浮世の画家

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浮世の画家の評価:

3.98/5点 レビュー 56件。 D ランク

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Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 1〜20 1/3ページ
No.42
(3pt)

小津安二郎的描写は退屈であった。

戦争に加担した絵描きとその家族の有様を丹念に描写しているが、未だに戦争犯罪さえ明確にならない敗戦国日本を「浮世の国」と揶揄しているとしたら、興味深いところであるが・・・。物語そのものは心理描写が主で、劇的な動きはなく、小津安二郎の映画を観たのと同じ様に退屈してしまったのです。
浮世の画家 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)より
4151200398
No.41
(3pt)

小津安二郎的描写は退屈であった。

戦争に加担した絵描きとその家族の有様を丹念に描写しているが、未だに戦争犯罪さえ明確にならない敗戦国日本を「浮世の国」と揶揄しているとしたら、興味深いところであるが・・・。物語そのものは心理描写が主で、劇的な動きはなく、小津安二郎の映画を観たのと同じ様に退屈してしまったのです。
浮世の画家 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 浮世の画家 (中公文庫)より
412201896X
No.40
(3pt)

小津安二郎的描写は退屈であった。

戦争に加担した絵描きとその家族の有様を丹念に描写しているが、未だに戦争犯罪さえ明確にならない敗戦国日本を「浮世の国」と揶揄しているとしたら、興味深いところであるが・・・。物語そのものは心理描写が主で、劇的な動きはなく、小津安二郎の映画を観たのと同じ様に退屈してしまったのです。
浮世の画家 Amazon書評・レビュー: 浮世の画家より
4120016471
No.39
(3pt)

リアリティに欠ける

「日の名残り」を読んで感動し、次に「遠い山なみの光」を読み、カズオ・イシグロ・ワールドに魅了されての「浮世の画家」であったが、この作品は前に読んだ2作のような感動はなかった。時代に翻弄され、古い価値観や信念から、新しい時代にすんなりと適応できない葛藤は良いのだが、日本が舞台だけにリアリティに欠け、しらけてしまったことが大きい。
浮世の画家 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)より
4151200398
No.38
(3pt)

リアリティに欠ける

「日の名残り」を読んで感動し、次に「遠い山なみの光」を読み、カズオ・イシグロ・ワールドに魅了されての「浮世の画家」であったが、この作品は前に読んだ2作のような感動はなかった。時代に翻弄され、古い価値観や信念から、新しい時代にすんなりと適応できない葛藤は良いのだが、日本が舞台だけにリアリティに欠け、しらけてしまったことが大きい。
浮世の画家 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 浮世の画家 (中公文庫)より
412201896X
No.37
(3pt)

リアリティに欠ける

「日の名残り」を読んで感動し、次に「遠い山なみの光」を読み、カズオ・イシグロ・ワールドに魅了されての「浮世の画家」であったが、この作品は前に読んだ2作のような感動はなかった。時代に翻弄され、古い価値観や信念から、新しい時代にすんなりと適応できない葛藤は良いのだが、日本が舞台だけにリアリティに欠け、しらけてしまったことが大きい。
浮世の画家 Amazon書評・レビュー: 浮世の画家より
4120016471
No.36
(3pt)

外国人作家が描いた空想の戦後日本?

希望に溢れた明るいラストの場面は、てっきりアイロニーだと思ったのですが、
訳者の方のあとがきを見ると、全くの誤読だったようです。
1948年から50年までといえば、連合軍による占領期。
なのに占領軍の影が全くない。
敗戦後の表情はただの堕落にすぎない、とは坂口安吾の言葉、
そんな「堕落」の世相も反映されません。
もちろん、戦後日本の姿を描くことが作者の目的ではなく、
単なる舞台装置にすぎないわけですが。

「浮世の画家」は、小津安二郎の「晩春」を下絵にしたのでしょう。
その根拠は、原「節子」の役名が「紀子」、画家の二人の娘の名前ですね。
ただ、両者は決定的に違う。
娘を送り出した「晩春」の父親は孤独な喪失感にうなだれるのに、
「画家」の父親は、自己検証の末の、自己肯定のハッピーな気分で余生を踏み出します。
戦後、今日に至るまでのこの国の(未だに占領状態から抜け出せない)現状を思うと、
このラストが辛辣なアイロニーにしか思えなかったのです。

物語の進め方の巧みなこの作品が、戦勝国の英国で文学的に評価されるのはいいとして、
日本人として、小説の面白さとは別の次元で、
にがーい読後感を味わったのは私だけでしょうか。
浮世の画家 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)より
4151200398
No.35
(3pt)

外国人作家が描いた空想の戦後日本?

