錦繍

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

錦繍の評価:

4.38/5点 レビュー 191件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.38pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全377件 341〜360 18/19ページ
No.37
(5pt)

生きていることと死んでいること

最初から最後まで手紙でのやり取りのみで書かれた書簡体の珍しい小説です。内容は別れた夫婦が蔵王で偶然であったことにより、それ以降近況を報告することから手紙のやり取りが始まるのですが、書簡体だからこそ手紙を書いた時点よりも過去に向かって物語が進むことで、なぜ夫婦が別れなくてはならなかったのか、別れた後に何があったのかを徐々に知ることが出来ますし、逆に現在の状況も書簡体により上手く過去と織り交ぜて表現することが出来ます。
私は元夫婦の二人の手紙を交互に読み進めていくうちに、最初は生きていることとは?死ぬこととは?などの疑問が浮かんでき、そして結局は生きていることも死ぬことも自分の人生も他人の人生も結局は大差ないのではないかということに気付かされました。禅問答的かもしれませんが、とてもスケールの大きな全宇宙的視点から人間という生き物を見る機会を得れたことに感謝します。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.36
(4pt)

堕落した生活に憧れをもってしまいそうになりました

有馬靖明と大学生で一人暮らしをしていた時の自分と少し重なって見えてしまいました。そして、あの頃に戻りたいと思いました。
そして僕は令子に惚れました。
久しぶりに小説を読み、人生の深さを考えさせられました。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.35
(5pt)

最高

宮本輝の本をほとんど読んだ私にとって、この本は宮本輝のベストの本です。
人生についてを深く考えるきっかけを与えてくれる本です。

もっと多くの人に読んでほしく思います。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.34
(5pt)

最高

宮本輝の本をほとんど読んだ私にとって、この本は宮本輝のベストの本です。
人生についてを深く考えるきっかけを与えてくれる本です。

もっと多くの人に読んでほしく思います。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.33
(1pt)

なぜ、感動?

小説の内容としては、全く面白くありません。
この内容は、単なる、だらしない男と女が傷を舐めあう事柄を手紙をで
出し合って、自己満足しているだけです。
この内容で感動する人の気がしれません。
この小説で感動する人は、ただ単に傷を舐めあう男女関係に憧れて
いるだけなのでは?と考えてしまいます。
この小説は、私の今までで読んだな中で、最低の部類に入ります。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.32
(1pt)

なぜ、感動?

小説の内容としては、全く面白くありません。
この内容は、単なる、だらしない男と女が傷を舐めあう事柄を手紙をで
出し合って、自己満足しているだけです。
この内容で感動する人の気がしれません。
この小説で感動する人は、ただ単に傷を舐めあう男女関係に憧れて
いるだけなのでは?と考えてしまいます。
この小説は、私の今までで読んだな中で、最低の部類に入ります。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.31
(5pt)

生きることと死ぬことと

本書のなかで女性主人公は,「生きていることと死ぬこととは,そんなに違うことではないのかもしれない」あるいは「生きることと死ぬことは,同じことなのかもしれない」と,別れた最愛の人への手紙に記す。その思いは,言葉よりむしろ,モーツァルトの交響曲第39番がもっともよく表現してくれているものだという。
この作品に触れてはじめて,自分でも39番を聴いてみた。そうしたら,生きていることと死ぬことは同じことなのかもしれないという思いをもってこの曲を繰返し聴きく主人公に,理屈抜きで共鳴できるように感じた。主人公の日々の情念の基調を単純に喜怒哀楽に分類すれば,間違いなく哀であろう。悲しみ,と言い換えてもいいかもしれない。そして,哀や悲には,喜に劣らず,生きて在ることを肯定する力があると,主人公の女性は教えてくれるように思う。
この作品をはじめて読んでから十数年たったいまでもときどき,39番の旋律とともに,「生きていることと死ぬことは,同じことなのかもしれない」という彼女の言葉を思い出す。
宮本輝は一流のストーリテラーだから,どれを読んでも楽しいけれど,他方で『錦繍』に彼の人生に対する構えや考えの精髄すべてが表現されつくしているので,これさえを読めば,あとは読んでも読まなくても同じという気もする。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.30
(5pt)

