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横浜ではまだキスをしない



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【この小説が収録されている参考書籍】
横浜ではまだキスをしない (ハルキ文庫)

横浜ではまだキスをしないの評価: 3.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

微妙

ただのミステリーかと思っていたら、
猫がしゃべり出して少しファンタジー要素が詰まった作品でした。
全体を通して緩い感じで進んでいき、この緩さが非常に心地よいのですが、
個人的にファンタジー小説はあまり好きではないので、そこが残念でした。
まあ、そんなに言う程、ファンタジー感はないんですけどね。
横浜ではまだキスをしない (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:横浜ではまだキスをしない (ハルキ文庫)より
4758441677
No.1:
(4pt)

ぼくと彼女と彼女の夏

モデルさんを起用したカバーや,その彼女を含めて写真が使われている各章の扉など,
タイトルはもちろん,これまでの著者の作品とは異なる『見た目』がまず目を引きます.
このほか,ガールフレンドのお嬢さまや,『特殊な事情』をを抱える猫もなかなか珍しく,
かと思えば,主人公周りの設定はいつもの通りで,こちらは新旧を混ぜ合わせた雰囲気です.

また,背景には複雑で残酷な事件があるのですが,ガールフレンドのズレた振る舞い,
何より生意気な猫がキュートで,この『ダブルヒロイン』が重々しさを薄めているよう.
(むしろ,物語や出番を考えれば,彼女の方こそメインヒロインと言ってもいいくらい?)

一方,偶然の再会から始まった真夏の恋と冒険は,終わりが近づくにつれて切なさを増し,
少年が下した決断と,それが招く全ての終わりには,何とも言えない寂しさやほろ苦さが….

とはいえ,そこに新たな道筋を示し,過ぎゆく夏を描いた幕引きは爽やかな読後感を残し,
序盤こそオカルトかと戸惑ったものの,いつの間にか小さなファンタジとして受け容れられ,
季節や町,生活の匂いを色濃く漂わせる様子は,やはり著者らしい一冊だったように思います.
横浜ではまだキスをしない (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:横浜ではまだキスをしない (ハルキ文庫)より
4758441677

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