蹴りたい背中

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評判

蹴りたい背中の評価:

3.63/5点 レビュー 175件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全224件 41〜60 3/12ページ
No.184
(5pt)

笑わせ方

当作品の影響で、僕も、背中を蹴りました
格闘技の小説ではありません
作者の年代としてはギャグセンスがある
でも、文の初めに意識して好フレーズを置くという技術はむしろ、直木賞ライクで、好きになれない
年々、不抜けた小説を作ってる
ここをピークに見ても良いと思う
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.183
(5pt)

笑わせ方

当作品の影響で、僕も、背中を蹴りました
格闘技の小説ではありません
作者の年代としてはギャグセンスがある
でも、文の初めに意識して好フレーズを置くという技術はむしろ、直木賞ライクで、好きになれない
年々、不抜けた小説を作ってる
ここをピークに見ても良いと思う
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.182
(4pt)

にな川はイケメン

にな川はつかみどころのない気がつかえる優しくてかっこ良い男でときめきました。長谷川がオリチャンに夢中のにな川に嫉妬して彼を痛めつけたいような気持ちになる瞬間はわかるような気がしました。自分の彼氏との思い出を重ねて懐かしさがありました。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.181
(4pt)

にな川はイケメン

にな川はつかみどころのない気がつかえる優しくてかっこ良い男でときめきました。長谷川がオリチャンに夢中のにな川に嫉妬して彼を痛めつけたいような気持ちになる瞬間はわかるような気がしました。自分の彼氏との思い出を重ねて懐かしさがありました。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.180
(5pt)

焦らないで、ゆっくり前へ進んでください。

感動しました。

一行目から示されている通り、作品の主題は「寂しさ」であり、
小説全体は「孤独の殻から脱け出して成長していこうとしている二人の物語」として読むことができます。

独白や細かい記述が多かったり、とっつきにくい人物たちだったりで、
前半は停滞感や作品への入り込めなさを感じて退屈しながら読んでいましたが、
「二人は成長していこうとしている」ということに気づかされてからは一気に感情移入が進み、
人物たちに愛しさを感じながら読み終えました。

二人の状況が理解でき、感情移入が成立していると、
たとえばお見舞いのシーンも非常にドラマティックなものに見えてきます。

 「にな川、オリチャン以外のことについて話そう」

 「クラスの人たちどう思う?」

と、一見はどうということのない日常会話に見える台詞ですが、
「孤独の殻を破って、一歩を踏み出す」という状況の中では、
勇気のいる、大きな意味を持つ台詞になってきます。

こういう風に、「小さなことで大きく動かす」ことができるのは、作者の技量でしょう。

ちょっとしたことを象徴として使うという技術も多用しており、
その辺りを読み飛ばしてしまうと物足りなく感じたりもするのかもしれません。

まずは冒頭の紙屑の山があります。

明示されている通りこれは「孤独な時間」の象徴ですが、
(「さびしさが聞こえないようにプリントを千切る」→「結果としてできた紙屑の山は孤独な時間の凝縮」と、
論理的に象徴を組み立てているのも上手いです)
にな川と話したあとで、この紙屑の山がなくなっています。

にな川によってハツの孤独に変化が生じたこと、それでもまだ孤独にしがみつきたい気持ちがあることを、
「紙屑の山=孤独な時間」という象徴を無駄遣いせずに、上手く使って示しているところでしょう。

 ここ、カーテンの内側では、私のプラスチックの箸が弁当箱に当たる、かちゃかちゃという幼稚な音だけが響く。

という記述も、表面上は音の話として書いていますが、
孤独を気取る自分の幼稚さをハツが自覚していることを、やはり象徴的に書いているところです。

こういう細かいところで内面の変化や、葛藤が生じ高まっていくことをちゃんと書いているので、
なんでもない平凡なような話が、ドラマティックな動きのあるものとして感じられます。

一番上手いと思い、感動もしたのが、表題にも引いたフレーズです。

 焦らないで、ゆっくり前へ進んでください、

と。

一見はライブ会場の整理係の平凡な注意なんですが、
「成長していこうとしている二人の物語」の中では、
二人の成長を見守り励ます、優しく温かいフレーズとして響きます。

一歩を踏み出し、成長に向かい、関係も進んでいくであろう二人ですが、
家庭のことや学校のことなど、先がそうそう上手くいかないであろうことも示されています。

微妙なところに着地して終わる小説ではありますが、
このフレーズであったり、にな川がハツの手を引っぱる描写なども効いているので、
「全体としてはちょっとプラス」ぐらいの感覚になり、
爽やかで前向きな気持ちで読み終えることができます。