生きることと死ぬことと

本書のなかで女性主人公は,「生きていることと死ぬこととは,そんなに違うことではないのかもしれない」あるいは「生きることと死ぬことは,同じことなのかもしれない」と,別れた最愛の人への手紙に記す。その思いは,言葉よりむしろ,モーツァルトの交響曲第39番がもっともよく表現してくれているものだという。
この作品に触れてはじめて,自分でも39番を聴いてみた。そうしたら,生きていることと死ぬことは同じことなのかもしれないという思いをもってこの曲を繰返し聴きく主人公に,理屈抜きで共鳴できるように感じた。主人公の日々の情念の基調を単純に喜怒哀楽に分類すれば,間違いなく哀であろう。悲しみ,と言い換えてもいいかもしれない。そして,哀や悲には,喜に劣らず,生きて在ることを肯定する力があると,主人公の女性は教えてくれるように思う。
この作品をはじめて読んでから十数年たったいまでもときどき,39番の旋律とともに,「生きていることと死ぬことは,同じことなのかもしれない」という彼女の言葉を思い出す。
宮本輝は一流のストーリテラーだから,どれを読んでも楽しいけれど,他方で『錦繍』に彼の人生に対する構えや考えの精髄すべてが表現されつくしているので,これさえを読めば,あとは読んでも読まなくても同じという気もする。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.29
(5pt)

人間の可能性、力

これは、宿命とか運命とかに、流されずに、
大波が来たからこそ、乗り越えて行けるのだという
人間の持っている力を、信じた人の話です。
小説だからあり得るんだろうと、言う友人もいましたが
私は実際に、こういう生き方をしている人を数名知って
います。小説であっても、決して夢物語ではなく、表面的に
良いことを書いてあるだけでもなく、宮本輝さんのどの作品
にも通ずる、生身の人間の世界の、太さ、強さ、熱の様なもの
が全体を通して感じられる作品です。
人生だから、色々あるし、人間だから弱い部分も当然ある。
でも、その色々に流されて、宿命や運命のせいにして生きるか、
それに負けずに、その色々を燃料にして、自分を前進させるか?
本当の幸・不幸の分かれ目って、そこな気がします。
宮本輝さんは、以前から大好きで、この素晴らしい作品を読む
のが遅すぎたぐらいですが、とにかく出会えて、読めて、感動
出来てよかった。
たんなる「良いお話し」などではなく、力のある、作品です。
大人と呼ばれる年代の方に、強力にお薦めします。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.28
(5pt)

人間の可能性、力

これは、宿命とか運命とかに、流されずに、
大波が来たからこそ、乗り越えて行けるのだという
人間の持っている力を、信じた人の話です。
小説だからあり得るんだろうと、言う友人もいましたが
私は実際に、こういう生き方をしている人を数名知って
います。小説であっても、決して夢物語ではなく、表面的に
良いことを書いてあるだけでもなく、宮本輝さんのどの作品
にも通ずる、生身の人間の世界の、太さ、強さ、熱の様なもの
が全体を通して感じられる作品です。
人生だから、色々あるし、人間だから弱い部分も当然ある。
でも、その色々に流されて、宿命や運命のせいにして生きるか、
それに負けずに、その色々を燃料にして、自分を前進させるか?
本当の幸・不幸の分かれ目って、そこな気がします。
宮本輝さんは、以前から大好きで、この素晴らしい作品を読む
のが遅すぎたぐらいですが、とにかく出会えて、読めて、感動
出来てよかった。
たんなる「良いお話し」などではなく、力のある、作品です。
大人と呼ばれる年代の方に、強力にお薦めします。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.27
(5pt)

