バッテリー

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バッテリーの評価:

4.15/5点 レビュー 259件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.15pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全294件 81〜100 5/15ページ
No.214
(4pt)

「野球小説」ではなく「人間ドラマ」

今日久々に読み返してみてもやっぱり面白い作品です。大人の方でも十分に楽しめる本だと思います。
ただ、注意してほしいのはこの本に純粋な野球というものを求めてはいけないというところです。私は女ですが野球の試合は20試合弱は実際に見に行きましたし、テレビ中継も観るので基本的な知識は持っているつもりです。この話では細かいプレーのことや一般的なプレイヤーの心理状態などといったものは殆ど描かれていません。その点では少し残念な気もします。
それでもここまで多くの人々の心を引き付けたのは、やはりあさのさんによる見事な人間関係の描写ではないでしょうか。少々、あさのさんが中学生に夢を見すぎているのか、非現実な部分はありますが、そこを差し引いてもこの作品は十分に面白いと言わせるだけの魅力はあります。
この機会に、敬遠していた方、1巻だけ読んで手が止まっている方も一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
バッテリー (2) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (2) (角川文庫)より
4043721021
No.213
(3pt)

三巻まではわりとおもしろかった

六巻まで全部読み終えて、「野球の小説」ではなく「バッテリーの小説」なんだな、なるほどこのタイトル。と、思いました。

1〜3巻まではテンポよく進みました。おもしろかったです。
未来のバッテリーの出会い、中学野球部への入部、先輩とのもめごと、他校との関わり。

それ以後は読むのがしんどかった。私が編集者なら書き直し依頼。
ある出来事に対し、ひとりの心理描写が終わるとまた巻き戻しして同じ場面から別の人の心理描写、終わるとまた同じ場面にもどり更に別な人の心理描写・・・
1つのできごとは、たしかに関わる人によって捉え方も感じ方も違う。それを読者に伝えるために・・・なのかもしれないが
ひとつのシーンに何度も戻って何人もの人の心理描写を描こうとしすぎた。
もしそれを試みるならば、最も大事な1つの出来事に絞れば効果だったかもしれない。

それと、バッテリーが本当に試されるのは試合中。
試合も試合中の心理も駆引きもはほとんど描かれていない。
後半、残念。
バッテリー (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (角川つばさ文庫)より
4046311002
No.212
(1pt)

人気の理由が分からない

全巻を通じての感想です。
率直に言って、人気の理由が分かりません。

・主人公に共感できない。自己中心的な性格の主人公であり、感情移入はしにくいです。
・ドラマがつまらない。
 敵を倒しつつ、自分もプレーヤーとして成長していくというスポーツものの典型的な話ではありません。
 野球の試合は2回だけで、どちらも練習試合です。盛り上がりようがありません。
 しかも、その2試合にもほとんどページは割かれておりません。
・人間としての成長がない。物語の中で、登場人物が人間的に成長していくということがほとんどありません。
 悩むばかりで、自分を変えてより大きくなろうとするプラスの方向転換がない。
・会話が冗長。特に、饒舌な2人の人物(吉貞と瑞垣)のセリフは中味もなく、笑えもしません。
 不要なことをだらだらとしゃべり続ける。しゃべり続けるのでページ数はとっています。

中高生主人公の青春スポーツものでも、例えば、佐藤多佳子「一瞬の風になれ」などは楽しく読めました。
このため、私はこのジャンルが特に苦手というわけではありません。
しかし、「バッテリー」はどこが面白いのか私にはつかみかねました。
バッテリー (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (角川つばさ文庫)より
4046311002
No.211
(3pt)

大人が読んでも構わないが児童書には違いない

レビューが良いので読んでみた。児童書である。読むのに苦労しないかわりに心が激しく揺さぶられることもほぼない。それでも6巻まで一気に買ったので最後まで読むつもりだ。

実はスラムダンクのような感動を期待していたが、まだ1巻目で味わうことはできなかった。この状態でいつ盛り上がるのか、不安だが少しは期待している。主人公の巧の性格は好感が持てない。一芸に秀でているのだから、もっと自己重要感が満たされていて家族とも良好な関係を構築できないものかと歯がゆくなる。もしかして、それが本書の魅力のひとつなのか、いまのところ充分に理解できていない。豪の頼もしさや青波の可愛らしさはとても好感が持てる。

大人が読んでもそれなりに楽しめるがやはり小中学生向きのようだ。小中学生に特にお薦めする。
バッテリー (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (角川つばさ文庫)より
4046311002
No.210
(3pt)

