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消えてください
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消えてくださいの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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一作目を読ませていただきましたが、最後の終わり方に疑問というべきか、ストンと胸に落ちない何かを抱えてしまいました。 しかし、心理描写と情景描写の言葉の美しさ、そして登場人物たちのやり取りからグッとくるものがあり、印象的な作品だったと記憶に残りました。 そして、ナツ先生の二作として、今作を期待と不安を抱きながら最後まで読ませていただきましたが、やはり手にとって良かったと心から思えます。 主人公とヒロイン、それぞれが決定的なある日を境に、立っている地点から止まっていたものの、二人が出会うことで、あらゆることものが動き出していく。 生きるということは、つまるところ動いているわけですが、人は某かの出来事やきっかけで、生きているのに止まってしまうこともあるのだと思います。 抜け殻のように、体の中にあるべき大切な何かを失いながらも、命を動かしている日々が、ノスタルジックに包まれた夏の風景と空気感と共に終わり、抜け殻に動き出すきっかけが入り込んでいく。 この物語は、主人公とヒロインが、止まってしまった自分自身を再び動かしていくまでを、優しくもセンチメンタルに描いていて、同じ心境にある人に深く共感できる作品だと思いました。 ある意味、前作の延長線上にある物語なのかもしれません。 | ||||
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