端正な美しさとせつなさ

運命的な出来事により、愛し合いながらも別れなければならなかった男女が10年ぶりに再会したことから始まる往復書簡。
元妻は男の見るからにおちぶれた姿に筆をとる。元夫は思いあぐねた上、一度は返書するが、もう送ってくるなと謝絶する。別れる原因となった過去の事件に対する双方の告白。別れた後もふたりがお互いを思いあっていた。10年ぶりに明らかになる真実、そして和解。
だがふたりにはすでにそれぞれの生活があり、元に戻れるわけではないという現実。
いつかは終わらなければならない、と予感しつつ1月に始まり11月まで10ヶ月間に交わされる14通の手紙。手紙で伝えられること、伝えられない思い。終わらないといけない時がきました、と最後の手紙に記す男。新しい生き方をしますとしたためる女。お互いの多幸を祈りつつ、筆がおかれる。
わかりあえたにもかかわらず、迎える再度の別離のせつなさがつらい。
しっとりとした端正な文章とあいまって、人の生き方、人生といったことを考えさせられます。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.26
(5pt)

端正な美しさとせつなさ

運命的な出来事により、愛し合いながらも別れなければならなかった男女が10年ぶりに再会したことから始まる往復書簡。
元妻は男の見るからにおちぶれた姿に筆をとる。元夫は思いあぐねた上、一度は返書するが、もう送ってくるなと謝絶する。別れる原因となった過去の事件に対する双方の告白。別れた後もふたりがお互いを思いあっていた。10年ぶりに明らかになる真実、そして和解。
だがふたりにはすでにそれぞれの生活があり、元に戻れるわけではないという現実。
いつかは終わらなければならない、と予感しつつ1月に始まり11月まで10ヶ月間に交わされる14通の手紙。手紙で伝えられること、伝えられない思い。終わらないといけない時がきました、と最後の手紙に記す男。新しい生き方をしますとしたためる女。お互いの多幸を祈りつつ、筆がおかれる。
わかりあえたにもかかわらず、迎える再度の別離のせつなさがつらい。
しっとりとした端正な文章とあいまって、人の生き方、人生といったことを考えさせられます。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.25
(3pt)

「手紙」という「ずれ」

書評では絶賛されていることの多い作品だが、
個人的には「現実的には、ないよな」と思ってしまう部分もある。
発表された時代を考えれば納得できるのだが。
多くの人は、過去、何らかの理由で別れてしまった大切な相手に対し、
伝えたい、或いは交し合いたい思いを抱いていると思う。
この作品は、そういう意味では、共感を呼ぶだろう。
だが、手紙は怖いものでもある。
それが、特定の相手だけのために、時間をかけて書かれ、
時間の「ずれ」を持って、その分だけ「ずれて」読まれるものだからだ。
何度か再読しているが、腑に落ちない感覚が残る。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.24
(3pt)

「手紙」という「ずれ」

書評では絶賛されていることの多い作品だが、
個人的には「現実的には、ないよな」と思ってしまう部分もある。
発表された時代を考えれば納得できるのだが。
多くの人は、過去、何らかの理由で別れてしまった大切な相手に対し、
伝えたい、或いは交し合いたい思いを抱いていると思う。
この作品は、そういう意味では、共感を呼ぶだろう。
だが、手紙は怖いものでもある。
それが、特定の相手だけのために、時間をかけて書かれ、
時間の「ずれ」を持って、その分だけ「ずれて」読まれるものだからだ。
何度か再読しているが、腑に落ちない感覚が残る。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.23
(4pt)

