忘れられた巨人

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評判

忘れられた巨人の評価:

3.88/5点 レビュー 139件。 A ランク

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平均点3.88pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全178件 41〜60 3/9ページ
No.138
(5pt)

知る事が幸せか、知らないままの方が幸せか

最初は話が漠然としていてわかりづらいので、辛いかもしれませんが、あまり気にせず頑張って読んで見てください。
途中から話の筋が見えてきて一気に読み進めれると思います。
また、ファンタジーな話か勘違いされそうな内容ですが、全くそういう物ではなく、かなり人生に造詣が深い内容です。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.137
(5pt)

知る事が幸せか、知らないままの方が幸せか

最初は話が漠然としていてわかりづらいので、辛いかもしれませんが、あまり気にせず頑張って読んで見てください。
途中から話の筋が見えてきて一気に読み進めれると思います。
また、ファンタジーな話か勘違いされそうな内容ですが、全くそういう物ではなく、かなり人生に造詣が深い内容です。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.136
(4pt)

霧の中を共に歩んでいくこと

忘却の霧によって封印されたブリテン人とサクソン人の遺恨に、ブレグジットで揺れる英国や民族同士の抗争を重ね、現代世界の問題をアレゴリー的に読み解くことはむろんできる。忘却が望ましいのか、記憶こそ重要なのかという答えの出ない問いを考えるきっかけにもなる。

しかしそれ以上に、忘却の霧のなかで何もかもが霞む中をもがきつつ、恐れながらも過去を取り戻そうとする思いに突き動かされ、ひたすら歩み続ける老夫婦の足取りが、悲劇的でありながらも静謐で、印象に残る。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.135
(4pt)

霧の中を共に歩んでいくこと

忘却の霧によって封印されたブリテン人とサクソン人の遺恨に、ブレグジットで揺れる英国や民族同士の抗争を重ね、現代世界の問題をアレゴリー的に読み解くことはむろんできる。忘却が望ましいのか、記憶こそ重要なのかという答えの出ない問いを考えるきっかけにもなる。

しかしそれ以上に、忘却の霧のなかで何もかもが霞む中をもがきつつ、恐れながらも過去を取り戻そうとする思いに突き動かされ、ひたすら歩み続ける老夫婦の足取りが、悲劇的でありながらも静謐で、印象に残る。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.134
(4pt)

ドラゴンクエスト 83作目

竜や鬼や妖精が棲むまさにドラゴンクエストのような世界が舞台である。あるミッションを達成するために荒野を旅する。途中で様々な仲間がパーティに加わる。しかし主人公は勇者ではなく老夫婦だ。山を登ると息が切れる。すぐに風邪をひく。そしてこれがただのRPGで終わらないのは、美しく礼儀正しく万物に気を遣ったイシグロの文章と、記憶、争いといったテーマがあるから。前半はだるいけど中盤から一気にページが進みます。

はじめはどんよりとしているのですがだんだんとクリアになってくる。そして、美しく、礼儀正しく、隅々にまで気を遣ったイシグロ節も健在だ。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.133
(4pt)

ドラゴンクエスト 83作目

竜や鬼や妖精が棲むまさにドラゴンクエストのような世界が舞台である。あるミッションを達成するために荒野を旅する。途中で様々な仲間がパーティに加わる。しかし主人公は勇者ではなく老夫婦だ。山を登ると息が切れる。すぐに風邪をひく。そしてこれがただのRPGで終わらないのは、美しく礼儀正しく万物に気を遣ったイシグロの文章と、記憶、争いといったテーマがあるから。前半はだるいけど中盤から一気にページが進みます。

はじめはどんよりとしているのですがだんだんとクリアになってくる。そして、美しく、礼儀正しく、隅々にまで気を遣ったイシグロ節も健在だ。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.132
(4pt)

イギリス中世が舞台の長編小説

描かれる情景が終始霧深く、物語自体も曖昧模糊としていて、読み取るのが少々難解。アーサー王伝説に詳しければもっと楽しめたかもしれない。舞台が舞台なので、表現がいささか装飾的。日本語としての表現に違和感を感じ、何度か挫折しそうになったが、ラストに辿り着くと物語の奥行に触れる事ができる。人間の記憶というものについて考えさせられた。再読したいと思う。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.131
(4pt)

イギリス中世が舞台の長編小説

描かれる情景が終始霧深く、物語自体も曖昧模糊としていて、読み取るのが少々難解。アーサー王伝説に詳しければもっと楽しめたかもしれない。舞台が舞台なので、表現がいささか装飾的。日本語としての表現に違和感を感じ、何度か挫折しそうになったが、ラストに辿り着くと物語の奥行に触れる事ができる。人間の記憶というものについて考えさせられた。再読したいと思う。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.130
(5pt)

