草原の椅子

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評判

草原の椅子の評価:

4.23/5点 レビュー 53件。 A ランク

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平均点4.23pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全139件 101〜120 6/7ページ
No.39
(5pt)

日本で生きていく私たちに必要な心

毎日新聞に連載されていた当時(1997〜1998年)、宮本輝は
憲太郎や重蔵と同じく五十歳であった。
孔子にして「天命を知る」五十歳は人生の後半を強く意識し始める頃。

圭輔の出現によって憲太郎は自らの星である使命を知る。
重蔵は自らの会社の再編を決断し、自らを宇宙と呼ぶ。
男たちは真剣に人生と向き合い、関わる人たちを慈しむ。

本作の中で憲太郎も重蔵もことあるごとに日本という国を嘆く。
あとがきの中で作者自身が「一種異常なほどの「この国への憎悪」」を
感じながらそこに生きる「人間力のあるおとな」を描いたという。

この作品が発表されてから十年、日本は何も変わってはいない。
一般人が起こす凶悪事件は残虐さを増し、
その背景には驚くほど自己中心的な理由しか存在しない。

だからといって私たちは投げやりに生きているわけではない。
将来に不安は抱えながらも、この国で幸せに生きていくために
毎日を懸命に生きている。
もう少しだけ、あとほんの少しだけ他者への気遣いが増えれば
ひとりひとりがその気持ちを心掛ければ
日本は良い国に再生できる。それは政治でも経済でもない。
ここに住む私たちの気持ちの問題なのだ。
希望と再生を考えるきっかけになった。宮本作品の本質である。
草原の椅子〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344401018
No.38
(5pt)

人間としての優しさ、生きていくという思い

「人情のかけらもないものは、どんなに理屈が通ってても正義やおまへん」

物語の序盤に富樫重蔵の言葉を思い出すシーンがある。
孔子の言葉を富樫が自分の言葉として咀嚼した名言である。
私たちは生きていくうえで理屈ではわかっていても
納得のいかない出来事にいくつも直面する。
そこにほんのわずかでも人の情が垣間見れたのであれば
私たちはその納得のいかない出来事に対して少しは心を許すことができる。
人間の機微がわかるほど自分はまだ年齢を重ねてはいない。
だからこそ憲太郎や重蔵のように、人の痛みを分かち合える
そうして自分の気持ちや欲望を抑制できる、いや抑制ではなく
品のある大人として自分を律することができる男になりたいと感じた。

何のために働くのか、などと考えるのは青臭いのか。
自分を大切にし、家族を大切にすることで仕事を大切にする。
そして自分に与えられた人生の使命を遂げていくのだ。
壮大なテーマなようであるが、一人一人の人生を
もっともっと真剣に向き合おうと考えさせてくれる物語。
10年後、20年後、また違った気持ちで読み返すことができる作品である。
草原の椅子〈上〉 Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉より
4620105996
No.37
(5pt)

人間としての優しさ、生きていくという思い

「人情のかけらもないものは、どんなに理屈が通ってても正義やおまへん」

物語の序盤に富樫重蔵の言葉を思い出すシーンがある。
孔子の言葉を富樫が自分の言葉として咀嚼した名言である。
私たちは生きていくうえで理屈ではわかっていても
納得のいかない出来事にいくつも直面する。
そこにほんのわずかでも人の情が垣間見れたのであれば
私たちはその納得のいかない出来事に対して少しは心を許すことができる。
人間の機微がわかるほど自分はまだ年齢を重ねてはいない。
だからこそ憲太郎や重蔵のように、人の痛みを分かち合える
そうして自分の気持ちや欲望を抑制できる、いや抑制ではなく
品のある大人として自分を律することができる男になりたいと感じた。

何のために働くのか、などと考えるのは青臭いのか。
自分を大切にし、家族を大切にすることで仕事を大切にする。
そして自分に与えられた人生の使命を遂げていくのだ。
壮大なテーマなようであるが、一人一人の人生を
もっともっと真剣に向き合おうと考えさせてくれる物語。
10年後、20年後、また違った気持ちで読み返すことができる作品である。
草原の椅子〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉 (新潮文庫)より
4101307156
No.36
(5pt)

