錦繍

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錦繍の評価:

4.38/5点 レビュー 191件。 B ランク

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平均点4.38pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全377件 301〜320 16/19ページ
No.77
(5pt)

生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかもしれない

本書は、離婚したあと10年ぶりに再会した元夫婦が手紙をやりとりするという、往復書簡体の小説です。
 男は妻の父親の会社の後継者として仕事に励んでいましたが、ある日、旅館の一室で血だらけになって倒れているところを発見されました。同室にホステスのママが死んでおり、無理心中に巻き込まれたようです。
 このようなスキャンダルを起したからには、妻の父親の事業を継ぐわけにはいきません。ホステスのママとの浮気の経緯も言い訳せずに男は去り、女は父の勧めるままに再婚します。
 その2人が、偶然に旅先で再会し、女が手紙を送ったのをきっかけに2人の往復書簡がはじまります。一度は、「迷惑です」「これを最後にしたい思います」と、男が手紙のやりとりを拒もうとしましたが、女が近所の喫茶店の話を書いたことをきっかけに再開することになりました。
 2300枚のレコードを買い溜めたマスターが定年後にやっと開店した「モーツァルト」という喫茶店が近所にあり、女はここではじめてモーツァルトの音楽をじっくり聞く時間を持つようになりました。マスターに感想を聞かれ、「生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかもしれない」と女は感想を語り、マスターは考え込んでしまいました。
 この何気ない出来事を手紙に書いたことにより、小説は展開をはじめます。男は長年秘めていた事件の秘密を語る決心をしたのです。男が語る事件の核心、今いっしょに暮らしている女性との生活、女が語る障害を抱えた息子との現在。
 2人が語る内容は、いつの間にか宇宙の不思議なからくり、生命の不思議なからくりに包まれている思いにつながっていきます。最後の手紙で2人の胸中に去来するものは……。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.76
(5pt)

生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかもしれない

本書は、離婚したあと10年ぶりに再会した元夫婦が手紙をやりとりするという、往復書簡体の小説です。
 男は妻の父親の会社の後継者として仕事に励んでいましたが、ある日、旅館の一室で血だらけになって倒れているところを発見されました。同室にホステスのママが死んでおり、無理心中に巻き込まれたようです。
 このようなスキャンダルを起したからには、妻の父親の事業を継ぐわけにはいきません。ホステスのママとの浮気の経緯も言い訳せずに男は去り、女は父の勧めるままに再婚します。
 その2人が、偶然に旅先で再会し、女が手紙を送ったのをきっかけに2人の往復書簡がはじまります。一度は、「迷惑です」「これを最後にしたい思います」と、男が手紙のやりとりを拒もうとしましたが、女が近所の喫茶店の話を書いたことをきっかけに再開することになりました。
 2300枚のレコードを買い溜めたマスターが定年後にやっと開店した「モーツァルト」という喫茶店が近所にあり、女はここではじめてモーツァルトの音楽をじっくり聞く時間を持つようになりました。マスターに感想を聞かれ、「生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかもしれない」と女は感想を語り、マスターは考え込んでしまいました。
 この何気ない出来事を手紙に書いたことにより、小説は展開をはじめます。男は長年秘めていた事件の秘密を語る決心をしたのです。男が語る事件の核心、今いっしょに暮らしている女性との生活、女が語る障害を抱えた息子との現在。
 2人が語る内容は、いつの間にか宇宙の不思議なからくり、生命の不思議なからくりに包まれている思いにつながっていきます。最後の手紙で2人の胸中に去来するものは……。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.75
(5pt)

時間と空間

まずオープニングがすばらしい.二人の過去に起こった出来事がただならないことや,会ってなかった間の思いが伝わってくる.作者は相当のエネルギーをここに割いたであろう.
読者が見ていく情景は時間と空間を超え,二人の間に繰り広げられた過去が徐々に形作られていく.過去がだんだんにわかってくる展開はミステリー風味で強烈にひきつけられる.この時間と空間を飛ぶ感じは”市民ケーン”を思い出させた.
女は恨み・嫉妬から開放され,男は無気力から抜け出すきっかけをつかんでいく.マイナス感情にとらわれた過去から離別し,今を生きることに取り組んでいく姿が活き活きと,時に生々しく描かれている.
現在の生き方によって過去は変えられるんだよ,ということを教えてくれる傑作.
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.74
(5pt)

