ドーン

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評判

ドーンの評価:

4.02/5点 レビュー 46件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.02pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全91件 41〜60 3/5ページ
No.51
(4pt)

単語にいい意味で騙された

純文学→不安定な俺(私)が自嘲して終わり→似たり寄ったりの陰鬱な話、という偏見があったので、平野氏の作品には近づいたこともなかったのですが、何となく「宇宙良さげ」という気分で買いました。

文庫の裏や帯の「火星」「分人(ディヴィジュアル)」「AR(添加現実)」とやらの単語に、「ニューロマンサー」のような、ある革新的な技術でぶっ飛んだ世界を期待したのですが、現在の鏡として不安を催させる技術、概念、社会情勢妙にありそうな近未来が描かれており、核となる人間ドラマも家族や仕事などわかりやすく現代と地続きにある舞台が置かれています。なのに、心情分析はそこそこに、ワサビアイスやNASAなど日常にあり得ないものが混じって、展開していくので、湿っぽくなく妙に浮いた感じがしました。

個人的にはカプセルコーポレーションなど格闘の脇でものすごい未来設定が調和している、ドラゴンボールの舞台に感覚が近いです。

切ったはったのエンタメではないけど、透明感を保ったままぐいぐい引き込まれる小説でした。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.50
(1pt)

全くダメ

ホントは★ゼロです。作品のテーマは家族愛的なものなのでしょうか?だとすると、大地震、ディビジュアリズムという概念、火星探査船、アメリカの大統領選がからむのに主人公が日本人だったりという点は必然性がなくて、思いついた設定を無理やり物語につなぎ合わせて後からテーマをつけた、あるいは つなぎ合わせる為に設定を作った感じが否めません。他の方のレヴューに有る通り登場人物のキャラが立っていないし、ほぼ全編にわたる長々とした描写はほとんど意味がありません。大部分を飛ばし読みしても感想は変わらないと思います。あまりにも退屈でした。アイデアをエンターテイメントとして結実させる筆力が圧倒的に劣っています。帯の宣伝文句に騙されて購入しないように!時間を無駄にしますよ。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.49
(1pt)

全くダメ

ホントは★ゼロです。作品のテーマは家族愛的なものなのでしょうか?だとすると、大地震、ディビジュアリズムという概念、火星探査船、アメリカの大統領選がからむのに主人公が日本人だったりという点は必然性がなくて、思いついた設定を無理やり物語につなぎ合わせて後からテーマをつけた、あるいは つなぎ合わせる為に設定を作った感じが否めません。他の方のレヴューに有る通り登場人物のキャラが立っていないし、ほぼ全編にわたる長々とした描写はほとんど意味がありません。大部分を飛ばし読みしても感想は変わらないと思います。あまりにも退屈でした。アイデアをエンターテイメントとして結実させる筆力が圧倒的に劣っています。帯の宣伝文句に騙されて購入しないように!時間を無駄にしますよ。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.48
(2pt)

ここまで長くする必要があったのか

初めてこの作者の作品を読みました。

前半部分はミステリー要素もあり、どんどん読み進めていけたのですが、
後半、大統領選がメインになってくると、話の主題が変わってしまい、
あまり読む気力も無くなり、最後のあたりは毎日少しずつしか読めませんでした。

この本の中で語られる男女の恋愛の話と大統領選の話は一つにまとめる必然性があまり
感じられず、盛り込み過ぎではないでしょうか。
本は分厚いですが、薄っぺらい読後感しか抱けませんでした。

他のレビューを読んでみると、この作者はこういった系統の作品が多いようですね。
ちょっと自分には合わなかったようです。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.47
(2pt)

ここまで長くする必要があったのか

初めてこの作者の作品を読みました。

前半部分はミステリー要素もあり、どんどん読み進めていけたのですが、
後半、大統領選がメインになってくると、話の主題が変わってしまい、
あまり読む気力も無くなり、最後のあたりは毎日少しずつしか読めませんでした。

この本の中で語られる男女の恋愛の話と大統領選の話は一つにまとめる必然性があまり
感じられず、盛り込み過ぎではないでしょうか。
本は分厚いですが、薄っぺらい読後感しか抱けませんでした。

他のレビューを読んでみると、この作者はこういった系統の作品が多いようですね。
ちょっと自分には合わなかったようです。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.46
(5pt)

計算されたエンタメ性

「日蝕」の時には読者を意識したわざとらしさあり苦手な作家だったのですが、この小説ではそういうものがきれいに消えています。
小説内の登場人物は全て作者の「dividual」であると考えれば、これほどナルシストな小説もなく、
だからこそ登場人物を恥と向き合い、戦わせているのかもしれません。(無論解釈は読者のdividualですが)

そしてその一人が語る通り、作者が
「…というメディアで語れる内容と表現方法とがどこまでなのか、
分かってもらう必要のある人にだけわかる文章がどういうものなのかを考え、
書くべき事柄を改めて整理した」
のであろうことがうかがわれます。

エンターテイメント性を損なわないラインがきっちりと計算された、絶妙なバランスのある小説で、爽快に読み切ることができました。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.45
(5pt)

計算されたエンタメ性

「日蝕」の時には読者を意識したわざとらしさあり苦手な作家だったのですが、この小説ではそういうものがきれいに消えています。
小説内の登場人物は全て作者の「dividual」であると考えれば、これほどナルシストな小説もなく、
だからこそ登場人物を恥と向き合い、戦わせているのかもしれません。(無論解釈は読者のdividualですが)

