バガージマヌパナス わが島のはなし

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評判

バガージマヌパナス わが島のはなしの評価:

4.40/5点 レビュー 30件。 B ランク

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平均点4.40pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全60件 41〜60 3/3ページ
No.20
(5pt)

10年くらい前に読んだ本

高校の読書課題で読んだんけど、 本当に夢中で読んだのを思いました!!

クラス中が、読んでいた!、

今、海外生活でちょっと、沖縄シックなので、親にお願いして、送ってもらおうかなぁ??

本当にお勧め!!吸い込まれていきます。ただ、沖縄の習慣などを知らない人には意味が分からないこと、理解出来ないことが多いかも??

この話は、フィクションだけど、本当に沖縄の習慣や大切にしなきゃいけないことが書かれてい!!
バガージマヌパナス わが島のはなし (角川文庫) Amazon書評・レビュー: バガージマヌパナス わが島のはなし (角川文庫)より
4043647085
No.19
(5pt)

著者の原点とも言うべき作品。泣きました

第6回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。もともとは、1994年新潮社から出版されているということで、もう20年近く前の作品。『テンペスト』、『トロイメライ』といった沖縄もの、琉球ものを得意とする著者の原点とも言うべき作品だ。

彼のファンと言いながら、今頃になって、この作品を読むとは恥ずかしい限りだけど、『シャングリ・ラ』で彼の素晴らしさを知ったということで許して欲しい。その後も、彼の新作の小説やエッセイは必ず読んでいるし、他の作品もさかのぼって読んでいるのだが、やっと原点にたどり着いた感じだ。

いい作品だった。簡単に「沖縄の文化の豊かさ」なんて表現は使いたくないが、主人公の綾乃とその大親友の86歳のオージャーガンマーの暮らしぶり、二人のやり取りを読んでいると、なんだか、毎日、休日も夜間も際限なく仕事に追い回されている自分が、途方もなく小さな存在に思えてくる。

それにしても、ユタになる決意をした綾乃が迎えるラストシーンは心を打つ。不覚にも涙してしまった。それまでの底抜けに明るい物語が、一転してシリアスに。とても良かった。
バガージマヌパナス わが島のはなし (角川文庫) Amazon書評・レビュー: バガージマヌパナス わが島のはなし (角川文庫)より
4043647085
No.18
(5pt)

ヤマトンチュ(日本人)には理解不能かも?

40代のウチナーンチュの私にとっては身近過ぎる内容でした。私自身、沖縄を離れて客観的に沖縄を見たら、やはり異国だと思う。作り話の様だけど、真実も多く含まれてる。沖縄ってそういう場所なんです。猫のまじない、懐かしい。鼻ヤーチューはされた事は無いけど、普通のヤーチューはそっちゅうだった(汗)。沖縄を知れば、単なるファンタジーではなく、実話といっても過言じゃないのがわかるはず。沖縄って、ホント面白い。
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4043647085
No.17
(4pt)

ラストではうっすらと涙も

最初はとても馬鹿馬鹿しくて話の成りゆきを心配してしまうのですが、しっかりとその世界に浸かった後に、ラストの感動へ導いてくれる。多くの著者の小説と同様、この本もそのパターンでラストではうっすらと涙も。
最初は「?」がついたオジャーガンマーというキャラクターも途中から好きになってしまいます。ただ沖縄の人々の雰囲気を知らないと単なるアニメキャラクターになってしまいかねないかもしれません。
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4043647085
No.16
(5pt)

しんみり…

読み進んでいくうちに、どんどん引き込まれていきました。
最後まで一気読みで。

読み終えて自分のことを考え、家族のことを思い、これからも大事にしたいものに思いをはせて、
温かい気持ちになりました。
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4043647085
No.15
(5pt)

