夢を与える

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評判

夢を与えるの評価:

3.28/5点 レビュー 134件。 B ランク

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平均点3.28pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全78件 41〜60 3/4ページ
No.38
(3pt)

なんか普通になった?

「インストール」、「蹴りたい背中」、そして本作を読み比べると、文章力は着実に身についているのだと思う。
ただ、前作までにあった、綿矢りさ独特の言い回しというか、若さと感受性あふれる表現がなりをひそめた感があってつまらない。
よく言えば丁寧。悪く言うと淡々。
綿矢りさってこんな作家だったっけ?と思った。

本作は話的にも好きになれないから、私は次回作に期待。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.37
(3pt)

なんか普通になった?

「インストール」、「蹴りたい背中」、そして本作を読み比べると、文章力は着実に身についているのだと思う。
ただ、前作までにあった、綿矢りさ独特の言い回しというか、若さと感受性あふれる表現がなりをひそめた感があってつまらない。
よく言えば丁寧。悪く言うと淡々。
綿矢りさってこんな作家だったっけ?と思った。

本作は話的にも好きになれないから、私は次回作に期待。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.36
(3pt)

なぜにアイドルものを???

読んでまず感じたのが、
なぜ筆者が受賞後、最も注目される第一作にこの物語を描いたかということ。
この作品は、”蹴りたい背中”とも”インストール”とも毛色が違う。
とすると、筆者にはこの作品を書くべき理由があったと思う。

うがった見方をすれば、
一躍、文壇のアイドル作家として祭り上げられた自分の境遇を、
昨今のアイドル女優のそれと重ね合わせていたのかもしれないし、
逆に、そんな境遇を冷ややかに見ていた結果なのかもしれない。
それと、大衆に消費されるアイドル女優に対して、
自分は、それとは違うぞという決意なのかもしれない。

作品は、所々にドキっとする表現が散りばめられていて、
その非凡な才能を存分に堪能することが出来ます。
ただ、壊れていく主人公を通して、筆者が何を伝えたかったのか?
題の「夢を与える」とは何っだたのか? 
ということが、伝えきれていない気がして、少しばかり気になりました。

本を離れて考えてみると、
横綱と別れて激やせした人や、某大学を中退して奇行に走った人、
昨今では、生意気発言をして、総バッシングに合う人などいろいろありますね。
日本のアイドル女優は確かにいろいろ大変です。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.35
(3pt)

なぜにアイドルものを???

読んでまず感じたのが、
なぜ筆者が受賞後、最も注目される第一作にこの物語を描いたかということ。
この作品は、”蹴りたい背中”とも”インストール”とも毛色が違う。
とすると、筆者にはこの作品を書くべき理由があったと思う。

うがった見方をすれば、
一躍、文壇のアイドル作家として祭り上げられた自分の境遇を、
昨今のアイドル女優のそれと重ね合わせていたのかもしれないし、
逆に、そんな境遇を冷ややかに見ていた結果なのかもしれない。
それと、大衆に消費されるアイドル女優に対して、
自分は、それとは違うぞという決意なのかもしれない。

作品は、所々にドキっとする表現が散りばめられていて、
その非凡な才能を存分に堪能することが出来ます。
ただ、壊れていく主人公を通して、筆者が何を伝えたかったのか?
題の「夢を与える」とは何っだたのか? 
ということが、伝えきれていない気がして、少しばかり気になりました。

本を離れて考えてみると、
横綱と別れて激やせした人や、某大学を中退して奇行に走った人、
昨今では、生意気発言をして、総バッシングに合う人などいろいろありますね。
日本のアイドル女優は確かにいろいろ大変です。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.34
(3pt)

残念きまわりない

01年に17歳で「インストール」を発表し話題をさらったものの、3年前に「蹴りたい背中」を読んだ時は綿矢りさはもう終わったなと正直おもった。今作も注目度が高く話題性があったがあまり気乗りせずに読んでみた。まったく内容を知らないで読んだので新人アイドルものとは驚かされた。3作目ということと著者が触れ易い芸能界が舞台と言うこともあり詳細まで良く描かれていた。しかし終了間際のスキャンダルシーンからのテンションの失速、あいかわらずな後味のしないラストシーンは残念きまわりない。次作も話題にあがるのだろうが、さらなる努力を期待する。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.33
(3pt)

