蹴りたい背中

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評判

蹴りたい背中の評価:

3.63/5点 レビュー 175件。 B ランク

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平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全224件 61〜80 4/12ページ
No.164
(4pt)

にな川に超人を求めるのはまちがっているだろうか。

はじめは正直イロモノ的なイメージだったのですが、ふと気が向いて読んでみると、予想外におもしろかったです。もっと早く読めばよかった。

一言でいうと、いい意味で、純文学よりの少女漫画のノベライズというような印象でした。

吉本ばななにも似た、瑞々しい、複雑な心情を感覚的に描く、いかにも若い女性作家な文章がいいですね。

ただ自分的に、主人公は、「にな川」のマイペースで、良く言えばどこか超人的な部分にこそ惹かれているように思っていたので、ライブのグッズ物販の時、にな川が周りの目を気にせず列に並ばないのは「なんでだろう?」と感じました。

もし「にな川」をマイペース超人だとするなら、やっぱり彼は現実の恋愛どころか他人の価値観に興味すらない、まったく社会性/協調性のない「自分の世界の住人」でもよかったかも。
(人目を気にしてしまう主人公から見た理想の人間=にな川)

もっとも、ストーリー自体がおもしろかったので細かいところはどうでもいいですね。

あと、なんとなく「こういうライトノベルがあったらおもしろいのにな」と思いました。

ふだん純文学を読まない人にもおすすめの、透明度の高い、エンタメとしてもたのしめる小説です。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.163
(4pt)

にな川に超人を求めるのはまちがっているだろうか。

はじめは正直イロモノ的なイメージだったのですが、ふと気が向いて読んでみると、予想外におもしろかったです。もっと早く読めばよかった。

一言でいうと、いい意味で、純文学よりの少女漫画のノベライズというような印象でした。

吉本ばななにも似た、瑞々しい、複雑な心情を感覚的に描く、いかにも若い女性作家な文章がいいですね。

ただ自分的に、主人公は、「にな川」のマイペースで、良く言えばどこか超人的な部分にこそ惹かれているように思っていたので、ライブのグッズ物販の時、にな川が周りの目を気にせず列に並ばないのは「なんでだろう?」と感じました。

もし「にな川」をマイペース超人だとするなら、やっぱり彼は現実の恋愛どころか他人の価値観に興味すらない、まったく社会性/協調性のない「自分の世界の住人」でもよかったかも。
(人目を気にしてしまう主人公から見た理想の人間=にな川)

もっとも、ストーリー自体がおもしろかったので細かいところはどうでもいいですね。

あと、なんとなく「こういうライトノベルがあったらおもしろいのにな」と思いました。

ふだん純文学を読まない人にもおすすめの、透明度の高い、エンタメとしてもたのしめる小説です。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.162
(4pt)

無自覚的な共依存への欲望

「ハツがにな川を蹴った理由」を読者が察せられるかどうかで、本作に対して抱く感想は「薄い」か「おぞましい」かに二分されると思う。作中の「にな川」という人物とは、「物事を俯瞰で眺めてしまうために他者に迎合できないハツが、組織から疎外される中で見つけた『依存の対象』」である。だからハツは、彼のことを蹴って貶めて、自分に都合のいい共依存の関係に持ち込みたい。そういうエゴがハツのサディズムの原動力となっている。
そのことは作中で、最後まで明かされない。絹代の存在を媒介にして、「結局、ハツはにな川のことが好きなのか?」という問いが繰り返し表れるも、最後の最後までそれが明かされることはない。これが読者を引き付ける力となっている。
しかしその答えは、唯一、最後の場面でぼんやりと暗示されるに過ぎない。こんな景色を見ていても、にな川と私は全く別のことを考えているんだ、というような意味の終盤の一文がそれである。彼女はオリチャンに熱を上げるにな川を蹴落として、自分の方を向かせたい。そして互いに依存し合う関係を作ることを求めているのである。作中で中心となっていた疑問が暗示されているのだから、たとえ目に見えるクライマックスがなくとも、作品としてはここで終わるのが妥当である。
答えが作中で出されないのは、ハツ自身がその潜在的な欲望を自覚していないことの表れである。したがって、これはこう書かなければ作品の味を損ねてしまう。しかしそれが大衆からの理解され難さに繋がっている。読者がこの辺りを読み込めるかどうかで、この作品に対する感想は変わってくる。

