夢を与える

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評判

夢を与えるの評価:

3.28/5点 レビュー 134件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.28pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全107件 81〜100 5/6ページ
No.27
(5pt)

芸能界

インストール、蹴りたい背中と続いての三作目。

あらすじ

子役から現役高校生までのアイドル・女優として生きる夕子の物語。

感想

一旦離れた信頼は取り戻せない。

多いに共感するところだ。

こんなタイトルで吊り上げられたわけですが。

夢を与える。確かにアイドルだとかスターだとかの存在意義だと思う。

職業としてこれほど二面性をもったものもない。今をときめくアイドル・スター達は激務に追われ一発屋で終わらないように務める。焦りがよりあせりを生み、テレビでの表情は冴えなくなる。ネットでの評判は人を傷つける。書いている人は心の表現を自由にしているだけだ。悪意のない悪意。

本作はフィクションだが現実も似たようなものだろう。記者は躍起にスクープを探し、墜落させる。ダイアナ妃のように二度と戻れない場所へ。

二面性を持たずに生きる事は出来るのか。

趣味として仕事をする。

チクセント・ミハイが書いたフローにあるのではないか。

綿矢りさには、取り返しのつかない後悔があるのではないか。蹴りたい背中にあった思いも本作にうかがえる想いも共感するところもある。

三作程度では読みきれない綿矢りさを今後に書いてくれることを期待する。

話としては面白い。落ち込んでる人は読まない方が良い。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.26
(5pt)

芸能界

インストール、蹴りたい背中と続いての三作目。

あらすじ

子役から現役高校生までのアイドル・女優として生きる夕子の物語。

感想

一旦離れた信頼は取り戻せない。

多いに共感するところだ。

こんなタイトルで吊り上げられたわけですが。

夢を与える。確かにアイドルだとかスターだとかの存在意義だと思う。

職業としてこれほど二面性をもったものもない。今をときめくアイドル・スター達は激務に追われ一発屋で終わらないように務める。焦りがよりあせりを生み、テレビでの表情は冴えなくなる。ネットでの評判は人を傷つける。書いている人は心の表現を自由にしているだけだ。悪意のない悪意。

本作はフィクションだが現実も似たようなものだろう。記者は躍起にスクープを探し、墜落させる。ダイアナ妃のように二度と戻れない場所へ。

二面性を持たずに生きる事は出来るのか。

趣味として仕事をする。

チクセント・ミハイが書いたフローにあるのではないか。

綿矢りさには、取り返しのつかない後悔があるのではないか。蹴りたい背中にあった思いも本作にうかがえる想いも共感するところもある。

三作程度では読みきれない綿矢りさを今後に書いてくれることを期待する。

話としては面白い。落ち込んでる人は読まない方が良い。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.25
(5pt)

人間を描くこと

小説に対する感想なんてものは人それぞれで結構だとはおもいます。
けれどこの「夢を与える」は主にストーリーを取り上げて評価すべき作品ではないでしょう。
展開がベタだとか、伏線がどうのこうの……というよりも、
そういう、(芸能界では一般的であろう)出来事が目の前に提示された際に揺れ動く夕子と、
それを取り巻く人物たちの物語であると、私は(あるいはみなさんもそうかもしれませんが)感じました。
あまりにも生々しいカオスティックな人間の繋がりを浮かび上がらしています。
けっきょくのところ小説が「人間を描く」芸術なのだとすると
綿矢りささんはその点に関して、これ以上ないほどの実力をもっているのはこの作品を読んで明らかです。
人間の、あいまいではっきりしない態度を巧みな文章で描き出している秀作です。
サリンジャーを思い出さずにはいられません。
しかしこれを読んで「共感しなかった」とおっしゃる方がいれば、もっといろんな小説を読みこなした方が良いです。
そういった低いレベルで対象を評価するのは、たんに感情論でしかありません。
少し偉そうですが「夢を与える」で、私は綿矢さんが本物の作家だと確信しました。

あと、綿矢さん独特の文体にはさらに磨きがかかっています。その点でも次回作が待ち遠しいです。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.24
(5pt)