残念きまわりない

01年に17歳で「インストール」を発表し話題をさらったものの、3年前に「蹴りたい背中」を読んだ時は綿矢りさはもう終わったなと正直おもった。今作も注目度が高く話題性があったがあまり気乗りせずに読んでみた。まったく内容を知らないで読んだので新人アイドルものとは驚かされた。3作目ということと著者が触れ易い芸能界が舞台と言うこともあり詳細まで良く描かれていた。しかし終了間際のスキャンダルシーンからのテンションの失速、あいかわらずな後味のしないラストシーンは残念きまわりない。次作も話題にあがるのだろうが、さらなる努力を期待する。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.32
(3pt)

三流小説の匂い

著者の芥川賞受賞後の初めての作品で、前作から長い時間を経てからの作品であったので、非常に期待していました。しかし、内容は非常に薄っぺらく、期待はずれに終わりました。
実はこの本を読むのにひと月以上の時間がかかりまして、つまり作品にのめり込んでしまうことが少なかったのですね。特に、物語の中盤位まではチャイドルの成長過程だけが書いてあり、面白みが感じられませんでした。
後半部分で、主人公が堕ちていく内容になっており、期待を込めて読みましたが、単にチャイドルが堕落していく三流小説の匂いがしただけでした。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.31
(3pt)

三流小説の匂い

著者の芥川賞受賞後の初めての作品で、前作から長い時間を経てからの作品であったので、非常に期待していました。しかし、内容は非常に薄っぺらく、期待はずれに終わりました。
実はこの本を読むのにひと月以上の時間がかかりまして、つまり作品にのめり込んでしまうことが少なかったのですね。特に、物語の中盤位まではチャイドルの成長過程だけが書いてあり、面白みが感じられませんでした。
後半部分で、主人公が堕ちていく内容になっており、期待を込めて読みましたが、単にチャイドルが堕落していく三流小説の匂いがしただけでした。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.30
(3pt)

もう一つかな

綿矢さんの作品は初めてですが、う〜ん、次は今のところ無いかな。

主人公に共感できない、人物が描かれていない等の評価が多いように思いますが、私もその通りだと思う。要は主人公のこの世界で生きてゆこうという意志(若いから周りに流せてしまうといえばそれまでですが)の強さが感じられないから、感情移入が出来ないまま、後半になってしまい、だから何なのという結論に落ち着いてしまうのだと思います。

重い結末だったり、救いが無い結末はよくありますが、それも主人公に感情移入が出来てこそ生かされるものだと思います。目指すは桐野さんかな?
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.29
(3pt)

もう一つかな

綿矢さんの作品は初めてですが、う〜ん、次は今のところ無いかな。

主人公に共感できない、人物が描かれていない等の評価が多いように思いますが、私もその通りだと思う。要は主人公のこの世界で生きてゆこうという意志(若いから周りに流せてしまうといえばそれまでですが)の強さが感じられないから、感情移入が出来ないまま、後半になってしまい、だから何なのという結論に落ち着いてしまうのだと思います。

重い結末だったり、救いが無い結末はよくありますが、それも主人公に感情移入が出来てこそ生かされるものだと思います。目指すは桐野さんかな?
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.28
(3pt)

むなしい読後感。

「夢を与える」というタイトルと、新聞に載っていた書評から、「人に夢を与えたい」「夢をたくさん貰った」
などという言葉を簡単に使ってしまう現代への警鐘、みたいなものがテーマになっているのかと思い、興味を持ちましたが、
どうもそこはあんまり掘り下げられてはいなかったのが残念です。

何より、主人公がその言葉を、最初は疑問を抱きながらも、結局は「私じゃなくて夕子というキャラクターが喋っているんだから」
なんて理由付けて、わかったような気になって使っているのにはがっかりでした。

文章表現は秀逸だと思いました。作者の年齢を考えると、鳥肌が立ちそうなほど。
(読みながら、ついつい作者の年齢を考えてしまいました。作品だけを純粋に読まなくては失礼だと思うのに)

でも、何だろう。キャラに魅力を感じなかったです。
主人公の夕子は、純粋に応援するにはさめていて、だからといって頭がよく、芸能界の汚い部分を
逆手に取るわけでもない。

最初はまっすぐに育ってほしいと、読んでいて願いましたが、なんだか計算夕子も見えてきて、
一歩置いてキャラを見るようになってしまい、最後の方は自分を取り巻く人々や状況も掴めないほど、
良く言えば一途、悪く言えば傲慢、ただのお馬鹿ちゃんに。

最後に夕子が受けた仕打ちはありきたりで、陳腐な印象を受けつつも、痛くて読むのがつらかった。
作者は、こんな読後感を、読者に与えたくて書いたのかな?と、なんだか切なかったです。

