この世の春

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評判

この世の春の評価:

3.83/5点 レビュー 103件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.83pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全170件 101〜120 6/9ページ
No.70
(4pt)

装丁が残念

ストーリーはとても良かったです。ネタバレになるので書かないですが、宮部みゆきさんの時代小説の世界観がとても好きです。
ただ、今回の作品は、表紙や人物相関図のイラストに違和感。作家30周年のためか、若い読者にもなじみやすくするためかわかりませんが、宮部作品にこういう今風漫画タッチは合いません。もっと重厚感や風情のある絵柄にしてほしかった。
安っぽく感じられ、残念でした。
この世の春(上) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: この世の春(上) (新潮文庫)より
4101369453
No.69
(4pt)

装丁が残念

ストーリーはとても良かったです。ネタバレになるので書かないですが、宮部みゆきさんの時代小説の世界観がとても好きです。
ただ、今回の作品は、表紙や人物相関図のイラストに違和感。作家30周年のためか、若い読者にもなじみやすくするためかわかりませんが、宮部作品にこういう今風漫画タッチは合いません。もっと重厚感や風情のある絵柄にしてほしかった。
安っぽく感じられ、残念でした。
この世の春 上 Amazon書評・レビュー: この世の春 上より
4103750138
No.68
(4pt)

内容は★5つ、帯と装丁が残念

謎をはらんで隠居を強いられる貴人、凛とした女性主人公、不運を背負いつつ健気に働く子どもなど、「荒神」や「孤宿の人」を思わせる要素が多々あり、宮部作品では馴染みのある世界が広がります。架空の藩の生活や藩政が見事に描き出されて物語に入り込みやすく、謎がどう解かれるのか早く先が知りたいと上下巻を3日で読み切りました。六代を取り巻く人々の誠実さ、真摯な思いに胸を打たれます。
ただ、少女マンガ風の装丁とイラストは興ざめでした。また、他のレビューにもあるように、帯の文は何を言いたいかわかりません。ヒーローとかリベンジとか、時代小説の帯に無理なカタカナは浮いています。内容は★5つですが内容以外のところで-1です。文庫化で装丁と帯が変わるといいなあ。
この世の春 下 Amazon書評・レビュー: この世の春 下より
4103750146
No.67
(3pt)

上巻の魅力的な伏線に比して、竜頭蛇尾の感を免れない凡庸な出来栄え

下巻を中心とした感想。上巻を読んだ際はかなり魅力的な物語に思えた。その主な要素は以下である。
(1) 「乱心」ではなく「多重人格」となってしまったために「押込」された小藩の英明な先代藩主(重興)という斬新な舞台設定。
(2) 「御霊繰」と呼ばれる、この地方特有の死霊と交霊出来る能力を持つ一族の末裔である元作事方の娘で男勝りの多紀という名の若い美貌の女性をヒロインとした"人の縁"をテーマとした物語。多紀に纏わる恋物語の趣きさえある。多紀は重興を幽閉した館の見守り兼重興の介護をしている(流刑中の鳥居耀蔵を扱った「孤宿の人」を想起させる)。
(3) 16年前、名君の誉れ高い先々代藩主(成興)を重興が弑逆してしまったという事実。
(4) 10数年前程から、藩内で断続的に起こっていた男の子達の"神隠し"。

これらが、下巻でどう有機的に結び付くのか楽しみだったが、竜頭蛇尾の感を免れない安直な解決にはガッカリした。呪術や人の怨念に比重が掛かり過ぎていて、肝心の謎解きがアッサリし過ぎている。"人の縁"をテーマにしているだけあって、夥しい数の人物が登場し、その中には"女馬喰のしげ"の様な魅力的な人物も居るのだが、本作の内容では単なる「お家騒動」、単なる時代小説と大差ない。小藩の風景・気候描写、数多の登場人物間の関係や各自の性格・心理描写が非常に丹念で、一級の時代小説に仕上がっているとは思うが、これなら、「多重人格」や呪術などの道具立てをする必然性は皆無だった。

