蹴りたい背中

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評判

蹴りたい背中の評価:

3.63/5点 レビュー 175件。 B ランク

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平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全224件 81〜100 5/12ページ
No.144
(4pt)

砂が抜けきっていないアサリをかみしめて、じゃりっときたときと同じ、ものすごい違和感。

おもしろかった。ハツという女子高校生の目で見た高校生活。
ハツは、陸上部に所属する。その部活の女子高校生の生態の描写がおもしろい。
ブラジャーの観察が、そういう風に見るのだと思ったりして、
しかし、ハツは、いつも仲間はずれになっちゃう。
オリチャンというモデルのアイドルを媒介にして、にな川という同級生と 知り合いになる。
にな川は、「味噌汁の、砂が抜けきっていないアサリをかみしめて、
 じゃりっときたときと同じ、ものすごい違和感」があるという。
「醤油を瓶ごと頭にこぼしてしまったかのような
 重く黒く長すぎる前髪の奥から、警戒するような光る瞳」をもっている。
そのにな川は、オリチャンが死ぬほど好き。
オリチャンは、27歳。特技は「卵焼きをキレイに食べること」
ハツはにな川の家に行って、オリちゃんのことをはなし、
オリちゃんのコンサートにまで一緒に行くが、ハツは、にな川に対する気持ちがわずかに揺れ動く。
ハツは、にな川の「もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい。
痛がるにな川を見たい。」という欲望に駆られる。
「愛しいよりも、もっと強い気持ち」で、背中を蹴りたくなる。
なにかその衝動が、妙に共感がもてる。
いまの私も、そんな風に背中を蹴られるような、
もどかしい自分であるかもしれない。
若々しい眼で、いまのもどかしさ。少しの焦り。をうまく表現している。
背中を蹴ろうとするところに、なにか希望を見つけたような気がした。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.143
(4pt)

砂が抜けきっていないアサリをかみしめて、じゃりっときたときと同じ、ものすごい違和感。

おもしろかった。ハツという女子高校生の目で見た高校生活。
ハツは、陸上部に所属する。その部活の女子高校生の生態の描写がおもしろい。
ブラジャーの観察が、そういう風に見るのだと思ったりして、
しかし、ハツは、いつも仲間はずれになっちゃう。
オリチャンというモデルのアイドルを媒介にして、にな川という同級生と 知り合いになる。
にな川は、「味噌汁の、砂が抜けきっていないアサリをかみしめて、
 じゃりっときたときと同じ、ものすごい違和感」があるという。
「醤油を瓶ごと頭にこぼしてしまったかのような
 重く黒く長すぎる前髪の奥から、警戒するような光る瞳」をもっている。
そのにな川は、オリチャンが死ぬほど好き。
オリチャンは、27歳。特技は「卵焼きをキレイに食べること」
ハツはにな川の家に行って、オリちゃんのことをはなし、
オリちゃんのコンサートにまで一緒に行くが、ハツは、にな川に対する気持ちがわずかに揺れ動く。
ハツは、にな川の「もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい。
痛がるにな川を見たい。」という欲望に駆られる。
「愛しいよりも、もっと強い気持ち」で、背中を蹴りたくなる。
なにかその衝動が、妙に共感がもてる。
いまの私も、そんな風に背中を蹴られるような、
もどかしい自分であるかもしれない。
若々しい眼で、いまのもどかしさ。少しの焦り。をうまく表現している。
背中を蹴ろうとするところに、なにか希望を見つけたような気がした。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.142
(4pt)

内容は期待通り

年数が経っているわりにきれいでした
いっきに読みました
作者の作品シリーズで購入したいと思います
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.141
(4pt)

内容は期待通り

年数が経っているわりにきれいでした
いっきに読みました
作者の作品シリーズで購入したいと思います
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.140
(4pt)

読みやすい文章

テレビで芥川賞を獲った綿矢りさが出て「可愛い子だな〜」と思って読んでみました。

自分は今まであんまり小説読んでこなかったけど、
表現が上手いし読みやすく、主人公に筆者の顔が浮かびやすくイメージし易い感じで
結構面白くすんなり読めました。

あんまり本読んでこなかった人には挑戦し易い小説。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.139
(4pt)

読みやすい文章

テレビで芥川賞を獲った綿矢りさが出て「可愛い子だな〜」と思って読んでみました。

自分は今まであんまり小説読んでこなかったけど、
表現が上手いし読みやすく、主人公に筆者の顔が浮かびやすくイメージし易い感じで
結構面白くすんなり読めました。

あんまり本読んでこなかった人には挑戦し易い小説。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.138
(4pt)

