蹴りたい背中

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評判

蹴りたい背中の評価:

3.63/5点 レビュー 175件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全224件 181〜200 10/12ページ
No.44
(4pt)

なんとも言えぬ

日常と非日常の間のような話。こんなことあるねーと共感しながら読むところと、それはないだろうというところが入り乱れ新たな話となっていて楽しめた。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.43
(4pt)

なんとも言えぬ

日常と非日常の間のような話。こんなことあるねーと共感しながら読むところと、それはないだろうというところが入り乱れ新たな話となっていて楽しめた。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.42
(4pt)

人はどんな時に人を蹴りたくなるんだろう?

正直、この「蹴りたい背中」という感情はよくわからない
小説1冊でその気持ちを表現しているようだが、なんともモヤモヤした気分にさせられる。
主人公のストレートな感情表現や周囲の人間に対する観察眼は鋭いようでもあり
鬱屈した感情を表しているようでもある。豊かな表現が小気味良い。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.41
(4pt)

人はどんな時に人を蹴りたくなるんだろう?

正直、この「蹴りたい背中」という感情はよくわからない
小説1冊でその気持ちを表現しているようだが、なんともモヤモヤした気分にさせられる。
主人公のストレートな感情表現や周囲の人間に対する観察眼は鋭いようでもあり
鬱屈した感情を表しているようでもある。豊かな表現が小気味良い。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.40
(4pt)

少しひねくれた若々しい粗削りな感情

高校のクラスでほとんど存在を無視され、実はそれを気に病んでいる主人公ハツと
同じように存在を無視されつつもそれを全く気にしていないにな川。

同じような境遇でありながら、ハツは傷つき、にな川は傷つくどころか自分の好きなことをしている。
同類のようで同類でないにな川を何とか傷つけ、どうにか同類にしたい気持ちが主人公の「蹴る」という暴力的衝動にあらわれているのであろう。
そして、その同類という思いは本人は断固否定しつつも主人公がにな川を思う恋という感情に繋がっていく。

そんな青春の少しひねくれた若々しい粗削りの感情を上手くあらわしており、面白い。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.39
(4pt)

少しひねくれた若々しい粗削りな感情

高校のクラスでほとんど存在を無視され、実はそれを気に病んでいる主人公ハツと
同じように存在を無視されつつもそれを全く気にしていないにな川。

同じような境遇でありながら、ハツは傷つき、にな川は傷つくどころか自分の好きなことをしている。
同類のようで同類でないにな川を何とか傷つけ、どうにか同類にしたい気持ちが主人公の「蹴る」という暴力的衝動にあらわれているのであろう。
そして、その同類という思いは本人は断固否定しつつも主人公がにな川を思う恋という感情に繋がっていく。

そんな青春の少しひねくれた若々しい粗削りの感情を上手くあらわしており、面白い。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.38
(4pt)

私は好きですね

初めて読んだのは中学生の時で、その時は「?」って感じでした。
だけど作者がこの作品を手掛けたのと同じ歳になった今、あの時解らなかった何かがわかる気がして読み返してみました。

主人公のハツは複雑で欝陶しい人間関係を築くことを放棄した女子高生。一人でいるのは嫌いだけど、グループでいるのはもっと嫌な彼女は、ゆっくり老化していく自分をリアルに想像しながら毎日を過ごしていた。
そんなある日、理科のグループ分けで自分と同じようにクラスで浮いているにな川を見つける。
そして過去にハツが偶然出会ったモデルをきっかけに、にな川とハツは親密になってゆくのだが……

まぁ、あらすじはこんなかんじです。
なんてゆーか、共感、みたいなものは多少あった。感情の比喩もとても上手いし、品がある。
でも起承転結に欠けるからドキドキとかはなかったですね。でもそのけだるい、後に何も残らない感じが、主人公ハツの性格を現してるみたいで、私的にはよかったです。
特に、(文章に直接書かれてるわけじゃないけど)ハツがにな川を見下してる感じがリアルにじとじとしてて、うわっ、て思った。
自分と同じ様に浮いたにな川。ひとりがひとりに共感を求めて寄り添えば、少しは楽になれる。でもそんな同調性を仮面に、ハツの心の水面下には、にな川への無意識の軽蔑があったに違いない。
オタク、根暗、きっと自分の方が絶対まし。私には「まだ」絹代がいるから、と。
だけど、にな川は違った。毎日人の視線や好きで一人で居るの、のスタンスばかり気にしているハツとは違って、彼の興味はまるでこっちにはなかった。
同じようで、まるで違う。
もしかしたら、ダメでキモくて、うざったいのは、自分かもしれないと、きっとハツは思ったに違いない。
そんな焦りとか、嫌悪感とか、自分と似てるようで似ていないにな川に対するいろんな感情の摩擦が、愛しいよりも、いじめたいよりも、もっと乱暴で非道な衝動、背中を蹴ってやりたい、ってなったんじゃないかな。
なんかそんな理不尽な想い、すごい共感できんじゃんとか思ってしまいました。
また何度か読もうと思います(^^)
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.37
(4pt)

