.32
(5pt)

すばらしい文です

もう引き込まれてしまいます。素晴らしいという言葉しか語彙がないのですが、とっても良い本です。
輝ける闇 (1968年) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (1968年)より
B000JA5MNQ
No.31
(5pt)

すばらしい文です

もう引き込まれてしまいます。素晴らしいという言葉しか語彙がないのですが、とっても良い本です。
輝ける闇 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (新潮文庫)より
410112809X
No.30
(4pt)

戦争とは...

戦争の怖さ・愚かさ、平和の大事さ、日常生活の幸せを考えされられる本です。
輝ける闇 (1968年) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (1968年)より
B000JA5MNQ
No.29
(4pt)

戦争とは...

戦争の怖さ・愚かさ、平和の大事さ、日常生活の幸せを考えされられる本です。
輝ける闇 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (新潮文庫)より
410112809X
No.28
(5pt)

代表作ですね。

正に、開高さんの文学を代表する本の1冊。何度読んでも飽きません。
輝ける闇 (1968年) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (1968年)より
B000JA5MNQ
No.27
(5pt)

発掘。

開口氏の作風と人柄が「輝ける闇」に満載だと思って読んでいます。
輝ける闇 (1968年) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (1968年)より
B000JA5MNQ
No.26
(5pt)

傑作です

二十歳前後の頃に氏の小説を夢中になって読みました。開高健の作品を読んで小説家になることを諦めた文学好きも多くいたと思います。これだけ凄い物があるのなら、書くよりも読む側でいた方が幸せだと・・・・・僕もその一人です。行間から滲み出る作家の溜息や呻吟まで味わって欲しい日本文学の傑作です。
輝ける闇 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (新潮文庫)より
410112809X
No.25
(5pt)

評価

筆者の名作を評価する立場にありません。素晴らしい文体に傾倒しています。
輝ける闇 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (新潮文庫)より
410112809X
No.24
(5pt)

死以上に恐ろしい死

従軍記者であり小説家である「私」は、戦場となったベトナムの森や村を、兵士の死を、庶民の暮らしを、知識人の屈折を、観察します。
「いろいろな物のまわりにある匂いを書きたい。匂いのなかに本質があるんですから」
「眼もなく耳もない一頭の巨大な軟体動物がうごめいているのである。それはふくれあがって小屋いっぱいになり、壁を這いまわり、夜空までみたしている」
全編が、爽やかさとは対極にある熱帯の戦場の息苦しさと、生の匂いにあふれています。虐殺と言うべき最後の戦闘の場面では、死以上に恐ろしい死があるということを知りました。
輝ける闇 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (新潮文庫)より
410112809X
No.23
(4pt)

実存の輝きを求めた開高健の力作

まず結論から言ってしまうと、久々に純文学らしい純文学を読んだ、の一言に尽きる。開高健は戦後の荒廃の中で、自分を見つける事から作家として出発した。だが、その後日本は急速に近代化・資本主義の爛熟へと進み著者はそこで、自らの極限状況を見出すためにベトナムの赴いたのだろう。だが、そこでの著者はあくまでも部外者である事から逃れられない自意識に苛まれる。初めてみた処刑に全身がおぞけるほどの感覚を覚えながら、二度目には不感症のようになってしまう自分。最前線を離れれば、フランス統治下の影響にあった食文化を残したカフェでカフェ・オレやクロワッサンで朝食を取る自分。それらの虚しさから逃れるように若いベトナム女性とのまぐわいに耽溺する自分。
ここには、戦場にありながらそこに参画することができす、しかし最後は最前線で死の極限に接する場面を求める開高健のあがきが描かれる。
ラストの戦場の場面でベトナム側の壮絶な銃撃を受け、その中であがく主人公の姿には素っ裸の人間が迫力ある文章でリアリティをもって描かれた圧巻の場面で小説は終わる。開高健の作品は夏の闇 (新潮文庫)の凄さに昔圧倒された覚えがあり、久々に著者の作品を読んだのだが期待を裏切らない充実した読書体験になり、満足している。
輝ける闇 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (新潮文庫)より
410112809X
No.22
(5pt)

40年以上前の話ですが、まったく色褪せた感じがしません

1964年末から65年初頭にかけての著者ベトナム
取材で経験した事を元に書かれた小説。

1965年に出版された著者のベトナム戦争のルポである
ベトナム戦記が事実ベースで、それを読めばもう少し
理解が深まり、どこまでが現実かわかるかもしれない。
いや、ひょっとすると本小説のほうが現実に近かったかも
しれないと感じさせる精細な描写です。

現地で空いた時間に読んだ"マーク・トウェイン"の小説
「アーサー王宮廷のヤンキー」がベトナム戦争の本質を
はるか前から言い当てたものであると気付く場面が印象的です。

日本のかつての戦争を体験し、まだそれをひきずった
世代の著者が、終わったのは自分が生まれる前の戦争
体験を語っているわけなんだけど、まったく色褪せた感じがしなく
目の前に著者が座って語っているが如くリアルな感じがします。