心がほどける南のファンタジー

これは、沖縄のゆったりまったりとした空気の中で、主人公の綾乃という少女が成長していく物語です。といっても、主人公が成長していくビルディング小説ではあるのだけれど、そこには一片の堅苦しさもなく、綾乃の友人で90前のおばあちゃんのオージャガンマーとの無茶苦茶なやり取りや、島一番の巫女であるガニメカとの戦い、神様相手にさえ平然と嘘をついたり文句を垂れる綾乃たちを見ていると、とにかく楽しくてリラックスできて笑えるお話で、ひさびさに南方の緩やかさを満喫できた一冊で大満足な一冊です。
 ちらりと書きましたが、この物語の中では、沖縄のもつ伝統的な宗教観や、スーパーナチュラルな世界が普通に当たり前の大前提で出て来ます。それは、作中でも語られているように、本土の人間たちとはかなり違う世界観であり価値観ではあるのですが、それの緩さや奥深いところの自然回帰や先祖崇拝の部分はなかなかに癒されるもので、こういう素朴さやおおらかさも大事だよなぁと共感いたします。 
 これは、この文庫版の解説で「ファンタジーといえば、トールキンにせよナルニアにせよ、北方の真面目に働くファンタジーが普通思い浮かべられるけれども、それだけではないことに驚く」という言葉にも繋がってきます。確かに一般的なファンタジーでは強い敵や脅威があってそれに対抗するために山に登ったり、辛い旅をしたりというのが定番ですが、こういう緩いファンタジーもとてもありだなと思います。
 特に世の中がこうも不景気なおりには、南の緩やかさや身体がほどけるような感覚がとても心地よいものです。
 
 蛇足ながら同じ作者で「風車祭り」というおなじ沖縄を舞台にした焼き直し的な作品があります。そちらは700ページ超の大作ですが、この本以上によりファンタジックでマジックリアリズム的な語りの不思議さがあり、終わるのがもったいなくなるような魅惑的な一冊です。
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4043647085
No.14
(5pt)

活力が得られた

コザ出身で東京在住の私には、とにかく面白い。狭い島とゆったり流れる時間という素材からここまで展開させられる驚き。読み手に媚びない方言の多用。ルールや常識から逸脱した概念の心地良さ。ノーテンキな内容からは予測出来ない涙の結末と爽やかな締め。オキナワンジョーク。散りばめられる沖縄史と観光地として押し付けを感じさせない自然の描写と琉球古典音楽。読者の頭によぎるのは家族や親戚、またはご先祖様に対する感謝ではないか、ちっぽけでもそれぞれの価値観の中で目標を持ち精一杯に生き抜く強さが胸を打つ。出身地を愛する人は多かれど、これだけバランスを持った完成度の高い作品を世に送り出していける池上さんを応援しています。
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4043647085
No.13
(4pt)

なんて綺麗に

綾乃のとにかくテキトーな性格が面白い。
いまだかつてこんなに自堕落で、口が悪くて、純粋なヒロインをみたことがない。
それに加えてテキトーの大先輩オージャーガンマー。こんな二人で話が成り立つのかと思わせて最後の1/3で綺麗にまとめてしまう池上がすごい。
拝みの本質、オージャーガンマーの幸せ。煤にまみれて誰にも気づかれなかった宝石がゆっくりと輝いてくるのを見届けられてとてもあたたかい気持ちになれました。

#考えるのが面倒になって眠ってしまった綾乃を扇風機がやれやれという描写がとても好き。
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No.12
(5pt)

破天荒なヒロイン

一読して夢中になりました。

本作最大の魅力は、破天荒な性格のヒロインでしょう。ワガママでやりたい放題、傍若無人という言葉がぴったりのヒロインがわが道を行きます。
彼女の日常を綴ったシーンが本作の大半を占めており、彼女と彼女に関わる人々との交流シーンが淡々とした文章で、かつ魅力的に続きます。

文章描写自体は抑え目なのに、語られている内容が滅茶苦茶である意味シュール。
個性豊かな登場人物たちのやりとりに引き込まれているうちに、ストーリーが進行し、最後で爆発する、という構成です。

難点は、キャラクターに魅力を感じられないと、楽しめないかもしれない、というところです。前述したように、日常を綴っているうちにいつの間にか最後で話がまとまる、と言う構成なので、キャラクターに引き込まれていないと前半が苦痛かもしれません。
なにしろヒロインが半端でなく破天荒なので、引く人は引くかと思います。いわゆるいい子ちゃんではなく、欠点だらけの人間、というタイプなので。

個人的には非常に楽しめました。夏の南の島と、そこに生きる主人公たちが、鮮やかに文章から浮かび上がって来ます。最後は何度読んでも涙ぐんでしまう名作。
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4043647085
No.11
(5pt)