時間と空間

まずオープニングがすばらしい.二人の過去に起こった出来事がただならないことや,会ってなかった間の思いが伝わってくる.作者は相当のエネルギーをここに割いたであろう.
読者が見ていく情景は時間と空間を超え,二人の間に繰り広げられた過去が徐々に形作られていく.過去がだんだんにわかってくる展開はミステリー風味で強烈にひきつけられる.この時間と空間を飛ぶ感じは”市民ケーン”を思い出させた.
女は恨み・嫉妬から開放され,男は無気力から抜け出すきっかけをつかんでいく.マイナス感情にとらわれた過去から離別し,今を生きることに取り組んでいく姿が活き活きと,時に生々しく描かれている.
現在の生き方によって過去は変えられるんだよ,ということを教えてくれる傑作.
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.73
(4pt)

書簡のやり取り

この話はある二人の手紙のやり取りのみで構成されている。故にどこかドストエフスキーの「貧しきひとびと」を読みながら思い出した。
 手紙のやり取りを通じて二人に劇的な変化が訪れるとか、素晴しい幸福がもたらされるとか、そんな奇蹟は起こらない。容易に何かが好転するわけではない。それでも手紙の交換を行う二人は互いの過去を清算し、現在を見つめ、未来を描き出す。
 メールが飛び交う昨今、手紙なんて面倒で時間のかかるものは流行ってはいない。手紙でしか表現できない大切なもの...久しぶりにそれに触れた気がした。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.72
(4pt)

書簡のやり取り

この話はある二人の手紙のやり取りのみで構成されている。故にどこかドストエフスキーの「貧しきひとびと」を読みながら思い出した。
 手紙のやり取りを通じて二人に劇的な変化が訪れるとか、素晴しい幸福がもたらされるとか、そんな奇蹟は起こらない。容易に何かが好転するわけではない。それでも手紙の交換を行う二人は互いの過去を清算し、現在を見つめ、未来を描き出す。
 メールが飛び交う昨今、手紙なんて面倒で時間のかかるものは流行ってはいない。手紙でしか表現できない大切なもの...久しぶりにそれに触れた気がした。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.71
(5pt)

素晴らしいメロドラマ

20年前に読んで、その時はごく単純に恋愛小説として面白かった。でも主人公たちと同年代になったいま、改めて読み返して、恋愛小説の枠を越えて、実に含蓄のある小説と気がつき、感動した。そんなふうに時空を越えて、読み手に問いかけてくる小説だ……。
愛し合っていたのに、離婚せざるをえなかった若い夫婦が、その後10年ほどたってから偶然再会し、手紙のやりとりで別れてから現在に至るそれぞれの人生を語る。そして二人が離婚するキッカケになった「事件」の真相についても語られるという……いわばメロドラマであり、ミステリーであり、人生再生の物語。語られなかった過去を、見つめ直すことで、停滞している現在や未来への希望が出てくるという、含蓄のある小説だ。
もしいま生き詰まっていると感じる人がいたら、その理由はともかくこの小説をお薦めする。私たちは誰もがじぶんの過去にとらわれている。じぶんのことはじぶんにしかわからないと考えている。でも本当にそうなのか?・・・作者は主人公を通して私たちに語りかけてくる。
未来を考えたり、希望をもつには、まず過去をいままでとは違う視点で捉え直したほうがいいのだな、とこの小説は深いところから教えてくれる。
「じぶんの過去は変えられる」と教えてくれる。起きた出来事は変えられないけれど、それによる自分という人間のありかた・意識は実は変えられると教えてくれる。そしてじぶんを捉え直すには、誰か他者との出会いが大切なことも宮本輝は、さりげなく私たちに教えてくれる。素晴らしい小説だ。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.70
(5pt)