読み終わって、作者の意匠が良く伝わって来ないのである。「名もなき毒」の様に世の中には醜悪な怨念を持ち続ける人間が居るとか、それでも、表題の「この世の春」が示す通り、最終的には平和的解決が待っているとかの凡庸な事を言っているとしか思えず、斬新な舞台設定の割には残念な出来栄えだと思った。
この世の春 下 Amazon書評・レビュー: この世の春 下より
4103750146
No.66
(4pt)

上巻を読んだ時点での感想~風変わりな「お家騒動」を背景に、数奇な"人の縁"を描いた秀作

上巻を読んだ時点での感想。「乱心」ではなく「多重人格」となってしまったために「押込」された小藩(現在の栃木県の一部)の先代藩主(重興)に纏わる物語。幽閉された重興の世話係となった(流刑中の鳥居耀蔵を扱った「孤宿の人」を想起させる)、元作事方の娘で男勝りの多紀という名の若い美貌の女性をヒロインとしている。この多紀は「御霊繰」と呼ばれる、この地方特有の死霊と交霊出来る能力を持つ一族の末裔。ところが、16年前、名君の誉れ高い先々代藩主(成興)の御世に何物かがこの一族を抹殺し、その"秘密"を知った重興が成興を弑逆し(勿論、この事実は藩上層部以外には秘匿された)、当初はそれが重興が「多重人格」となったキッカケと思われた。

しかし、重興の「多重人格」の症状が幼少の頃からの事である旨が元江戸家老から告げられ、上述の事由だけでは説明出来ない上に、藩主になってから症状が益々酷くなる程の"秘密"とは一体何なのか? また、10年前程から、藩内では4人の子供が断続的に"神隠し"に合っている事が後に判明し、しかも、子供たちは作事の使役を担っていたらしい。「多重人格」、"神隠し"及び作事業務間の関係の有無は如何に? というのが基本線。

これだけだと、何だか伝奇ホラー風の時代ミステリの様だが、作者の意匠はチョット違うと思う。登場人物が多過ぎる上に、その関係が複雑なために一言では書けないが、多紀を中心とした数奇な"人の縁"を描きたかったのだと思った。多紀に纏わる恋物語の趣きさえある。小藩の風景・気候描写、数多の登場人物間の関係や各自の性格・心理描写が非常に丹念で、仮にミステリ的趣向がなかったとしても、一級の時代小説に仕上がっていると思う。下巻が楽しみである。
この世の春(上) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: この世の春(上) (新潮文庫)より
4101369453
No.65
(4pt)

上巻を読んだ時点での感想~風変わりな「お家騒動」を背景に、数奇な"人の縁"を描いた秀作

上巻を読んだ時点での感想。「乱心」ではなく「多重人格」となってしまったために「押込」された小藩(現在の栃木県の一部)の先代藩主(重興)に纏わる物語。幽閉された重興の世話係となった(流刑中の鳥居耀蔵を扱った「孤宿の人」を想起させる)、元作事方の娘で男勝りの多紀という名の若い美貌の女性をヒロインとしている。この多紀は「御霊繰」と呼ばれる、この地方特有の死霊と交霊出来る能力を持つ一族の末裔。ところが、16年前、名君の誉れ高い先々代藩主(成興)の御世に何物かがこの一族を抹殺し、その"秘密"を知った重興が成興を弑逆し(勿論、この事実は藩上層部以外には秘匿された)、当初はそれが重興が「多重人格」となったキッカケと思われた。

しかし、重興の「多重人格」の症状が幼少の頃からの事である旨が元江戸家老から告げられ、上述の事由だけでは説明出来ない上に、藩主になってから症状が益々酷くなる程の"秘密"とは一体何なのか? また、10年前程から、藩内では4人の子供が断続的に"神隠し"に合っている事が後に判明し、しかも、子供たちは作事の使役を担っていたらしい。「多重人格」、"神隠し"及び作事業務間の関係の有無は如何に? というのが基本線。