見えないものに思いを馳せる

何度読んでも新しい感動がある。
冒頭から主人公の容姿を事細かに説明するようなノリの小説をいつの頃からか敬遠してきた私だが、いつもは気になるそんな些細な傷が、この作品に関してははじめから全く気にならなかった。物語に強引に引きずり込まれるような吸引力があり、それが何とも心地よい。
極彩色のイメージが、強烈すぎる登場人物たちの個性と破天荒な行動とを絶妙にバックアップして、不思議なリアリティをかもし出している。作中ではありえないことが起こったり、見えないはずのものが見えたりするのだが、いわゆる荒唐無稽なファンタジーといった感じはない。見えるものと見えないものの境界がどこか曖昧で、見えないものの重要性を当たり前のように知っていること。それは決して非現実的なことではないはずだ。
主人公の綾乃とその友人のオージャーガンマーの言動にクスクス笑ったり、ジーンときたりしているうちに、死や、生や、祈りについて自然と思いを馳せてしまっている。
この作品に登場する人々は、みんな滅茶苦茶な性格だが、根本的なところで優しい。何も考えていないような気楽な顔の下には、じっと抱きしめている痛みがある。そんなところが何度読んでも胸を打つのだろう。
時にスパイスが効きすぎに思えるようなユーモアに紛れて、うっかり取りこぼしたかのように優しさがにじむ文章も、大好きだ。
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No.10
(3pt)

作者の死生観には共感できるが...

なんだろう、登場人物の性格が好きじゃなかったからか、あんまり入り込めなかった。それでも生きている家族や友人に忘れられてしまうと魂が消滅するという表現には共感できた。
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4043647085
No.9
(2pt)

期待はずれです

レビューでとても評判が良いし、沖縄が好きなので、買ってみました。
でも、ちょっぴり期待はずれ・・・。
うまく説明できないのですが、物語の設定が中途半端で、にせものっぽいストーリーに感じてしまいました。
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4043647085
No.8
(3pt)

魅力的な男が出てこないのがいまいち

それなりに面白いが、女率が高くて、
魅力的な男が出てこないのがいまいち。
作者はファンタジーというより、
バイオレンス美少女を描きたかっただけではないか?
殺人と誘拐以外はなんでもやる不良少女の物語。
都会に出て行かないのは個性的だが、
沖縄の小さな島の牧歌的ズベ公って、
なんか違和感感じる。
喧嘩も強いが、空手でも習っていたという描写が欲しかった。
学校サボって食っちゃねしてるのに、
ブクブクと醜く太らないで美少女のままなのは不自然。
沖縄弁の民謡がダラダラ続く箇所はページ稼ぎみたいで、
ワジワジーさぁー!
女率が低いのがあったら他のも読みます。
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4043647085
No.7
(4pt)

読んでいる電車の中で涙がでて困りました。

初めはわがままな綾乃の存在がうっとおしく「読み通せるかな」と思いましたが、
最後の方でオージャーガンマーが「子どもを生まなかった自分は年をとっても子どもだ。年をとった子どもなんてきもちわるいよねぇ」と自分の人生を振り返るセリフにぐっときました。
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4043647085
No.6
(5pt)

笑って泣けるお話

読んだ後、亡くなった身内のことをいっぱいいっぱい思い出しました。楽しく笑えるお話、そして先祖に感謝する気持ち、故人を想う気持ちの大切さをリマインドさせてくれるステキな小説です。
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4043647085
No.5
(5pt)

私の島の話。

おばぁがイイ味出してる沖縄の話、というと「ちゅらさん」を挙げられる方が多いでしょう。でも私が断然オススメしたいのはこの本!「ちゅらさん」で描かれる沖縄には正直戸惑いしか覚えなかった(「本土からみた沖縄像」のお勉強にはなりました)私ですが、この本は素直に楽しめました。

潮の香をはらむ湿った風の渡る島、独特の年中行事を営々と続ける地方共同体の、ともすると窮屈な暮らし。廃止の声が上がるも立ち消え、いい悪いは別として未だ厳然と残る民間信仰(ユタ)。復帰後進んだ開発により海は遠いものとなり、宅地化が進んだ私の家の近くのさとうきび畑はすっかり消えてしまいました。しかし変わらないものもあります。お盆ともなれば、室内には仏壇に捧げられた果物のとろんと甘い香りと、お線香の混じった濃密な香りが満ち満ちます。そして遠くから響くエイサー太鼓。あちらの世界と対話をする人々を特段奇異に見る事もありません。事例によっては、家裁でユタの言葉が交渉カードになることも。