二人の関係は今まさに始まったのかも知れない。

小玉重夫『難民と市民の間で』(現代書館)を読み始めていて、その214頁で「スクールカーストもの小説」の「先駆的な作品」として紹介されている本書を一読。いわゆる露骨ないじめという状況ではないものの、自我と恋愛感情の芽生えの中で、他者に容易に溶け込めない(溶け込ませてもらえない)息苦しい女子高校生の内面が、若々しくも瑞々しい文体で掬い取られており、(自分は男性ですが)昔の自分との比較でいろいろと考えさせられましたね。

「私は、余り者も嫌だけど、グループはもっと嫌だ。できた瞬間から繕わなければいけない、不毛なものだから」(22頁)。
「この、もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい。痛がるにな川を見たい。いきなり咲いたまっさらな欲望は、閃光のようで、一瞬目が眩んだ」(76頁)。
「さっきの男子の態度、あれは同級生じゃなく、一段低い者への態度だった。掃除当番を押しつけようとしている感じ、といおうか、こちらが萎縮して当然と思っている態度」(84~5頁)。
「授業も教室の喧騒も灰色にくすんで、家に帰っても学校で何があったかよく思い出せない。たまった緊張のせいで背骨がきしむような痛みだけが残っている」(86頁)。
「私は、見ているようで見ていないのだ。周りのことがテレビのように、ただ流れていくだけの映像として見えている。気がついたら教室から体育館に移動しているし。もちろん廊下を渡ったり階段を降りたりしてここまで来たんだろうけれど、自分の内側ばっかり見ているから、何も覚えていない。学校にいる間は、頭の中でずっと一人でしゃべっているから、外の世界が遠いんだ」(89頁)。
「存在を消すために努力しているくせに、存在が完全に消えてしまっているのを確認するのは怖い」(100頁)。
「認めてほしい。許してほしい。櫛にからまった髪の毛を一本一本取り除くように、私の心にからみつく黒い筋を指でつまみ取ってごみ箱に捨ててほしい。人にしてほしいことばっかりなんだ。人にやってあげたいことなんか、何一つ思い浮かばないくせに」(109~10頁)。
「絹代の顔色が変わった。グループの他の子たちの目つきも。その瞬間、絹代たちがみんな同じ顔に見えて、背筋が寒くなった。私を、「外」のものを見る目つきでみている」(113頁)。
「授業の合間の十分休息が一番の苦痛で、喧騒の教室の中、肺の半分くらいしか空気を吸い込めない、肩から固まっていくような圧迫感。・・・ 自分の席から動けずに、無表情のままちょっとずつ死んでいく自分を、とてもリアルに想像できる」(166~7頁)。
「オリチャンに近づいていったあの時に、おれ、あの人を今までで一番遠くに感じた。彼女のかけらを拾い集めて、ケースの中にためこんでた時より、ずっと」(171頁)。
「なぜ、彼女はにな川の背中を蹴ったのか。いろいろな解釈が可能ですが、身も蓋もないことをいえば、これは一種の性的な衝動なんですよね。性を暴力に転化する男の子ならまあまあいた(いっぱいいた?)でしょうけれど、こんな形で衝動をぶつける、ないしはモヤモヤをふりきろうとする女の子が、かつての日本文学に存在したでしょうか」(181頁、斎藤美奈子氏解説より)。
「二人の「痛い高校生」は青春小説的世界そのものを「蹴る」ことにすら成功している。この小説が何より衝撃的なのはその点ではなかったでしょうか」(182頁、同上)。
「青春前期は潔癖なのです。読者の共感すらも拒絶するほど潔癖なのだ、と申し上げれば、わかっていただけるでしょうか。「青春」が苦手なこの二人が、私にはとてもチャーミングに感じられます」(183頁、同上)。

長谷川初(ハツ)実(90頁、14頁、19頁)と蜷(にな)川智(さとし)(24頁、115頁)、そして小倉絹代(9頁、160頁)のその後が読みたくなりました。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.137
(4pt)

二人の関係は今まさに始まったのかも知れない。

小玉重夫『難民と市民の間で』(現代書館)を読み始めていて、その214頁で「スクールカーストもの小説」の「先駆的な作品」として紹介されている本書を一読。いわゆる露骨ないじめという状況ではないものの、自我と恋愛感情の芽生えの中で、他者に容易に溶け込めない(溶け込ませてもらえない)息苦しい女子高校生の内面が、若々しくも瑞々しい文体で掬い取られており、(自分は男性ですが)昔の自分との比較でいろいろと考えさせられましたね。

