処刑タロット
評判
処刑タロットの評価:
3.60/5点 レビュー 5件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1〜3 1/1ページ
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処刑タロットの評価:
3.60/5点 レビュー 5件。 C ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
生徒会の圧力でそれができなくなり、鳴海は妖精から見せられた動画に映っていたロシアンルーレットをする
少女を探すべく校内のゲーム制作同好会『サークルK』が制作したVRゲームに参加し、VR酔いするためゲーム
には参加しない須野原はプログラミングをしながら生徒会への復讐を窺う毎日を送っていた。
そんな中、一緒に裏のゲーム『サドンデス』に参加してくれる人物を見つけるという目的を達成したため
『サークルK』を解散した片桐渚が現れ、鳴海を裏のVRゲーム『サドンデス』へと誘う――が
序盤のストーリー。
本作は三つの連絡短編で構成されており、
『炎上する塔』はストーリーを通じてそれとなく『サドンデス』のシステムを読者に教えるとともに、
ロシアンルーレットをする少女こと伊刈梨々花を見つけ出し、彼女と片桐渚がスポーツ研究会に入るまでを
描き、『異世界RPG』は『サドンデス』ではないが、多くのプレイヤーがログインしたまま現実世界に
戻らなくなってしまったRPGの姿と、福永紅とのコンタクトを描いており、『切り刻まれた悪魔』では
土橋真二郎作品の最大の特徴であるゲーム理論を活用したストーリーが展開されており、本作では
ペナルティのカードを交換するやりとりそしてチーム戦による他チームとの心理戦そしてゲームの本質の
部分の描写にそれが遺憾なく発揮されている。
また、登場人物たちがなぜわざわざリスクの高いデスゲームに身を投じるのかという理由や行動原理が
描かれている一方、VR空間での死と現実世界での死が同一という設定なのであれば、少々グロテスクでも
その末路を描いたほうが良かったのかも知れない。なぜならあえて作者がそうしているのかも知れないが、
本作においてデスゲームでありながら死そのものをあまり深く描いていないからだ。
そしてなぜ『サドンデス』が存在するのかそしてそもそもどうして生徒会はスポーツ研究会を嫌悪するのか
という謎の解明については次巻以降に期待したい。