■スポンサードリンク
パーフェクト・ブルー
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
パーフェクト・ブルーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
甲子園準優勝投手が殺され、当初は境遇不満を持つ元部員の犯行と思われたが、複雑な偽装で、意外な真犯人が導かれます。 推理は、名門野球部内の競争、優秀な兄弟を持つ者の葛藤、親子の関係といった複雑な人間模様、また、製薬会社の違法な人体実験、 ドーピング等の社会問題を織り込んでひも解かれており、エンターテイメンントとして面白いだけでなく、色々なことを考えさせてくれる作品です。 ただ、被害者、加害者とも、企業犯罪の犠牲者といえますが、薬の開発で人体実験、適応量が異なる子供に行い、 それを組織的に隠すために殺人まで試みるという点は、ちょっと非現実的かなと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
甲子園準優勝投手が殺され、当初は境遇不満を持つ元部員の犯行と思われたが、複雑な偽装で、意外な真犯人が導かれます。 推理は、名門野球部内の競争、優秀な兄弟を持つ者の葛藤、親子の関係といった複雑な人間模様、また、製薬会社の人体実験、 ドーピング等の社会問題を織り込んでひも解かれており、エンターテイメンントとして面白いだけでなく、色々なことを考えさせてくれる作品です。 ただ、被害者、加害者とも、企業犯罪の犠牲者といえますが、薬の開発で人体実験、適応量が異なる子供に行い、 それを組織的に隠すために殺人まで試みるという点は、ちょっと非現実的かなと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
甲子園準優勝投手が殺され、当初は境遇不満を持つ元部員の犯行と思われたが、複雑な偽装で、意外な真犯人が導かれます。 推理は、名門野球部内の競争、優秀な兄弟を持つ者の葛藤、親子の関係といった複雑な人間模様、また、製薬会社の人体実験、 ドーピング等の社会問題を織り込んでひも解かれており、エンターテイメンントとして面白いだけでなく、色々なことを考えさせてくれる作品です。 ただ、被害者、加害者とも、企業犯罪の犠牲者といえますが、薬の開発で人体実験、適応量が異なる子供に行い、 それを組織的に隠すために殺人まで試みるという点は、ちょっと非現実的かなと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
甲子園準優勝投手が殺され、当初は境遇不満を持つ元部員の犯行と思われたが、複雑な偽装で、意外な真犯人が導かれます。 推理は、名門野球部内の競争、優秀な兄弟を持つ者の葛藤、親子の関係といった複雑な人間模様、また、製薬会社の人体実験、 ドーピング等の社会問題を織り込んでひも解かれており、エンターテイメンントとして面白いだけでなく、色々なことを考えさせてくれる作品です。 ただ、被害者、加害者とも、企業犯罪の犠牲者といえますが、薬の開発で人体実験、適応量が異なる子供に行い、 それを組織的に隠すために殺人まで試みるという点は、ちょっと非現実的かなと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コレ、デビュー作なんですか! どうりで途中でなんか筋が入りくんでわかりにくいところがあったんですね。 犬が語る、というのは面白いです。 宮部作品は、視点が章によっていろいろ変わり、そのことが作品の多面性を表していると思うのですが、今回はある一面からのみ事件が進んでいきます。 それにしても、出てくるキャラ、みーんな良いですね。 「コナン君」に出てくるような冷血非常・美人の女スパイ(ちょっとフアンになりました) 進也君も、ひねくれてるんだか頭いいんだか、憎めないキャラですね。 高校野球の暗い部分がメインになっていくのかと思いきや、 製薬会社による人体実験とリンクしていくというスケールの大きな話で「松本清張」みたいでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
家族経営の蓮見探偵事務所が舞台。 行動的で人情に厚い調査員、加代ちゃん。 彼女の妹で、まだ高校生ながら家事の得意な糸ちゃん。 二人を見守る暖かい所長のお父さん。 元警察犬で加代ちゃんの用心犬、マサ。 事件はある夜、高校野球界のスターが殺されて、 マウンド上でガソリンをかけられて焼かれるという悲惨な事から始まります。 彼の弟である問題児(でも一本気でカワイイ☆)、進也くんとともに真相を探るうちに、 他校の野球部や、過去に関わった製薬会社など様々な事件に巻き込まれます。 そしてそれらが全て犬のマサの視点、一人称で語られていきます。 なんかいろんな事件が起こるけど、実際に解決の伏線やミスリードに繋がってなかったりもして、 ちょっと全体的にごちゃっとした印象があります。 でも、蓮見家のみんなやマサ、進也くんのキャラクターがとても立っていて、 飽くことなく最後まで読めると思います。 ちなみにこのマサが語るシリーズ、続編で短編集も出ています。 『心とろかすように』(創元推理文庫)、こちらもオススメ☆ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1989年に書かれた宮部さんの長編デビュー作。 ということは21年前の作品だが、まったく古さを感じさせない。 「犬の一人称」ということもあって、軽妙な語り口で語られ、 ユーモア漂う作品となっている。 しかし、その軽妙な語り口とは裏腹に、テーマも事件の描写もどれも深刻で悲惨だ。 事件の顛末にもどこか救いがないのだが、それでもこの作品が暖かさややわらかさを 失っていないのが宮部さんのすごいところだと思うのだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
テンポがよくて、なかなか面白い小説でした。 夏の甲子園の最中に読むことをおすすめします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初スポーツ選手とミステリーという組合せに妙にちぐはぐな感じを受けていた。でも読んでみると、なるほど面白い。諸岡克彦を殺した犯人は途中から何となくわかったけど、その背景に製薬会社が出てきた。これが絶妙にスポーツ選手とミステリーを融合させた。 見事だと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
