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15歳のテロリスト
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15歳のテロリストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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正しさとは何かを考えさせられるストーリー。 被害者は苦しんでいるのに救われない。そんな世の中の人々に今一度考えて欲しいという気持ちが芽生えてくる作品でした。 加害者が悪いのは当然として、その家族も悪だと、同類の存在だと決めつけることに疑問を持ち、自分達のやっていることは正義なのか、それとも正義の皮を被った悪なのか、それらを考え直すメッセージがあるのではと感じました。 | ||||
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題名は少しバイオレンスですが、少年法に真摯に向き合っているいい小説だと思います | ||||
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初めてこの作者の方の本を読みましたが スラスラ読めて読後感も良かったです。 社会問題も触れているので、読後は考えさせられました。また別の作品も読みます! | ||||
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社会問題を取り込みつつの、どんでん返しの効いたラストが面白かった。 | ||||
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この作品は特定の物に対して複数の立場で記録した物のように感じ取りました。 その中の一つの立場である、大衆という立場、まぁ、大衆って言ってもいろいろあると思うのですが、主にその事件や出来事に対して正義感を持って意見や行動を行う人だと定義します。 私はその大衆に属していると思います。実際、読者の大半はこの大衆に属してると私は考えています。そして、この作品を見た後の読者は大衆という立場から、一転、様々な出来事に対して大衆だけの立場で物事を判断できなくなると思います。 私は感情がぐちゃぐちゃにされて恥が多い人生を送ってきた事を懺悔しました。はい | ||||
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めちゃめちゃ面白かったです。 | ||||
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娘に頼まれて2冊購入しました。一緒にフライパンを購入したらフライパンと一緒に詰められてました。すぐに傷が付くので仕方ないですが新品の文庫は別で発送してほしかったです。 | ||||
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タイトルに惹かれて購入。初作家で、ラノベ小説も初めて読みました。1ページ辺りの文字数が少ないせいか「少年犯罪」というそこそこ重めのテーマの内容に関わらず、そこそこ軽い気持ちで読めました。思春期らしさが見えた所とスノードロップの伝承のくだりが好きです。 | ||||
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「ただ、それだけでよかったんです」を以前読ませていただいて、あの時感じた感覚が忘れられなくてタイトルにも惹かれ本作を買いました。 この作者さんは誰でも読みやすい作風です。 私は読み終わったあとの程よい満足感が好きです。 内容などについては他のレビューでたくさん書かれているので省きますが、 一晩で読める頁数ですので「タイトルがなんとなく良さげ」なんていう曖昧さで買って読んでみるのも良いんじゃないでしょうか。 | ||||
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展開がすごい。とにかくすごい。 | ||||
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止まることなくサクサク読むことができた。苛立ちを覚えるシーンもあったが、読後感は尾を引くものではなかった。 芯のある女性アズサには魅入られた。彼女がいたからこそ、15歳の少年は日本中を震撼させるような行動ができた。 | ||||
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息子の担任の先生の推薦で買いました。 一気に読んで、とても良かったと言ってました。 | ||||
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おもろかった | ||||
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前半は点が描かれ、後半にかけてそれらが線として繋がる。2時間ほどで読み終えることができ、とても面白かった。 | ||||
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買うべき!普通に面白い 本好きの人なら絶対読んだ方がいーよ! | ||||
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面白かった | ||||