人間を描くこと

小説に対する感想なんてものは人それぞれで結構だとはおもいます。
けれどこの「夢を与える」は主にストーリーを取り上げて評価すべき作品ではないでしょう。
展開がベタだとか、伏線がどうのこうの……というよりも、
そういう、(芸能界では一般的であろう)出来事が目の前に提示された際に揺れ動く夕子と、
それを取り巻く人物たちの物語であると、私は(あるいはみなさんもそうかもしれませんが)感じました。
あまりにも生々しいカオスティックな人間の繋がりを浮かび上がらしています。
けっきょくのところ小説が「人間を描く」芸術なのだとすると
綿矢りささんはその点に関して、これ以上ないほどの実力をもっているのはこの作品を読んで明らかです。
人間の、あいまいではっきりしない態度を巧みな文章で描き出している秀作です。
サリンジャーを思い出さずにはいられません。
しかしこれを読んで「共感しなかった」とおっしゃる方がいれば、もっといろんな小説を読みこなした方が良いです。
そういった低いレベルで対象を評価するのは、たんに感情論でしかありません。
少し偉そうですが「夢を与える」で、私は綿矢さんが本物の作家だと確信しました。

あと、綿矢さん独特の文体にはさらに磨きがかかっています。その点でも次回作が待ち遠しいです。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.23
(5pt)

夢をあたえてください

河出書房が最年少芥川賞受賞の狂乱の日々から守りに守りぬいた綿矢りさの受賞後第一作である。
多くの方が感じてると思うのであるが主人公の「阿部夕子」は「綿矢りさ」に置き換えられるといえる。きっと綿矢りさ自身も小説を書くことで「夢を与える」ことを目指すことを河出書房から期待されているのだろう。
作中に出てくるパーティーで小さなバックが名刺であふれるとかインターネットで誹謗中傷されて傷つくとかいった類の表現はまさに自身の体験からくるものであろう。
綿矢りさと同世代の方には終盤部分は共感しにくいだろうと思うが、「蹴りたい背中」のように必ずしも主人公に感情移入を求めているのではない小説であるのだろう。
加えて言うならば綿矢りさが恋愛に対しての成長をすれば、引っかかるようなこの部分はきっと変化をとげるのではないか。
しかしながら、私小説によらない物語づくりという点は評価したい。時代性を反映した世俗的なものをちゃんと書けている点も評価する。綿矢りさはもっとエンターテーメント小説を書いてもらいたい。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.22
(5pt)

夢をあたえてください

河出書房が最年少芥川賞受賞の狂乱の日々から守りに守りぬいた綿矢りさの受賞後第一作である。
多くの方が感じてると思うのであるが主人公の「阿部夕子」は「綿矢りさ」に置き換えられるといえる。きっと綿矢りさ自身も小説を書くことで「夢を与える」ことを目指すことを河出書房から期待されているのだろう。
作中に出てくるパーティーで小さなバックが名刺であふれるとかインターネットで誹謗中傷されて傷つくとかいった類の表現はまさに自身の体験からくるものであろう。
綿矢りさと同世代の方には終盤部分は共感しにくいだろうと思うが、「蹴りたい背中」のように必ずしも主人公に感情移入を求めているのではない小説であるのだろう。
加えて言うならば綿矢りさが恋愛に対しての成長をすれば、引っかかるようなこの部分はきっと変化をとげるのではないか。
しかしながら、私小説によらない物語づくりという点は評価したい。時代性を反映した世俗的なものをちゃんと書けている点も評価する。綿矢りさはもっとエンターテーメント小説を書いてもらいたい。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.21
(5pt)

タイトルが少し なぞ な感じ。

テーマは(これを書くにあたって考えるに)、ずばり、不条理、なのかな・たぶん、と思うんですが、タイトルがどうも引っかかります。

 世間のしがらみや近しい人たちとの葛藤のなか、子供なりに誠実に人生を積み重ねてきたつもりなのに、なぜかだんだん違う方向に流されていってしまい最後は空っぽの自分になるというあらすじだと思うんです。

 仕事上では、大人顔負けに冷静な判断を習得してブラウン管を通して誠実に(夢を与えていく)も、私生活ではある日、恋に落ちて奔流に流されるままに行き着くところまで行き着き、その後も相手の奔流を(その相手に夢を与え続けるかごとく)受け入れていく、その個人的には一貫した姿勢が、世間とのずれを生じ・・・

 恋をする後半は、とても力強く感じました。前半は、息もつかせぬ仕事の合間のほっとしたときの情景、情感の表現がとても好きです。この作者ならではと思います。

 インパクトは、芥川賞作が上かなと思いましたが、力強さと表現の幅の点ではこっちが上だと思います。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.20
(5pt)

