1934年の地図

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1934年の地図の評価:

3.29/5点 レビュー 31件。 C ランク

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平均点3.29pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1〜18 1/1ページ
No.18
(2pt)

いまいち馴染みにくい

文章の書き方が一人称のようでいて三人称でした。主人公のように語られるので迷います。また、会話だけが続くことも多く、ドアの外でずっと聞いている感覚でした。ファンに怒られそうですが、雰囲気としては巧みではないレイモンド・チャンドラーの『』風味です。
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No.17
(3pt)

野球に興味が無いと物語に引き込まれないかな?

どちらかと言えば、自分はあまり野球に興味が無い方なので、冒頭から物語に引き込まれる感は少なかったです。しかしながら、サスペンスなので、それなりに楽しむ事ができました。野球に興味がある方ならもっと登場人物や時代背景などを思い浮かべながら物語を楽しむことができると思います。
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No.16
(3pt)

興味深いテーマでしたが

野球好きなので、前半は興味深く読むことができましたが、
サスペンスとしては面白みに欠け、展開が遅く、
中盤以降は中だるみとなってしまいました。

謎解きにひねりがなく、途中で分かってしまいましたが、
主人公は延々として気づかず、歯がゆい感じでした。

題材自体は、非常に興味深く、嫌いなジャンルでは
ないのですが、一気に読むには、少し根気が要りました。
短編だとちょうど良かった感じです。
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No.15
(3pt)

帯のアオリの「歴史エンタメサスペンス」に興味をひかれたのですが、少なくともサスペンスでは無いような…

野球好きで、特にベーブ・ルースが来日した時代あたりの大リーグが好きな方なら、歴史エンタメという部分で楽しめる本だと思いますが、少なくともこれはサスペンスではないだろうなあ…と思った本です。

ベーブ・ルースとともに来日していたある選手が、戦後20年を経てまた来日し、主人公と旧交を温めるのですが、彼の目的はいったい…?といったあたりがサスペンスかなと思う程度で、でもこのサスペンス部分の構図はほとんどもう、半分くらいでわかってしまい、サスペンスとしてのハラハラ感や意外感などは感じないと思いました。

ただ、この著者はとても文章はうまく、主人公と元大リーガーの友情などが細やかに書かれていたり、主人公の息子がやっている軟式野球のボールが硬球とどう違う動きをするのかなどの野球の知識も活かされていて、野球好きの人なら特に楽しく読み進められるのではと思います。

ですが、350Pを超える大長編なのに、半分くらいまでくると、そろそろクロージングしてほしくなるようなスローペースな進行はいささか読む人を選びそうなことと、元大リーガーの苦悩についても「それが戦争ってものなのでは」と、この人自身がそこまで悩むこともないだろうと共感もあまりできなかったので、★は3つをつけました。
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No.14
(2pt)

苦行

最初は丁寧な描写と飽きさせない場面変更
(主人公京極と元メジャーリーガーの友人ディックとの再会と友情⇒主人公の息子への野球指導
⇒食事シーン等)がとても気に入ってたけど、中盤くらいから
遅々として進まない話の中核部分にイライラが爆発しそうになった。

予習として序章で京極とディックの関係性は想像できるものなのに
中盤からディック視点で、またなぞり始める。
ベーブルースやルー・ゲーリッグなどの大物も描いているものの
京極とディックの友情話には丁寧を通り越して飽きてきた。

表紙と帯で「友情か、謀略か?」銘打ってしまっている以上、この本の売りは
「ディックが戦前何の目的で来日していたのかを知る」事になってしまっていると思う。
じゃないとこの本は売れないと編集が踏んだか、作者が指示したのか不明だが
多分前者じゃなかろうかと思う。

もはや苦行に近いストーリーを読んで、最後に本当はディックが何をしたのかを
ようやく告白してくれるのですが、ほぼ序盤に著者が親切丁寧にバラしている内容で
読んでいれば簡単に推察できる事を、一切捻りなくストレートを投げてきます。
なんというか肩透かしどころの話じゃないです。

戦争の虚しさとか日本人とアメリカ人との友情・恋愛を
メインとして描きたかったんでしょうが、何というか謀略等とかを帯に書かなきゃ
もう少しちゃんと受け止められたのかもしれない。
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No.13
(2pt)

作者が読売新聞系なので、想像通り

オーナー企業のトップが古田選手にたかが選手と発言したり、監督が不倫相手をごまかすためにやくざにお金を渡したり、友人の野球選手を誘って野球賭博をやってしまうようなチームが日本野球の本流という大前提があります。
また、ベープルースもそうで同じくやってきた選手団も白人選手団で、それとかかわることで一流に近づくという、へつらう犬のような部分がうっとうしく、また薄っぺらい感じがぬぐえません。
読了した時の充実感がなく、感動も薄い好みとは違う印象が残りました。
この本をはじめに読んでしまうと、この作者の本は手に取らなくなってしまいそうですね。
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No.12
(3pt)

野球好きのかたなら…

謎解きを楽しみに手にしたのですが、
「あれ?」と言った感じで、ちょっと期待と違っていました。
謎解きと言う分野では、分かりやすい感じです。
野球が好きな方だったら、もっとはまって楽しめたかもしれません。
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No.11
(3pt)

友情か、謀略か?