私は好きですね

初めて読んだのは中学生の時で、その時は「?」って感じでした。
だけど作者がこの作品を手掛けたのと同じ歳になった今、あの時解らなかった何かがわかる気がして読み返してみました。

主人公のハツは複雑で欝陶しい人間関係を築くことを放棄した女子高生。一人でいるのは嫌いだけど、グループでいるのはもっと嫌な彼女は、ゆっくり老化していく自分をリアルに想像しながら毎日を過ごしていた。
そんなある日、理科のグループ分けで自分と同じようにクラスで浮いているにな川を見つける。
そして過去にハツが偶然出会ったモデルをきっかけに、にな川とハツは親密になってゆくのだが……

まぁ、あらすじはこんなかんじです。
なんてゆーか、共感、みたいなものは多少あった。感情の比喩もとても上手いし、品がある。
でも起承転結に欠けるからドキドキとかはなかったですね。でもそのけだるい、後に何も残らない感じが、主人公ハツの性格を現してるみたいで、私的にはよかったです。
特に、(文章に直接書かれてるわけじゃないけど)ハツがにな川を見下してる感じがリアルにじとじとしてて、うわっ、て思った。
自分と同じ様に浮いたにな川。ひとりがひとりに共感を求めて寄り添えば、少しは楽になれる。でもそんな同調性を仮面に、ハツの心の水面下には、にな川への無意識の軽蔑があったに違いない。
オタク、根暗、きっと自分の方が絶対まし。私には「まだ」絹代がいるから、と。
だけど、にな川は違った。毎日人の視線や好きで一人で居るの、のスタンスばかり気にしているハツとは違って、彼の興味はまるでこっちにはなかった。
同じようで、まるで違う。
もしかしたら、ダメでキモくて、うざったいのは、自分かもしれないと、きっとハツは思ったに違いない。
そんな焦りとか、嫌悪感とか、自分と似てるようで似ていないにな川に対するいろんな感情の摩擦が、愛しいよりも、いじめたいよりも、もっと乱暴で非道な衝動、背中を蹴ってやりたい、ってなったんじゃないかな。
なんかそんな理不尽な想い、すごい共感できんじゃんとか思ってしまいました。
また何度か読もうと思います(^^)
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.36
(4pt)

そんな酷くないじゃないか

この作品を初めて読んだ時、確かに僕も芥川賞をとるほどか?と思った。

しかし芥川賞をとるほどじゃあないが、それほど悪くないと思った。 主人公の、にな川に対する恋愛感情にもよく似たもどかしさ、思春期のもやもや感などが良く書かれていると思った。

最年少受賞やミリオンセラーとなったが、それに見合うほどじゃない。そのせいでこれほどまで叩かれる原因となったんだろうが、ここまで叩かれる作品じゃないのも確かだ。

この作品が芥川賞をとった事を残念に思う。とらなければ純粋に感動できた読者がもっとたくさんいたはずだ。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.35
(4pt)

そんな酷くないじゃないか

この作品を初めて読んだ時、確かに僕も芥川賞をとるほどか?と思った。

しかし芥川賞をとるほどじゃあないが、それほど悪くないと思った。 主人公の、にな川に対する恋愛感情にもよく似たもどかしさ、思春期のもやもや感などが良く書かれていると思った。

最年少受賞やミリオンセラーとなったが、それに見合うほどじゃない。そのせいでこれほどまで叩かれる原因となったんだろうが、ここまで叩かれる作品じゃないのも確かだ。

この作品が芥川賞をとった事を残念に思う。とらなければ純粋に感動できた読者がもっとたくさんいたはずだ。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.34
(5pt)

綿矢りさに恋する男心がわかった

この若さでこの表現と構成のうまさが凄い。しかも老成した技術、熟練した巧みさではなく、若々しさがある。
主人公は決していい奴とは思えず、はじめ読んだときは「なんて嫌らしくて偉そうでひんまがった嫌な奴なんだ」と不快に思ったが、読み返すとその不器用さと強情さがいとおしくなってくる。高校時代の自分の不器用さを思い出すと、共感すらできる。