衝撃のプロローグから意外なエピローグまで、読者を飽きさせません。これがデビュー作とは、ほんとに驚いたものです。事件の後味は決してよくないものなのに、さわやかさえ感じてしまうのは作者のチカラ。 宮部作品に出てくるキャラクターというのは、ほんとにどれも魅力的。蓮見探偵事務所の所長も加代ちゃんも糸子ちゃんもすてきだし、小生意気な進也も憎めない。むしろ、かわいげさえ感じてしまう。もちろん、元警察犬のマサもいい味出してます。この犬が事件を語ることで、テーマの重苦しさを感じさせないのでしょう。 キャラクターもさることながら、ストーリー展開もすばらしい。高校生が焼き殺される、なんてショッキングな事件と社会的なテーマを絡ませてこのラストに導くとは。先が気になって気になって、どんどん読み進めてしまいます。 この作品は長編ですが、短編集も出ています。この先も、このメンバーでどんどん続編を書いていってもらいたいなあと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきが1987年に短編で賞を取った後、 1989年に出版された長編デビュー作。 文庫本は若干の加筆修正を経て、1992年に出版されている。 ある有名甲子園球児の殺人事件をきっかけに、 製薬会社が少年野球チームを対象に、 開発途中のドーピング検査薬の人体実験を行っていたことが、 明らかにされていく。 本書で取り上げられた社会問題が、 どれだけの現実感を持っているかは分からないが、 中学・高校・大学と運動部に属してきた自分の過去を振り返ると、 もしやあれは人体実験だったのか、というようなことも思ってしまう。 それはさておき、やはりばらばらな人間関係が、 つながっていく謎解きでの何ともいえない興奮はたまらない。 また高校野球時の連帯責任の問題や ドーピング検査薬開発の問題が取り上げられており、 とても17年前の作品とは思えないが、 それはこれらの問題が17年を経たいまでも解決されてないことの表れか。 ただし、最後の父親の告白はいまいち無理があるような気がしなくもない | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
犬のマサの目を通して話が進んで行く点が、とても面白い。全体的にテンポがよく、話の進み方が心地よい。一つ一つベールを剥ぐように真実に近づいていくその過程が、とてもよく描かれていると思う。登場人物もそれぞれが個性的で、とてもよい味が出ている。事件自体は残酷なものだったが、結末は期待を裏切らないものだった。宮部みゆきさんの初めての長編小説だそうだが、彼女の豊かな才能がいかんなく発揮された作品だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
後の宮部みゆき作品のようなドンドンと作品中に読者をドライブさせるようなド迫力はこの小説には残念ながらあまり感じられません。しかし、後の宮部ワールドとその手口を知る者にとって非凡の光りの曙を後の作品とあれこれ考えながらが読むのが楽しい。編集者の意向かもしれないが明らかに売れ線を狙っているのが見えるのは残念。通勤電車なんかで軽く読むのが適当と思います。宮部作品としてはやや物足りませんが、水準以上の作品であることは保障します。楽しむなら予備知識無しで読んでください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
探偵事務所で隠居生活を送る、元警察犬を主人公にした異色なミステリー小説。本作品は宮部みゆきの長編小説の処女作でありながら、これ以降の作品の傾向をしっかりと暗示している。まっすぐな目をした少年が登場すること、事件は陰惨であっても結末はやさしさに包まれていたりするのがそれである。歪んだ家族関係の中でも、しっかりとした絆を結ぶ兄弟の姿を描いた傑作である。さらに、巻末に掲載されている出版年表を改めて見ると、宮部ワールドが多岐にわたることを再認識させられる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
そのうえ、宮部先生の長編デビュー作。動物が活躍する推理小説は数々あれど、犬の一人称は珍しいかな、と思います。冒頭の事件の始まりは、ショッキングです。パーフェクトブルーの意味が少し、安直なところも。推理小説としては、う~ん、と思わせるところもあるけれど、マサの活躍に免じて許せてしまいました。表紙は、マサが正面に向いてる別のバージョンのほうが良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
デビュー作だとは思えない作品です。元警察犬の視点で語られる推理小説という試みも面白いものだし、登場人物の描写も生き生きとしています。二つのストーリーが一つになっていくという作風も、今の宮部作品に続いているもの。しつこすぎないのに、不思議と本の中で起こっている会話や事件のイメージが浮かんでくるのは、あえて犬のマサが語り手だからでしょうか。マサが加代ちゃんや糸ちゃんに近づく男性たちに焼きもちを焼く姿がかわいくて、犬を飼っている私は思わずクスッ。犬好きな方、推理小説好きな方はもちろん、そうでない方も非常に軽快に読み進むことのできる作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初の長編にしてこの力量。彼女は最初から「宮部みゆき」だったのだ。登場人物の描写は巧みで思わず感情移入してしまう。それにしても、読み終えた後に切なくなった。これは感情移入してしまったからだろうか。ミステリー物は現実味のない話が多いし、本書も実際には起こり得そうもない話だが、逆にそれが救いとなった。現実の話でなくてよかったと思った。また、本書の主人公が犬であることも、心が沈みそうな切ない話にちょっとした笑いを提供している。犬はこんなことを考えていたのか(実際はどうか不明だが。)なんて考えて頬が緩んでしまった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!