人間としての優しさ、生きていくという思い

「人情のかけらもないものは、どんなに理屈が通ってても正義やおまへん」

物語の序盤に富樫重蔵の言葉を思い出すシーンがある。
孔子の言葉を富樫が自分の言葉として咀嚼した名言である。
私たちは生きていくうえで理屈ではわかっていても
納得のいかない出来事にいくつも直面する。
そこにほんのわずかでも人の情が垣間見れたのであれば
私たちはその納得のいかない出来事に対して少しは心を許すことができる。
人間の機微がわかるほど自分はまだ年齢を重ねてはいない。
だからこそ憲太郎や重蔵のように、人の痛みを分かち合える
そうして自分の気持ちや欲望を抑制できる、いや抑制ではなく
品のある大人として自分を律することができる男になりたいと感じた。

何のために働くのか、などと考えるのは青臭いのか。
自分を大切にし、家族を大切にすることで仕事を大切にする。
そして自分に与えられた人生の使命を遂げていくのだ。
壮大なテーマなようであるが、一人一人の人生を
もっともっと真剣に向き合おうと考えさせてくれる物語。
10年後、20年後、また違った気持ちで読み返すことができる作品である。
草原の椅子〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉 (幻冬舎文庫)より
434440100X
No.35
(4pt)

人生の深さを感じる小説

読んで1年後になってふと思い出してレビューを書いています。この小説は何か一つのテーマを追っているのではない。決してドラマティックに展開してはいかない。人間の周りをとりかこむ様々な環境、それこそが人生そのものであるという事だ。喜び、悲しみ、苦しみ・・・全ての物を受け入れて立ち向かってゆくのが人生、そしてそれを重ねていくうちに人生の意味が理解できてくる、そんな小説です。
草原の椅子〈下〉 Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈下〉より
4620106003
No.34
(4pt)

人生の深さを感じる小説

読んで1年後になってふと思い出してレビューを書いています。この小説は何か一つのテーマを追っているのではない。決してドラマティックに展開してはいかない。人間の周りをとりかこむ様々な環境、それこそが人生そのものであるという事だ。喜び、悲しみ、苦しみ・・・全ての物を受け入れて立ち向かってゆくのが人生、そしてそれを重ねていくうちに人生の意味が理解できてくる、そんな小説です。
草原の椅子〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344401018
No.33
(5pt)

「優れたおとな」たらん、ということ…


 最初に私事で恐縮だが、06年末から妻は病を得ている。その妻が入院先の患者向け図書として備置してあったこの『草原の椅子(上・下)』を読み、私に「とても心を動かされた小説だから…」と当書を勧めてくれた。私は、短編集である『胸の香り』を除き、宮本輝氏の長編作品についてはリリシズム溢れる名作『泥の河』や『螢川』以来久しく遠ざかっていたのだが、早速、本書を購入、味読した。結論から先に述べると、熟年男(?)である私の胸底にじんわり染みわたるような感動を与えた小説であった。

 おそらく本書の「陰の主人公」は、中学校しか出ていないカメラ量販店のオーナー、富樫重蔵であろう。彼に作者の意想(というよりホンネ)が投射されている気がしてならない。真のヒーローは、本作品の主人公としての制約を免れ得ない遠間憲太郎ではなく、道化回し的なバイプレーヤーである富樫重蔵ではないだろうか。そして、この小説に通底するのは、たとえば富樫の洩らした「一所懸命働いている人間から、だんだん、だんだん、働き甲斐や生き甲斐を失くさせていくのが、この日本という国や」(上巻)といったような“日本(人)に対する落胆・失望”と、フンザの老人が発した「正しいやり方を繰り返しなさい」という“優れたおとなへの方向性(使命)”であろう。

 宮本輝氏は、作中において遠間に「子供たちが尊敬できるおとながいなくなったんだ。いまどきの子供たちよりも、いまどきのおとなたちを問題にしなきゃあいけないんだ」(下巻)と語らせている。氏は「あとがき」で「『日本』に『おとな』がいなくなったことを痛切に感じ」、その「おとな」に関する氏なりの定義を述べた後、氏は「『草原の椅子』は、私自身が、優れたおとなたらんとして書いた小説かもしれない」と同書のモチーフ的なことを書している。そういった意味をも踏まえ、この『草原の椅子』は熟年男性向け傑作小説の一つとして数え上げても良いだろう。
草原の椅子〈上〉 Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉より
4620105996
No.32
(5pt)