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面白かったと思います。 200ページ程なのですぐに読みやすく、 2週目を読んでいるところです。 表紙に惹かれたのと、自分が 「もしこの家を爆破させたらどうなるか」 という考えをする時があり、テロリストというのに惹かれました。 そして自分も灰谷アズサ(登場人物)と同い年でした。 少年少女が命をかけてでも何かに挑むというのは素晴らしいなと思いました。 | ||||
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「ただ、それだけでよかったんです」の作者がメディアワークス文庫から出すと聞き、急ぎ購入しました。 「ただそれ」のような先の見え無さやカタルシスはありませんでしたが、少年法についての取材量がすさまじく、物語にぐいぐい引き込まれました。終始、やるせなさが募る鬱屈した展開ですが、それでもページをめくらせる筆力は圧巻の一言です。 ライト文芸でこういった仄暗い作品は稀少なので、作者にはコンスタントに新作を出してほしいですね。 | ||||
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デビュー作の『ただそれ』以来、作者の松村先生のファンなのでこの作品も買いました。 内容は、15歳の少年が動画サイトに『新宿駅を爆破する』というテロの予告をアップロードしたあと、実際にJR新宿駅の線路内でスーツケースが爆発するという事件が発生し、その少年に見覚えのあった週刊誌の記者が事件を追うというもの。 主人公の高校生の少年・渡辺篤人と、探偵役の記者・安藤のパートが交互に展開されながら物語は進みます。物語が始まってすぐわかるのは、15歳の渡辺が少年犯罪の被害者遺族であり、また安藤も別事件の被害者遺族であるという事実。 少年法の矛盾や弱点を巡ってストーリーは加速し、やがて主人公の渡辺篤人、記者の安藤、ヒロインの中学三年生の少女・アズサ、かつて殺人を犯した少年・灰谷ユズルの人生が一点に重なる・・・。 あらすじを説明すると以上のようなプロットになりますが、地の文の簡潔な文章はとても読みやすいのでまさしく『ライト』な小説になっています。少年犯罪というテーマから生まれそうな重苦しさはあまりありません。さらっと読めると思います。 自分は買ってすぐ、一晩で読み終えました。 個人的な感想を述べるなら、良かった点は、再び松村先生の作風がデビュー作の時のような深刻な様相を帯びていること。 デビュー作『ただ、それだけでよかったんです』は、中学のクラス内ヒエラルキーを原因に自殺者まででるイジメが発生し、その犯人とされる主人公の視点で物語が語られるというライトノベルらしからぬ本格的なノワール小説だったのですが、 2作目からはイヤミス、学園ミステリーと作風が変化して行ったので、ただそれでファンになった自分としては原点回帰のようで嬉しかったです。 反対に、もやもやした点をあげてよいのなら、個人的には松村先生は、ラノベ/キャラミスよりもやはり、重厚な文体や雰囲気を許容してくれる一般文芸の方がフィットしているのではないかと思いました。 また、ネタバレになるのですが、ミステリーとしては真犯人に意外性がないので帯の〈慟哭のミステリー〉よりも〈慟哭のサスペンス〉という方がしっくりくるのではないかとも思いました。 (もし真犯人が冒頭で安藤がインタビューしていた脇役の長谷川という初老らしき被害者遺族の男性なら、もうちょっとミステリー的なオチだったかも) それと自分としては(メディアワークス文庫では難しいかもしれませんが)、この小説のような登場人物の犯罪までの心理を扱ったノワールなら、半ば恋人同士の主人公とヒロインの自然な関係としてのセックスがあった方が、両者の年齢の持つリアリティがあるようにも感じました。 (15歳の少年少女に良い意味での刹那さや青臭さがあまり感じられなかったので・・・) もっとも、ここは良い悪いというより好みの問題ですね。 デビュー作はどちらかというと純文学に接近したノワール小説、2作目はイヤミス、3、4作目で学園ミステリー、5作目の本作でまたノワールに回帰したので次作がどうなるのか楽しみです。 できれば分厚い作品で、内容的にも文体的にもヘヴィでドラマティックな作品を書いてほしいです。 他の読者の皆さんはどうでしょう? あと、この小説が気に入った人で一般文芸もOKなら、人気作家・中村文則さんの初期の作品もフィットすると思います。 同じ少年犯罪を扱った作品に『悪意の手記』『何もかも憂鬱な夜に』、愛する少女のために父親を殺した元少年とテロリズムを描いた『悪と仮面のルール』などがあるので、興味のある方はこちらも読んでみてください。 松村先生も中村文則さんも、ハマる人はハマるタイプの稀有な作家さんだと私は思いますよ。 | ||||
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社会問題を取り扱うライト文芸として、大変素晴らしい作品だと思います。 ひとつの事件をきっかけに芋づる式に起こる負の連鎖と、ネットが普及した時代だからこそ考えさせられる「声」の本質、加害者家族の感情などがしっかりと描かれています。 主人公が『テロ』を起こした理由にも、深く納得しました。ひねりがきいていて、とてもよかったです。 ただ、分かりやすいエンタメ要素を期待して購入した場合は、少々肩透かしに感じるかも知れません。 「ひきこもりの弟だった」など、メディアワークス文庫は時々こうした社会派小説を刊行するので、侮れないなと思います。 数ある癒やされ系のほのぼの話も嫌いではありませんが、若年層が触れるレーベルだからこそ、こうした作品を定期的に刊行し続けていってほしいと願ってやみません。 少年法について今一度考えるきっかけを与えてくれる、シンプルながらも上質な物語でした。 | ||||
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