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(短編集)
夜離れ
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夜離れの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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時代背景をすごく感じました。 女性、ってこの頃と違ってガラッと変わったなと。 今の40歳〜50代と30代でかなり変わったと思う。会社での女性の立場も。。 この時代は腰掛けOL.って言葉も普通にあったし 社員の花嫁候補、だとか。。懐かしい。 髪とか、枕香、あたり、ですかね。 | ||||
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40代男、普段はめったに文芸作品を読みません。某所で書評を読んだのが乃南アサを 知り本書を手に取った経緯です。 短編6作すべて良かったです。共通しているのは終盤まで緩やかに進んでいって最後の 最後に訪れる急展開。テーマは人間(この作品では女性ばかり)の狂気・多面性・怖さ です。普段演じている「自分」と潜んでいる「自分」がふとしたきっかけで 切り替わる怖さ。特に普段おとなしくまじめな人が牙を剥く展開はぞっとします。 私の周りにもこんな事件が起きそうで、または自分も起こしそうで恐ろしいです。 とりあえず1編でもいいので乃南アサさんの作品を読んでみることをおすすめします。 私はハマってしまったので短編を中心に他の作品も読む予定です。 一つ注意なのははっきり言って後味が良くない話も多いのでそういうのが嫌な人は お気をつけください。 | ||||
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おもしろい! 女性の怖さを描いてます。 なので魅力的なキャラは出てこないけど、読み物として素晴らしい | ||||
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オーディブルで楽しみました。 この手の、薄幸な女性を、運をつかめない女性を描かせると、乃南アサ先生の筆は、残酷なまでに厳しくなりますね。 こんな小説を、男性が書いたら、やはり石礫が飛んで来ると思います。 そんな、暗いトーンの作品を、吉田 みゆきさんの、明るく淡々としたナレーションが助け、最後まで一気に聴くことができました。 ありがとうございます。 | ||||
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☆『4℃の恋』計算づくで邪魔者を始末し二人の男を利用するナース。 ★『祝辞』だらしのない親友に愛想を尽かし、その幸せを憎むしっかり者のOL。ラストが秀逸。 ★『青い夜の底で』高校時代に一人のアイドルに出会ったばかりにハマってしまい恋人関係を錯覚したストーカー。 ★『髪』ストレートパーマの髪の美しさに絶対の優越感を持つコンプレックスOLの魔の手。 ★『枕香』彼氏が好きすぎて彼氏の心を束縛したがる彼女。 ☆『夜離れ』夜の仕事をしても昼の仕事をしても裏目に出て「こんなはずじゃなかった」と思うホステス。 ☆はハッピーエンド気味。 ★はバッドエンド気味。 全体的に怖い。『夜離れ』はそうでもないけど。 最後の『夜離れ』が特に印象に残ります。 ちょっとバッドエンドっぽくもあるんですけど、立ち直り方が良いんですよね。なので☆。 この主人公の比佐子さん、いくつもの恋愛を経験しているから、最後の真面目風の男のことなんてちょろいと思っているようだけど、 その恋愛経験が裏目に出ている感じもあり、本当の自分を表現できない不器用な感じもあり、何か応援したくなる性格です。 彼女が恋愛に目的意識を持ったり、過程を楽しんでいく姿が面白いです。 | ||||
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ラジオで面白いと紹介されていたので購入したのですが、残念な感じでした…(;'д⊂) | ||||
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今まで読んだ短編集の中でも、トップクラスの完成度で、非常に楽しめた。 どの話から読んでも実に面白い。 女の怖さがテーマだが、ホラーとは少し違う。愛憎劇といったほうが、近いものになる。 特に気に入ったのは、「祝辞」のラストシーン。彼女のスピーチは、全て実話なのだろうね。そこが女の怖さというテーマを二重に感じさせて、これまた、やはり女は怖い。 | ||||
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怖い女性を描いた短編集ですが、狙いが怖さなら、もう少し エグくてもいいような気がします。 ただそのあたりは単に味付けの分量だと思うので、乃南さんらしく 一気に読ませる筆力はいつもの通り。 | ||||
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40代男性です。 怖いです。 「女って怖い!」と思わされました。 特に、”祝辞”と”髪”が怖かったです。「自分の周りでこんな事おきる(た)らどうなるの!?」という気持ちを強く持ちました。 乃南さんの女性描写は勉強になります。 同時に、あまりに怖いので、低い評価をする方の気持ちも分かります。 | ||||
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結婚に憧れる女性を取り巻く心情を描いた短編集である。微妙な女心を描いたサスペンスである。 全ての話に恋愛要素が絡んでおり、一見すると嫉妬から来るものだと思われがちである。しかし、それは自らのアイデンティティを形成している“何か”が崩壊した時に人は“ズレ”を感じ自分を見失うのではないだろうか。 男性目線と女性目線では見方も感じ方も異なる印象を受けると思われる。女性にオススメの一冊です。 | ||||
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怖い、けれど自覚してない(それがもっと怖い)女たちの物語です。 筆力のあるこの作者ならではの、「地に足の付いた恐怖」が楽しめます。 しかし、「内容」の「祝辞」の説明が完全にネタバレになってますよ・・・。(本の裏表紙にも書いてあるけど) これを読まないで本文を読んだ方が、最後に「ええっ!」となるのに。 | ||||
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女子大は出たけれど就職難で就職先も決まらず、腰掛かけ程度の軽い 気持ちで始めたホステス業。のめりこんでしまったが、平凡な幸せを 望み、平凡なOLに戻った。そしてある男性と出会うが・・・。 表題作を含む6編を収録。 同性の私が言うのもおかしいが、この作品を読んでつくづく女性は 怖いと思った。笑顔の中に潜むねたみや憎悪、そして残酷なまでの 冷淡さ。特に「髪」という作品は印象に残った。自分より劣っていると 思う人間に対しては寛大な気持ちになれるが、立場が逆になると・・・。 怖い! この作品に出てくる女性たちは、平凡な幸せを求めていたはずでは なかったのか?それが、どこでどう狂ってしまったのか?そう考えると 哀れさも感じる。女性の心理を見事に描ききった作品だと思う。 | ||||
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どの物語も、誰でも一度は感じたことがあるだろう嫉妬や憎悪をテーマとしているだけに、妙に引き込まれてしまいます。怖いと思いながらも続きがとても気になります。主人公の心情描写も細かくてわかりやすいです。 | ||||
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本書は6つの物語が収録されている短編サスペンス。どの物語も、女性の何気ない日常の策略や憎悪がサスペンスとして描かれています。乃南アサらしく、女性のありふれた日常生活のちょっとした狂気を見事なまでに作品で浮き彫りにしており、どの作品も読みながらゾクゾクとする憎悪が描かれます。幸せになるために、自らを破滅に追い込む主人公の姿は短編ではあるものの、存在感たっぷりに仕上がっています。 | ||||
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