見事な少年の心理描写

いわゆるスポ根小説ではない。
女性が書いたとは思えない、見事な少年の心理描写。
読み進むにつれ、少年時代にトリップできる。
バッテリー (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (角川つばさ文庫)より
4046311002
No.209
(5pt)

大人も引き寄せられる青春小説

中学生の野球小説ということで、
スポ根&サクセスストーリーと
思っていたが、大きな勘違いでした。

中学生が持ちうる純粋さを逆手にとり、
大人が言い出せない無垢な思いを
表現させようとしていることに感動。
そして、本当にはっとさせられる。

野球小説としてだけでなく、
中学生の成長物語としても楽しみ
バッテリー (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (角川つばさ文庫)より
4046311002
No.208
(5pt)

両刃の剣、陰と陽

まさにそんな巻でした。

バッテリー崩壊の危機。

助け合いでなく、もたれあい。

野球の天才と人格の天才。

限界の向こうには、なにが待っているのか。

栄光か、それとも潰されてしまうのか。

常に陽の当たる場所を歩む人間と、その陰を歩み続ける人間たち。

それを自覚する人間と、自覚しない人間たち。

なにやら哲学っぽい巻になっていました。

5巻、このバッテリーは
それを取り囲む人たちはどうなるのか。眼が離せません!
バッテリーIV (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリーIV (角川つばさ文庫)より
4046311673
No.207
(5pt)

さぁ、いよいよ最終決戦を待つばかりです!

それぞれの本気がぶつかりあう巻でした。

プレーをするのは同じ野球でも、
プレースタイルや野球に対する姿勢は各々違います。

自分=他人ではないこと。
それに気づいたときに生まれる恐怖心。

メンバー全員に
戦う準備は整った感じです。

さぁ、最終巻。いよいよ決戦です!!

※巻末の文庫書き下ろしが、かなりGood!!
バッテリーV (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリーV (角川つばさ文庫)より
4046312106
No.206
(5pt)

さぁ、いよいよ最終決戦を待つばかりです!

それぞれの本気がぶつかりあう巻でした。

プレーをするのは同じ野球でも、
プレースタイルや野球に対する姿勢は各々違います。

自分=他人ではないこと。
それに気づいたときに生まれる恐怖心。

メンバー全員に
戦う準備は整った感じです。

さぁ、最終巻。いよいよ決戦です!!

※巻末の文庫書き下ろしが、かなりGood!!
バッテリー (5) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (5) (角川文庫)より
4043721056
No.205
(4pt)

巻の区切りも巧みですね♪

中学校入学直後がメイン。

絶対服従を強いる野球部顧問。
先輩からの理不尽な要求、陰湿ないじめ。

好きだからやってきた野球、
やりたいからやってきた野球だったはずなのに、
大人や上級生にやらせてもらう野球になってしまう戸惑い。

己の道を突き進もうとする道に立ちはだかる壁。

1巻同様、巧は相変わらず己の道を突き進もうともがくのですが、
2巻の注目は、豪も巧とはまた違った角度で己の感情に素直に突き進もうとし始めること。

夫婦は段々顔が似てくると言いますが、
バッテリーも女房役との言葉が示すとおり似てくるのかもしれませんね。

風雲急を告げる野球部に降りかかる事件。
野球部はどうなるのか。引き続き第3巻を読むことにします♪
バッテリー (2) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (2) (角川文庫)より
4043721021
No.204
(4pt)

期待以上の面白さ!第2巻への楽しみが膨らみました!!

映画が少し淡白で味気なく
映画になるほどだから原作本は
もっと深くて面白いのだろうな、と期待をしながら手にとりました。

今著は全6巻の第1巻にあたりますが、
ここまでは期待以上です!特に巧と青波が
成長していくのに伴い多感になり、揺れ動いてゆく心象描写に強く惹きつけられました。

第1巻にふさわしく
まさに”序章”といった感じですが、
これから、ここに登場した人物たちが
どのように大きく成長していくのか期待は膨らむばかりです。

早速、2巻を読み始めます!!
バッテリー (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (角川つばさ文庫)より
4046311002
No.203
(3pt)

野球少年はついていけないかも

野球とあまり関わりのない人は素直に感動できるかもしれません。でも、実際に野球をやっている少年たちが共感できるかどうかは、はなはだ疑問。原田巧みたいな絶対的な天才ピッチャーなんて、小学生あがりでいるわけがない。いたとしたら思い上がりでしょう。それにこういう威圧的で大人びたピッチャーがいたら、周囲の子供たちが野球を楽しめない。中年女性が思春期の少年への思い入れを書いたら、こんなふうになるんだろうなあっていうようなお話だと思いました。
バッテリー (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (角川つばさ文庫)より
4046311002
No.202
(4pt)