希望に溢れた明るいラストの場面は、てっきりアイロニーだと思ったのですが、
訳者の方のあとがきを見ると、全くの誤読だったようです。
1948年から50年までといえば、連合軍による占領期。
なのに占領軍の影が全くない。
敗戦後の表情はただの堕落にすぎない、とは坂口安吾の言葉、
そんな「堕落」の世相も反映されません。
もちろん、戦後日本の姿を描くことが作者の目的ではなく、
単なる舞台装置にすぎないわけですが。

「浮世の画家」は、小津安二郎の「晩春」を下絵にしたのでしょう。
その根拠は、原「節子」の役名が「紀子」、画家の二人の娘の名前ですね。
ただ、両者は決定的に違う。
娘を送り出した「晩春」の父親は孤独な喪失感にうなだれるのに、
「画家」の父親は、自己検証の末の、自己肯定のハッピーな気分で余生を踏み出します。
戦後、今日に至るまでのこの国の(未だに占領状態から抜け出せない)現状を思うと、
このラストが辛辣なアイロニーにしか思えなかったのです。

物語の進め方の巧みなこの作品が、戦勝国の英国で文学的に評価されるのはいいとして、
日本人として、小説の面白さとは別の次元で、
にがーい読後感を味わったのは私だけでしょうか。
浮世の画家 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 浮世の画家 (中公文庫)より
412201896X
No.34
(3pt)

外国人作家が描いた空想の戦後日本?

希望に溢れた明るいラストの場面は、てっきりアイロニーだと思ったのですが、
訳者の方のあとがきを見ると、全くの誤読だったようです。
1948年から50年までといえば、連合軍による占領期。
なのに占領軍の影が全くない。
敗戦後の表情はただの堕落にすぎない、とは坂口安吾の言葉、
そんな「堕落」の世相も反映されません。
もちろん、戦後日本の姿を描くことが作者の目的ではなく、
単なる舞台装置にすぎないわけですが。

「浮世の画家」は、小津安二郎の「晩春」を下絵にしたのでしょう。
その根拠は、原「節子」の役名が「紀子」、画家の二人の娘の名前ですね。
ただ、両者は決定的に違う。
娘を送り出した「晩春」の父親は孤独な喪失感にうなだれるのに、
「画家」の父親は、自己検証の末の、自己肯定のハッピーな気分で余生を踏み出します。
戦後、今日に至るまでのこの国の(未だに占領状態から抜け出せない)現状を思うと、
このラストが辛辣なアイロニーにしか思えなかったのです。

物語の進め方の巧みなこの作品が、戦勝国の英国で文学的に評価されるのはいいとして、
日本人として、小説の面白さとは別の次元で、
にがーい読後感を味わったのは私だけでしょうか。
浮世の画家 Amazon書評・レビュー: 浮世の画家より
4120016471
No.33
(3pt)

『日の名残り』と似て非なる作品

『日の名残り』と似ている。主人公である「わたし」は、年老いた男で、現在の状況と昔の思い出とを語っていく。その語りには、自己の正当化と記憶の美化が含まれており、主人公を“信用できない語り手”にしている。
正当化と美化の程度が、『日の名残り』よりもはっきりしていて分かりやすい。しかし、ストーリーという点では『日の名残り』の方が、芯が通っていて読後にすっきりする。『浮世の画家』の方が、最後までモヤモヤが続いて、ストーリーが収束しない。
なお、表紙に浮世絵が描かれているので誤解を招くと思うのだが、主人公は画家であっても、浮世絵師ではない。
浮世の画家 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)より
4151200398
No.32
(3pt)