タイトルが少し なぞ な感じ。

テーマは(これを書くにあたって考えるに)、ずばり、不条理、なのかな・たぶん、と思うんですが、タイトルがどうも引っかかります。

 世間のしがらみや近しい人たちとの葛藤のなか、子供なりに誠実に人生を積み重ねてきたつもりなのに、なぜかだんだん違う方向に流されていってしまい最後は空っぽの自分になるというあらすじだと思うんです。

 仕事上では、大人顔負けに冷静な判断を習得してブラウン管を通して誠実に(夢を与えていく)も、私生活ではある日、恋に落ちて奔流に流されるままに行き着くところまで行き着き、その後も相手の奔流を(その相手に夢を与え続けるかごとく)受け入れていく、その個人的には一貫した姿勢が、世間とのずれを生じ・・・

 恋をする後半は、とても力強く感じました。前半は、息もつかせぬ仕事の合間のほっとしたときの情景、情感の表現がとても好きです。この作者ならではと思います。

 インパクトは、芥川賞作が上かなと思いましたが、力強さと表現の幅の点ではこっちが上だと思います。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.19
(4pt)

ラストに不満は残りますが・・・

結構分量もあるし私は普段小説はあまり読まないのでどうかなぁと思ったんですが、

いざ読み始めたら一気に最後まで読めました。

私はあまり難しいことを考えずに、とにかくその作品がおもしろいかつまらないか、

そこそこかと結局はそれしかないと思うので、そういう意味ではなかなかおもしろかった。

ただ、途中で出てきた多摩という名の男の子や、

その他伏線になっているのかなという部分が、

結局最後まで特に生かされずに終わってしまったのは残念。

それも含めてなんかぶつ切りにされてしまった気がするラストに関しては、

不満と言うか後味の悪さが残ります。

これに関しては各々の好みの問題かもしれないんでなんとも言えませんが。

結構厳しい意見も多いですが個人的にはおもしろかったです。

ただ小説を数多く読んでいる方には物足りなさがあるのかも…ということを付け加えておきます。

少々甘めで星4つです。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.18
(4pt)

ラストに不満は残りますが・・・

結構分量もあるし私は普段小説はあまり読まないのでどうかなぁと思ったんですが、

いざ読み始めたら一気に最後まで読めました。

私はあまり難しいことを考えずに、とにかくその作品がおもしろいかつまらないか、

そこそこかと結局はそれしかないと思うので、そういう意味ではなかなかおもしろかった。

ただ、途中で出てきた多摩という名の男の子や、

その他伏線になっているのかなという部分が、

結局最後まで特に生かされずに終わってしまったのは残念。

それも含めてなんかぶつ切りにされてしまった気がするラストに関しては、

不満と言うか後味の悪さが残ります。

これに関しては各々の好みの問題かもしれないんでなんとも言えませんが。

結構厳しい意見も多いですが個人的にはおもしろかったです。

ただ小説を数多く読んでいる方には物足りなさがあるのかも…ということを付け加えておきます。

少々甘めで星4つです。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.17
(5pt)

重苦しく恐ろしい悪夢を見たような読後感が、残りました。

著者の久し振りの作品、かなり身構えて読みました。主人公の夕子さんではありませんが、著者も急激に成長しているんだな、などと想ったりしました。読み終えた時、とても重苦しい恐ろしい悪夢を見たような読後感が残り、半ば呆然としてしまいました。打ちのめされてしまったかのようです。

 冒頭の、別れ話から始まって避妊具に細工し続けて妊娠し結婚を迫る、というあたりから、何かが始まる予感に、あっという間に小説の描かれる世界の中に惹き込まれてしまいました。「夕子さん」が理想の子供を演じ始める時から、いつかその理想が崩れ、打ち砕かれるだろう事は想像がついたのですが、然し、その最期があまりにも無残で、またリアルに描かれていて、私はショックを受けてしまいました。

 私が大江健三郎氏の著作が好きなのでこう感じたのかもしれませんが、「夕子さん」がモデルとして活躍し始めた時のインタビュー「将来の夢、未来は?」に対してマネージャーから「夢を与える」と応じればいいと受けた時の彼女の違和感、「ほんとうの夢じゃなくない?嘘ばっかりじゃん?」、・・・この下りを読んでいる時など、私は大江健三郎氏の短篇「鳥」の、「嘘だ!」と叫ぶ主人公とダブッて感じたりしました。