読んだ後のこの本の感想は、「芸能界、やっぱり怖いね。普通がいいよね、やっぱり」
ぐらいのことしか浮かびませんでした。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.27
(3pt)

むなしい読後感。

「夢を与える」というタイトルと、新聞に載っていた書評から、「人に夢を与えたい」「夢をたくさん貰った」
などという言葉を簡単に使ってしまう現代への警鐘、みたいなものがテーマになっているのかと思い、興味を持ちましたが、
どうもそこはあんまり掘り下げられてはいなかったのが残念です。

何より、主人公がその言葉を、最初は疑問を抱きながらも、結局は「私じゃなくて夕子というキャラクターが喋っているんだから」
なんて理由付けて、わかったような気になって使っているのにはがっかりでした。

文章表現は秀逸だと思いました。作者の年齢を考えると、鳥肌が立ちそうなほど。
(読みながら、ついつい作者の年齢を考えてしまいました。作品だけを純粋に読まなくては失礼だと思うのに)

でも、何だろう。キャラに魅力を感じなかったです。
主人公の夕子は、純粋に応援するにはさめていて、だからといって頭がよく、芸能界の汚い部分を
逆手に取るわけでもない。

最初はまっすぐに育ってほしいと、読んでいて願いましたが、なんだか計算夕子も見えてきて、
一歩置いてキャラを見るようになってしまい、最後の方は自分を取り巻く人々や状況も掴めないほど、
良く言えば一途、悪く言えば傲慢、ただのお馬鹿ちゃんに。

最後に夕子が受けた仕打ちはありきたりで、陳腐な印象を受けつつも、痛くて読むのがつらかった。
作者は、こんな読後感を、読者に与えたくて書いたのかな?と、なんだか切なかったです。

読んだ後のこの本の感想は、「芸能界、やっぱり怖いね。普通がいいよね、やっぱり」
ぐらいのことしか浮かびませんでした。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.26
(3pt)

やりたいことは分かる気がする

受賞してから、ずいぶん長いこと待って、やっと出てきた本作。

率直に言うと、インストール以降は作品を書くごとに落ちていくな、という印象でした。

今回は、ストーリーの展開でみせるというより、作中人物をじっくりみせたいのだと思いました。たしかに今までとは描き方が変わって、人物描写を「頑張っているなぁ」と感じます。

そういう意味で、やりたいことは分かる気がするんですが・・・。

ただ、まだまだだな、と思います。

まだ伝え切れていない部分が多いかな、と。

もっとそれぞれを魅力的に書くことはできるのでは?魅力的、という点では、前作、前々作の方が勝っています。

でも、綿矢りさはまだ若い作家ですから、これはこれで過渡期の作品として見るとして。

芥川賞受賞後、初の作品に著者自身を重ねたものを持ってきて、さらにこれが新しいことをしようという跡が見られるものとなると、やっぱり次回作への期待が高まりますね。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.25
(3pt)

やりたいことは分かる気がする

受賞してから、ずいぶん長いこと待って、やっと出てきた本作。

率直に言うと、インストール以降は作品を書くごとに落ちていくな、という印象でした。

今回は、ストーリーの展開でみせるというより、作中人物をじっくりみせたいのだと思いました。たしかに今までとは描き方が変わって、人物描写を「頑張っているなぁ」と感じます。

そういう意味で、やりたいことは分かる気がするんですが・・・。

ただ、まだまだだな、と思います。

まだ伝え切れていない部分が多いかな、と。

もっとそれぞれを魅力的に書くことはできるのでは?魅力的、という点では、前作、前々作の方が勝っています。

でも、綿矢りさはまだ若い作家ですから、これはこれで過渡期の作品として見るとして。

芥川賞受賞後、初の作品に著者自身を重ねたものを持ってきて、さらにこれが新しいことをしようという跡が見られるものとなると、やっぱり次回作への期待が高まりますね。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.24
(3pt)

今はただ、待ってみたい。

彼女自身がどこかの紙媒体のインタビューで、本書『夢を与える』の前に書き上げた作品が

世間に出せるような水準に達しなかったから、お蔵入りにしたという話をしていた。

それを考えると、本作のどこかに綿矢りさがやりたっかったことが埋め込まれているのだと思う。

ただ、それが過去2作品を書いた綿矢りさとは似ても似つかない新しい彼女のイメージをつくってしまったため、

この本を読み終えて、私はしばらく黙り込んでしまった。

けれど、23才にしてこの確信犯的で壮大な挑戦をした彼女を、

私はただ黙して待ちたいと思う。

ただし、これだけの期待を抱かせたのだから、次回作では「やっぱりな。」と唸らせて欲しい。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.23
(3pt)