公式試合の場面は無・しかし、傑作

当初は児童書として出版され、後に角川にて文庫化。
2006年3月には、滝田洋二郎監督にて映画化もされてた。

中学入学目前、天才速球派ピッチャー・原田巧は、父の転勤で岡山の小さな町に引っ越。
そしてキャッチャー・永倉豪と出会い、バッテリーを組む。

(巧のピッチャーに対するストイックなまでの)純粋さ
(巧と豪及びチームメイトとの)友情
(巧と豪またはライバル門脇との)切磋琢磨
といったことを軸に話はえがかれる。

純粋さ・友情・切磋琢磨、表面のみを見るときれいにみえる。
しかし、物語性を抑え、内面描写を丹念に描写することにより、ある種の歪さを浮き彫りにしつつも凛とした真摯さを描き出す。

元々は児童文学でありながら、良き理想という模範を示すことに留まらない。
少年の成長を描くのでは無く、各々の少年の生き方とその変化を描く。
その生き方や変化(あくまで変化であり成長とは異なる)の良し悪しの評価やメッセージ性は無い。
何かに打ち込むことは、何かを捨てることでもある。
天才とは歪さを孕んでいるのかもしれない。

丁寧な内面描写の場面が非常に多い。
反面、試合の場面は少ない。
しかも、公式試合は皆無だ。
逆に、それゆえに傑作足り得てる。
バッテリー (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (角川つばさ文庫)より
4046311002
No.201
(2pt)

行間のない小説

全部(1〜6)読んでて★2つ?
そう、ほんとは★1つにしたいんだけど、一応全巻付き合わせていただいたお礼に。
この本に対する感想は★1つ、2つそして3つの人たちがほとんど書いているので、
そちらにおまかせ致します。
★4つ、5つをつけているレビューの人たちよりも遙かにこの小説の本質をついたレビューが
多いと思います。
一言だけ言わせてもらいますと
心理描写の多さが、逆に人物のリアリティーを損ねてる見本のような小説。
漫画の原作にはいいかも知れません。
だったら漫画を読んだ方がいいよね。
僕は漫画(この漫画)は読みませんが。
バッテリー (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (角川つばさ文庫)より
4046311002
No.200
(4pt)

読ませる力はあるが

巧と豪のこころのすれ違い。強豪横手の瑞垣の思い。
心理描写がどんどん大きくなり泥臭さが増していく。
読みやすく、読み続けさせる文章ではあるが最初のころと比べるとだんだん爽快感が無くなっていくような気がします。
バッテリー (5) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (5) (角川文庫)より
4043721056
No.199
(4pt)

読ませる力はあるが

巧と豪のこころのすれ違い。強豪横手の瑞垣の思い。
心理描写がどんどん大きくなり泥臭さが増していく。
読みやすく、読み続けさせる文章ではあるが最初のころと比べるとだんだん爽快感が無くなっていくような気がします。
バッテリーV (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリーV (角川つばさ文庫)より
4046312106
No.198
(5pt)

3巻まで我慢して読んでみて

正直、はじめの1巻2巻は読んでいても面白いと思えず、あまり共感もできませんでした。
でも、3巻くらいからようやく、この本の主題がわかってきました。

「まっすぐに向き合う」「真摯であることとは」などを問うている小説だと思いました。
わずか12歳の少年にそれを描こうとする…。
主人公、原田巧のボールとの向き合い方は、少年とは思えないほどのシビアさを持っています。
全然少年らしくないし、大人が同じことをしてもちょっと…と思ってしまうほどです。
だからこそ、わざわざ少年を主人公にしているのかもしれません。

おおらかなキャッチャー、永倉豪にも徐々に変化があらわれます。
彼らの「まっすぐさ」は、とても原始的な面も持っていて、生理的な衝動に突き動かされながら物語は進みます。

最後6巻まで読んで、ラストイニングまで読み終わりました。
途中で止めないでよかったな、と思います。
バッテリー (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (角川つばさ文庫)より
4046311002
No.197
(1pt)