 著者・綿矢さん、この作家は何か私には得体の知れない恐ろしいものをその裡に秘めているように感じました。読んでいて時々、読者に「本当の私を見つけて!」と密かに叫んでいるかのような、著者の孤独感、寂寥感(作品を創造する孤独な作業に繋がるかのような)を見た気がしました。中盤、”夕子さん”が”本物では無い自分を演じる姿”に悩む場面、私には少し冗長に感じられたのですが、その隙間に、著者・綿矢さんの”書きたい”情熱が滲み出ているように感じられました。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.16
(5pt)

重苦しく恐ろしい悪夢を見たような読後感が、残りました。

著者の久し振りの作品、かなり身構えて読みました。主人公の夕子さんではありませんが、著者も急激に成長しているんだな、などと想ったりしました。読み終えた時、とても重苦しい恐ろしい悪夢を見たような読後感が残り、半ば呆然としてしまいました。打ちのめされてしまったかのようです。

 冒頭の、別れ話から始まって避妊具に細工し続けて妊娠し結婚を迫る、というあたりから、何かが始まる予感に、あっという間に小説の描かれる世界の中に惹き込まれてしまいました。「夕子さん」が理想の子供を演じ始める時から、いつかその理想が崩れ、打ち砕かれるだろう事は想像がついたのですが、然し、その最期があまりにも無残で、またリアルに描かれていて、私はショックを受けてしまいました。

 私が大江健三郎氏の著作が好きなのでこう感じたのかもしれませんが、「夕子さん」がモデルとして活躍し始めた時のインタビュー「将来の夢、未来は?」に対してマネージャーから「夢を与える」と応じればいいと受けた時の彼女の違和感、「ほんとうの夢じゃなくない?嘘ばっかりじゃん?」、・・・この下りを読んでいる時など、私は大江健三郎氏の短篇「鳥」の、「嘘だ!」と叫ぶ主人公とダブッて感じたりしました。

 著者・綿矢さん、この作家は何か私には得体の知れない恐ろしいものをその裡に秘めているように感じました。読んでいて時々、読者に「本当の私を見つけて!」と密かに叫んでいるかのような、著者の孤独感、寂寥感(作品を創造する孤独な作業に繋がるかのような)を見た気がしました。中盤、”夕子さん”が”本物では無い自分を演じる姿”に悩む場面、私には少し冗長に感じられたのですが、その隙間に、著者・綿矢さんの”書きたい”情熱が滲み出ているように感じられました。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.15
(5pt)

綿矢りさにしか描けない作品。

最年少芥川賞受賞で大いに注目された綿矢りさ。ルックスの良さも話題になりました。

いまだに綿矢さんをアイドル視するファンもいるようで、本書刊行時に出版社が用意した

顔写真入りの宣伝物が、書店店頭から盗まれるという小さな事件もありました。

アイドルではなく作家。著者はそのジレンマを少なからず感じているのではないでしょうか。

そしてそのジレンマがこの作品を描かせたのではないかと感じました。

というのは、作品からわき起こるメッセージ性は強く、細部に渡り丁寧に描かれ、

約3年かけてこの作品のためだけに力を注いできたのが物語から感じられるからです。

並々ならぬパワーを宿したこの作品は、綿矢りさの進化形であると断言。ぜひご一読を。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.14
(5pt)

綿矢りさにしか描けない作品。

最年少芥川賞受賞で大いに注目された綿矢りさ。ルックスの良さも話題になりました。

いまだに綿矢さんをアイドル視するファンもいるようで、本書刊行時に出版社が用意した

顔写真入りの宣伝物が、書店店頭から盗まれるという小さな事件もありました。

アイドルではなく作家。著者はそのジレンマを少なからず感じているのではないでしょうか。

そしてそのジレンマがこの作品を描かせたのではないかと感じました。

というのは、作品からわき起こるメッセージ性は強く、細部に渡り丁寧に描かれ、

約3年かけてこの作品のためだけに力を注いできたのが物語から感じられるからです。

並々ならぬパワーを宿したこの作品は、綿矢りさの進化形であると断言。ぜひご一読を。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.13
(4pt)

