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インヴィジブル・モンスターズ



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【この小説が収録されている参考書籍】
インヴィジブル・モンスターズ (ハヤカワ・ノヴェルズ)

インヴィジブル・モンスターズの評価: 4.23/5点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

チャック・パラニューク処女作

処女作にして既にパラニューク作品に共通した、反物質主義、反消費社会、反メインストリーム、快楽主義、自己破壊、破壊衝動、自由意志、といったテーマが随所に見られる

更に、グロテスクなまでにディテールに拘る場面描写、順不同の時系列、マニアックな世界のうんちく、定型表現のリピートなど、パラニュークらしいくどい作風はこの頃から確立されていたことが見て取れる

個人的には、マニアックな性的嗜好・くどい性的描写・グロい表現が多すぎて読んでいて胸焼けしそうではあった

チャック・パラニュークの作品には共通して予想外の結末があり、エンターテイメントとしては楽しめる内容ではあるが、相変わらず登場キャラクターには誰一人として一切感情移入できない

彼の作品の登場人物は破壊衝動を持っていたり偏執狂だったりサイコとも言えるようなキャラクターが多く、衝動的な行動の意図や理由に共感できないことが多い

今作では、誰からも愛されない主人公が独り善がりの歪んだ自己愛を振りかざし、自身と他人の人生を破壊する

他の作品でもそうだが、痛みや喪失を伴う破壊行為を一種の"救い"のように表現する著者の感性は私にはイマイチ理解できない
インヴィジブル・モンスターズ (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:インヴィジブル・モンスターズ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152084936

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