これだけだと、何だか伝奇ホラー風の時代ミステリの様だが、作者の意匠はチョット違うと思う。登場人物が多過ぎる上に、その関係が複雑なために一言では書けないが、多紀を中心とした数奇な"人の縁"を描きたかったのだと思った。多紀に纏わる恋物語の趣きさえある。小藩の風景・気候描写、数多の登場人物間の関係や各自の性格・心理描写が非常に丹念で、仮にミステリ的趣向がなかったとしても、一級の時代小説に仕上がっていると思う。下巻が楽しみである。
この世の春 上 Amazon書評・レビュー: この世の春 上より
4103750138
No.64
(4pt)

ミステリーというよりホラーかも

上下巻通して読みました。「宮部さんといえばミステリー」と思っているので、ミステリーだと思って読んでしまいましたが、読み終わってみると、時代もの(歴史ファンタジー的)を背景に描かれたホラーだったのかもと思いました。結構何でもありの自由な小説なので、それがダメと思ってしまうと楽しめないかもしれないです。怪奇と人情(愛すべきキャラクターも多い)の小説かな。そういう意味では楽しめました。ミステリーとしてみれば、ひねりが無いので若干物足りなさも感じましたが、ホラーだと思ってみると十分な筋立てで、ちゃんと成り立っている小説だと思います。ただ、2回は読まないな。楽しんでお仕舞い。ホラーなら、自分にはそれで充分です。
この世の春(上) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: この世の春(上) (新潮文庫)より
4101369453
No.63
(4pt)

ミステリーというよりホラーかも

上下巻通して読みました。「宮部さんといえばミステリー」と思っているので、ミステリーだと思って読んでしまいましたが、読み終わってみると、時代もの(歴史ファンタジー的)を背景に描かれたホラーだったのかもと思いました。結構何でもありの自由な小説なので、それがダメと思ってしまうと楽しめないかもしれないです。怪奇と人情(愛すべきキャラクターも多い)の小説かな。そういう意味では楽しめました。ミステリーとしてみれば、ひねりが無いので若干物足りなさも感じましたが、ホラーだと思ってみると十分な筋立てで、ちゃんと成り立っている小説だと思います。ただ、2回は読まないな。楽しんでお仕舞い。ホラーなら、自分にはそれで充分です。
この世の春 上 Amazon書評・レビュー: この世の春 上より
4103750138
No.62
(4pt)

期待通り

宮部さんの時代物は期待を裏切りません。
主人公以外の登場人物も丁寧に描かれており映画をみている様です。
この世の春(上) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: この世の春(上) (新潮文庫)より
4101369453
No.61
(4pt)

期待通り

宮部さんの時代物は期待を裏切りません。
主人公以外の登場人物も丁寧に描かれており映画をみている様です。
この世の春 上 Amazon書評・レビュー: この世の春 上より
4103750138
No.60
(3pt)

時代物で・ネタバレあります

多重人格の概念が入ってくると違和感あるなあ…
とりあえず、便宜上、「狐憑き」とか「悪霊」と、呼ぶ事にしまして、でもそれは「人格交代」なんだけど、その言葉はとりあえず時代物なんで避けてます、位の方が馴染みやすい
多少表紙に違和感。多紀が武家の女じゃなくて、商家の娘に見えた
この世の春(上) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: この世の春(上) (新潮文庫)より
4101369453
No.59
(3pt)

ん~…

多重人格と、その治療に現代感覚を持ち込んだなら、「呪」の方にも現代感覚が欲しかったかなあ…
事前に自分で、同じ事をやらないと呪えない、ってのが、どうにもちぐはぐに思えてしまった
マインドコントロール的な「呪」の手法を期待してたんだけど…
自分的にはラストがちょっと。どっちかというと、由衣の側に付きたい感じだからw
由衣は天女扱いで、穢れた己の手は相応しくない。美しいものは浄いままであってくれ。は分からんではないが
その点、虐げられた経験がある多紀は、負い目を感じなくていい気安さがあるんだろうから、妥当ではあるけど…
ま、平時の「生活」するなら順当かな
この世の春 下 Amazon書評・レビュー: この世の春 下より
4103750146
No.58
(3pt)