力強く「現在」を生きるために

生、死、出会い、別れ、過去、未来…。
それらが二人のやり取りの中で美しく力強い存在として完成されて行く…。
生きることや愛することを心が自然と肯定して行く。
別れを真摯に受け止める。
それが人にはきっとできる。
そして人は「現在」をきっと力強く生きていける。
本を閉じた時そう感じました。
そしてこう考えました。
愛する人と生きていけることはもしかすると奇蹟かもしれない、と。
あなたもそう感じるかもしれません。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.22
(4pt)

力強く「現在」を生きるために

生、死、出会い、別れ、過去、未来…。
それらが二人のやり取りの中で美しく力強い存在として完成されて行く…。
生きることや愛することを心が自然と肯定して行く。
別れを真摯に受け止める。
それが人にはきっとできる。
そして人は「現在」をきっと力強く生きていける。
本を閉じた時そう感じました。
そしてこう考えました。
愛する人と生きていけることはもしかすると奇蹟かもしれない、と。
あなたもそう感じるかもしれません。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.21
(5pt)

せつなくてじーんときます

何年も前に読みました。今でも、私の、かなりお気に入りの本の中の一冊です。書き出しから泣きそうになりました。文体からにじみ出てくる切なさが伝わってきて、すぐに入り込んでしまいました。宮本輝さんの作品ではナンバーワンです。そのときに、恋愛をして切ない思いを抱えていたとしたら・・・。そんな時に読むのにはもってこいの一冊だと思います。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.20
(5pt)

せつなくてじーんときます

何年も前に読みました。今でも、私の、かなりお気に入りの本の中の一冊です。書き出しから泣きそうになりました。文体からにじみ出てくる切なさが伝わってきて、すぐに入り込んでしまいました。宮本輝さんの作品ではナンバーワンです。そのときに、恋愛をして切ない思いを抱えていたとしたら・・・。そんな時に読むのにはもってこいの一冊だと思います。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.19
(5pt)

非常に美しい小説(および手紙)です!

大切なあの人に、想いを伝える手段。
手紙形式のやりとりだけで構成されている本書は、
メールでやりとりをする私に「ちょっと待った」を掛けてくれました。
日本女性の古風な言葉遣いもさることながら、
本書を読み終え、「ふたりの手元には沢山の、手書きの、封筒と便箋の山が、想い出として、残っているのだなあ…」と思うと、
私たちの過ごしている時間の早さに、あさはかさと軽さ、寂しさを感じました。
パソコンを立ち上げないと見られない、メールの数々より、
いかに手紙が意味を持ち、重いものかということを、
頭ではなく、ココロから実感させてくれました。
私も便箋と封筒を買いに走ったひとりです。
これを読んで、実際に大切な彼や両親に手紙を出したくなった方も多いのでは!?
非常に美しい言葉遣いです。
特に女性の、ちょっとおちゃめな、昔風に言えば「おきゃん」な部分が覗けます。真似したいけれど、簡単にはできないなあ。なんて思いつつ、声に出しながら読んでみたりしています。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.18
(5pt)

非常に美しい小説(および手紙)です!

大切なあの人に、想いを伝える手段。
手紙形式のやりとりだけで構成されている本書は、
メールでやりとりをする私に「ちょっと待った」を掛けてくれました。
日本女性の古風な言葉遣いもさることながら、
本書を読み終え、「ふたりの手元には沢山の、手書きの、封筒と便箋の山が、想い出として、残っているのだなあ…」と思うと、
私たちの過ごしている時間の早さに、あさはかさと軽さ、寂しさを感じました。
パソコンを立ち上げないと見られない、メールの数々より、
いかに手紙が意味を持ち、重いものかということを、
頭ではなく、ココロから実感させてくれました。
私も便箋と封筒を買いに走ったひとりです。
これを読んで、実際に大切な彼や両親に手紙を出したくなった方も多いのでは!?
非常に美しい言葉遣いです。
特に女性の、ちょっとおちゃめな、昔風に言えば「おきゃん」な部分が覗けます。真似したいけれど、簡単にはできないなあ。なんて思いつつ、声に出しながら読んでみたりしています。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024