「私は、余り者も嫌だけど、グループはもっと嫌だ。できた瞬間から繕わなければいけない、不毛なものだから」(22頁)。
「この、もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい。痛がるにな川を見たい。いきなり咲いたまっさらな欲望は、閃光のようで、一瞬目が眩んだ」(76頁)。
「さっきの男子の態度、あれは同級生じゃなく、一段低い者への態度だった。掃除当番を押しつけようとしている感じ、といおうか、こちらが萎縮して当然と思っている態度」(84~5頁)。
「授業も教室の喧騒も灰色にくすんで、家に帰っても学校で何があったかよく思い出せない。たまった緊張のせいで背骨がきしむような痛みだけが残っている」(86頁)。
「私は、見ているようで見ていないのだ。周りのことがテレビのように、ただ流れていくだけの映像として見えている。気がついたら教室から体育館に移動しているし。もちろん廊下を渡ったり階段を降りたりしてここまで来たんだろうけれど、自分の内側ばっかり見ているから、何も覚えていない。学校にいる間は、頭の中でずっと一人でしゃべっているから、外の世界が遠いんだ」(89頁)。
「存在を消すために努力しているくせに、存在が完全に消えてしまっているのを確認するのは怖い」(100頁)。
「認めてほしい。許してほしい。櫛にからまった髪の毛を一本一本取り除くように、私の心にからみつく黒い筋を指でつまみ取ってごみ箱に捨ててほしい。人にしてほしいことばっかりなんだ。人にやってあげたいことなんか、何一つ思い浮かばないくせに」(109~10頁)。
「絹代の顔色が変わった。グループの他の子たちの目つきも。その瞬間、絹代たちがみんな同じ顔に見えて、背筋が寒くなった。私を、「外」のものを見る目つきでみている」(113頁)。
「授業の合間の十分休息が一番の苦痛で、喧騒の教室の中、肺の半分くらいしか空気を吸い込めない、肩から固まっていくような圧迫感。・・・ 自分の席から動けずに、無表情のままちょっとずつ死んでいく自分を、とてもリアルに想像できる」(166~7頁)。
「オリチャンに近づいていったあの時に、おれ、あの人を今までで一番遠くに感じた。彼女のかけらを拾い集めて、ケースの中にためこんでた時より、ずっと」(171頁)。
「なぜ、彼女はにな川の背中を蹴ったのか。いろいろな解釈が可能ですが、身も蓋もないことをいえば、これは一種の性的な衝動なんですよね。性を暴力に転化する男の子ならまあまあいた(いっぱいいた?)でしょうけれど、こんな形で衝動をぶつける、ないしはモヤモヤをふりきろうとする女の子が、かつての日本文学に存在したでしょうか」(181頁、斎藤美奈子氏解説より)。
「二人の「痛い高校生」は青春小説的世界そのものを「蹴る」ことにすら成功している。この小説が何より衝撃的なのはその点ではなかったでしょうか」(182頁、同上)。
「青春前期は潔癖なのです。読者の共感すらも拒絶するほど潔癖なのだ、と申し上げれば、わかっていただけるでしょうか。「青春」が苦手なこの二人が、私にはとてもチャーミングに感じられます」(183頁、同上)。

長谷川初(ハツ)実(90頁、14頁、19頁)と蜷(にな)川智(さとし)(24頁、115頁)、そして小倉絹代(9頁、160頁)のその後が読みたくなりました。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.136
(4pt)

愛くるしい

にな川という男子、いまいちつかみどころのないやつです。
にな川は普通の人なら当然怒ることをされても、さらっと受け流してしまいます。かといってただ鈍感なやつという訳ではなく、非常に周りが見えてて、やさしい男です。
そんなにな川の背中をなぜか主人公は「蹴りたい」と思います。蹴りたいだけではなくにな川の不幸を願う場面もあります。
これは一種の愛情表現なのでしょうか、
好きというより愛くるしい。愛くるしすぎるがゆえにいじめたい。
なんとなくわかる気がします。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.135
(4pt)

愛くるしい

にな川という男子、いまいちつかみどころのないやつです。
にな川は普通の人なら当然怒ることをされても、さらっと受け流してしまいます。かといってただ鈍感なやつという訳ではなく、非常に周りが見えてて、やさしい男です。
そんなにな川の背中をなぜか主人公は「蹴りたい」と思います。蹴りたいだけではなくにな川の不幸を願う場面もあります。
これは一種の愛情表現なのでしょうか、
好きというより愛くるしい。愛くるしすぎるがゆえにいじめたい。
なんとなくわかる気がします。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.134
(5pt)

蹴りたい背中はある。

結婚して、まあまあ年数の経った主婦の間では、共感している人が多いです。
時に、なんとも表現でき無い、旦那の背中を蹴りたくなる心理で、解るわ〜〜って。
男性や、若者には、解りずらいかもですが、女性にはいつか、アレだ!と腑に落ちた、と言う時が来るかもしれない内容。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.133
(5pt)

蹴りたい背中はある。

結婚して、まあまあ年数の経った主婦の間では、共感している人が多いです。
時に、なんとも表現でき無い、旦那の背中を蹴りたくなる心理で、解るわ〜〜って。
男性や、若者には、解りずらいかもですが、女性にはいつか、アレだ!と腑に落ちた、と言う時が来るかもしれない内容。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.132
(4pt)