野球は昔好きで、ジャイアンツが好きでしたが今はボチボチです。
ある時からジャイアンツがそれほど優勝できなくなり、毎日毎日悔しくて、
いちいちストレスになったりしたので、ペナントレース中は無関心でいることにしています。
今もジャイアンツのことは多少気にはなっていますが…。
2017/08/14(月)慎之助選手2000本!おめでとう!とか、そんな感じですね。
そういうことを前提として、野球に興味があれば、面白くは読めるかな?
と思っていましたが、ボチボチでした。
時代ものであったこともありますし、思いもよらぬカンタンな展開でしたので…。
ひとつ言えることは、野球への興味のありなしが、まずはポイントかと思います。
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No.10
(3pt)

ベースボールと戦争と昭和と。帯のあおりで損してそう

野球に絡めた昭和ノスタルジーを感じさせる小説。
帯のあおりほどサスペンス感はなく、ハーボボイルドより温泉卵のような、
比較的ゆったりした時間が流れている作品のように感じる。
ベースボール(野球ではなく)や戦中戦後の時代ものが好きなら楽しめるだろうけど、
緊迫感とテンポのあるミステリーが好きな人やベースボールに興味がない人にはとても長く感じられる内容だと思う。
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No.9
(2pt)

薄っぺらい読後感

随所…というか、ほぼ全体的に野球が絡む内容ですが、野球についての知識や
興味に左右される内容ではないので、気にせず一気に読めました。
あらすじは「戦中の日本に被害を与える遠因となった事を後悔しているアメリカ人ディック」と、
「葛藤しながらもその事を許そうとする日本人京極」の友情の物語なんですが、なんというか、
残念ながら薄っぺらいという印象を持ちました。全体的に重みがなく、説得力もないので、
ディックの後悔と罪悪感も、ディックの罪の意識を許そうとする京極の気持ちも、
絵空事のようにしか受け取れませんでした。
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No.8
(3pt)

当時の緊張した日米情景に、野球を添えて人間ドラマを描く☆

本書は『野球+諜報』と言う、著者の大好物を組み合わせた、言うなれば趣味全開で書き下ろした作品と言えそうです。
また【ベーブルース】と共に来日したスパイと言えば、同じく選手である【モーバーグ】が連想されますが、本書では立ち位置が異なり、純粋にモデルとした訳では無さそうであり、史実に沿った『出オチ』にはなっていません。

概ね開戦前夜とも言える、静かな緊張状態にあった日米間を舞台に、帯煽り文に沿ったドラマが展開されます。
少し特異な点としては、かなり大きく倒置手法で綴られており、こちらは逆に『出オチ上等!』と感じられる節もありました。

また見所としては、当時の日米におけるカルチャーショック面が生々しく描かれており、食事内容の違いや、1ドル360円に苦しむ様はリアルで良かったと思います。
野球描写においても【ベーブ】一辺倒では無く、【東京倶楽部】が【巨人】に置き換わっていたりと時代背景にも沿い、ドラマに絡めてくる辺りは著者の趣味が滲み出ています。

一方で諜報疑惑に関しては、昭和20年前後に起こった各出来事と似通った、リアルな一面もある一方で、上述倒置手法から読み解く事を期待した様な、投げっ放しな部分もあって、どちらかと言えば友情ドラマとしての側面に、力を入れたかった印象を受けました。
従って、緻密なスパイ合戦とかに期待すると、半分ガッカリする可能性が強く、当時の情景を楽しむべき作品とも感じました。

総じて、野球を絡めたドラマ性に主題を置き、リアル寄りな時代背景も併せて楽しむ作品と言え、ミステリー要素は無いに等しいと言って良いかと思います。
終盤には「理解するより感じろ」的な描写もあり、緻密さを求める読者には向かないと感じましたので、及第点評価に控えさせて頂きます。
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No.7
(3pt)

野球愛

野球に対する愛情の物語と思えば納得できる。ミステリーっとしてはもう少ししっかりと構成する必要がある。あまりに書きすぎている。
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No.6
(3pt)

謎解きよりも野球がからんだ人間ドラマ

1934年、全米野球チームが来日した。ベーブ・ルースとともに来たディックと通訳兼世話人をした京極。ディックと京極は地理学者という事もあり友人になる。大戦、そして戦後15年二人の運命が絡み合う。

野球が好きな人はもっと楽しめると思う。
野球を知らない人にはついていけない部分も多かった。

途中で謎解き部分は何となく想像ができるので謎解きよりも人間ドラマとしての本だと思う
結末は人によって評価が分かれると思う。
私はスッキリしませんでした。
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No.5
(3pt)

すべてが並な小説。

一応サスペンスですが、
あらすじを読んで想像できたオチが
何のヒネリもなくそのままだったので
少し肩透かしでした。

特段読みにくいという感じではありませんが
かといって面白いと喧伝するには
憚れるといった内容で
すべてが並な小説でした。

参考にして頂ければ幸いです。
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No.4
(2pt)

