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国禁
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国禁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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おもしろい!! | ||||
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チャンバラシーンは迫力あるし、サスペンス風でページをめくる手が止まらないが、主人公の顔があま り見えない。主人公を張るだけのオーラが感じられない。けっこう衛悟の登場回数も多く、彼の方が主人 公か?と感じることもある。 奥右筆・立花併右衛門の登場シーンを増やすか、人物像にもっと華を添えるかなど描き方にもう一工夫 して欲しい。そうすれば主人公に共感あるいは愛着がわくと思う。 | ||||
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前作を受けて、再び幕府内の政争がメインとなる。 今回はその将軍家を巡る政争に国禁である密貿易が絡み、津軽藩・薩摩藩も絡んでくる。 裏で糸をひく治済の陰謀ますますエスカレートしていくが、防人&きぬ、そして津軽・薩摩の陰謀に対するのが、松平定信&御庭番という構図で、このさなかで併右衛門&衛悟が翻弄されるというのが前作からのパターンでこれがより一層明確になっている。 誰が善人、悪人という紋切型の人物像系でないところ、そして様々な史実を織り込みながらうまく虚構の世界を作り上げているのがこの作品の最大の魅力だろう。 | ||||
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最近 時代小説に嵌まっている私読みやすく解りやすくとても良かったです。 | ||||
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秘密を知った祐筆が 刺客にねらわれるが、となりに 住む剣術の修行中の若者に助けてもらう。 12巻も続くのだから、主人公の奥祐筆が死ぬわけない、 と思って読むと、ちょっと興醒めであるが、後半から、 また面白くなった。 文庫本には、第何巻の表示がないので、いったい 何巻まであるのかがわからないのが難点である。 | ||||
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奥右筆秘帳シリーズの第2弾。 将軍家斉の父、一橋治済が暗躍し始めます。薩摩の密貿易にも関係し、今度は津軽にもその影響を及ぼそうとします。 このシリーズは将軍とその周辺を取り巻く権力争いのドロドロと、それを支える忍者の活躍が魅力です。今回は、瑞紀にも危機が迫ります。衛吾と瑞紀の恋模様、衛吾の養子口の話も、このシリーズに興を添えてくれています。 | ||||
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上田秀人は頭がよいのだろう。二重三重の仕掛けをこしらえて、最後まで飽きさせない。ドロドロした権力者の世界の中で、美しくも純粋なのは、幼馴染の衛悟と瑞紀の関係である。この二人が配置されていることで読み手は救われる。しかし、佐伯泰英もこの上田秀人も、セリフの書き方がへたくそだ。助け出された瑞紀が衛悟に負われて帰るシーンだが、ある意味小説のクライマックスであるが、二人の万感の思いが描き切れない。瑞紀に下賤の者という言葉を吐かせるのもいただけない。男と女を描けずして小説といえるのか、という疑問が浮かんだ。もっと藤沢周平に学ぶ点があるようだ。 | ||||
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抜け荷を行っていたのは薩摩藩だけではないと知るところから本書の面白みが広がる。琉球(沖縄)にまで出張る主人公たちは、そこで沖縄の分裂に出会う。今に通じる沖縄事情の一つの切り口がここにある。登場人物が男女ともに魅力的だ。池波正太郎が現代に復活した(著者のことです)! | ||||
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講談社文庫書き下ろしでの2冊目です。楽しみにしていました。 内閣府のような場所で働く奥右筆組頭の立花併右衛門。併右衛門の娘瑞紀と幼馴染の隣家の部屋住み次男坊の柊衛悟。併右衛門の職務上知りえた事柄から、権力の争いに巻き込まれていくのは前作を同様です。 今回は抜荷をテーマに掲げ、薩摩藩・津軽藩、そして老中からも狙われる。そして娘・瑞紀までもが拘引され、併右衛門、衛悟ともどもに降りかかった火の粉を振り払っていく。 熟練した官僚である併右衛門の処世術、剣術家としてまだまだ未熟な衛悟の成長振り。権力維持のための権謀術数と政治の闇の部分が描かれています。今回は最後に方に出てきましたが公家の密偵覚'の動向具合も気になりますね。次回も期待いたします。 | ||||
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