『日の名残り』と似て非なる作品

『日の名残り』と似ている。主人公である「わたし」は、年老いた男で、現在の状況と昔の思い出とを語っていく。その語りには、自己の正当化と記憶の美化が含まれており、主人公を“信用できない語り手”にしている。
正当化と美化の程度が、『日の名残り』よりもはっきりしていて分かりやすい。しかし、ストーリーという点では『日の名残り』の方が、芯が通っていて読後にすっきりする。『浮世の画家』の方が、最後までモヤモヤが続いて、ストーリーが収束しない。
なお、表紙に浮世絵が描かれているので誤解を招くと思うのだが、主人公は画家であっても、浮世絵師ではない。
浮世の画家 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 浮世の画家 (中公文庫)より
412201896X
No.31
(3pt)

『日の名残り』と似て非なる作品

『日の名残り』と似ている。主人公である「わたし」は、年老いた男で、現在の状況と昔の思い出とを語っていく。その語りには、自己の正当化と記憶の美化が含まれており、主人公を“信用できない語り手”にしている。
正当化と美化の程度が、『日の名残り』よりもはっきりしていて分かりやすい。しかし、ストーリーという点では『日の名残り』の方が、芯が通っていて読後にすっきりする。『浮世の画家』の方が、最後までモヤモヤが続いて、ストーリーが収束しない。
なお、表紙に浮世絵が描かれているので誤解を招くと思うのだが、主人公は画家であっても、浮世絵師ではない。
浮世の画家 Amazon書評・レビュー: 浮世の画家より
4120016471
No.30
(3pt)

感想

何故、この本がノーベル文学賞を受賞したのか?その価値の重さが私には理解できかねています。
浮世の画家 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)より
4151200398
No.29
(3pt)

感想

何故、この本がノーベル文学賞を受賞したのか?その価値の重さが私には理解できかねています。
浮世の画家 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 浮世の画家 (中公文庫)より
412201896X
No.28
(3pt)

感想

何故、この本がノーベル文学賞を受賞したのか?その価値の重さが私には理解できかねています。
浮世の画家 Amazon書評・レビュー: 浮世の画家より
4120016471
No.27
(3pt)

むしろ恐く、悲しい話である。

イシグロ氏の小説は「遠い山並みの光」と「浮き世の画家」を読んだが、読後感は感動とか、面白かったとか、逆につまらなかったとか、悲しかったとか、そういうのとは全然違うのである。しっくりこないのだ。しっくりこないから、なぜなのか考える。そうして作者の技巧が見えてくる。
つまり、作者はわざとしっくりこないように書いていて、私はまんまと作者の意図にはまってしまったというわけなのだ。
どうしてしっくりこないのか、それは小説の語り手があてにならないからなのだ。
そしてそれは正しい。語り手は人間なのだから、しかもかなり年輩なのだから。当然、記憶は曖昧になるし、過去の自分とちゃんと向き合うだけの気力も体力もなくなりつつある。そういった状況はリアルであり、誰にでもあてはまる。こういうことを作者は見事なまでに巧みに描いている。小説の語り手は、出だしから何度も自分の語りの不明瞭さを告白する。また、過去に自分の行った行為や言動を弁解したり冷静に分析したりするが、そこにはごまかしや欺瞞、言い訳、開き直りなどが見え隠れしている。それが絶妙な塩梅なのだ。
語り手の老画家は若者に対しても世の中に対しても、過去の自分の行いやそれが戦後に批判されたことなどに対しても、妙なほどに物わかりが良い。果たしてこの語り手は、本心を語っているのだろうか? こうした疑念や不安を読者に与えることの作者の意図は何か?
人間のこういう部分というか傾向を、私ははじめて深く考えて、恐く、悲しいと思った。こうして私は、イシグロ氏がまるで顕微鏡でのぞくかのように人間の心理をとらえようとしていることに、驚嘆させられることになった。
この小説は決して楽しいわけでも、感動的なわけでもない。むしろ恐く、悲しい話である。
浮世の画家 Amazon書評・レビュー: 浮世の画家より
4120016471
No.26
(3pt)