良いですね。

読書週間なので、この本をチョイスしました。
難しくなく、読み切りました。良いです。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.131
(4pt)

良いですね。

読書週間なので、この本をチョイスしました。
難しくなく、読み切りました。良いです。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.130
(4pt)

思春期の危険さ

にな川はオリチャンのファンをやってたはずだったけどいざ目の前にすると遠すぎる存在だと知る叶わない愛情、ハツはにな川が傷つくのを見たいという歪んだ愛情。どっちも不器用であり、それを切り取ることに成功してる作品だと思う。
僕が思うに愛情の真の姿はそういうところではあるやろうけど、彼らがこの先の人生を幸せだったり上手だったりして生きていく未来が見えない。それは未だに僕も分からないこと。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.129
(4pt)

思春期の危険さ

にな川はオリチャンのファンをやってたはずだったけどいざ目の前にすると遠すぎる存在だと知る叶わない愛情、ハツはにな川が傷つくのを見たいという歪んだ愛情。どっちも不器用であり、それを切り取ることに成功してる作品だと思う。
僕が思うに愛情の真の姿はそういうところではあるやろうけど、彼らがこの先の人生を幸せだったり上手だったりして生きていく未来が見えない。それは未だに僕も分からないこと。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.128
(4pt)

ハツの母性の表現では…?

とても楽しく読んだ。この文章力と表現と読ませる力は19歳とは思えない。
読了後、「結局なんなんだ?」みたいなのが残ったが、まあそういう作品なんだろう。
まず思ったのが、ハツの内面描写の揺れ動き。とても繊細でリアル。自信がわからない思春期の不安定さもあった。
印象に残ったのが、にな川の部屋で桃を食べるシーン。少し性的な匂いを感じた。ハツの支配の欲求みたいなのが見える。
それと、絹代の使い方がうまい。彼女がいる事で、ハツは皮一枚孤立はしていないし、彼女にハツはにな川の事が好きだと勘違いさせることで、ハツの気持ちの揺れを強固にしている。つまりにな川に対する恋愛感情は曖昧にさせている。
作者はおそらく全てを曖昧にしたいのだと思う。関係性やヒエラルキーや感情など、読み間違えてなければ、小説ないで、はっきりさせていることは何もないように思う。
しかしながら、小説の軸はやはりどう考えても、ハツのにな川に対する、気持ちというか内面なのだから、恋愛でもなく、友達でもなく、悪なども感じさせない。自分の中で整理すると「母性」ということが残った。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.127
(4pt)

ハツの母性の表現では…?

とても楽しく読んだ。この文章力と表現と読ませる力は19歳とは思えない。
読了後、「結局なんなんだ?」みたいなのが残ったが、まあそういう作品なんだろう。
まず思ったのが、ハツの内面描写の揺れ動き。とても繊細でリアル。自信がわからない思春期の不安定さもあった。
印象に残ったのが、にな川の部屋で桃を食べるシーン。少し性的な匂いを感じた。ハツの支配の欲求みたいなのが見える。
それと、絹代の使い方がうまい。彼女がいる事で、ハツは皮一枚孤立はしていないし、彼女にハツはにな川の事が好きだと勘違いさせることで、ハツの気持ちの揺れを強固にしている。つまりにな川に対する恋愛感情は曖昧にさせている。
作者はおそらく全てを曖昧にしたいのだと思う。関係性やヒエラルキーや感情など、読み間違えてなければ、小説ないで、はっきりさせていることは何もないように思う。
しかしながら、小説の軸はやはりどう考えても、ハツのにな川に対する、気持ちというか内面なのだから、恋愛でもなく、友達でもなく、悪なども感じさせない。自分の中で整理すると「母性」ということが残った。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.126
(4pt)

我を忘れてのめり込む芸能人ファンへの警鐘

目の前の大事な人に向き合わず、芸能人に夢中になる男子が気になる主人公女子。面白く読みました。
その男の子の家の親の主人公への対処がとても温かくて良かった。人のウチに黙ってあがっちゃいけないことを注意しつつ、友だちを受け入れてくれる姿勢に感動しました。
でも、その男子の名字に意味を持たせるなら、ありそうにない名字だったらもっと良かったと思います。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.125
(4pt)

我を忘れてのめり込む芸能人ファンへの警鐘

目の前の大事な人に向き合わず、芸能人に夢中になる男子が気になる主人公女子。面白く読みました。
その男の子の家の親の主人公への対処がとても温かくて良かった。人のウチに黙ってあがっちゃいけないことを注意しつつ、友だちを受け入れてくれる姿勢に感動しました。
でも、その男子の名字に意味を持たせるなら、ありそうにない名字だったらもっと良かったと思います。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419