今はただ、待ってみたい。

彼女自身がどこかの紙媒体のインタビューで、本書『夢を与える』の前に書き上げた作品が

世間に出せるような水準に達しなかったから、お蔵入りにしたという話をしていた。

それを考えると、本作のどこかに綿矢りさがやりたっかったことが埋め込まれているのだと思う。

ただ、それが過去2作品を書いた綿矢りさとは似ても似つかない新しい彼女のイメージをつくってしまったため、

この本を読み終えて、私はしばらく黙り込んでしまった。

けれど、23才にしてこの確信犯的で壮大な挑戦をした彼女を、

私はただ黙して待ちたいと思う。

ただし、これだけの期待を抱かせたのだから、次回作では「やっぱりな。」と唸らせて欲しい。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.22
(3pt)

痛々しくも逞しい、綿矢りさの挑戦

一夜にして日本中から注目される人物になった
綿谷りさ自身のシンデレラストーリーを投影させたかのような作品でした。
驚くべきことに、これまでの2作とは文体がまったく違います。
自らの経験を交え、身を削るように書いたであろうことを想像すると痛々しく、
そして新しいジャンルに挑戦した彼女の逞しさも感じられる意欲作です。

しかし主人公の苦しみや孤独がうまく描き切れておらず、
かわいいアイドルであるはずの主人公に、読者はまったく心ひかれない。
ファンになり、応援する気になれないから
彼女にタレント生命を脅かす致命的なスキャンダルが発覚しても、
読者は彼女に同情することができない。
そのへんの甘さが残念。

後半は18歳の女の子に味わわせるにはあまりに厳しい展開に・・・。

いくつか気になる点はあっても、
ここまで作家としての幅を広げてきたのには拍手。
次は何を見せてくれるのか楽しみ。
期待の意味も込めて星は3つにとどめておきます。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.21
(3pt)

痛々しくも逞しい、綿矢りさの挑戦

一夜にして日本中から注目される人物になった
綿谷りさ自身のシンデレラストーリーを投影させたかのような作品でした。
驚くべきことに、これまでの2作とは文体がまったく違います。
自らの経験を交え、身を削るように書いたであろうことを想像すると痛々しく、
そして新しいジャンルに挑戦した彼女の逞しさも感じられる意欲作です。

しかし主人公の苦しみや孤独がうまく描き切れておらず、
かわいいアイドルであるはずの主人公に、読者はまったく心ひかれない。
ファンになり、応援する気になれないから
彼女にタレント生命を脅かす致命的なスキャンダルが発覚しても、
読者は彼女に同情することができない。
そのへんの甘さが残念。

後半は18歳の女の子に味わわせるにはあまりに厳しい展開に・・・。

いくつか気になる点はあっても、
ここまで作家としての幅を広げてきたのには拍手。
次は何を見せてくれるのか楽しみ。
期待の意味も込めて星は3つにとどめておきます。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.20
(3pt)

タイトルが泣いている

今までの作品とは異なり、長い時間に亘る物語が描かれる。
いくつもの挿話が登場し、ひとつひとつが丁寧な筆致で述べられ、積み重ねられてゆく。
しかしはっきり言ってその挿話は無駄に多すぎるだけで、人物像を的確に描き出すことには
少しも貢献していない。その結果、この小説で語られる世界は、血が通う生きた人間が
活動する場所ではなくて、全体としてどこか存在感の希薄な幻のようなものになってしまった。

物語の後半、主人公にはある「事件」が起きるのだが、読む者には主人公のそれまでの
十数年にわたる人生の重みがうまく伝わっていないため、事件はその場かぎりの衝撃を
もたらすだけで終ってしまい、タイトルの意味が生きてこない。残念である。
読後、とりとめの無さだけが心に残った。全体の出来としては「蹴りたい背中」から
かなり後退していると言えそうだ。

作者には、技法的な課題として「全体の構成」と「三人称の文体」という二つが
残されたと思う。それらを解決して十分な成果が生み出されてくるまでには、
もう少し時間が必要であるようだ。次回作に期待したい。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.19
(3pt)

もっとどろどろした作品かと思いましたが

題材が芸能界やステージママなのに妙にさわやか、というか

登場人物に生々しさが無く、入り込みにくかったです。

淡々としてる分サクサク読めますが、長いわりにはラストはぱっとしなかった。

次回作に期待したいですね。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041