時代物で・ネタバレあります

多重人格の概念が入ってくると違和感あるなあ…
とりあえず、便宜上、「狐憑き」とか「悪霊」と、呼ぶ事にしまして、でもそれは「人格交代」なんだけど、その言葉はとりあえず時代物なんで避けてます、位の方が馴染みやすい
多少表紙に違和感。多紀が武家の女じゃなくて、商家の娘に見えた
この世の春 上 Amazon書評・レビュー: この世の春 上より
4103750138
No.57
(2pt)

この作家とは相性がよくない

タネが明かされて以降、バカバカしいと思いながら最後まで読みました。
読後感も同じです。
多重人格、開明な医師という現代的な要素がどう絡むのかと思ったら、呪で操られた藩主がどうのこうの云々、もうどうでもいいです。
エンターテイメントとして楽しめませんでした。
この世の春 下 Amazon書評・レビュー: この世の春 下より
4103750146
No.56
(4pt)

恐怖は残る

黒幕は目的を成し遂げたようだが、
旧藩主が目立った存在になれば、
攻撃を再開するであろう。
という恐怖をもっと強調してもよかった様な。
この世の春 下 Amazon書評・レビュー: この世の春 下より
4103750146
No.55
(5pt)

<こころに巣くう闇>を解き、癒す「寄り添い人」:この世の春(=^・^=)

凄惨なドラマだった。重興が「蘇ってくる過去を吐き出し、見つめ直し、検分」するという「まるで己の臓物を取り出して裏返すような苦しみ」を経、<原罪>を背負って新しい伴侶と再び第二の生を歩き出す、という結末に至るまで、彼に思いを寄せる登場人物たちの暖かいまなざしと行為が、残酷な描写を忌憚なく交えながら、丁寧に書かれています。決して読みやすい本ではありませんでした。重興本人が告発した<こころに巣くう闇>を多くの人の手を借りて解き明かし、自ら癒し、また周りの人をも守っていくという過程は、人が人として自立していく姿に重なり合って見えました。<はかなくて過ぎにし花の森を経て白滝の音の懐かしきかな>
 人が人に寄り添うということの力を、あらためて知り深く感動しました。お勧めします(=^・^=)
この世の春 下 Amazon書評・レビュー: この世の春 下より
4103750146
No.54
(4pt)

スピリチュアル好きな自分に重ねて

上巻でぎゅーっと謎の奈落に押し込まれたのを、淀みなく逆回転しながら解放する下巻。「どうだったことにするのかな」➡️「そう来たかー」という感じで一気に読みました。

ただのおどろおどろしい話にせず、心を病んでしまった人にこんなふうに接することができたらいいのかな?という描き方は、心優しい宮部さんならではの味わい。エンディングはやや蛇足な感もありましたが、スピリチュアル自己啓発本好きな自分が何に心を奪われているか、そしてその結果どんな現実が生み出されているのか、考えなおそうと思いました。
この世の春 下 Amazon書評・レビュー: この世の春 下より
4103750146
No.53
(5pt)

堪能しました

最近の宮部作品、つるつるっと読めて面白いけど、後には何も残らない本も多いなと思っていましたが、これは読み応えありです。「読みにくい」という評が散見されるのも宜なるかな、シニアの読者ならこれまでの我が身の越し方を振り返りつつ、唸りながらもまるでマトリョーシカのように謎が深まるので頁を繰る手が止まらないのが上巻。
この世の春(上) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: この世の春(上) (新潮文庫)より
4101369453
No.52
(5pt)

堪能しました

最近の宮部作品、つるつるっと読めて面白いけど、後には何も残らない本も多いなと思っていましたが、これは読み応えありです。「読みにくい」という評が散見されるのも宜なるかな、シニアの読者ならこれまでの我が身の越し方を振り返りつつ、唸りながらもまるでマトリョーシカのように謎が深まるので頁を繰る手が止まらないのが上巻。
この世の春 上 Amazon書評・レビュー: この世の春 上より
4103750138
No.51
(4pt)

期待し過ぎてしまったかも。

安定の宮部みゆき作品。最後までワクワクしながら読みましたが、宮部みゆき作品であるが故に期待し過ぎてしまって、少し物足りなさが残ってしまったかも。
この世の春 下 Amazon書評・レビュー: この世の春 下より
4103750146