ディティールは過去を感じさせるのに、人々の心の機微は
恐らくあまり変わりなくて、戦争で命を落とす理不尽さを
本著を通して感じさせられます。
輝ける闇 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (新潮文庫)より
410112809X
No.21
(5pt)

戦争を体験した著者の心の叫びが聞こえてきそうな一冊です。

開高健氏の本です。

ベトナム戦記という別の本では外の世界における戦争の一部始終を記録していくのに対し、この本はそのドキュメンタリー的な部分をかなぐり捨てて、自分の内面に入っていき、そして自分自身をえぐりだすような本に仕上がっています。

まったく殻をかぶらないでありのままの姿をこれほど強烈に書くのは普通の人間では無理なのではないかと思いました。

解説では秋山 駿氏が三島由紀夫との話を載せてます。

三島由紀夫は「全て想像力で描いたのなら偉いが、現地に行って取材してから書くのでは、たいしたことではない」という意味のことを言ったということです。しかし、秋山 駿氏はこれとはまったく違う見解を持っていらっしゃいます。見てしまったからこそ、書けないということもあるということです。

これには私も同感でした。

戦争に取材という第三者的な立場で参加した開高健氏がつくづく戦争は嫌なものだと感じた叫びが伝わってきたような、そんな壮絶な一冊でした。

興味のある方は是非ご一読ください。
輝ける闇 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (新潮文庫)より
410112809X
No.20
(5pt)

汗の臭いまでしてくる

「解説」に秋山駿氏が『ここにあるどの一行を採っても、それはさながら
破裂寸前の果実のように緊張している。そんな緊張をこんな長さで続ける
のは、非常の場合である』と、これまた非常に緊張した表現でこの作品の
本質を表しています。
同行した米兵のムッとするような汗臭さや、懇意にしていたうら若いベト
ナム女性との情事の絶頂感までどこからか漂ってくるような、読んでいる
自分も体感できるような。だから所々「シャワーを浴び」と書かれている
のを読むと、なぜかそれらの臭いから解放されてさっぱりする気までして
きます。
これは日記なのか。後から一気に書いたのか。日記とは到底思えないが、
後から書いたにしてはあまりに微に入り細にわたり、現地の濃密すぎる空
気が伝わってきます。書き終えて著者がどれほど心身共にすり減ったか、
容易に想像できます。
輝ける闇 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (新潮文庫)より
410112809X
No.19
(5pt)

迫力に圧倒される

本書はベトナム戦争に従軍した開高健の実体験を書いたのではと思わせるような小説で、ベトナムの茹だるような熱気・湿気と戦争という極限状態の中で、主人公が視て、触れて、感じたことが執拗なまでに詳細に描写されており、読んでいると自分自身が汗・血・腐臭・死体などにどっぷりと浸ってしまうような気がしてくる。ここに登場する人々は主人公を含めて殆どの人がこの世界に沈み込んで出口が見つからないまま澱んでしまっている。不思議なことに主人公が付き合っているベトナム人女性の素娥だけはみずみずしさを保っているようにも見えるが、それは主人公の視点からそう見えるだけかもしれなくて、しばらくすると現実の重さに引き込まれて沈んでしまうのだろう。最後の戦闘シーンで人間としての自尊心すら失った主人公はこの後どう生きていくのだろう。このような極限を体験してしまうと二度と元には戻れないと思う。ベトナム戦争下でもがく人間の闇を切り取って白日に晒したような圧倒的な迫力がある作品だ。
輝ける闇 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (新潮文庫)より
410112809X
No.18
(5pt)

戦争はいやだ・・

今年は、開高健没後20周年。
遅まきながら「夏の闇」を読み、シリーズに逆行して今回「輝ける闇」を読了した。
この長い物語の最後にーー
「・・つくづく戦争はいやだと思った」
という当たり前だが、著者の「本音」がシンプルでストレートに表現されていて
何故か安心した・・・

「人を支配するもっとも陰微で強力な、また広大な衝動、最後の砦は自尊心であった」
「私は泣きだした」
「戦争」は、人間の根源さえも瓦解させられるのである。
今後世の中核を戦後生まれが占め、「戦争」を知らない者達が増えるなかで(小生もその一人)、
これから世界がどう変化していくのか、
果たして「第三次世界大戦」は起こり得ないのだろうか・・
うまく書けないが、
恐慌し混迷している時世で、我々が本当に希求するのは何かを
少なからずこの本は、示唆してくれそうに思える、開高渾身の一冊。
輝ける闇 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (新潮文庫)より
410112809X
No.17
(5pt)

筆者の圧倒的な其の儘

当時のベトナムの現実が圧倒的に迫ってきた。ベトナム従軍記者として赴任された筆者しか表現出来ない。彼は、読む者に自分そして己を取り囲む現実を其の儘に直視し、表現する力を与える。この愚直な世界は、猛々しく、いつの時代でも失われた何かを示すのではないか?
輝ける闇 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 輝ける闇 (新潮文庫)より
410112809X