普通に、芥川賞受賞レベルだと思う。しかし芥川賞というのは新人の登竜門的な位置づけのものであって、「これを取ったから偉大な文学作品である」という類のものではない。この作品は技巧に優れていて、よく練られているけれども、良くも悪くも、芥川賞受賞レベルの域を出るものではないと思う。
ただ、こういう解説を誰かがしなければ、作品の意図を把握できない読者がたくさん表れるために、「こんなのが芥川賞!?」と無用な混乱をきたすようにも思われる。注意深く読めば理解できる内容を読み落としながら、ただ作品を読み終えただけでは「作品を読んだ」ことにはならない。結果的に、この作品のブームはますます文学というものを大衆に嫌煙させ、若者の活字離れを加速させることになったのではないかと思う。別にだからどう、ということもないが。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.161
(4pt)

無自覚的な共依存への欲望

「ハツがにな川を蹴った理由」を読者が察せられるかどうかで、本作に対して抱く感想は「薄い」か「おぞましい」かに二分されると思う。作中の「にな川」という人物とは、「物事を俯瞰で眺めてしまうために他者に迎合できないハツが、組織から疎外される中で見つけた『依存の対象』」である。だからハツは、彼のことを蹴って貶めて、自分に都合のいい共依存の関係に持ち込みたい。そういうエゴがハツのサディズムの原動力となっている。
そのことは作中で、最後まで明かされない。絹代の存在を媒介にして、「結局、ハツはにな川のことが好きなのか?」という問いが繰り返し表れるも、最後の最後までそれが明かされることはない。これが読者を引き付ける力となっている。
しかしその答えは、唯一、最後の場面でぼんやりと暗示されるに過ぎない。こんな景色を見ていても、にな川と私は全く別のことを考えているんだ、というような意味の終盤の一文がそれである。彼女はオリチャンに熱を上げるにな川を蹴落として、自分の方を向かせたい。そして互いに依存し合う関係を作ることを求めているのである。作中で中心となっていた疑問が暗示されているのだから、たとえ目に見えるクライマックスがなくとも、作品としてはここで終わるのが妥当である。
答えが作中で出されないのは、ハツ自身がその潜在的な欲望を自覚していないことの表れである。したがって、これはこう書かなければ作品の味を損ねてしまう。しかしそれが大衆からの理解され難さに繋がっている。読者がこの辺りを読み込めるかどうかで、この作品に対する感想は変わってくる。

普通に、芥川賞受賞レベルだと思う。しかし芥川賞というのは新人の登竜門的な位置づけのものであって、「これを取ったから偉大な文学作品である」という類のものではない。この作品は技巧に優れていて、よく練られているけれども、良くも悪くも、芥川賞受賞レベルの域を出るものではないと思う。
ただ、こういう解説を誰かがしなければ、作品の意図を把握できない読者がたくさん表れるために、「こんなのが芥川賞!?」と無用な混乱をきたすようにも思われる。注意深く読めば理解できる内容を読み落としながら、ただ作品を読み終えただけでは「作品を読んだ」ことにはならない。結果的に、この作品のブームはますます文学というものを大衆に嫌煙させ、若者の活字離れを加速させることになったのではないかと思う。別にだからどう、ということもないが。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.160
(5pt)

不思議な感覚

皆んなが体験した事のある感覚。懐かしさを、まるで昨日の事のように思い出させる。不思議な世界に。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.159
(5pt)

不思議な感覚

皆んなが体験した事のある感覚。懐かしさを、まるで昨日の事のように思い出させる。不思議な世界に。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.158
(5pt)

彼女の作品の中で最も「整っている」のでは

芥川賞受賞当時以来、約15年ぶりに読んでみました。当時、「インストール」も読んでみて、この作品の方がずいぶん良くなった印象を受けていました。そして今回…、変わらず新鮮に読めました。
正直、背中を「蹴る」という行為の意味(芥川賞の選評なども読みましたが、)をいまだに理解できませんが、作者の言葉の使い方の面白さと、リズムと、何より無理がなく、破城のない構成が素晴らしいと思います。
その後の作品も読みましたが、「蹴りたい背中」は作者の作品で私が読んだものの中では、ぶっ飛んでると同時に、最も小説として「整っている」と思います。大好きな作品のひとつです。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.157
(5pt)