深い愛情にきゅんとする

アーサー王亡き後のイギリスが舞台。老夫婦の穏やかな愛と、途切れ途切れの記憶を読み解く物語。
正しく理解できれば、この上ないパッピーエンドで終わります。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.129
(5pt)

深い愛情にきゅんとする

アーサー王亡き後のイギリスが舞台。老夫婦の穏やかな愛と、途切れ途切れの記憶を読み解く物語。
正しく理解できれば、この上ないパッピーエンドで終わります。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.128
(4pt)

英国人にとっては違う印象なのだろうなー

テーマが著者のライフワークと言っている「記憶」についての話。
さすがと思わせる文章力だが、物語が動き出すと「え!アーサー王」、
「え!竜と魔法」と、つい安手の騎士物語を連想してしまうアイテムが
どんどん出て来るので途中からちょっと引いてしまいました。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.127
(4pt)

英国人にとっては違う印象なのだろうなー

テーマが著者のライフワークと言っている「記憶」についての話。
さすがと思わせる文章力だが、物語が動き出すと「え!アーサー王」、
「え!竜と魔法」と、つい安手の騎士物語を連想してしまうアイテムが
どんどん出て来るので途中からちょっと引いてしまいました。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.126
(4pt)

真の和解は可能なのか

半分辺りまで読み進めて「ははあ」とピンと来た。これはかなり政治的かつナイーブな本だな、と。「罪、忘却、復讐、許し」をモチーフに、ミクロ(個人)レベルとマクロ(国、世界)レベルで罪と忘却が語られる。そして最終的なテーマは「和解」や「融和」なのだろう。
時代は5世紀頃のブリテン島。世界は何もかも忘却の彼方へ包み込んでしまう霧に覆われている。過去を取り戻し、息子に再会する為に旅に出る老夫婦を軸に話は進むが、旅が進むにつれなぜ過去が忘れられたかが明らかになって行く。作者は作中人物の言葉を借りて、記憶を取り戻し罪を暴くことはミクロでもマクロでも復讐と新たな戦いを引き起こす、それでも記憶は回復され罪は語られるべきなのかと問いかける。答えはYESである。そして復讐や戦乱に対する恐れを抱きながら新たな時代が始まる所でこの作品は終わり、読者は不安な気持ちのまま本を閉じるかもしれない。
が、実は最初からイシグロは人間は真の和解を得ることが可能だと言っている。それは舞台がブリトン(ケルト)とサクソン人(アングロサクソン)とが争う時代だから。登場人物たちは全て、記憶回復後のブリトンとサクソンの争いを恐れているけれど、史実においてブリトンとサクソンは徐々に融和し、一つの民族としてまとまって行く。それを後世の我々、なかんずくイギリスの読者は知っている。だからイシグロは恐れずに過去と向き合えと言うのだ。
彼はWW2を始め近現代で、まずはイギリスと欧米が犯した罪についてもう一度向き合えと言いたいのだろう。さらには日本にも過去と向き合えと言ってるインタビューを見た記憶がある。これは多分南京や慰安婦のことだろう。
ね、政治的でかつナイーブでしょ?
イシグロは日系と言うこともあって日本の近現代史にもそれなりに詳しいようだけど、あくまでもイギリス人視点からでしかないようにインタビューからは伺えた。
さらに日本周辺で日本が「和解」すべき敵対的な国々、即ち中朝韓は日本との融和を望んではいない。「いやそんなことは無い、それは悪意を持った偏見だ」と言う人も多いだろうが、中朝韓の考える平和・融和とは日本の上位者として君臨すること。華夷秩序の世界に彼らはおり、それは日本が望むものとは全く違う。

あ、それでも文学としては愉しみました。一見ファンタジーではあるんだけど、戯曲的。途中からはシェイクスピアでも読んでいるような気分だった。舞台化すればかなり面白そうだし、話自体比喩的、暗喩的なのだからドッグヴィルのような映画でも良いかも。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.125
(4pt)