「優れたおとな」たらん、ということ…


 最初に私事で恐縮だが、06年末から妻は病を得ている。その妻が入院先の患者向け図書として備置してあったこの『草原の椅子(上・下)』を読み、私に「とても心を動かされた小説だから…」と当書を勧めてくれた。私は、短編集である『胸の香り』を除き、宮本輝氏の長編作品についてはリリシズム溢れる名作『泥の河』や『螢川』以来久しく遠ざかっていたのだが、早速、本書を購入、味読した。結論から先に述べると、熟年男(?)である私の胸底にじんわり染みわたるような感動を与えた小説であった。

 おそらく本書の「陰の主人公」は、中学校しか出ていないカメラ量販店のオーナー、富樫重蔵であろう。彼に作者の意想(というよりホンネ)が投射されている気がしてならない。真のヒーローは、本作品の主人公としての制約を免れ得ない遠間憲太郎ではなく、道化回し的なバイプレーヤーである富樫重蔵ではないだろうか。そして、この小説に通底するのは、たとえば富樫の洩らした「一所懸命働いている人間から、だんだん、だんだん、働き甲斐や生き甲斐を失くさせていくのが、この日本という国や」(上巻)といったような“日本(人)に対する落胆・失望”と、フンザの老人が発した「正しいやり方を繰り返しなさい」という“優れたおとなへの方向性(使命)”であろう。

 宮本輝氏は、作中において遠間に「子供たちが尊敬できるおとながいなくなったんだ。いまどきの子供たちよりも、いまどきのおとなたちを問題にしなきゃあいけないんだ」(下巻)と語らせている。氏は「あとがき」で「『日本』に『おとな』がいなくなったことを痛切に感じ」、その「おとな」に関する氏なりの定義を述べた後、氏は「『草原の椅子』は、私自身が、優れたおとなたらんとして書いた小説かもしれない」と同書のモチーフ的なことを書している。そういった意味をも踏まえ、この『草原の椅子』は熟年男性向け傑作小説の一つとして数え上げても良いだろう。
草原の椅子〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉 (新潮文庫)より
4101307156
No.31
(5pt)

「優れたおとな」たらん、ということ…


 最初に私事で恐縮だが、06年末から妻は病を得ている。その妻が入院先の患者向け図書として備置してあったこの『草原の椅子(上・下)』を読み、私に「とても心を動かされた小説だから…」と当書を勧めてくれた。私は、短編集である『胸の香り』を除き、宮本輝氏の長編作品についてはリリシズム溢れる名作『泥の河』や『螢川』以来久しく遠ざかっていたのだが、早速、本書を購入、味読した。結論から先に述べると、熟年男(?)である私の胸底にじんわり染みわたるような感動を与えた小説であった。

 おそらく本書の「陰の主人公」は、中学校しか出ていないカメラ量販店のオーナー、富樫重蔵であろう。彼に作者の意想(というよりホンネ)が投射されている気がしてならない。真のヒーローは、本作品の主人公としての制約を免れ得ない遠間憲太郎ではなく、道化回し的なバイプレーヤーである富樫重蔵ではないだろうか。そして、この小説に通底するのは、たとえば富樫の洩らした「一所懸命働いている人間から、だんだん、だんだん、働き甲斐や生き甲斐を失くさせていくのが、この日本という国や」(上巻)といったような“日本(人)に対する落胆・失望”と、フンザの老人が発した「正しいやり方を繰り返しなさい」という“優れたおとなへの方向性(使命)”であろう。

 宮本輝氏は、作中において遠間に「子供たちが尊敬できるおとながいなくなったんだ。いまどきの子供たちよりも、いまどきのおとなたちを問題にしなきゃあいけないんだ」(下巻)と語らせている。氏は「あとがき」で「『日本』に『おとな』がいなくなったことを痛切に感じ」、その「おとな」に関する氏なりの定義を述べた後、氏は「『草原の椅子』は、私自身が、優れたおとなたらんとして書いた小説かもしれない」と同書のモチーフ的なことを書している。そういった意味をも踏まえ、この『草原の椅子』は熟年男性向け傑作小説の一つとして数え上げても良いだろう。
草原の椅子〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉 (幻冬舎文庫)より
434440100X
No.30
(5pt)

勇気がわきました

読書からしばらく離れていた時期に人から薦められ読みました。宮本輝さんの作品にまたはまりだすきっかけとなった1冊でした。
題名からストーリーを想像することはできませんでしたが、読み終えたあと、宮本輝さんはなんて素敵なタイトルをつけられたのだろう、と思いました。主人公の憲太郎より、その友人である富樫の言葉や生きざまに大いに共感しました。
小さな存在だっていい、傷つこうが失敗しようが、ひたむきに生きていけばいいんだ、と勇気を与えられました。「月光の東」、「優駿」、「錦秋」などの宮本さんの名作と並び大好きな作品です。
草原の椅子〈上〉 Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉より
4620105996
No.29
(5pt)

