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どこよりも遠い場所にいる君へ



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【この小説が収録されている参考書籍】
どこよりも遠い場所にいる君へ (集英社オレンジ文庫)

どこよりも遠い場所にいる君への評価: 4.39/5点 レビュー 36件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.39pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 21~31 2/2ページ
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No.11:
(4pt)

この著者の、他の作品も読んでみたい。

裏表紙のあらすじを読み、何となく記になり、読みました。
恋愛感・ミステリー・ファンタジーと、色んなジャンル?が混ざった様なお話。
でも和希やたまきの本心・本音など、リアル感も感じられる様な、絶妙な。そしてラストは切なさもある物語です。
あまりにファンタジー!と言った小説は、日頃読む方ではありませんが、この作品は、読了後、読んで良かったと感じました。
出会いや、自分が存在する時間・時代で、同じ人間に生まれても、環境や、色んな事に大きな違いのある人生観になると言う事が、私が感じた内容でした。
和希と七緒、切ないですね。。。
そして高津の存在が良かったです。私個人的には、高津椿は、リアルに出会いたいタイプの人間だなぁと思いました。自分を飾らなかったり、誰の前でも変わらず、ありのままの自分で居られる人って、結果的に?良い人が多い気がします。高津邸での高津と和希に七緒、いつまでも続いてほしかった良い関係でした。が、七緒がそのまま留まり続けたら、やっぱりこの物語は成立しないし、読者への先への期待感もなくなるので、切ない方へと向かいますね。
私は結構印象に残った物語でした。
どこよりも遠い場所にいる君へ (集英社オレンジ文庫)Amazon書評・レビュー:どこよりも遠い場所にいる君へ (集英社オレンジ文庫)より
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No.10:
(4pt)

大人が読んでもおもしろい

途中までは、中高生向けの作品かな?と感じていましたが、大人が読んでも十分楽しまるものでした。
切ないけれど、読後はなぜか明るい気持ちになれる、素敵な作品です。
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No.9:
(5pt)

救われた気がします。

もっと欲しいと思っているうちにエンディングを迎えました。クドくなく素敵な読後感でした。主人公のように私も救われた気がします。次作が楽しみです。
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No.8:
(5pt)

最高

決してハッピーエンドじゃないものの心がうたれとても感動出来ました。また、恋愛要素も含んでいてとても楽しく読めました。おすすめです。
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No.7:
(4pt)

いい。

最初は読書に慣れている私でも溺れそうな文章にうっとなりました。読み進めていくうちに、テンポが良くなり、読みやすくなると同時に、目が離せなくなった。この物語は切ない。そして、いい話だ。切ない物語が嫌いな私は二度と読まないかもしれないが、心に残って、忘れはしないだろう。
評価は私にとって四が最高だから四である。
私はこの小説を誰かに勧めることはしないだろうが、どこかの誰かが読んでいるとおもったら、それはとても喜ばしいことだと思う。
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No.6:
(5pt)

さすがの物語展開

「鎌倉香房メモリーズ」の作者。
文章力、物語の構成・展開、登場人物の魅力、描写力、どれを取っても素晴らしい作品でした。

神隠しものと言ってしまえば、特段に珍しいものでは無いのかも知れませんが、お約束のタイムパラドックスの解決も含めて、矛盾がないし、仮にあったとしても全く気になりません。
純粋なラブストーリーとしても楽しめるし、謎解きの要素もあり、作者ならではの急展開とハラハラドキドキ。

最後は泣けました。
決して不幸な結末ではありません。

安心して読んで下さい。
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No.5:
(5pt)

心に響く作品

民俗学的なものが好きであらすじの神隠しという言葉にひかれて読んだが、登場人物がみんな魅力的だった。思いがけない事実が明らかになったとき、胸が苦しくなり、最後主人公に届けられる彼女の言葉にまた泣いた。心に残る秀作だと思う。そして蒸しパンとサザエカレーがおいしそう。
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No.4:
(5pt)

ぐいぐい引き込まれる傑作!!

この作者さんの作品は全部読んでいますが、一番心を掴まれました。
文章の深みも増しているし、背景にある民間伝承や登場人物の心理描写に読み進めると手が止まりませんでした。
中高生はもちろん大人にも読んでもらいたい一冊。
子どもさんへのプレゼントに、と悩まれている親御さん。買って損はないです。
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No.3:
(5pt)

素晴らしい!

