蹴りたい背中

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評判

蹴りたい背中の評価:

3.63/5点 レビュー 175件。 B ランク

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平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

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未読の方はご注意ください

全224件 221〜224 12/12ページ
No.4
(5pt)

ひたすらに読んでみれば

クラスで孤立している人がどのような形で(意識面、行動面とも)しのいでいるかはそれぞれだろう。本作の主人公・ハツが選んだ(選ばざるを得なかった)その形について、いい悪い、好き嫌いなどを云々せず、ただひたすら彼女の心情に寄り添うことに徹して読んでみれば、たいそう胸の痛くなる小説だった。

そんな学校生活の中で、ハツが興味をもった一人の男子・にな川。彼もまた孤立しているのだが、熱狂的ファンである「オリチャン」が心を占有しているため、孤立の事実にすら無頓着に見える。

そんなにな川に対し、ハツが抱いた名づけがたい感情を、一見子どもじみた、しかしどのようにも受け取れるふくらみをもつ「蹴りたい」という衝動で表現した手際。実際に蹴るシーンの熱っぽくて濃い独特の空気は、なかなかのものと思う。

目に見えて何が変わるでもないラストは、好みが分かれたことだろう。ハツのクラスでの状況がよくなる見通しは全くなく、にな川も同様。二人の間柄も「蹴る―蹴られる」関係のままである。

彼らのそれからが気がかりで、しばらく尾を引いた・・・どんなふうにであれ、登場人物が長く読者の心に居座り続けるというのも、魅力的な小説の要件のひとつではなかろうか。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.3
(5pt)

ひたすらに読んでみれば

クラスで孤立している人がどのような形で(意識面、行動面とも)しのいでいるかはそれぞれだろう。本作の主人公・ハツが選んだ(選ばざるを得なかった)その形について、いい悪い、好き嫌いなどを云々せず、ただひたすら彼女の心情に寄り添うことに徹して読んでみれば、たいそう胸の痛くなる小説だった。

そんな学校生活の中で、ハツが興味をもった一人の男子・にな川。彼もまた孤立しているのだが、熱狂的ファンである「オリチャン」が心を占有しているため、孤立の事実にすら無頓着に見える。

そんなにな川に対し、ハツが抱いた名づけがたい感情を、一見子どもじみた、しかしどのようにも受け取れるふくらみをもつ「蹴りたい」という衝動で表現した手際。実際に蹴るシーンの熱っぽくて濃い独特の空気は、なかなかのものと思う。

目に見えて何が変わるでもないラストは、好みが分かれたことだろう。ハツのクラスでの状況がよくなる見通しは全くなく、にな川も同様。二人の間柄も「蹴る―蹴られる」関係のままである。

彼らのそれからが気がかりで、しばらく尾を引いた・・・どんなふうにであれ、登場人物が長く読者の心に居座り続けるというのも、魅力的な小説の要件のひとつではなかろうか。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.2
(5pt)

小説を読む愉しさ

文字を読む楽しさが、ぎっしりと詰まった作品だと思います。
物語の展開に魅力を感じた読者は少ないかもしれませんが、
この作品がここまで支持され、売れたのはやはり綿矢さんの技量だと思います☆
一文、一文が素晴らしい☆
文字を読むのが愉しい☆
そんな印象を持ちました☆
同時に、小説の技巧について勉強したい作家志望の方にとって
「勉強」になる一冊にピッタリ!――ではないでしょうか。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.1
(5pt)

小説を読む愉しさ

文字を読む楽しさが、ぎっしりと詰まった作品だと思います。
物語の展開に魅力を感じた読者は少ないかもしれませんが、
この作品がここまで支持され、売れたのはやはり綿矢さんの技量だと思います☆
一文、一文が素晴らしい☆
文字を読むのが愉しい☆
そんな印象を持ちました☆
同時に、小説の技巧について勉強したい作家志望の方にとって
「勉強」になる一冊にピッタリ!――ではないでしょうか。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419