素晴らしいメロドラマ

20年前に読んで、その時はごく単純に恋愛小説として面白かった。でも主人公たちと同年代になったいま、改めて読み返して、恋愛小説の枠を越えて、実に含蓄のある小説と気がつき、感動した。そんなふうに時空を越えて、読み手に問いかけてくる小説だ……。
愛し合っていたのに、離婚せざるをえなかった若い夫婦が、その後10年ほどたってから偶然再会し、手紙のやりとりで別れてから現在に至るそれぞれの人生を語る。そして二人が離婚するキッカケになった「事件」の真相についても語られるという……いわばメロドラマであり、ミステリーであり、人生再生の物語。語られなかった過去を、見つめ直すことで、停滞している現在や未来への希望が出てくるという、含蓄のある小説だ。
もしいま生き詰まっていると感じる人がいたら、その理由はともかくこの小説をお薦めする。私たちは誰もがじぶんの過去にとらわれている。じぶんのことはじぶんにしかわからないと考えている。でも本当にそうなのか?・・・作者は主人公を通して私たちに語りかけてくる。
未来を考えたり、希望をもつには、まず過去をいままでとは違う視点で捉え直したほうがいいのだな、とこの小説は深いところから教えてくれる。
「じぶんの過去は変えられる」と教えてくれる。起きた出来事は変えられないけれど、それによる自分という人間のありかた・意識は実は変えられると教えてくれる。そしてじぶんを捉え直すには、誰か他者との出会いが大切なことも宮本輝は、さりげなく私たちに教えてくれる。素晴らしい小説だ。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.69
(5pt)

今までで最高の1冊です

まだ三十数年しか生きてきておりませんが、私が出会った中で最高の本です。
 何回も読みました。折り目をつけたり、マーカーで印を付けた小説は生まれて初めてです。なので、2冊所蔵しています。
 「なぜ?」「どうして?」「もっとあの時ああしてれば…」「今の不幸はあの時の、あのせいだ」誰しも一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
 自分の不幸を、離婚した夫のせいと八つ当たりなまでに理由付けてしまいたい主人公の気持ち、それでも最後には母として一人の人として、過去を昇華し、前向きに強く生きていこうとする力強さに涙がとまりませんでした。
 同じ女性として強くありたいと憧れます。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.68
(5pt)

今までで最高の1冊です

まだ三十数年しか生きてきておりませんが、私が出会った中で最高の本です。
 何回も読みました。折り目をつけたり、マーカーで印を付けた小説は生まれて初めてです。なので、2冊所蔵しています。
 「なぜ?」「どうして?」「もっとあの時ああしてれば…」「今の不幸はあの時の、あのせいだ」誰しも一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
 自分の不幸を、離婚した夫のせいと八つ当たりなまでに理由付けてしまいたい主人公の気持ち、それでも最後には母として一人の人として、過去を昇華し、前向きに強く生きていこうとする力強さに涙がとまりませんでした。
 同じ女性として強くありたいと憧れます。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.67
(5pt)

質のいいロマンチック

よみおわったあとに
太宰治の「斜陽」と同じ感動の種類だなとおもいました。
なんていうか、幸せな前向きな余韻が残って広がる感覚。
書簡形式という形式が私の中で結構好きな小説形式ではあるので
それも奏功して。
若干背景が古いかんじも読んでいてしますがいや、これは名作です。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.66
(5pt)

質のいいロマンチック

よみおわったあとに
太宰治の「斜陽」と同じ感動の種類だなとおもいました。
なんていうか、幸せな前向きな余韻が残って広がる感覚。
書簡形式という形式が私の中で結構好きな小説形式ではあるので
それも奏功して。
若干背景が古いかんじも読んでいてしますがいや、これは名作です。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.65
(5pt)

愛することと別れること、生きていることと死んでいること

二十歳のときに初めてこの小説を読み、愛し合っていても別れなければならない運命があることを知った。当初、本を読んで泣くことなどめったになかった自分が泣いてしまった本である。同じような感動を求めて、宮本輝の代表作といえる他の作品をいくつか読んでみたが、この「錦繍」ほど、素晴らしい感動には出会えなかった。
十四年後に読み返したときは、二十歳のときよりも更に涙が止まらなかった。このときは「生きていることと死んでいることは同じことかも知れない」というフレーズに惹きつけられた。
今では、自分は主人公と同程度の年齢に達している。二十歳のときよりは「死」というものが少しずつ確実に近づいている。しかし、まだ実感はない。もし十年後に読んだら、また違う感慨に更けるのであろうか。
「愛すること」と「別れること」、「生きること」と「死ぬこと」という永遠なる重厚なテーマに、男女の書簡のやり取りという斬新な形式で、人生の悲哀を美しく描いた、宮本輝の最高傑作。私にとっては、人生のうちで何度も読み返す価値のある、美しく深みのある物語である。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.64
(5pt)