…ということで、全体として「上手い。感動する」という感想です。

デビュー当時の過剰な報道が去った今だからこそ、
ちゃんと価値や技術が評価でき、素直に楽しめるようになったのかもしれません。

一時期の話題で終わってしまうにはもったいない名作であり、優れた小説家だと思います。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.179
(5pt)

焦らないで、ゆっくり前へ進んでください。

感動しました。

一行目から示されている通り、作品の主題は「寂しさ」であり、
小説全体は「孤独の殻から脱け出して成長していこうとしている二人の物語」として読むことができます。

独白や細かい記述が多かったり、とっつきにくい人物たちだったりで、
前半は停滞感や作品への入り込めなさを感じて退屈しながら読んでいましたが、
「二人は成長していこうとしている」ということに気づかされてからは一気に感情移入が進み、
人物たちに愛しさを感じながら読み終えました。

二人の状況が理解でき、感情移入が成立していると、
たとえばお見舞いのシーンも非常にドラマティックなものに見えてきます。

 「にな川、オリチャン以外のことについて話そう」

 「クラスの人たちどう思う?」

と、一見はどうということのない日常会話に見える台詞ですが、
「孤独の殻を破って、一歩を踏み出す」という状況の中では、
勇気のいる、大きな意味を持つ台詞になってきます。

こういう風に、「小さなことで大きく動かす」ことができるのは、作者の技量でしょう。

ちょっとしたことを象徴として使うという技術も多用しており、
その辺りを読み飛ばしてしまうと物足りなく感じたりもするのかもしれません。

まずは冒頭の紙屑の山があります。

明示されている通りこれは「孤独な時間」の象徴ですが、
(「さびしさが聞こえないようにプリントを千切る」→「結果としてできた紙屑の山は孤独な時間の凝縮」と、
論理的に象徴を組み立てているのも上手いです)
にな川と話したあとで、この紙屑の山がなくなっています。

にな川によってハツの孤独に変化が生じたこと、それでもまだ孤独にしがみつきたい気持ちがあることを、
「紙屑の山=孤独な時間」という象徴を無駄遣いせずに、上手く使って示しているところでしょう。

 ここ、カーテンの内側では、私のプラスチックの箸が弁当箱に当たる、かちゃかちゃという幼稚な音だけが響く。

という記述も、表面上は音の話として書いていますが、
孤独を気取る自分の幼稚さをハツが自覚していることを、やはり象徴的に書いているところです。

こういう細かいところで内面の変化や、葛藤が生じ高まっていくことをちゃんと書いているので、
なんでもない平凡なような話が、ドラマティックな動きのあるものとして感じられます。

一番上手いと思い、感動もしたのが、表題にも引いたフレーズです。

 焦らないで、ゆっくり前へ進んでください、

と。

一見はライブ会場の整理係の平凡な注意なんですが、
「成長していこうとしている二人の物語」の中では、
二人の成長を見守り励ます、優しく温かいフレーズとして響きます。

一歩を踏み出し、成長に向かい、関係も進んでいくであろう二人ですが、
家庭のことや学校のことなど、先がそうそう上手くいかないであろうことも示されています。

微妙なところに着地して終わる小説ではありますが、
このフレーズであったり、にな川がハツの手を引っぱる描写なども効いているので、
「全体としてはちょっとプラス」ぐらいの感覚になり、
爽やかで前向きな気持ちで読み終えることができます。

…ということで、全体として「上手い。感動する」という感想です。

デビュー当時の過剰な報道が去った今だからこそ、
ちゃんと価値や技術が評価でき、素直に楽しめるようになったのかもしれません。

一時期の話題で終わってしまうにはもったいない名作であり、優れた小説家だと思います。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.178
(5pt)

わたしも○○○○の背中を蹴りたい

「食わず嫌い」という言葉がありますが,わたしはどうやら「読まず嫌い」のようです。
芥川賞を受賞し,世間の注目を集め125万部も売れた本ですがようやくというか,いまさらというか読みました。それはタイトルの「背中を蹴る」という言葉に対しての嫌悪感というか,生理的に受け付けなかったからです。まさに読まず嫌いです。
背中を蹴ることについて自分なりに考えてみました。背中を「たたく」でもないし,「頭」を蹴るでもないし,「背中を蹴る」ことのピッタリ感が,長谷川とにな川のもやもやとした関係を象徴しています。人は,どんなときに背中を蹴りたくなるのか,想像してみました。そんなことがあるかな~とか,長谷川も,にな川もお互いに自分の感情を露わにしません。
高校生が登場人物なので,青春小説と言っていいでしょうが,感動や涙や苦悩や友情,信頼,恋愛などいっさい持ち込まない妙に乾いた世界が新鮮でした。背中を蹴るのは青春時代に限ります。わたしの青春はとっくの昔にはるか彼方に行ってしまいましたが,中高生がこの作品を読んだら,「あるある,わたしも○○○○の背中を蹴りたいときがあるよね~」と言うのでしょうかね。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.177
(5pt)