この本は、ファンタジーと銘打っていますが、ちょっと前の沖縄か、また今もどこかにあるかもしれない沖縄の生活の匂いがします。
沖縄はどんなところだろう?と興味をお持ちの方、ガイドブックと共にこの本をオススメします。……おばぁがサンシン弾いてる場面は、期せず涙がこみ上げました。Okinawa'CDをBGMにご一読下さい。
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4043647085
No.4
(5pt)

ユタ(巫女)を生活の中から見る

この本はガジュマルの木の下で
自由奔放な綾乃と強烈な個性を放つ老婆オージャーガンマー
いつものユンタク(おしゃべり)からはじる
沖縄の方言、風土、風俗が二人を中心とした物語の隅々にちりばめられているので自然と頭の中にはいって溶け込んでくる
物語が良かったことはもちろん私は学術書とは違う小説という形で沖縄の雰囲気が生き生きと伝わってきた事が何よりだった
沖縄は信仰や風俗の観点から研究対象にされている事が多いが、
それらとは違う何かがここにはつむぎだされていた
特に物語にはユタ(巫女)という沖縄独特の信仰が描かれている。
ただ神秘的だとか、学術的に貴重だとかいうのではなく
そこではどのように民衆の中にユタが関わっているかということ、
また、ユタになる側はどんな気持ちかなんてことにも想像が膨らませる事もできる。
作者の描写力ある表現で頭の中は爽やかな潮風、暗闇や満天の星でいっぱいになりながら一気に読んでしまった一冊です
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4043647085
No.3
(5pt)

☆ オキナワの風がキラキラしているような ☆

普段はぼけーっとしているけど、やるときゃやるさぁ!の自由奔放な
マイペース女・綾乃と、天真爛漫、純真無垢の女・オージャーガンマー。
ふたりの周りでわらわらと巻き起こる騒動、珍事の数々や、沖縄の島の方言を
盛り込んだ会話に、どひゃー、ぐわぁーと叫びながら、くつろいだ気分に
浸っていました。
物語に吹いている風、行間から聞こえてくる三線(サンシン)の音。
のんびりしたおおらかな気分が漲っていて、気持ちよかったな~~。
琉球民謡の「テーゲー テーゲー テーゲーヤッサ」(楽に生きましょうね、
楽にね)の歌詞が、すごく気に入りました。
「風の吹くまま、気のむくままに  生きて 生きてみたいのさ」
バガージマヌパナス わが島のはなし (角川文庫) Amazon書評・レビュー: バガージマヌパナス わが島のはなし (角川文庫)より
4043647085
No.2
(5pt)

忘れていた大切なことを垣間見た

ある放蕩者が悩んだ末に自分の進む道を選
ぶ、という描写は就職活動を控えていた自分
に励みになった。
 何より心打たれたのは、ユタとして働くよ
うになっても、綾乃が島人(シマンチュ)とし
ての気概を忘れなかったことだ。大和人(ヤ
マトンチュ; 本土に住む人たち)が必死にな
って働く姿を冷めた目で見つめ、報酬は食べ
て飲んでいくだけの額を除いて、助手で親友
のオージャガンマー(オージャ家の次女の意)
に与えてしまう。
 綾乃のこうした信念と行動に、人間の本当
の幸せって何なんだろう?と考えさせられた。
バガージマヌパナス わが島のはなし (角川文庫) Amazon書評・レビュー: バガージマヌパナス わが島のはなし (角川文庫)より
4043647085
No.1
(5pt)

バカージマヌパナス

主人公「綾乃」とオージャーガンマーの絶妙なコンビが最高によろしい。物語を読み進めていくほどに、どんどんこの島の風景、空気、綾乃、オージャーガンマー、が目の前に浮かんできました。でも一番笑えたのは、綾乃がユタになる、ならないと神様とやりあってるときかな。
バガージマヌパナス わが島のはなし (角川文庫) Amazon書評・レビュー: バガージマヌパナス わが島のはなし (角川文庫)より
4043647085