(短編集)

日曜日たち

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評判

日曜日たちの評価:

3.87/5点 レビュー 38件。 B ランク

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平均点3.87pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全54件 21〜40 2/3ページ
No.34
(4pt)

おもしろいです。が…

一つ一つの短篇が非常に優れているので、無理に連作にしなくてもよかったのでは…と思ってしまいました。
日曜日たち Amazon書評・レビュー: 日曜日たちより
4062120046
No.33
(4pt)

おもしろいです。が…

一つ一つの短篇が非常に優れているので、無理に連作にしなくてもよかったのでは…と思ってしまいました。
日曜日たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 日曜日たち (講談社文庫)より
4062753596
No.32
(4pt)

素敵な一冊だと思った。

狭い了見なのだけれど、「寂しくない奴は本なんか読まないんだ。」と思っている。
 そんな読者には、吉田修一は時々心に沁みる。
 作り過ぎているところがある。パーツとエピソードがきっちり収まり過ぎているところがある。そんな欠点がとても惜しい。やり過ぎなきゃいいのに、と思ったりもする。
 登場人物たちは、社会の底辺部に近い場所にいる。だらしがなくて、どうしようもない。でも、結構賢かったりする。その辺も少しだけ嘘臭い。だらしが無い奴は、嘘つきで卑怯で、どこまでも取るところが無い。その方が圧倒的に多いはずなのに、ここにいる連中は、みんなだらしないはずなのに、たくましく、どこか誠実で、頭がいい。嘘だよ、と思ったりする。
 でも、社会の安定と王道と主流にいなくて、すっかりだらしなくても、誠実な人も、賢い人も、素敵な人もいる。素敵な人・・・・うん、吉田修一は、弱いけれど素敵な人、弱かったはずなのに、何だかその人の一部を信じて身を寄せたくなるような、そんな人を描いてくれる。そこが魅力なのかな。

 縦軸と横軸。連作短編にそんな趣向を凝らすというのは、発想はしやすい。でも、実際に行われたものはほとんど無い。でも、この短編集は、それをやってくれた。無茶苦茶響いてくるってものでもない。正直、思い付きだけで、物語に取ってつけたような、単純な物語にそんな安直な手法で色を付けたような、そんな感じすらしながら読み進む。
 でも、最終話「日曜日たち」は、僕には圧巻だった。主すじの物語も見事に書けていたし、各話を横に結ぶ横糸も、ここで見事に結ばれた。金も持たず都会をさまよう幼い兄弟がこの数日間、何を食べていたのかと尋ねられて答える場面がある。彼らは、「(兄が万引きした)パンと、たこ焼きと、すし。」と答える。変な取り合わせだ。聞いた瞬間、あり得ないとすら思う。でも、そこには真実がある。真実しかない。真実は、「飢えた兄弟は盗んだパンしか食えない」という答えしか与えないわけじゃない。でも、みんな、そんな答えがあることを思わない。
 登場人物たちは、みんなしぶとい。すごく悲しいくせに、しぶとい。それに心打たれるのだろうな。「嫌なことばっかりでもなかったと思う。」というつぶやきは見事だ。青空を見ながら堂々と言うのではなく、寂しさの塊の中に包まれつつ、でも、正直にそうつぶやける。それでいいのだなと、思わせられる。読み終わって、素敵な一冊だと思った。いい作家だと思う。
日曜日たち Amazon書評・レビュー: 日曜日たちより
4062120046
No.31
(4pt)

素敵な一冊だと思った。

狭い了見なのだけれど、「寂しくない奴は本なんか読まないんだ。」と思っている。
 そんな読者には、吉田修一は時々心に沁みる。
 作り過ぎているところがある。パーツとエピソードがきっちり収まり過ぎているところがある。そんな欠点がとても惜しい。やり過ぎなきゃいいのに、と思ったりもする。
 登場人物たちは、社会の底辺部に近い場所にいる。だらしがなくて、どうしようもない。でも、結構賢かったりする。その辺も少しだけ嘘臭い。だらしが無い奴は、嘘つきで卑怯で、どこまでも取るところが無い。その方が圧倒的に多いはずなのに、ここにいる連中は、みんなだらしないはずなのに、たくましく、どこか誠実で、頭がいい。嘘だよ、と思ったりする。
 でも、社会の安定と王道と主流にいなくて、すっかりだらしなくても、誠実な人も、賢い人も、素敵な人もいる。素敵な人・・・・うん、吉田修一は、弱いけれど素敵な人、弱かったはずなのに、何だかその人の一部を信じて身を寄せたくなるような、そんな人を描いてくれる。そこが魅力なのかな。

