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(短編集)

夏目家順路



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【この小説が収録されている参考書籍】
夏目家順路
夏目家順路 (文春文庫)

夏目家順路の評価: 3.20/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

朝倉さんらしさが薄いかも……

作者が体験した葬式の段取りを元に一本小説をでっち上げたと言う印象。もっとも小説部分は悪くない。が、最高でもない。両親と早くに別れた隠居ブリキ屋の主人公と、それを取り巻く人間関係が、ワザモノ朝倉にしては幾分普通っぽく描かれている。浮気され、離婚した妻、娘(姉)と息子(弟)、とその連れ合い、若い頃にかかわった近所の高校生、引退してから関わったスナックのママたちや、息子とほぼ同年代のシステムエンジニアからの視点と構成は重層的だ。
 妻と娘の重ね合わせ方などは井上荒野風かもしれない。
 珍しくないかもしれないが、特殊な女の情感と、男の死を利用したずるさの表現は吉田修一風かもしれない。
 まとめれば、朝倉らしさが低く感じれたということか? それとも、こちらが慣れてきただけなのか?
夏目家順路Amazon書評・レビュー:夏目家順路より
4163296506

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