わたしも○○○○の背中を蹴りたい

「食わず嫌い」という言葉がありますが,わたしはどうやら「読まず嫌い」のようです。
芥川賞を受賞し,世間の注目を集め125万部も売れた本ですがようやくというか,いまさらというか読みました。それはタイトルの「背中を蹴る」という言葉に対しての嫌悪感というか,生理的に受け付けなかったからです。まさに読まず嫌いです。
背中を蹴ることについて自分なりに考えてみました。背中を「たたく」でもないし,「頭」を蹴るでもないし,「背中を蹴る」ことのピッタリ感が,長谷川とにな川のもやもやとした関係を象徴しています。人は,どんなときに背中を蹴りたくなるのか,想像してみました。そんなことがあるかな~とか,長谷川も,にな川もお互いに自分の感情を露わにしません。
高校生が登場人物なので,青春小説と言っていいでしょうが,感動や涙や苦悩や友情,信頼,恋愛などいっさい持ち込まない妙に乾いた世界が新鮮でした。背中を蹴るのは青春時代に限ります。わたしの青春はとっくの昔にはるか彼方に行ってしまいましたが,中高生がこの作品を読んだら,「あるある,わたしも○○○○の背中を蹴りたいときがあるよね~」と言うのでしょうかね。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.176
(5pt)

本当に「蹴りたかった背中」とは

にな川 は 「現在のハツ」が捨てた「過去のハツ」

そして その「過去のハツ」は「現在のハツ」にとって消し去り、忘れてしまいたい存在

しかし そのハツも 紛れもない「ハツ」の人格の一つであり、本当は愛したかった存在(自己愛)

主人公であるハツが にな川との出会いから 「自分自身」と向き合い 相反する感情の中で葛藤する姿を描いた作品「蹴りたい背中」

ハツが本当に蹴りたかった背中は
「にな川の背中」(「過去のハツ」)ではなく
「現在のハツ」自身の背中だったのかもしれない

途中までは ハツ自身も気付いてなかったけど
最後に気付いたんじゃないかな…
だから 2回目は にな川を蹴らずに終わって 涙が出たんじゃないかと思う
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.175
(5pt)

本当に「蹴りたかった背中」とは

にな川 は 「現在のハツ」が捨てた「過去のハツ」

そして その「過去のハツ」は「現在のハツ」にとって消し去り、忘れてしまいたい存在

しかし そのハツも 紛れもない「ハツ」の人格の一つであり、本当は愛したかった存在(自己愛)

主人公であるハツが にな川との出会いから 「自分自身」と向き合い 相反する感情の中で葛藤する姿を描いた作品「蹴りたい背中」

ハツが本当に蹴りたかった背中は
「にな川の背中」(「過去のハツ」)ではなく
「現在のハツ」自身の背中だったのかもしれない

途中までは ハツ自身も気付いてなかったけど
最後に気付いたんじゃないかな…
だから 2回目は にな川を蹴らずに終わって 涙が出たんじゃないかと思う
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.174
(4pt)

綿谷りさワールド

インストール以来の綿谷りささんの作品を読んだ。
自分の感性に正直な女子高生とファッションモデルヲタクの男子校生との不思議な関係の話。
さすがに20年くらい前の話だがが感性は凄い。
綿谷りささんしか書けないだろう。
もう少し大きくなったら娘とも出会って欲しい。
最新の綿谷作品も読みたくなった。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.173
(4pt)

綿谷りさワールド

インストール以来の綿谷りささんの作品を読んだ。
自分の感性に正直な女子高生とファッションモデルヲタクの男子校生との不思議な関係の話。
さすがに20年くらい前の話だがが感性は凄い。
綿谷りささんしか書けないだろう。
もう少し大きくなったら娘とも出会って欲しい。
最新の綿谷作品も読みたくなった。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.172
(4pt)

あっさり読める

主人公とにな川と友達の絹代、そして憧れのオリちゃんといったたった数人しか登場人物のいない作品です。出来事も数回しか起こりません。心理描写、情景描写で見事に思春期の女子高生を描いていると感じました。理科室の最初の出来事はみんな感じたことのある情景ですが、にな川の癖が強すぎて笑えました。
同じ芥川賞受賞作である川上未映子の乳と卵、村上龍の限りなく透明に近いブルーあたりと同じ空気感を感じました。
1日で読めます。女性ならウンウンとうなずくのではないでしょうか。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.171
(4pt)