 縦軸と横軸。連作短編にそんな趣向を凝らすというのは、発想はしやすい。でも、実際に行われたものはほとんど無い。でも、この短編集は、それをやってくれた。無茶苦茶響いてくるってものでもない。正直、思い付きだけで、物語に取ってつけたような、単純な物語にそんな安直な手法で色を付けたような、そんな感じすらしながら読み進む。
 でも、最終話「日曜日たち」は、僕には圧巻だった。主すじの物語も見事に書けていたし、各話を横に結ぶ横糸も、ここで見事に結ばれた。金も持たず都会をさまよう幼い兄弟がこの数日間、何を食べていたのかと尋ねられて答える場面がある。彼らは、「(兄が万引きした)パンと、たこ焼きと、すし。」と答える。変な取り合わせだ。聞いた瞬間、あり得ないとすら思う。でも、そこには真実がある。真実しかない。真実は、「飢えた兄弟は盗んだパンしか食えない」という答えしか与えないわけじゃない。でも、みんな、そんな答えがあることを思わない。
 登場人物たちは、みんなしぶとい。すごく悲しいくせに、しぶとい。それに心打たれるのだろうな。「嫌なことばっかりでもなかったと思う。」というつぶやきは見事だ。青空を見ながら堂々と言うのではなく、寂しさの塊の中に包まれつつ、でも、正直にそうつぶやける。それでいいのだなと、思わせられる。読み終わって、素敵な一冊だと思った。いい作家だと思う。
日曜日たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 日曜日たち (講談社文庫)より
4062753596
No.30
(4pt)

生きているってのは、それだけで憂鬱だ

5人のまったく関係のない人たちのもとに訪れた幼い兄弟

関係のない人たち同士の、ほんの少しの関係

けだるくぼんやりとした日曜日の夕方

明日からの平日・日常に押しつぶされそうな憂鬱

生きていく、生きているってのは、それだけで憂鬱だって気分になりました

最後の1篇だけは何か救いというか、希望というか

大変にすばらしい作品と思います

でも精神状態によっては疲れると思います
日曜日たち Amazon書評・レビュー: 日曜日たちより
4062120046
No.29
(4pt)

生きているってのは、それだけで憂鬱だ

5人のまったく関係のない人たちのもとに訪れた幼い兄弟

関係のない人たち同士の、ほんの少しの関係

けだるくぼんやりとした日曜日の夕方

明日からの平日・日常に押しつぶされそうな憂鬱

生きていく、生きているってのは、それだけで憂鬱だって気分になりました

最後の1篇だけは何か救いというか、希望というか

大変にすばらしい作品と思います

でも精神状態によっては疲れると思います
日曜日たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 日曜日たち (講談社文庫)より
4062753596
No.28
(4pt)

寿司とたこ焼き

最初の2編を読んだときは〆切に間に合わせるために書いた小説みたいだと思いましたが、読み終わる頃にはきっちり帳尻を合わせてくれていました。別々の短編が小学生の兄弟でつながっているという手法が気に入りました。ちょっと癖のある男女の話に、女医と看護師、早稲田大学、派遣社員など今の日本人が共通して持っている微妙な価値観が絡まされて書かれています。
日曜日たち Amazon書評・レビュー: 日曜日たちより
4062120046
No.27
(4pt)

寿司とたこ焼き

最初の2編を読んだときは〆切に間に合わせるために書いた小説みたいだと思いましたが、読み終わる頃にはきっちり帳尻を合わせてくれていました。別々の短編が小学生の兄弟でつながっているという手法が気に入りました。ちょっと癖のある男女の話に、女医と看護師、早稲田大学、派遣社員など今の日本人が共通して持っている微妙な価値観が絡まされて書かれています。
日曜日たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 日曜日たち (講談社文庫)より
4062753596
No.26
(4pt)

生きていくことに疲れた時に

言葉には表せない漠然とした不満。

何かをしようと思っても“かったるくて”何もしないこと。

今の生活を変えようと思っても、かえって悪くなること。

誰もが味わう日常を描いている。

何気ない言動が時に人を傷つけ、人を救う。

当たり前だが普段忘れがちなことが詰まった作品。
日曜日たち Amazon書評・レビュー: 日曜日たちより
4062120046
No.25
(4pt)

生きていくことに疲れた時に

言葉には表せない漠然とした不満。

何かをしようと思っても“かったるくて”何もしないこと。

今の生活を変えようと思っても、かえって悪くなること。

誰もが味わう日常を描いている。

何気ない言動が時に人を傷つけ、人を救う。

当たり前だが普段忘れがちなことが詰まった作品。
日曜日たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 日曜日たち (講談社文庫)より
4062753596
No.24
(4pt)

面白かった!

随所に出てくる兄弟とか、少しひねってるところもあって

面白かった!

全体的に気だるい雰囲気で、

だから吉田さんの作品好きです。
日曜日たち Amazon書評・レビュー: 日曜日たちより
4062120046
No.23
(4pt)

面白かった!

随所に出てくる兄弟とか、少しひねってるところもあって

面白かった!