大甘な堂場のセンチメンタリズム(全く成長してないやん)

私は堂場の小説をかなりの数読んできた。
警察小説とスポーツ小説共に。
刑事鳴沢了シリーズはなぜこんなに評価が低いのかと当時は憤慨もした。
しかし堂場があまりにも多作な作家になった頃から読むのをやめた。
彼の作品は、だいたい400ページ前後あるが、前半200ページまでは本筋に関係ない話が延々と続きだしたからだ。
伏線を張るのではなく、ただ書き流しているだけという印象を受けた。
本作も「関係ない」とは言えないまでも、読者にはとうに読めていることを引っ張る。
堂場だから我慢して読んだが、他の作者なら投げ出し本にしただろう。

私は10年ほど前に、(まだ彼が読売新聞の記者だったはずだが)読売の夕刊紙上で
「アメリカのハードボイルド小説」から多大な影響を受け、いつかはそんな作品を書いてみたいと
語っているのを読んだ。
最近の堂場の作品を読んでいないのでわからないが、本書はまさに2章まではハードボイルドの文体で綴られる。
顕著なのは、段落の最後を・・・「が」で締めるところ。
『これは好き嫌いがはっきり分かれるところだろう。
 私は嫌いではないが。』
真似すればこんな感じ。

レビューの題名の「センチメンタリズム」だが、
堂場の「二度目のノーサイド」を読んだラグビー経験者にはわかってもらえるだろうが、
彼の「独りよがり」な思いはあまりにも「甘い」のだ。
実際には、スポーツにおいて「二度目のノーサイド」なんて存在しない。
「あの時」に、勝ったのか負けたのかが全てである。
だからこそ明治大学ラグビー部の監督を長年にわたって務めた北島忠治は「ラグビーは一期一会」と言ったのだ。
ただ堂場はそう思っていないのだろうけど。
この甘さは、同じハードボイルド系の香納諒一の描く女性像にも通じるものがあると思っている。
そして本作品もその「甘さ」ゆえ、何が言いたかったのだろうという思いを読者に与えて終わる。
星二つって辛口と思う方は、堂場の初期の作品を読んでみて欲しい。
せめて、鳴沢了全巻とスポーツものでは「8年」ぐらいは。
ただし、ドラマ化された失踪人捜索課はやめておいたほうがいいです。

ハードボイルド系作家の常として、あと5年すれば、堂場は時代物を書くだろうと予想する。

大層偉そうなことをレビューしたけれど、これはあくまでも愛情です。
私自身もどちらかと言えば「二度目のノーサイド」があると期待していたいほうなので。
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No.3
(1pt)

全体的にチグハグ

サスペンス風。

★主人公の台詞が軽い
その場その場でいい加減なことを言っているだけなのか、数ページ後には真逆のことを言い出す主人公。

354頁より
『「私は、戦争についてあれこれ言う権利も知識もない」京極は静かに話し始めた。』

しかし、その数ページ後には、戦争中の誰の行為が断罪されるべきで、誰の行為が免罪されるべきなのかを滔々と述べ立てる。戦争の知識はないのに、戦争の全体を見なければ語り得ないような特定行為の責任について、情熱的に断言してみせる京極。これは一体どういうことなのか。

カビの生えた戦争反省文を摘み食いし過ぎた所為か、同一人物の台詞に多くの矛盾が生じている。
これによって、物語のオチがよく分からないものになってしまった。

★読者は既に知っている
ある登場人物のある秘密は、早い段階で読者に知れる。にもかかわらず、主人公は必死になってその秘密を探っている。

退屈だ。

古畑任三郎のように、犯人(重要な秘密)が判っていて、その上で楽しむ物語なのか、そうでないのかが曖昧だ。読者には既に秘密が明かされているのに、まるで「読者に秘密が明かされていない」かのような文章が続いていく。

難しい小説だ。
______
★編集協力
本書末尾によると「齊藤勉、廣瀬愛子、山本あい」の三氏が編集協力。
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No.2
(3pt)

野球好きなら楽しめる、が

一気に読破しましたが、野球好きなら楽しめる小説ではあります。
ネタバレは省きますが、各所に野球愛、そしてその深さを感じられる箇所がある。
背景には様々な絡みがありますが、個人的には最後のオチというか、終盤にかけての流れがちょっとモヤモヤするものがありました。
この落とし所しかないのかもしれない、という思いもありはしますが、読み終わってスッキリするという流れではありません。
何度か読めばまた違った考えや思いが生まれるのかもしれず、時をおいてもう一度読んでみようと思います。
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No.1
(3pt)

どうにも腑に落ちない・ネタバレあります

ほどほどに楽しんで読んだが、京極が「期せずして共犯」という部分への気付きが一切なく、許しを垂れるの棚に上がってしまったのが大変に腑に落ちず。
知らぬ間に手伝ってた衝撃が一番先に来て、それから「友情だったのか、いい様に使われただけなのか」の葛藤が来て、色々調べて「十分にやむを得なかった。そして我々は互いに互いの友情を大切に思っている」位が落としどころじゃないか?と
故にラストがピンと来なかった。途中経過と親善野球の様子は楽しんだ
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