甘い復讐
評判
甘い復讐の評価:
4.00/5点 レビュー 11件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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甘い復讐の評価:
4.00/5点 レビュー 11件。 B ランク
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だからそれらがひとつの書物に綴られて形になると樋口毅宏という作家が立体的に感じられる。『タモリ論』ブレイク後だから余計にこれから樋口作品に入るのには最適だろう。
『余生』は諸々と複雑な気持ちになるしいろいろめんどくせえ人だなと改めて思う。正直さ故に自らの自意識を吐露して関係者は複雑な思いをする内容である。真実は人を傷つけるが、それをかまわないのではなく作家として書くことで責任を引き受けようとする姿勢だろうか。
樋口作品にあるゲイ的な関係性や最後に思わぬ人たちが実はみたいな展開(オチ)が苦手な人もいるかもしれない。
性的な描写や暴力描写は生死の間でもがく私たちを奮い起たせ、虚無感すら感じさせる。
樋口さんの小説はどうしようもない人間という生物の抱えきれないものへの対峙や想いを拾い上げていく。樋口さんの作品は読み終わるとどうしようもない自分を肯定したくなってまだまだ悪あがきしていこうと思える。たまに哀しくもなるけど。
装幀イラストも古谷実さんですごく印象的。