もしや綿矢りさがこの主人公のようではないか、と勘ぐる人がいっぱいいると考えると、綿矢りさが男性に人気があるのがとても理解できた。
清楚できつくなさそう(いや、本性はきっときついんだろうな)で顔立ちがかわいいだけでもモテモテだが、それだけじゃ弱い。才能があるだけでもまだ足りない。
かわいくて才能があるのに、不器用で強情で劣等感があって、仲良くなりたい人に近付こうとしてはうまく行かずに傷ついて、人気者のはずなのになぜか中心から外れてしまう。
ギャップ萌は時代遅れと言うけど、やっぱりこのギャップは強力だ。しかも、そのギャップを自分だけに見せてくれてるような気分にさせるから、もう完全にノックアウト。
小説にちょっとエッチな表現を出すのがスパイスだね。

オタク気味の思春期の人間が友達みたいに大事にするけど、成長するに連れて忘れてしまう。大人になって読み返した時、うまいか下手かわからない、結構つまらん内容だ、と思いつつも、なぜか胸がキュンとなる。そんな話。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.33
(5pt)

綿矢りさに恋する男心がわかった

この若さでこの表現と構成のうまさが凄い。しかも老成した技術、熟練した巧みさではなく、若々しさがある。
主人公は決していい奴とは思えず、はじめ読んだときは「なんて嫌らしくて偉そうでひんまがった嫌な奴なんだ」と不快に思ったが、読み返すとその不器用さと強情さがいとおしくなってくる。高校時代の自分の不器用さを思い出すと、共感すらできる。

もしや綿矢りさがこの主人公のようではないか、と勘ぐる人がいっぱいいると考えると、綿矢りさが男性に人気があるのがとても理解できた。
清楚できつくなさそう(いや、本性はきっときついんだろうな)で顔立ちがかわいいだけでもモテモテだが、それだけじゃ弱い。才能があるだけでもまだ足りない。
かわいくて才能があるのに、不器用で強情で劣等感があって、仲良くなりたい人に近付こうとしてはうまく行かずに傷ついて、人気者のはずなのになぜか中心から外れてしまう。
ギャップ萌は時代遅れと言うけど、やっぱりこのギャップは強力だ。しかも、そのギャップを自分だけに見せてくれてるような気分にさせるから、もう完全にノックアウト。
小説にちょっとエッチな表現を出すのがスパイスだね。

オタク気味の思春期の人間が友達みたいに大事にするけど、成長するに連れて忘れてしまう。大人になって読み返した時、うまいか下手かわからない、結構つまらん内容だ、と思いつつも、なぜか胸がキュンとなる。そんな話。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.32
(5pt)

サクっと読めます

女性は共感できる部分が多いのかな?と感じました。
今の時代を感じるのにも、良い作品です。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.31
(5pt)

サクっと読めます

女性は共感できる部分が多いのかな?と感じました。
今の時代を感じるのにも、良い作品です。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.30
(4pt)

背中を押さずに蹴ってあげる。。。

ちょっと変わった青春モノという感じです。

感情の起伏が乏しいと言われる、若者たちの自分目線が垣間見れます。

大人でもなく子どもでもない中途半端な時代のこころのつぶやきが聞こえてきます。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.29
(4pt)

背中を押さずに蹴ってあげる。。。

ちょっと変わった青春モノという感じです。

感情の起伏が乏しいと言われる、若者たちの自分目線が垣間見れます。

大人でもなく子どもでもない中途半端な時代のこころのつぶやきが聞こえてきます。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.28
(5pt)

若さがなければ描けない本当の青臭さ

なぜこの本が芥川賞に選ばれたのか…話題作りだ、などと揶揄されるのは実に嘆かわしい。そうやって皮肉っている人物は、若さが描く本当の若さが理解出来ない、思考が停止した老人でしかないのに、だ。別にそれは悪いことなどではない。むしろごく自然なものだ。人は年をとるとともに感性が変わって行くし、年を経ねばわからないこともある。だが、それによって失うものもあるのだ。そうやって失われていった感性が、この作品には詰まっている。経験を積めば積むほど失われていく輝きが、この作品には存在するのだ。

当たり前のことではあるが、敢えて言うのであれば、この作品は確実に思春期を生きる世代が最も共感ないし理解出来る作品であろう。思春期独特の生々しさや恥ずかしさ、卑屈さなどが非常に軽快な文体で巧みに表現されている。その一つ一つは、思春期を生き続ける一人としての立場で描かれているので、年不相応に聡いというような不自然な感じがなく、苛立を覚えるほどに青臭く描かれている。若さゆえの勘違いが、実にリアルに表現出来ているのである。これをテーマの過剰露出と捉えるのは、実に蒙昧極まりない。これは年を重ねた作家には絶対に真似の出来ない、若さあっての芸当であり、この作者自身でさえ、年を経れば確実にこういった作品は作れなくなるであろう。それこそが、この作品の魅力なのである。