あっさり読める

主人公とにな川と友達の絹代、そして憧れのオリちゃんといったたった数人しか登場人物のいない作品です。出来事も数回しか起こりません。心理描写、情景描写で見事に思春期の女子高生を描いていると感じました。理科室の最初の出来事はみんな感じたことのある情景ですが、にな川の癖が強すぎて笑えました。
同じ芥川賞受賞作である川上未映子の乳と卵、村上龍の限りなく透明に近いブルーあたりと同じ空気感を感じました。
1日で読めます。女性ならウンウンとうなずくのではないでしょうか。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.170
(4pt)

繊細で鮮やかな少女の心理をかいた物語

私は男性なので、想像でしかないのですが、繊細で鮮やかな少女の心理で爽やかな読了感を味わえます。実際女性の方がこういう時期を過ごしているのかは不明ですが。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.169
(4pt)

繊細で鮮やかな少女の心理をかいた物語

私は男性なので、想像でしかないのですが、繊細で鮮やかな少女の心理で爽やかな読了感を味わえます。実際女性の方がこういう時期を過ごしているのかは不明ですが。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.168
(4pt)

グーで殴りたい

30歳手前の私には、閉ざされた狭い世界の、なんて事ない日常の話だった。そんなことどっちでも良くない?って思ってしまう。でもそれは私が10代の頃の、淡く時に痛い繊細な感情の浮き沈みを、とっさに放ってしまったトゲのある言葉をつぶさに表現してたと思う。今思えばバカだなぁ、若いなぁと思うことも当時は心動かされ、怒り、喜び、悲しみ、嬉しいた感じてたな。あの頃の青い感情と記憶を大事にしたいと思いました。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.167
(4pt)

グーで殴りたい

30歳手前の私には、閉ざされた狭い世界の、なんて事ない日常の話だった。そんなことどっちでも良くない?って思ってしまう。でもそれは私が10代の頃の、淡く時に痛い繊細な感情の浮き沈みを、とっさに放ってしまったトゲのある言葉をつぶさに表現してたと思う。今思えばバカだなぁ、若いなぁと思うことも当時は心動かされ、怒り、喜び、悲しみ、嬉しいた感じてたな。あの頃の青い感情と記憶を大事にしたいと思いました。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.166
(5pt)

私を導いてくれた小説

初めてこの小説を読んだのは11年前。
初めて読んだ日本の小説です。
当時私は韓国で高校生でした。夜、本を読みながらラジオを聞いていたら「世界の文学作品」を紹介してくれるコーナーで蹴りたい背中の冒頭部分が紹介されました。
私もハツと同じく高校生で学校ではグループに属していながらもその空気感が苦痛で悩んでいたので、本文に出る実験の時間に余り者にされてしまうハツの部分まで聞いて、続きが気になってすぐ図書館に向かって翻訳本を借りて来て一気読みしてしまいました。
間接的に味わった日本という国に魅力を感じました。何より綿谷りさの文体に惚れました。翻訳本じゃ物足りなくて、ひらがなも読めないのに原本を買い、原文のまま読みたくて日本語を勉強して、2年かかって読みました。
いつ読んでも、文体から伝わってくる色、音、雰囲気、顔の表情一つ一つがあの頃悩んでいた私を思い起こさせてくれます。
今は日本近代文学作品を研究する博士課程にいて、たくさんの日本の本を読んでいるのですが、今でも大好きな作品です。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.165
(5pt)

私を導いてくれた小説

初めてこの小説を読んだのは11年前。
初めて読んだ日本の小説です。
当時私は韓国で高校生でした。夜、本を読みながらラジオを聞いていたら「世界の文学作品」を紹介してくれるコーナーで蹴りたい背中の冒頭部分が紹介されました。
私もハツと同じく高校生で学校ではグループに属していながらもその空気感が苦痛で悩んでいたので、本文に出る実験の時間に余り者にされてしまうハツの部分まで聞いて、続きが気になってすぐ図書館に向かって翻訳本を借りて来て一気読みしてしまいました。
間接的に味わった日本という国に魅力を感じました。何より綿谷りさの文体に惚れました。翻訳本じゃ物足りなくて、ひらがなも読めないのに原本を買い、原文のまま読みたくて日本語を勉強して、2年かかって読みました。
いつ読んでも、文体から伝わってくる色、音、雰囲気、顔の表情一つ一つがあの頃悩んでいた私を思い起こさせてくれます。
今は日本近代文学作品を研究する博士課程にいて、たくさんの日本の本を読んでいるのですが、今でも大好きな作品です。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700