色々考えさせられました。ただ面白いと一括りにはできません。ぜひ読んでほしいです!
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No.2:
(5pt)

過去は未来よりも遥かに遠い

1章「入り江の少女」2章「神隠しとマレビト」3章「嵐に消える」4章「未来よりも遠い場所」終章「あの夏で待つあなたへ」の5章立て。
和希が七緒を発見する冒頭のシーンですでに予想はつくが七緒は過去から来た人間で、和希は彼女の面倒を見るうちに心を通わせていく。和希が七緒に恋していくくすぐったい様子や、寮の友人たちとのにぎやかな暮らしはいかにも青春小説という感じで読んでいて楽しいし、彫刻やピアノ、島の美しい風景といった彩りが物語に情緒を添えている。でも、ただの青春や恋物語だけでは終わらない話だった。
人間は底知れない悪意を隠し持ち、時にどうしようもなくすれ違って悲しい。でも同時に限りなくやさしくなることも全身全霊で誰かを愛することもできる。そういう人間の姿を描いた作品だと思った。
緻密に伏線が張られていて、終盤、過去と現在と未来がいっきにつながるようにそれが明らかになる。ラストの胸を打つ感動はすごかった。タイトルの「どこよりも遠い場所にいる君へ」と終章の「あの夏で待つあなたへ」がリンクしていると気づいた時泣いてしまった。
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No.1:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

オレンジ文庫のマスターピース

※ネタバレありです

阿部先生の作品はこちらの他に鎌倉工房シリーズすべて拝読しておりましてそこから愛読させて頂いております。数ヶ月ぶりのオレンジ文庫新作ということで勿論期待はしていましたが、遥かに想像を超える世界を見せていただきました。

最初は小さな島の高校へ入学する青春ものだと思って読み進めていきましたが、3章に入ったあたりからどんどんと色んな物事や人が繋がっていき、ページを捲る指が止まりませんでした。「神隠し」などというものはこうして所謂普通に生活していられる私たちにとっては幻、逸話などの括りとして終わってしまうかも知れませんが、それは少々メルヘンなお話であって表現方法を変えれば現実世界と何ら変わりはないのではないかと深く考えました。ざっくりとした表現で表すのであれば、大切な人が突然いなくなる。神が隠したとまでは言わずともそんなことが今私たちの身に起きたら恐らく人はパニックを起こし、神を恨む人も出てくるでしょう。当たり前であることが当たり前でなくなった瞬間人は正気を保てません。今まで普通に接していた人たちが突然として離れていくなんて言うのは悲しくて考えるだけでも心が苦しくなります。作中の最後でもありましたが、優しい人間は強い。しかし散る時は呆気ないのだと私は今まで生きてきて思います。冷静さがない人間はその人自体を失ってしまっているからです。
幹也くんが病室で和希に本当のことを告白するシーンはまさかそんな所がそんなふうに繋がっていたとは思いもよらなかったために本気で涙が出ました。直接関係ないと頭ではわかっていてもやはり関わっていたからこそ父親が犯罪者となってしまっことをずっと気にして責任を取り続ける彼なりの懺悔はどこかリアルで鳥肌が止まりませんでした。

和希と七緒はお互いを心から想っていたからこそもう会えないとわかった際に悲しくて仕方がなくなりましたが、だからこそ別れなくてはいけなかった。近くにいるのに遠くにいる、最期まで読むとしっかりタイトルへと繋がります。

現在の社会はうまくいかないことも多く、匿名というのを良いことに何でもかんでも簡単に発信できる時代になってしまいましたが、否定や批判を続ける人もいる中によく見れば自分の背をスっと押してくれるような存在が必ず居ます。自分を大切に思ってくれている人がいるのならば、私たちもその人を大切にしなくてはいけない。絶対に自分に一人も味方がいないなんて思わないで欲しい、という先生の強いメッセージがこの作品から感じ取れました。

私の拙い文章では非常にわかりづらいとは思いますが、とにかくこの作品はオレンジ文庫だけで留めるべきではないほど感銘を受けた作品です。(今年読んだ作品で一番と言っても過言ではない)全てが繋がった瞬間の感動を是非体験してください。私阿部先生の世界観に当分ハマっていることでしょう。

ここまで真面目に文章を連ねてきましたが最後に…高津さんカッコよすぎます、ツンデレに養われたi(((
どこよりも遠い場所にいる君へ (集英社オレンジ文庫)Amazon書評・レビュー:どこよりも遠い場所にいる君へ (集英社オレンジ文庫)より
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