真の和解は可能なのか

半分辺りまで読み進めて「ははあ」とピンと来た。これはかなり政治的かつナイーブな本だな、と。「罪、忘却、復讐、許し」をモチーフに、ミクロ(個人)レベルとマクロ(国、世界)レベルで罪と忘却が語られる。そして最終的なテーマは「和解」や「融和」なのだろう。
時代は5世紀頃のブリテン島。世界は何もかも忘却の彼方へ包み込んでしまう霧に覆われている。過去を取り戻し、息子に再会する為に旅に出る老夫婦を軸に話は進むが、旅が進むにつれなぜ過去が忘れられたかが明らかになって行く。作者は作中人物の言葉を借りて、記憶を取り戻し罪を暴くことはミクロでもマクロでも復讐と新たな戦いを引き起こす、それでも記憶は回復され罪は語られるべきなのかと問いかける。答えはYESである。そして復讐や戦乱に対する恐れを抱きながら新たな時代が始まる所でこの作品は終わり、読者は不安な気持ちのまま本を閉じるかもしれない。
が、実は最初からイシグロは人間は真の和解を得ることが可能だと言っている。それは舞台がブリトン(ケルト)とサクソン人(アングロサクソン)とが争う時代だから。登場人物たちは全て、記憶回復後のブリトンとサクソンの争いを恐れているけれど、史実においてブリトンとサクソンは徐々に融和し、一つの民族としてまとまって行く。それを後世の我々、なかんずくイギリスの読者は知っている。だからイシグロは恐れずに過去と向き合えと言うのだ。
彼はWW2を始め近現代で、まずはイギリスと欧米が犯した罪についてもう一度向き合えと言いたいのだろう。さらには日本にも過去と向き合えと言ってるインタビューを見た記憶がある。これは多分南京や慰安婦のことだろう。
ね、政治的でかつナイーブでしょ?
イシグロは日系と言うこともあって日本の近現代史にもそれなりに詳しいようだけど、あくまでもイギリス人視点からでしかないようにインタビューからは伺えた。
さらに日本周辺で日本が「和解」すべき敵対的な国々、即ち中朝韓は日本との融和を望んではいない。「いやそんなことは無い、それは悪意を持った偏見だ」と言う人も多いだろうが、中朝韓の考える平和・融和とは日本の上位者として君臨すること。華夷秩序の世界に彼らはおり、それは日本が望むものとは全く違う。

あ、それでも文学としては愉しみました。一見ファンタジーではあるんだけど、戯曲的。途中からはシェイクスピアでも読んでいるような気分だった。舞台化すればかなり面白そうだし、話自体比喩的、暗喩的なのだからドッグヴィルのような映画でも良いかも。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.124
(4pt)

忘却とは・・・

夫婦・親子・民族・・・どんなレベルでも人と人の間には諍いがあり、不実がある。

それでも、忘却という霧が諍いを緩和したり、ごまかしを生んだりしている。忘却もまた方便なのだ。
しかし忘却の霧が晴れたとき、「忘れられた巨人」が起き出し、ふたたび諍いと憎悪の世界へ。
日本とアジアの国々との間、ルワンダ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ。
一時は現在生活を確立するための方便に忘却のポーズをとっていても、
いつか必ず、忘却の霧が晴れて憎悪が広がるときがくるのか・・・。
愛にあふれているように見えた老夫婦も最後に記憶がよみがえり・・・と余韻をもたせて小説は終わる。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.123
(4pt)

忘却とは・・・

夫婦・親子・民族・・・どんなレベルでも人と人の間には諍いがあり、不実がある。

それでも、忘却という霧が諍いを緩和したり、ごまかしを生んだりしている。忘却もまた方便なのだ。
しかし忘却の霧が晴れたとき、「忘れられた巨人」が起き出し、ふたたび諍いと憎悪の世界へ。
日本とアジアの国々との間、ルワンダ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ。
一時は現在生活を確立するための方便に忘却のポーズをとっていても、
いつか必ず、忘却の霧が晴れて憎悪が広がるときがくるのか・・・。
愛にあふれているように見えた老夫婦も最後に記憶がよみがえり・・・と余韻をもたせて小説は終わる。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.122
(5pt)

感慨深い

主人公の老夫婦と同じような年齢の私たち夫婦のことを考えさせる本でした。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.121
(5pt)

感慨深い

主人公の老夫婦と同じような年齢の私たち夫婦のことを考えさせる本でした。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.120
(4pt)

才能に脱帽

結論から言えば読むべき作品と思う。いつものイシグロ作品に見られる3つの要素がある。1つは舞台として新たな題材として伝説的な5-6世紀の中世イギリス。2つ目は、本作品を貫く“忘却と記憶”。3つ目は全編を通して紡がれて行く“愛”という糸。届いた分厚い本を前に深呼吸し、飽きずに読み切ることができるか、との不安もあったが、普遍的な主題に自分の経験や世界の歴史を思い出しながらイシグロの久々の長編をあっという間に読み切ってしまった。ただ、各章のつながを読み取るのに多少忍耐が必要なので、星4つ。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.119
(4pt)

才能に脱帽

結論から言えば読むべき作品と思う。いつものイシグロ作品に見られる3つの要素がある。1つは舞台として新たな題材として伝説的な5-6世紀の中世イギリス。2つ目は、本作品を貫く“忘却と記憶”。3つ目は全編を通して紡がれて行く“愛”という糸。届いた分厚い本を前に深呼吸し、飽きずに読み切ることができるか、との不安もあったが、普遍的な主題に自分の経験や世界の歴史を思い出しながらイシグロの久々の長編をあっという間に読み切ってしまった。ただ、各章のつながを読み取るのに多少忍耐が必要なので、星4つ。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369