(短編集)

熱帯魚

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評判

熱帯魚の評価:

4.07/5点 レビュー 27件。 B ランク

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平均点4.07pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全38件 21〜38 2/2ページ
No.18
(5pt)

猛暑の暑さと汗臭さが伝わってくる

最近読みました。吉田さんの作品の中でこの作品が一番描写がよく出来ているのかと思います。もちろん他の作品だってとてもうまく書かれていますよ。買うまで知らなかったのですが、三つの話が入っています。
自分はやはり、熱帯魚が一番印象に残りました。
あの現場の男気臭さと汗臭さがすごく伝わってきましたし、光男君がカナリ気に入ってしまいました。毎度の事ですが、吉田さんファンならぜひとも購入を。好みに合わないような方は、短編なのでぜひ吉田修一ワールドに浸ってみてください。
熱帯魚 Amazon書評・レビュー: 熱帯魚より
4163198407
No.17
(5pt)

猛暑の暑さと汗臭さが伝わってくる

最近読みました。吉田さんの作品の中でこの作品が一番描写がよく出来ているのかと思います。もちろん他の作品だってとてもうまく書かれていますよ。買うまで知らなかったのですが、三つの話が入っています。
自分はやはり、熱帯魚が一番印象に残りました。
あの現場の男気臭さと汗臭さがすごく伝わってきましたし、光男君がカナリ気に入ってしまいました。毎度の事ですが、吉田さんファンならぜひとも購入を。好みに合わないような方は、短編なのでぜひ吉田修一ワールドに浸ってみてください。
熱帯魚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 熱帯魚 (文春文庫)より
4167665026
No.16
(5pt)

純文学作家としての「吉田修一」

それぞれのキャラクターが、優しいのか、無関心なのか、残酷なのか、さっぱり統一されていない。でも、人間ってこうだよなあ、と思ってしまう。優しい人、とか残酷な人、とか割り切られたってなあ、と思う。しかし作家とすればそういう人格整理は必要なはずなのだ。それが過ぎれは作為と感じられる。
 ここに登場する人物のあっけらかんとした現代性とは、執着のなさである。目的とか熱意とかが継続しないのだ。古いタイプの人間のように、金をためたい、とか有名になりたい、とかいうわかりやすい目標がないのだ。執着するということは、カッコ悪いことだ。
 性愛も軽い。お互いに無関心でいたい。それでも人は寄り添ってしまう。そんなモヤモヤが、くっきりと描かれていた。並の力量ではない。
 3編とも、「パレード」「パーク・ライフ」と同じ作家とは思えないくらい純文学的な作品だった。いずれも印象的な場面でラストを飾って、きれいに小説の形を整えていた。これは、近作以後、徐々に吉田の作風から消えていく。
 この後、吉田は徹底的な観察者となり、作中人物に影響を及ぼす作家の自我を、排除しようとしているように見える。
熱帯魚 Amazon書評・レビュー: 熱帯魚より
4163198407
No.15
(5pt)

純文学作家としての「吉田修一」

それぞれのキャラクターが、優しいのか、無関心なのか、残酷なのか、さっぱり統一されていない。でも、人間ってこうだよなあ、と思ってしまう。優しい人、とか残酷な人、とか割り切られたってなあ、と思う。しかし作家とすればそういう人格整理は必要なはずなのだ。それが過ぎれは作為と感じられる。
 ここに登場する人物のあっけらかんとした現代性とは、執着のなさである。目的とか熱意とかが継続しないのだ。古いタイプの人間のように、金をためたい、とか有名になりたい、とかいうわかりやすい目標がないのだ。執着するということは、カッコ悪いことだ。
 性愛も軽い。お互いに無関心でいたい。それでも人は寄り添ってしまう。そんなモヤモヤが、くっきりと描かれていた。並の力量ではない。
 3編とも、「パレード」「パーク・ライフ」と同じ作家とは思えないくらい純文学的な作品だった。いずれも印象的な場面でラストを飾って、きれいに小説の形を整えていた。これは、近作以後、徐々に吉田の作風から消えていく。
 この後、吉田は徹底的な観察者となり、作中人物に影響を及ぼす作家の自我を、排除しようとしているように見える。
熱帯魚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 熱帯魚 (文春文庫)より
4167665026
No.14
(4pt)