彼女の作品の中で最も「整っている」のでは

芥川賞受賞当時以来、約15年ぶりに読んでみました。当時、「インストール」も読んでみて、この作品の方がずいぶん良くなった印象を受けていました。そして今回…、変わらず新鮮に読めました。
正直、背中を「蹴る」という行為の意味(芥川賞の選評なども読みましたが、)をいまだに理解できませんが、作者の言葉の使い方の面白さと、リズムと、何より無理がなく、破城のない構成が素晴らしいと思います。
その後の作品も読みましたが、「蹴りたい背中」は作者の作品で私が読んだものの中では、ぶっ飛んでると同時に、最も小説として「整っている」と思います。大好きな作品のひとつです。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.156
(4pt)

何やってんだろう

斎藤美奈子さんが的確に解説しているのであまり書くことありませんが、
長谷川、にな川、お前ら何やってんだと笑って読みました。長谷川は好んで余り者になったに対し、
にな川は基本的に周囲から弾かれおり2人は同等ではありません。
誇れる疎外者が情けない余計者に執着する動機が今ひとつ分かりませんが、にな川の描写が妙にリアルで気色悪く
笑かせてもらいました。終盤、絹代を2人の観察者として登場させます。彼女の観察が正しいのか作者はあえて答えを出しません。
しかし、もっと惨めになれという思いや背中蹴りは視点人物の本音でしょうね。面白かったです。

※画像・プロフィールは無視してください
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.155
(4pt)

何やってんだろう

斎藤美奈子さんが的確に解説しているのであまり書くことありませんが、
長谷川、にな川、お前ら何やってんだと笑って読みました。長谷川は好んで余り者になったに対し、
にな川は基本的に周囲から弾かれおり2人は同等ではありません。
誇れる疎外者が情けない余計者に執着する動機が今ひとつ分かりませんが、にな川の描写が妙にリアルで気色悪く
笑かせてもらいました。終盤、絹代を2人の観察者として登場させます。彼女の観察が正しいのか作者はあえて答えを出しません。
しかし、もっと惨めになれという思いや背中蹴りは視点人物の本音でしょうね。面白かったです。

※画像・プロフィールは無視してください
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.154
(5pt)

爽やかな清涼飲料水のような時代

一気に読みました。自分の高校時代は決してその通りではなかったのに、この本の中に出てくる登場人物(またはその取り巻き)に自分の心をスッと重ねていくことができます。

ああでもないこうでもないという思考の流れと、そのくせ一旦決めてしまうとストレートな実行に移す速度のコントラスト。一人は怖いのに群れたくない気持ち。

日中はエアコンがないといられないのに、縁側で夕暮れになると涼しくなり始める夏休み後半。そんな時期こそがGrowing painとないまぜになって、清々しい青春を作るんだと思い至りました。

冷えた炭酸飲料のような爽やかさです。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.153
(5pt)

爽やかな清涼飲料水のような時代

一気に読みました。自分の高校時代は決してその通りではなかったのに、この本の中に出てくる登場人物(またはその取り巻き)に自分の心をスッと重ねていくことができます。

ああでもないこうでもないという思考の流れと、そのくせ一旦決めてしまうとストレートな実行に移す速度のコントラスト。一人は怖いのに群れたくない気持ち。

日中はエアコンがないといられないのに、縁側で夕暮れになると涼しくなり始める夏休み後半。そんな時期こそがGrowing painとないまぜになって、清々しい青春を作るんだと思い至りました。

冷えた炭酸飲料のような爽やかさです。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.152
(4pt)

物語を書いた人の感性が、グイグイ伝わって来ました。

表現が独特なので、純粋にそれを楽しみました。
ストーリー展開は物足りないかな。
著者の感性が、文章を通して強く感じられます。
19歳でこんな表現ができたなんてすごい。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.151
(4pt)

物語を書いた人の感性が、グイグイ伝わって来ました。

表現が独特なので、純粋にそれを楽しみました。
ストーリー展開は物足りないかな。
著者の感性が、文章を通して強く感じられます。
19歳でこんな表現ができたなんてすごい。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.150
(4pt)

2003年感

いい意味でも悪い意味でも、2003年を感じてしまう文章でした。
口語っぽい文章ってその時は新鮮だけど、そこに当時の匂いが残りすぎるからか、15年も経つと急激に古びてしまいますね。
会話の中だったらそれほど気にならないのに、文章にすると途端に古臭さが出るのなんでだろう。

