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任侠学園
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任侠学園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全82件 81~82 5/5ページ
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今野敏といえば警察小説の雄ですが、実は色々な作品を描いてます。「任侠学園」も一風変わった設定の小説で、なんとヤクザが学校経営に乗り出すというありえない設定です。正直期待してませんでした。 小さな組の組長と代貸が荒みきった学校の再建に乗り出すのですが、その過程が最高です。人前で平気でタバコさえ吸っていた生徒が割れたままのガラスを掃除するようになるまで。荒れた花壇をきれいにするようになるまで。生徒の危険を阻止するために体を張るヤクザ。本気で生徒と接するヤクザに心を開いていく生徒達。最高に面白かった!まさに気分爽快、ラストはちょっとウルっときてしまうほどでした。その課程に嫌みな所がないのもまたいい。 ただ、ありえない設定を楽しめる人以外は読まない方が無難です。なぜなら学校経営に乗り出すヤクザ、あまりに無責任な先生、自己中心的すぎる親など、リアリティはゼロだからです。 とはいえ順位をつけない運動会が本当にあったり、学校で子供がけがをするだけで怒鳴り込む親がいたり、お金はあるのに給食費も払わない親がいたりなど、モンスターペアレントと呼ばれる親が本当にいるらしい。この小説が本当にならないように願うばかりだが、既に現代は任侠学園を必要としてるのかもしれない。 スカッとした本で気分爽快になりたい方は必読です! | ||||
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典型的な教育ママ、事なかれ主義の校長、ヤクザが学校経営に乗り出すなど、あり得ないことばかりで、リアリティに欠ける。様々な“事件”も都合よく解決してしまう。こういうのはどうもという方には決して向かない、お勧めできない。 それでも星五つとする理由は、堅気には決して迷惑を掛けてはならないという古風なヤクザが、場違いな学校で四苦八苦する姿が面白く、問題を解決してしまうところが痛快で、読んでいて楽しいからだ。3年前の「とせい」を読んで面白かったという方なら文句なく愉しめる。「とせい」をまだ読んではいないけど興味がある方は、文庫化されると思われるので、それまで待ってみてはどうだろうか。先ず「とせい」を読むべし。 私は「とせい」が面白かったので、この本も今日届いて、一気に読みました。 | ||||
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