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影の兄弟
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影の兄弟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ソ連のユダヤ人女性トーニャは、スターリン晩年の反ユダヤ主義のあおりを受け、2人の幼い息子を残して粛清される。最初の夫との息子アレックスは、アメリカに住む伯母に引き取られる。2番目の夫との息子ジミトリーは、ソ連の実父のもとに残されるが、まもなく実父も粛清されて孤児となる。かくして東西陣営に引き裂かれた2人の兄弟は、やがて敵味方として熾烈なスパイ戦を戦う事に…。 スターリン晩年の1953年から、ソ連崩壊の1991年までの約40年間を舞台に、数奇な運命にもてあそばれる異父兄弟の半生を描いた、いわば大河スパイ小説。上巻は、冷戦の推移を概観する”歴史の教科書”として、非常にわかりやすく、興味深かった。特に、スターリンの粛清の理不尽な残酷さと、KGBの詳細な解説は読み応えがあった。反面、ドラマの方はやや付け足りの感があった。 下巻に入ると、兄弟の人生が交わり始め、ドラマとしてもおもしろくなってきた…と思ったら、ほんの一瞬だけ。三角関係のあげく、私怨むき出しの泥仕合になってしまう。勝手にやれば、としらけてしまった。国が違ってしまった2人が、プロとして職務をまっとうしようとして対決する…という方が、兄弟が戦わねばならぬ悲劇が伝わって、ずっとおもしろかったと思う。 | ||||
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