そういうわけで、長く残る小説ではないと思うけど、個人的にはとても好きでした。
目に映るもので価値観がコロコロ変わったりする年齢の中で生じる、言葉にできない変な感情というものを描こうとしたのは意欲的です。
個人的にはこういう気持ちのほうが惚れた腫れたよりよっぽど真実味があるし身に覚えがあるので、やっと言葉にしてるものに出会った!という喜びがありました。19歳で書かれたというのは敢えて触れなくても、素晴らしい作品であることに違いないです。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.149
(4pt)

2003年感

いい意味でも悪い意味でも、2003年を感じてしまう文章でした。
口語っぽい文章ってその時は新鮮だけど、そこに当時の匂いが残りすぎるからか、15年も経つと急激に古びてしまいますね。
会話の中だったらそれほど気にならないのに、文章にすると途端に古臭さが出るのなんでだろう。

そういうわけで、長く残る小説ではないと思うけど、個人的にはとても好きでした。
目に映るもので価値観がコロコロ変わったりする年齢の中で生じる、言葉にできない変な感情というものを描こうとしたのは意欲的です。
個人的にはこういう気持ちのほうが惚れた腫れたよりよっぽど真実味があるし身に覚えがあるので、やっと言葉にしてるものに出会った!という喜びがありました。19歳で書かれたというのは敢えて触れなくても、素晴らしい作品であることに違いないです。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.148
(4pt)

ああ、こんな時代が自分にもあったな

綿矢さんがこの本で芥川賞を取ったことは、
自分が中学生か高校生の時にニュースで知りました。

それから20年あまり。
ようやく読みましたが、自分の高校・大学時代がまさに
この本の主人公が住んでいるような世界だったので
懐かしさを覚えながら読み進めました。

もう10年ほど前に、この本に出会っていたら
もっと胆力を持って当時を過ごせたのかな、と思いながら。

いずれにせよ、手にすることができてよかったです。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.147
(4pt)

ああ、こんな時代が自分にもあったな

綿矢さんがこの本で芥川賞を取ったことは、
自分が中学生か高校生の時にニュースで知りました。

それから20年あまり。
ようやく読みましたが、自分の高校・大学時代がまさに
この本の主人公が住んでいるような世界だったので
懐かしさを覚えながら読み進めました。

もう10年ほど前に、この本に出会っていたら
もっと胆力を持って当時を過ごせたのかな、と思いながら。

いずれにせよ、手にすることができてよかったです。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.146
(4pt)

思春期の繊細な女心を覗ける。

表紙の絵が、まさに主人公の性格を表していて驚き、反面、感心します。
当時19歳だった女性が書いたと考えると、その時の気持ちをまんま表現しているように思えます。少し冷めている女の子の心の中を覗いているようでした。
文章から滲み出る皮肉や不満が、本当は私もそうしたいのに、と羨ましがっているように感じられます。思春期の繊細な女心がかなり気持ちよく表現されていました。物語よりもそちらに面白味を感じて読み進めていたので、純文学である、と思えます。
口コミなど見て、あまり期待せずに見たので、逆に感激しました。
星のマイナス一は、体言止めの多さですかね。なんか読み進めるリズム感を気にしているのか、見た目の美しさにかけます。最後まで言い切ってくれないと、内容がスカスカのように思える。軽い感じがマイナスでした。
若い女性の心なので、それはそれで高評価になるのかもしれませんが……。
個人的には気になりました。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.145
(4pt)

思春期の繊細な女心を覗ける。

表紙の絵が、まさに主人公の性格を表していて驚き、反面、感心します。
当時19歳だった女性が書いたと考えると、その時の気持ちをまんま表現しているように思えます。少し冷めている女の子の心の中を覗いているようでした。
文章から滲み出る皮肉や不満が、本当は私もそうしたいのに、と羨ましがっているように感じられます。思春期の繊細な女心がかなり気持ちよく表現されていました。物語よりもそちらに面白味を感じて読み進めていたので、純文学である、と思えます。
口コミなど見て、あまり期待せずに見たので、逆に感激しました。
星のマイナス一は、体言止めの多さですかね。なんか読み進めるリズム感を気にしているのか、見た目の美しさにかけます。最後まで言い切ってくれないと、内容がスカスカのように思える。軽い感じがマイナスでした。
若い女性の心なので、それはそれで高評価になるのかもしれませんが……。
個人的には気になりました。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700