中高生には読ませたくない1冊

物語全体がマイナス思考で、心が晴れ晴れとしません。読み進めば読み進むほど妬み、恨み、嫉み、など若者の健全な精神面での成長をあえて妨げるような感情にさらされます。もちろん、健康優良児的な優等生物語ばかりが若者に好影響を与える訳でもありませんし、かえって反発を招き逆効果となることもあります。しかし、この作品はあまりにも世の中を斜めから見すぎていて、いずれは社会にはばたいていく若者を現実社会から引き離しているという印象を大変強く受けます。
試験、塾、人間関係、受験などから、うまくいかないことを通して、どうやって理想と現実の折り合いをつけていくのか、努力の大切さ、周囲と強調することの大切さなどに気づき、人間は成長していくのだと思います。
最初から絶対的で天才的な才能を持った投手とその期待に応えようと盲従する捕手、教員、親、友人、周囲の大人たちというこれ以上ないと思われる単純な構図で、読み物としても深みがかけらも感じられません。あえて例えれば、ウルトラマン、仮面ライダー、セーラームーンといった結論がわかっている安全パイの非常に稚拙なお話です。
作者のあとがきを読んでも、深い思慮に欠け、素直に物事を見ようとしない中高生世代の軽佻浮薄な風潮をあまりにも安易に現状肯定していて、作品全体に社会性が見られません。
風景描写なども冗長です。これは「文学」作品とするべく重みを出そうと努力しているのかと思われますが、物語の展開がいかにも単純ですので、形式上の小手先の技術では補い切れません。
せっかく読書をするのなら、もっと精神面での成長(そんなに大上段に構えなくても例えば気分転換など)に繋がる優れた作品が数多くあるので、それらを先に若者にはすすめるのがふさわしいと思います。どうしても他に読むものがなくなったときはじめて手にしても遅くないと思います。
バッテリー (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (角川つばさ文庫)より
4046311002
No.196
(5pt)

強烈なキャラが大きな魅力

面白い作品であった。久しぶりに、「出会えてよかった」と思える作品だったと思う。
 まず、巧の強烈な性格に圧倒された。他者から見れば、思い上がりや自惚れと紙一重の、恐ろしいまでの自身に対する自信。天賦の才に対する揺るぎのない自覚と、その才を生かすための努力。しかし、野球に関係のないことすべてを排除しようとする思考から、人間に興味を持てないという致命的な欠陥も持っている。この作品は、野球というよりも、強い反面もろい一面ももつ巧が、キャッチャー豪をはじめとする周囲の人間との触れ合いを通して、一皮向けていく様を描いているように見えます。
 ただ一つ残念なのは、途中で話の中心が巧と豪の主役バッテリーから、ライバル校横手の天才スラッガー門脇とその幼馴染瑞垣に移行してしまったように思えること。巧が門脇と瑞垣の乗り越えるべき壁となってしまい、壁に初めてぶつかった門脇の苦悩と、天才の側にい続けなければならなかった瑞垣の門脇への愛憎と葛藤がメインテーマになってしまったみたいです。門脇も瑞垣もたいそう魅力的なキャラで、それはそれで面白いのですが、『バッテリー』はやはり巧と豪でまとめてほしかったなとも思います。
バッテリー (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (角川つばさ文庫)より
4046311002
No.195
(3pt)

不満が残る作品ではあるが、荒廃した世相に対する一服の清涼剤か

小学卒業後の春休み、岡山の田舎に転校した天才ピッチャーの卵の巧の精神的成長を中心に、病弱ながら天才的閃きを見せる弟の青波、巧と「バッテリー」を組む豪等を中心に若者の群像を描いた作品。この時点では、シリーズ化は考えていなかったろう。

巧は自信家で傲岸不遜。己の力だけで夢を叶えられると思っている。一方、豪は篤実な性格で、巧の実力を認め、巧の弱点である自己中心型性格を解きほぐそうとする。また、青波は自分と異なる強い巧に憧れているが、記述の中に巧を上回る天才的才能がある事が仄めかされる。また、巧達の祖父が元甲子園優勝監督と言うのはご都合主義だが、この祖父のアドバイスで、病弱な青波が野球を楽しもうとしたり、豪を初めとするチームのメンバが純粋に野球を楽しんでいる様に、巧も仲間との協調の大切さを自覚して行くと言う清新なストーリー。

私の印象では、登場人物の年齢設定が二年は低いと感じるが如何か。小学六年生でこの心理描写はないだろう。また、作者が野球に関して詳しくないのは明らかだが、如何にも野球のシーンが少なくかつ限定された場面しか描かれていない点に不満が残る。つまり、作者は野球にも少年心理にも詳しくないのだが、大人の女性が想像する少年像を映して見たら、偶々当たったという感じではないか。また、ドラマツルギーとして、受験に絡み豪の母親等が悪役になるのだが、顔を合わせて見ると結局は良い人で、良い人ばかりの物語になっているのである。「バッテリー」と言う題名からは外れるが、私は青波がもっと活躍を見せると思っていた。

その後のブームからして、荒廃した世相に対する一服の清涼剤となったのであろう。
バッテリー (角川つばさ文庫) Amazon書評・レビュー: バッテリー (角川つばさ文庫)より
4046311002