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とうへんぼくで、ばかったれ
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とうへんぼくで、ばかったれの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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23歳と42歳の交際は、お互いのエネルギーの差がズレとなったのを滑稽に描いていて笑ってしまった。 吉田のエノマタさんと付き合えた時点で「あがり」を連想する性格と、常に受身のエノマタさんの交際は、気力の差が作品に溢れているから面白いのかもしれない。 | ||||
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性別不明の語り口に「ん?」と思いながら読み進めていくと、どこかにいそうな人たちが次々登場してきます。 吉田の恋を応援しつつ、でも、実際こんなに行動的なら怖いよなと心配もし。 人物設定に現実味が感じられるので、話にすぽっと入っていけます。(吉田は現実にいたら、どうだろう…) 特に、吉田の脳内独り言は共感できることばかりで、作者はうまいこと表現するもんだなあ、やっぱり作家だなあと 感心します。 男と女の温度差というか、恋する者と対象者の温度差というか、私は「そうそう!」と、膝を打ちたくなるような 内容でした。 吉田、エノマタ、りえぽん、など誰に肩入れするかで評価は変わるかもしれませんが、人との関わりに興味が あるならば読んで思うところはあると思います。 「とうへんぼくで ばかったれ」タイトルもそうそう、そのとおり! 朝倉かすみさん、これからも楽しみです。 | ||||
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さえない独身中年男エノマタさんに一目惚れし、一心に愛し続ける吉田。愛にすべてを捧げ、職場も辞めて友や家族と別れ、東京にいったエノマタさんの跡を追う――唯一の問題はエノマタさんが吉田の存在を認識していないこと。愛に焦がれた純真ストーカーの、どこかおかしな物語。 エノマタさんを一方的に愛する吉田も、女心に疎く翻弄されるままのエノマタさんも、吉田の友人である前田もりえぽんも、みなどこかしら“残念”な人たち。作者さんは得意のユーモアとペーソスで優しく包みながら、残念な登場人物たちの上手くいかないことが多い日々を丁寧に描いている。些細な表現もおもしろく、終始どこかでクスリと笑わされてしまう。 読み終えたとき、登場人物の誰も彼もが残念で愛おしい存在になっていた。残念さんたちに幸あれと思う。 | ||||
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