現実味

この作品には表題作他2編が収録されています。
こんな生活している人なんていないよ、と思いつつもどの作品もどこかしら現実味を帯びているのです。
全ての主人公はどこかかけていて、完璧な人間ではありません。それが人間臭さを感じさせます。
日常に起こる変化が淡々と描かれていますが、リアルで人間臭い人物達の演じる些細なストーリーにいつの間にか引き込まれています。
吉田修一さんは何気ない日常を描くのがうまいなあ、と思ってしまうのです。
熱帯魚 Amazon書評・レビュー: 熱帯魚より
4163198407
No.13
(4pt)

現実味

この作品には表題作他2編が収録されています。
こんな生活している人なんていないよ、と思いつつもどの作品もどこかしら現実味を帯びているのです。
全ての主人公はどこかかけていて、完璧な人間ではありません。それが人間臭さを感じさせます。
日常に起こる変化が淡々と描かれていますが、リアルで人間臭い人物達の演じる些細なストーリーにいつの間にか引き込まれています。
吉田修一さんは何気ない日常を描くのがうまいなあ、と思ってしまうのです。
熱帯魚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 熱帯魚 (文春文庫)より
4167665026
No.12
(4pt)

吉田修一

主人公大輔は義理の弟光男と同棲相手の真美とその連れ子の小麦と4人で暮らしていて、光男は引きこもりがちで何もせずにぼんやりと熱帯魚ばかり眺めている。どうしてこの4人が一緒に暮らしているかとというとそれは極論してしまうと大輔のエゴが4人を繋ぎ止めているのであって、例えば光男の場合大輔とは義理の弟という関係にあり離婚した両親の父親の連れ子で会ったということでそれだけが二人の関係で、その関係を強めるもの、それは幼い頃2年間という短い期間だけれども一緒に過ごしたということそして離婚し別れるという間際に父親に連れられて泣け叫ぶ幼い光男の姿。それを大輔は思い出し固執する。固執するから施そうとする。人に優しくしようとする。しかしそれは報われない。人に窮屈を強いることになる。明るく振舞えばするほど不躾になる。強く求めることは強く否定されることなのかもしれない。
熱帯魚 Amazon書評・レビュー: 熱帯魚より
4163198407
No.11
(4pt)

吉田修一

主人公大輔は義理の弟光男と同棲相手の真美とその連れ子の小麦と4人で暮らしていて、光男は引きこもりがちで何もせずにぼんやりと熱帯魚ばかり眺めている。どうしてこの4人が一緒に暮らしているかとというとそれは極論してしまうと大輔のエゴが4人を繋ぎ止めているのであって、例えば光男の場合大輔とは義理の弟という関係にあり離婚した両親の父親の連れ子で会ったということでそれだけが二人の関係で、その関係を強めるもの、それは幼い頃2年間という短い期間だけれども一緒に過ごしたということそして離婚し別れるという間際に父親に連れられて泣け叫ぶ幼い光男の姿。それを大輔は思い出し固執する。固執するから施そうとする。人に優しくしようとする。しかしそれは報われない。人に窮屈を強いることになる。明るく振舞えばするほど不躾になる。強く求めることは強く否定されることなのかもしれない。
熱帯魚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 熱帯魚 (文春文庫)より
4167665026
No.10
(5pt)

吉田修一氏の小説を全部読みたい!16/01/07

東京湾景を読んでから著者にはまりました。トイレのペーパーがなくなる誰か来ないかドキドキする場面・大工大輔の変わった同居生活にも、思いやりがあふれている。この頃の若者が若い女の子にそそぐエッチな視線や下心豊かに表現。建築中の家主の娘、律子(中学生)と建築現場で一晩過ごしてしまう、リアルに表現!そして事件、ボヤさわぎ・・・読んでいて怖くなります。とっ拍子もない事をする大輔の考え方やする事がどうなるのか読者を不安にさせる。おわりにどうして「熱帯魚」なのかプールの波とともに私の心も揺らいだ。いい小説です。ぜひ読んで。
熱帯魚 Amazon書評・レビュー: 熱帯魚より
4163198407
No.9
(5pt)