愛することと別れること、生きていることと死んでいること

二十歳のときに初めてこの小説を読み、愛し合っていても別れなければならない運命があることを知った。当初、本を読んで泣くことなどめったになかった自分が泣いてしまった本である。同じような感動を求めて、宮本輝の代表作といえる他の作品をいくつか読んでみたが、この「錦繍」ほど、素晴らしい感動には出会えなかった。
十四年後に読み返したときは、二十歳のときよりも更に涙が止まらなかった。このときは「生きていることと死んでいることは同じことかも知れない」というフレーズに惹きつけられた。
今では、自分は主人公と同程度の年齢に達している。二十歳のときよりは「死」というものが少しずつ確実に近づいている。しかし、まだ実感はない。もし十年後に読んだら、また違う感慨に更けるのであろうか。
「愛すること」と「別れること」、「生きること」と「死ぬこと」という永遠なる重厚なテーマに、男女の書簡のやり取りという斬新な形式で、人生の悲哀を美しく描いた、宮本輝の最高傑作。私にとっては、人生のうちで何度も読み返す価値のある、美しく深みのある物語である。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.63
(4pt)

大人向けのラブストーリー

ずっと昔の話だが、「この愛に生きて」というドラマがあって、入院している鈴木保奈美の枕元で岸谷吾郎が手にしていた本がこれだった。
「生きていることと死んでいることは同じこと」。
なんてさびしい台詞だろう、と私は思った。いや、もしかしたらこれはさびしいということではないのだろうか。誰か教えてほしい。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.62
(4pt)

大人向けのラブストーリー

ずっと昔の話だが、「この愛に生きて」というドラマがあって、入院している鈴木保奈美の枕元で岸谷吾郎が手にしていた本がこれだった。
「生きていることと死んでいることは同じこと」。
なんてさびしい台詞だろう、と私は思った。いや、もしかしたらこれはさびしいということではないのだろうか。誰か教えてほしい。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.61
(5pt)

涙が止まらない。

宮本輝氏の美しい文体で綴られる、別れた夫妻の往復書簡。
主人公・亜紀の内なる声に、涙が止まらなかった。
あまりにも悲しい彼女のさだめに心が苦しくなってしまう一方で、突きつけられた現実から逃れることをせず、ただ精一杯今を生き抜こうとする二人がそこにはいて、私は勇気付けられた。
有馬の恋人・玲子が書簡を読み、「うち、あんたの奥さんやった人を好きや」と泣いた瞬間、私はさらに嗚咽していた。
人を愛すること、許すこと、そんなことをしみじみ考えさせられた本です。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.60
(5pt)

涙が止まらない。

宮本輝氏の美しい文体で綴られる、別れた夫妻の往復書簡。
主人公・亜紀の内なる声に、涙が止まらなかった。
あまりにも悲しい彼女のさだめに心が苦しくなってしまう一方で、突きつけられた現実から逃れることをせず、ただ精一杯今を生き抜こうとする二人がそこにはいて、私は勇気付けられた。
有馬の恋人・玲子が書簡を読み、「うち、あんたの奥さんやった人を好きや」と泣いた瞬間、私はさらに嗚咽していた。
人を愛すること、許すこと、そんなことをしみじみ考えさせられた本です。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024
No.59
(2pt)

だらだらとした作品であることは否めない。

まさに現代日本文学が直面している、ある種の薄さとでもいいましょうか…そういうものが凝縮された感があります。手紙文学と言う形式で恋愛を描いているのですが、かつての日本文学が持っていた力強さはない。今はこういうものが流行ってしまって、日本文学の衰退を目の当たりにして無念です。
錦繍 Amazon書評・レビュー: 錦繍より
410332502X
No.58
(2pt)

だらだらとした作品であることは否めない。

まさに現代日本文学が直面している、ある種の薄さとでもいいましょうか…そういうものが凝縮された感があります。手紙文学と言う形式で恋愛を描いているのですが、かつての日本文学が持っていた力強さはない。今はこういうものが流行ってしまって、日本文学の衰退を目の当たりにして無念です。
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)より
4101307024