勇気がわきました

読書からしばらく離れていた時期に人から薦められ読みました。宮本輝さんの作品にまたはまりだすきっかけとなった1冊でした。
題名からストーリーを想像することはできませんでしたが、読み終えたあと、宮本輝さんはなんて素敵なタイトルをつけられたのだろう、と思いました。主人公の憲太郎より、その友人である富樫の言葉や生きざまに大いに共感しました。
小さな存在だっていい、傷つこうが失敗しようが、ひたむきに生きていけばいいんだ、と勇気を与えられました。「月光の東」、「優駿」、「錦秋」などの宮本さんの名作と並び大好きな作品です。
草原の椅子〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉 (新潮文庫)より
4101307156
No.28
(5pt)

勇気がわきました

読書からしばらく離れていた時期に人から薦められ読みました。宮本輝さんの作品にまたはまりだすきっかけとなった1冊でした。
題名からストーリーを想像することはできませんでしたが、読み終えたあと、宮本輝さんはなんて素敵なタイトルをつけられたのだろう、と思いました。主人公の憲太郎より、その友人である富樫の言葉や生きざまに大いに共感しました。
小さな存在だっていい、傷つこうが失敗しようが、ひたむきに生きていけばいいんだ、と勇気を与えられました。「月光の東」、「優駿」、「錦秋」などの宮本さんの名作と並び大好きな作品です。
草原の椅子〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉 (幻冬舎文庫)より
434440100X
No.27
(3pt)

うーーんちょっとわからなかった

久しぶりに宮本輝さんの作品を読みましたが、うーーーん。まあ、おじさん、おじさーん!って感じで、ちょっと入り込めませんでした。どうしても客観的に距離をおいて読んでしまいました。女性に恋をして、その女性と旅に出るあたりも、ちょっとおじさんの理想っぽいし、世の中を否定し、日本はダメだ、日本人を卑下するあたりも、説得力に欠ける気がしました。
あまり魅力的に思えない登場人物(私には)を、お互いに誉めあって、中年男が、おまえはすごい、おまえはえらいって!他のやつらはみんなだめだみたいな・・・。そりゃーないよ。男の子を取り巻く人間は確かにどうしようもない人ばかりだったけど、いい人間に出合って自分達は幸せだ。っていうのもどうかと思う。
ただ、男の子が心を開いた子!供がたくさんいる家族は良かった。
それと、「魔が差す」って言葉。本当に全ては「魔が差して」起こるのかもしれないと思わせた。
草原の椅子〈上〉 Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉より
4620105996
No.26
(3pt)

うーーんちょっとわからなかった

久しぶりに宮本輝さんの作品を読みましたが、うーーーん。まあ、おじさん、おじさーん!って感じで、ちょっと入り込めませんでした。どうしても客観的に距離をおいて読んでしまいました。女性に恋をして、その女性と旅に出るあたりも、ちょっとおじさんの理想っぽいし、世の中を否定し、日本はダメだ、日本人を卑下するあたりも、説得力に欠ける気がしました。
あまり魅力的に思えない登場人物(私には)を、お互いに誉めあって、中年男が、おまえはすごい、おまえはえらいって!他のやつらはみんなだめだみたいな・・・。そりゃーないよ。男の子を取り巻く人間は確かにどうしようもない人ばかりだったけど、いい人間に出合って自分達は幸せだ。っていうのもどうかと思う。
ただ、男の子が心を開いた子!供がたくさんいる家族は良かった。
それと、「魔が差す」って言葉。本当に全ては「魔が差して」起こるのかもしれないと思わせた。
草原の椅子〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉 (新潮文庫)より
4101307156
No.25
(3pt)