変わったことはなにもないけど、変わる必要もないのかもしれないし。

親子も、恋人も、堕ちていくことも、皮肉も、ふつうの素直さと同じくらい、ふつうにひねている。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.12
(4pt)

変わったことはなにもないけど、変わる必要もないのかもしれないし。

親子も、恋人も、堕ちていくことも、皮肉も、ふつうの素直さと同じくらい、ふつうにひねている。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.11
(5pt)

考えさせられる。

とにかく、面白かったです。話の進み具合も読んでて丁度いい感じでした。
テーマは考えさせられるものですね。特に就職活動中の僕は最後の感じは自分もこうなりかねないな。と思いました。もう一度冷静になって自分の道を考える力が与えられました。作者には感謝してます。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.10
(5pt)

考えさせられる。

とにかく、面白かったです。話の進み具合も読んでて丁度いい感じでした。
テーマは考えさせられるものですね。特に就職活動中の僕は最後の感じは自分もこうなりかねないな。と思いました。もう一度冷静になって自分の道を考える力が与えられました。作者には感謝してます。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.9
(4pt)

現実の空気をも濁す小説

チャイルドモデル、芸能界を生きる少女の18年間の想いが詰まった小説。

読了後、小説のクオリティーの高さに驚愕するよりも、圧迫感を覚えるよりも、

とにかく先に胸がドンと思いきり重くなった。

小説は読み終わったものの、いまだに終わっていないような感覚になり、テレビもつける気がせず、ただ苦しみながらも考え込んでしまう。

いくつか前の、レビュアーの人が「鬱」という言葉を上げているように、読者の気持ちまで思い切り曇らせ、苦しくさせる小説にまず間違いはない。

純粋すぎる故に体感する少女の辛苦が途切れない。

中盤(主人公のブレイク)から、「それ以上、がんばるなよ」とおもい、溜息を吐きながらも読み進めてしまう。

学校と仕事を両立させ、それでも懸命にこなしていく彼女の疲労感がストレートに伝わってくる。

終盤(主人公の恋愛が、仕事に影響を及ぼし始める)に近づけば近づくほど、胸が締め付けられるおもいがしてくる、かなり痛い。

読んでいて、物凄く疲れた。長いから、とかいう理由ではなく。

そういった意味で、思い切り読者の心を揺さぶることの出来る作品だとおもう。上手くかけている。

インストールや、蹴りたい背中よりも、明らかに現実的でありながら小説的だと感じた。

芥川賞を受賞させるなら、こっちのがいいな。

「夢を与える」、という言葉の哀しさ。

この小説が作り出す、悲哀と辛苦に、苦しくならずにはいられないです。

1300円近く買った甲斐があったとおもいます。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.8
(4pt)

現実の空気をも濁す小説

チャイルドモデル、芸能界を生きる少女の18年間の想いが詰まった小説。

読了後、小説のクオリティーの高さに驚愕するよりも、圧迫感を覚えるよりも、

とにかく先に胸がドンと思いきり重くなった。

小説は読み終わったものの、いまだに終わっていないような感覚になり、テレビもつける気がせず、ただ苦しみながらも考え込んでしまう。

いくつか前の、レビュアーの人が「鬱」という言葉を上げているように、読者の気持ちまで思い切り曇らせ、苦しくさせる小説にまず間違いはない。

純粋すぎる故に体感する少女の辛苦が途切れない。

中盤(主人公のブレイク)から、「それ以上、がんばるなよ」とおもい、溜息を吐きながらも読み進めてしまう。

学校と仕事を両立させ、それでも懸命にこなしていく彼女の疲労感がストレートに伝わってくる。

終盤(主人公の恋愛が、仕事に影響を及ぼし始める)に近づけば近づくほど、胸が締め付けられるおもいがしてくる、かなり痛い。

読んでいて、物凄く疲れた。長いから、とかいう理由ではなく。

そういった意味で、思い切り読者の心を揺さぶることの出来る作品だとおもう。上手くかけている。

インストールや、蹴りたい背中よりも、明らかに現実的でありながら小説的だと感じた。

芥川賞を受賞させるなら、こっちのがいいな。

「夢を与える」、という言葉の哀しさ。

この小説が作り出す、悲哀と辛苦に、苦しくならずにはいられないです。

1300円近く買った甲斐があったとおもいます。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789