ちなみに、この作品を「19歳の芥川賞」という色眼鏡で読んでおられる方は多いと思うが、そのような視点で読み物を繰るのは、もはやいち読者として論外であると言いたい。ただ、実際問題として、そういった弊害が起きるのは出版社側も予測出来ていたであろうだけに、こういった形でこの作品が世に出てしまったのは悲しいことだ。しかし、そうでもしなければ良くも悪くも注目が集まらない日本の文芸界というものも、実に冷め切ったものではないだろうか。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.27
(5pt)

若さがなければ描けない本当の青臭さ

なぜこの本が芥川賞に選ばれたのか…話題作りだ、などと揶揄されるのは実に嘆かわしい。そうやって皮肉っている人物は、若さが描く本当の若さが理解出来ない、思考が停止した老人でしかないのに、だ。別にそれは悪いことなどではない。むしろごく自然なものだ。人は年をとるとともに感性が変わって行くし、年を経ねばわからないこともある。だが、それによって失うものもあるのだ。そうやって失われていった感性が、この作品には詰まっている。経験を積めば積むほど失われていく輝きが、この作品には存在するのだ。

当たり前のことではあるが、敢えて言うのであれば、この作品は確実に思春期を生きる世代が最も共感ないし理解出来る作品であろう。思春期独特の生々しさや恥ずかしさ、卑屈さなどが非常に軽快な文体で巧みに表現されている。その一つ一つは、思春期を生き続ける一人としての立場で描かれているので、年不相応に聡いというような不自然な感じがなく、苛立を覚えるほどに青臭く描かれている。若さゆえの勘違いが、実にリアルに表現出来ているのである。これをテーマの過剰露出と捉えるのは、実に蒙昧極まりない。これは年を重ねた作家には絶対に真似の出来ない、若さあっての芸当であり、この作者自身でさえ、年を経れば確実にこういった作品は作れなくなるであろう。それこそが、この作品の魅力なのである。

ちなみに、この作品を「19歳の芥川賞」という色眼鏡で読んでおられる方は多いと思うが、そのような視点で読み物を繰るのは、もはやいち読者として論外であると言いたい。ただ、実際問題として、そういった弊害が起きるのは出版社側も予測出来ていたであろうだけに、こういった形でこの作品が世に出てしまったのは悲しいことだ。しかし、そうでもしなければ良くも悪くも注目が集まらない日本の文芸界というものも、実に冷め切ったものではないだろうか。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.26
(4pt)

この頃の綿矢りさは輝いていた

学生時代、心を開いて同級生と打ち解けることが出来ず、
大なり小なり、どこか冷めた目で傍から観察していたような人、
日陰で青春を送った人に支持を受けているように思います。

周りから受け入れてもらえず心が「痛い」、
ちょうどいい言葉が見つからず「もどかしい」、
同じようなクラスの余り者が、まるで自分を見てるみたいで胸が「痛い」、
でも親しい人への痛みの伝え方も、自己防衛の方法も分からない。
答えは「子どもだから」。

そういう思春期ならではのヒリヒリした痛みが伝わってきて、
そこに共感できた人はこの作品に大賛成している。

そのまま行くと陰気な小説になっただろうから、
ちょっと「にな川との恋愛もまんざらでは無い感じ」にして甘酸っぱく終わるかんじ、
それは成功だったと思う。

自意識過剰の余り者どうしがくっつくことは絶対無いと思うけど
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.25
(4pt)

この頃の綿矢りさは輝いていた

学生時代、心を開いて同級生と打ち解けることが出来ず、
大なり小なり、どこか冷めた目で傍から観察していたような人、
日陰で青春を送った人に支持を受けているように思います。

周りから受け入れてもらえず心が「痛い」、
ちょうどいい言葉が見つからず「もどかしい」、
同じようなクラスの余り者が、まるで自分を見てるみたいで胸が「痛い」、
でも親しい人への痛みの伝え方も、自己防衛の方法も分からない。
答えは「子どもだから」。

そういう思春期ならではのヒリヒリした痛みが伝わってきて、
そこに共感できた人はこの作品に大賛成している。

そのまま行くと陰気な小説になっただろうから、
ちょっと「にな川との恋愛もまんざらでは無い感じ」にして甘酸っぱく終わるかんじ、
それは成功だったと思う。

自意識過剰の余り者どうしがくっつくことは絶対無いと思うけど
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419