うーーんちょっとわからなかった

久しぶりに宮本輝さんの作品を読みましたが、うーーーん。まあ、おじさん、おじさーん!って感じで、ちょっと入り込めませんでした。どうしても客観的に距離をおいて読んでしまいました。女性に恋をして、その女性と旅に出るあたりも、ちょっとおじさんの理想っぽいし、世の中を否定し、日本はダメだ、日本人を卑下するあたりも、説得力に欠ける気がしました。
あまり魅力的に思えない登場人物(私には)を、お互いに誉めあって、中年男が、おまえはすごい、おまえはえらいって!他のやつらはみんなだめだみたいな・・・。そりゃーないよ。男の子を取り巻く人間は確かにどうしようもない人ばかりだったけど、いい人間に出合って自分達は幸せだ。っていうのもどうかと思う。
ただ、男の子が心を開いた子!供がたくさんいる家族は良かった。
それと、「魔が差す」って言葉。本当に全ては「魔が差して」起こるのかもしれないと思わせた。
草原の椅子〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉 (幻冬舎文庫)より
434440100X
No.24
(4pt)

blue bird

夢がもてなくなったといわれるこのごろの世相
夢も希望も、反対に悪なるものも人の心という宇宙を作る星であり、どんな星を見いだしていくのかはその人次第
主人公が見いだした星は、実に平凡でオーソドックスで太古の昔から知られていたものじゃないでしょうか
存在しないはずの空想の世界のひとりの子供の幸せをこれほど願った読者は他にもたくさんいると思います
現代の青い鳥さがしは、時に苛酷で時に生々しい、でもきっと見つかるんだよね
草原の椅子〈上〉 Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉より
4620105996
No.23
(4pt)

blue bird

夢がもてなくなったといわれるこのごろの世相
夢も希望も、反対に悪なるものも人の心という宇宙を作る星であり、どんな星を見いだしていくのかはその人次第
主人公が見いだした星は、実に平凡でオーソドックスで太古の昔から知られていたものじゃないでしょうか
存在しないはずの空想の世界のひとりの子供の幸せをこれほど願った読者は他にもたくさんいると思います
現代の青い鳥さがしは、時に苛酷で時に生々しい、でもきっと見つかるんだよね
草原の椅子〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉 (新潮文庫)より
4101307156
No.22
(4pt)

blue bird

夢がもてなくなったといわれるこのごろの世相
夢も希望も、反対に悪なるものも人の心という宇宙を作る星であり、どんな星を見いだしていくのかはその人次第
主人公が見いだした星は、実に平凡でオーソドックスで太古の昔から知られていたものじゃないでしょうか
存在しないはずの空想の世界のひとりの子供の幸せをこれほど願った読者は他にもたくさんいると思います
現代の青い鳥さがしは、時に苛酷で時に生々しい、でもきっと見つかるんだよね
草原の椅子〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈上〉 (幻冬舎文庫)より
434440100X
No.21
(4pt)

本当の〝おとな〟とは?

主人公憲太郎や篠原貴志子、そして富樫やみんなが5歳児圭輔にそそぐあくまでも暖かく、優しくそして愛にあふれたまなざしはこのキツイ日本の世の中にとってまさに一服の清涼剤かのようです。
5歳児を持つ親として、不況にあえぐ日本の国民として、殺伐とした人間関係に問題を感じるけれども何も出来ない〝おとな〟としてとても考えさせられる一冊でした。
作者あとがき欄で宮本 輝さんがおっしゃられていた本当の〝おとな〟の定義
がより心に染み入りました。
 幾多の経験を積み、人を許すことができ、言ってはならないことは決して
 口にせず、人間の振る舞いを知悉していて、品性とユーモアと忍耐力を
 持つ偉大な楽天家。
今の日本に必要なのはこんな〝おとな〟だと感じ入った、私にとって価値ある一冊です。
草原の椅子〈下〉 Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈下〉より
4620106003
No.20
(4pt)

本当の〝おとな〟とは?

主人公憲太郎や篠原貴志子、そして富樫やみんなが5歳児圭輔にそそぐあくまでも暖かく、優しくそして愛にあふれたまなざしはこのキツイ日本の世の中にとってまさに一服の清涼剤かのようです。
5歳児を持つ親として、不況にあえぐ日本の国民として、殺伐とした人間関係に問題を感じるけれども何も出来ない〝おとな〟としてとても考えさせられる一冊でした。
作者あとがき欄で宮本 輝さんがおっしゃられていた本当の〝おとな〟の定義
がより心に染み入りました。
 幾多の経験を積み、人を許すことができ、言ってはならないことは決して
 口にせず、人間の振る舞いを知悉していて、品性とユーモアと忍耐力を
 持つ偉大な楽天家。
今の日本に必要なのはこんな〝おとな〟だと感じ入った、私にとって価値ある一冊です。
草原の椅子〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 草原の椅子〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344401018