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時限感染 殺戮のマトリョーシカ
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時限感染 殺戮のマトリョーシカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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最後、美談に仕立てられてるけど、 首斬られて先生死んでるわけだし、、美談になってるなら片想いされてた女性ってなんちゅー自己中かと思うよね。。 片思いでここまでする、ってある意味厨二病だし ふつうに明るい人間性、、って無理があります リアルに感染がコロナ禍みたいで予言本みたいで怖いけど。 | ||||
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冒頭になかなかショッキングな惨殺現場のシーンがあって、こりゃめちゃくちゃ人が死ぬ話やぞー!と思ったら、その後全っ然人が死なない。それもそのはず、目的がアレなんですもんね。 まぁなかなか拍子抜けする終わり方でしたが、映画化とかあるのかも? だんだんと”散布のシーン”とかその辺が、どうも違う時間軸っぽいなと思えてきたら案の定。 この辺ちょびっと叙述トリックですが、”曜日を合わせる”ための「6年前」という設定だと即座に思い当たるわけですな。 桐生・鎌木コンビはいい感じなので、また別の作品で読んでみたいです。 | ||||
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面白いかと言われれば、面白いと言えるのであろう。 私自身、ミステリの面白さの要素として「動機」に非常に高いウエイトをおいており、本作に秘められた真の犯行動機は非常に良く考えられており読者の意表を突くものであると言っていいと思う。 問題は本作のミステリとしての「仕掛け」にある。 というのも、本作はあるトリックを成立させるためだけに、犯人の意図とは全く相容れない無理な設定がなされているのである。 以下ネタバレにならないよう、読んだ人にしかわからないように説明するが、要するに犯人としてはできるだけ早期に目的を達することが関係者すべての利益となるにもかかわらず、(作者が仕掛けた)トリックを有効に用いるためだけに目的の達成を遅らせるという不合理なリスクを取っている点は、ミステリとしてちょっとあざとすぎるように思う。(もちろん理由付けはされているのだが、どう見ても後付けっぽい) しかも作品自体がいわゆる「本格ミステリ」としての体裁をとっていないので、このトリック自体が全体としていかにも作品と遊離しているように見えてしまう。(正直、騙されはしても、「やられた!」感はほとんど感じられない) 併せて、冒頭の酸鼻を極める殺人も、読み終わってみるとひたすらトリックのために設けられたガジェットの一つに過ぎず、物語としてそもそも必要だったのか、という点で大きく疑問を残すものとなっており、この点でも「本格ミステリ」としては少々つらいものがある。 最初から作者得意のフィールドでストレートな「医学ミステリ」として書かれていたらだいぶ評価が変わったと思うが、いかがであろうか。 | ||||
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