むしろ恐く、悲しい話である。

イシグロ氏の小説は「遠い山並みの光」と「浮き世の画家」を読んだが、読後感は感動とか、面白かったとか、逆につまらなかったとか、悲しかったとか、そういうのとは全然違うのである。しっくりこないのだ。しっくりこないから、なぜなのか考える。そうして作者の技巧が見えてくる。
つまり、作者はわざとしっくりこないように書いていて、私はまんまと作者の意図にはまってしまったというわけなのだ。
どうしてしっくりこないのか、それは小説の語り手があてにならないからなのだ。
そしてそれは正しい。語り手は人間なのだから、しかもかなり年輩なのだから。当然、記憶は曖昧になるし、過去の自分とちゃんと向き合うだけの気力も体力もなくなりつつある。そういった状況はリアルであり、誰にでもあてはまる。こういうことを作者は見事なまでに巧みに描いている。小説の語り手は、出だしから何度も自分の語りの不明瞭さを告白する。また、過去に自分の行った行為や言動を弁解したり冷静に分析したりするが、そこにはごまかしや欺瞞、言い訳、開き直りなどが見え隠れしている。それが絶妙な塩梅なのだ。
語り手の老画家は若者に対しても世の中に対しても、過去の自分の行いやそれが戦後に批判されたことなどに対しても、妙なほどに物わかりが良い。果たしてこの語り手は、本心を語っているのだろうか? こうした疑念や不安を読者に与えることの作者の意図は何か?
人間のこういう部分というか傾向を、私ははじめて深く考えて、恐く、悲しいと思った。こうして私は、イシグロ氏がまるで顕微鏡でのぞくかのように人間の心理をとらえようとしていることに、驚嘆させられることになった。
この小説は決して楽しいわけでも、感動的なわけでもない。むしろ恐く、悲しい話である。
浮世の画家 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)より
4151200398
No.25
(3pt)

むしろ恐く、悲しい話である。

イシグロ氏の小説は「遠い山並みの光」と「浮き世の画家」を読んだが、読後感は感動とか、面白かったとか、逆につまらなかったとか、悲しかったとか、そういうのとは全然違うのである。しっくりこないのだ。しっくりこないから、なぜなのか考える。そうして作者の技巧が見えてくる。
つまり、作者はわざとしっくりこないように書いていて、私はまんまと作者の意図にはまってしまったというわけなのだ。
どうしてしっくりこないのか、それは小説の語り手があてにならないからなのだ。
そしてそれは正しい。語り手は人間なのだから、しかもかなり年輩なのだから。当然、記憶は曖昧になるし、過去の自分とちゃんと向き合うだけの気力も体力もなくなりつつある。そういった状況はリアルであり、誰にでもあてはまる。こういうことを作者は見事なまでに巧みに描いている。小説の語り手は、出だしから何度も自分の語りの不明瞭さを告白する。また、過去に自分の行った行為や言動を弁解したり冷静に分析したりするが、そこにはごまかしや欺瞞、言い訳、開き直りなどが見え隠れしている。それが絶妙な塩梅なのだ。
語り手の老画家は若者に対しても世の中に対しても、過去の自分の行いやそれが戦後に批判されたことなどに対しても、妙なほどに物わかりが良い。果たしてこの語り手は、本心を語っているのだろうか? こうした疑念や不安を読者に与えることの作者の意図は何か?
人間のこういう部分というか傾向を、私ははじめて深く考えて、恐く、悲しいと思った。こうして私は、イシグロ氏がまるで顕微鏡でのぞくかのように人間の心理をとらえようとしていることに、驚嘆させられることになった。
この小説は決して楽しいわけでも、感動的なわけでもない。むしろ恐く、悲しい話である。
浮世の画家 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 浮世の画家 (中公文庫)より
412201896X
No.24
(3pt)

名前にひかれたが

ノーベル賞作家の名前にひかれたが、内容的にはあまり面白いと思わなかった。
浮世の画家 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)より
4151200398
No.23
(3pt)

名前にひかれたが

ノーベル賞作家の名前にひかれたが、内容的にはあまり面白いと思わなかった。
浮世の画家 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 浮世の画家 (中公文庫)より
412201896X