全体的に気だるい雰囲気で、

だから吉田さんの作品好きです。
日曜日たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 日曜日たち (講談社文庫)より
4062753596
No.22
(4pt)

日常

どこにでも誰にでもあったような日常が五人分それぞれに書かれている。劇的なことが起こることのほうが珍しいし、頑張ったと自分に言える日のことのほうが少ない。 
だけど、そんな日を過ごしてきてても成長してるってこともあるんだ、と読み終えて思える本ですよ。
日曜日たち Amazon書評・レビュー: 日曜日たちより
4062120046
No.21
(4pt)

日常

どこにでも誰にでもあったような日常が五人分それぞれに書かれている。劇的なことが起こることのほうが珍しいし、頑張ったと自分に言える日のことのほうが少ない。 
だけど、そんな日を過ごしてきてても成長してるってこともあるんだ、と読み終えて思える本ですよ。
日曜日たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 日曜日たち (講談社文庫)より
4062753596
No.20
(4pt)

出来の良いメロドラマ

世の中の繋がり、というのは本書のようなものなのであろう。個々の繋がりは希薄であるが、何かが仲介となり、その何かとみんな繋がっていくようなものである。その何かは誰も気が付くことはない。現在でいえばblogが当てはまるのかもしれない。みんな通りですれ違ってもわからないが、そのすれ違った人のblogを昨日読んでいるのかも知れないのです。現代社会の一部分を切り取った作品であることは間違いはない。しかしながら甘いメロドラマすぎやしませんか。完成度は高いのにこの流れに少しの苦味があればもっとラストも際立つと思うのだが。
日曜日たち Amazon書評・レビュー: 日曜日たちより
4062120046
No.19
(4pt)

出来の良いメロドラマ

世の中の繋がり、というのは本書のようなものなのであろう。個々の繋がりは希薄であるが、何かが仲介となり、その何かとみんな繋がっていくようなものである。その何かは誰も気が付くことはない。現在でいえばblogが当てはまるのかもしれない。みんな通りですれ違ってもわからないが、そのすれ違った人のblogを昨日読んでいるのかも知れないのです。現代社会の一部分を切り取った作品であることは間違いはない。しかしながら甘いメロドラマすぎやしませんか。完成度は高いのにこの流れに少しの苦味があればもっとラストも際立つと思うのだが。
日曜日たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 日曜日たち (講談社文庫)より
4062753596
No.18
(5pt)

心理描写が秀逸の連作短篇集

東京で暮らす若者のある日曜日に起こった出来事を描いた5篇を収録した短編集。

それぞれの登場人物は互いにまったくの接点を持たないのだが、ただある一つの共通した逸話を持っている。

それは数年前、わけありそうな幼い兄弟に出会った逸話である。

実はこれがこの作品のキモで、読み通したときに5篇のほかにもうひとつの物語が浮びあがってくるような錯角を起こす。

それは、見つめ合う2人の横顔の絵の中に壷が見えてくるという『ルビンの壷』のようで、巧妙な構成のなせる業である。

登場人物たちの気持ちが丁寧に描かれたどの作品も好感を抱かせるのだが、互いに拭い去れない喪失感を抱える父と息子が心を通わせる『日曜日の新郎たち』がとくに感慨深かった。
日曜日たち Amazon書評・レビュー: 日曜日たちより
4062120046
No.17
(5pt)

心理描写が秀逸の連作短篇集

東京で暮らす若者のある日曜日に起こった出来事を描いた5篇を収録した短編集。

それぞれの登場人物は互いにまったくの接点を持たないのだが、ただある一つの共通した逸話を持っている。

それは数年前、わけありそうな幼い兄弟に出会った逸話である。

実はこれがこの作品のキモで、読み通したときに5篇のほかにもうひとつの物語が浮びあがってくるような錯角を起こす。

それは、見つめ合う2人の横顔の絵の中に壷が見えてくるという『ルビンの壷』のようで、巧妙な構成のなせる業である。

登場人物たちの気持ちが丁寧に描かれたどの作品も好感を抱かせるのだが、互いに拭い去れない喪失感を抱える父と息子が心を通わせる『日曜日の新郎たち』がとくに感慨深かった。
日曜日たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 日曜日たち (講談社文庫)より
4062753596
No.16
(4pt)

日曜で起こること。

自殺者が一番多い月曜の前日である日曜日。。。社会の動きが再開する日曜日。。《忙しくて、そうでない人もいるが》日曜に視点を置くこと自体、不思議でなりません。一体どんな意味があるのか??しかし吉田さんは「たち」と一言付け加え、一気に複数の「日曜」を手がけました。。でも何かと共通点がありそれが「子供」でした。なんだか、切ないような感じになりました。最後の最後には良いようになったのですが。。幅広い物を書きますね。吉田さんは。でもそれがとても良いんですけどね!!
日曜日たち Amazon書評・レビュー: 日曜日たちより
4062120046
No.15
(4pt)

日曜で起こること。

自殺者が一番多い月曜の前日である日曜日。。。社会の動きが再開する日曜日。。《忙しくて、そうでない人もいるが》日曜に視点を置くこと自体、不思議でなりません。一体どんな意味があるのか??しかし吉田さんは「たち」と一言付け加え、一気に複数の「日曜」を手がけました。。でも何かと共通点がありそれが「子供」でした。なんだか、切ないような感じになりました。最後の最後には良いようになったのですが。。幅広い物を書きますね。吉田さんは。でもそれがとても良いんですけどね!!
日曜日たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 日曜日たち (講談社文庫)より
4062753596