吉田修一氏の小説を全部読みたい!16/01/07

東京湾景を読んでから著者にはまりました。トイレのペーパーがなくなる誰か来ないかドキドキする場面・大工大輔の変わった同居生活にも、思いやりがあふれている。この頃の若者が若い女の子にそそぐエッチな視線や下心豊かに表現。建築中の家主の娘、律子(中学生)と建築現場で一晩過ごしてしまう、リアルに表現!そして事件、ボヤさわぎ・・・読んでいて怖くなります。とっ拍子もない事をする大輔の考え方やする事がどうなるのか読者を不安にさせる。おわりにどうして「熱帯魚」なのかプールの波とともに私の心も揺らいだ。いい小説です。ぜひ読んで。
熱帯魚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 熱帯魚 (文春文庫)より
4167665026
No.8
(5pt)

芥川賞受賞作よりむしろ好き

著者は現代の都市生活者が直面する、器用だか不器用なんだかよく分からない人間関係のあり様や、そういった単純でも複雑でもない、ただただ憂鬱で困難な関係性の中に生きざるを得ない人間の気分を、とても巧みに描きだしている。
 また、この作者の文章が持つイメージを喚起させる力も相当のもの。この本に収められている3つの中篇、短編は何れも、とりわけ締めの数行から喚起させられる映像が、とても鮮烈に美しく、いつまでもその残像が目に浮かぶほどです。
熱帯魚 Amazon書評・レビュー: 熱帯魚より
4163198407
No.7
(5pt)

芥川賞受賞作よりむしろ好き

著者は現代の都市生活者が直面する、器用だか不器用なんだかよく分からない人間関係のあり様や、そういった単純でも複雑でもない、ただただ憂鬱で困難な関係性の中に生きざるを得ない人間の気分を、とても巧みに描きだしている。
 また、この作者の文章が持つイメージを喚起させる力も相当のもの。この本に収められている3つの中篇、短編は何れも、とりわけ締めの数行から喚起させられる映像が、とても鮮烈に美しく、いつまでもその残像が目に浮かぶほどです。
熱帯魚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 熱帯魚 (文春文庫)より
4167665026
No.6
(4pt)

面白かった。

「グリーンピース」は、思わず声出して笑ってしまうとこがありました。
読みやすいといえば 読みやすいタイプの小説ですが、深く読むことも
軽く読むこともできる作品のように思います。芥川賞とってしまったので
はいりずらいかな、と思ってたけど、「とりあえず読んでみてよ」って
柔らかさがあって 無条件に楽しく読ませる作家の登場かもしれません。
熱帯魚 Amazon書評・レビュー: 熱帯魚より
4163198407
No.5
(4pt)

面白かった。

「グリーンピース」は、思わず声出して笑ってしまうとこがありました。
読みやすいといえば 読みやすいタイプの小説ですが、深く読むことも
軽く読むこともできる作品のように思います。芥川賞とってしまったので
はいりずらいかな、と思ってたけど、「とりあえず読んでみてよ」って
柔らかさがあって 無条件に楽しく読ませる作家の登場かもしれません。
熱帯魚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 熱帯魚 (文春文庫)より
4167665026
No.4
(5pt)

次は芥川賞ダ

表題の熱帯魚の登場人物に、とても好奇心をあおられるいい小説だった。
純文学にしては、とても読みやすく、吉田氏は今後の純文学に革命をおこせる
逸材だとおもいます。 次回作はぜひ、芥川賞をとって貰いたい。
熱帯魚 Amazon書評・レビュー: 熱帯魚より
4163198407
No.3
(5pt)

次は芥川賞ダ

表題の熱帯魚の登場人物に、とても好奇心をあおられるいい小説だった。
純文学にしては、とても読みやすく、吉田氏は今後の純文学に革命をおこせる
逸材だとおもいます。 次回作はぜひ、芥川賞をとって貰いたい。
熱帯魚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 熱帯魚 (文春文庫)より
4167665026
No.2
(5pt)

出色の新人作家

それぞれに生々しい主人公を描きながら、
文章のセンスの良さとユーモアで生臭さを感じさせない。
瑞々しい才能の光る一冊。少し軽めにまとめすぎのきらいはあるが、
ここ最近の新人作家の中では群を抜いている。おすすめ。
熱帯魚 Amazon書評・レビュー: 熱帯魚より
4163198407
No.1
(5pt)

出色の新人作家

それぞれに生々しい主人公を描きながら、
文章のセンスの良さとユーモアで生臭さを感じさせない。
瑞々しい才能の光る一冊。少し軽めにまとめすぎのきらいはあるが、
ここ最近の新人作家の中では群を抜いている。おすすめ。
熱帯魚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 熱帯魚 (文春文庫)より
4167665026