そしてその一人が語る通り、作者が
「…というメディアで語れる内容と表現方法とがどこまでなのか、
分かってもらう必要のある人にだけわかる文章がどういうものなのかを考え、
書くべき事柄を改めて整理した」
のであろうことがうかがわれます。

エンターテイメント性を損なわないラインがきっちりと計算された、絶妙なバランスのある小説で、爽快に読み切ることができました。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.44
(4pt)

いつ宇宙人が出てくるのだろうと読み進めたが、、、

宇宙船内で衝撃の事件が起こる、という話だったので、宇宙人が出てくるに相違ないと思っていたが、違ったので、その点はがっかりだった。
長期間、狭い空間に入れられると精神に異常をきたすというのは、なんとなく理解できる。
エンターテイメントとしてよい作品だが、若干くどい感じがした。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.43
(4pt)

いつ宇宙人が出てくるのだろうと読み進めたが、、、

宇宙船内で衝撃の事件が起こる、という話だったので、宇宙人が出てくるに相違ないと思っていたが、違ったので、その点はがっかりだった。
長期間、狭い空間に入れられると精神に異常をきたすというのは、なんとなく理解できる。
エンターテイメントとしてよい作品だが、若干くどい感じがした。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.42
(3pt)

作者は面白さは度外視しているのだろう

いつも敷居が高い著者ではあるが、『決壊』を読んでみて、
ちょっと低くした感はありました。
だから、『ドーン』も読めないことはないだろうと敢えて挑戦しました。

物語は、2033年、人類初の有人火星探査船、アメリカ大統領選挙、
アフリカで作られたアメリカ製薬会社の生物兵器と
いろいろ絡み合ってスリリングに展開します。

ただ、その魅力的な環境は著者の造語の「分人主義(dividualism)」。
個人は分人の集合という。。。概念の説明する状況を作ったに過ぎません。

それゆえ、後半はだらだらした展開になり、正直読むのを断念しそうになりました。

思わず純文学とは何ぞやと呟いていました。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.41
(3pt)

作者は面白さは度外視しているのだろう

いつも敷居が高い著者ではあるが、『決壊』を読んでみて、
ちょっと低くした感はありました。
だから、『ドーン』も読めないことはないだろうと敢えて挑戦しました。

物語は、2033年、人類初の有人火星探査船、アメリカ大統領選挙、
アフリカで作られたアメリカ製薬会社の生物兵器と
いろいろ絡み合ってスリリングに展開します。

ただ、その魅力的な環境は著者の造語の「分人主義(dividualism)」。
個人は分人の集合という。。。概念の説明する状況を作ったに過ぎません。

それゆえ、後半はだらだらした展開になり、正直読むのを断念しそうになりました。

思わず純文学とは何ぞやと呟いていました。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.40
(5pt)

近未来のアメリカ大統領選の話

一人の個人(individual)は複数の分人(dividual)をもつ。という発想が主題である。
これ自体にSF的飛躍はなく、要するに「家族に対する自分と同僚に対する自分はそれぞれ別個の顔で接している」というような、私たちが実際に覚えるすごく普通の(だけど普段はあまり意識化されない)観念だと思う。
それを小説世界の中で、「Dividualism(分人主義)」或いは「ディビジュアル」という新造語に収斂させ、このことが「散影」という顔認識システムが普及し、それに応じて「可塑整形」の技術が向上しているSF世界の基礎付けになっている。
「ディビジュアル」というのは紐解けば結局斬新な発想ではないけれど、著者が端的に「ディビジュアル」という一語でもってそれを社会通念に転換させたことと、それがテーマとなった仮想社会をつくり上げたことに個人的には大変感心した。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.39
(5pt)

近未来のアメリカ大統領選の話

一人の個人(individual)は複数の分人(dividual)をもつ。という発想が主題である。
これ自体にSF的飛躍はなく、要するに「家族に対する自分と同僚に対する自分はそれぞれ別個の顔で接している」というような、私たちが実際に覚えるすごく普通の(だけど普段はあまり意識化されない)観念だと思う。
それを小説世界の中で、「Dividualism(分人主義)」或いは「ディビジュアル」という新造語に収斂させ、このことが「散影」という顔認識システムが普及し、それに応じて「可塑整形」の技術が向上しているSF世界の基礎付けになっている。
「ディビジュアル」というのは紐解けば結局斬新な発想ではないけれど、著者が端的に「ディビジュアル」という一語でもってそれを社会通念に転換させたことと、それがテーマとなった仮想社会をつくり上げたことに個人的には大変感心した。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.38
(4pt)

名作。でもしんどい。

筆者の構成力・文章力・語彙力の高さに驚かされる。名作。でも、なぜアメリカの大統領選がメインの舞台なのかなと考えさせられる。正直、読むのがしんどい。一般の読者からするとテーマが日常生活から遠すぎる。希望のある結末だけど、底流に流れる暗さもしんどい。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.37
(4pt)

名作。でもしんどい。

筆者の構成力・文章力・語彙力の高さに驚かされる。名作。でも、なぜアメリカの大統領選がメインの舞台なのかなと考えさせられる。正直、読むのがしんどい。一般の読者からするとテーマが日常生活から遠すぎる。希望のある結末だけど、底流に流れる暗さもしんどい。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.36
(5pt)

近未来的であり現代的

そのような印象を受けた。

作品の中に出てくる『ディヴィジュアル』という考え方。
たしかに人間はそのようにTPOにあわせて変化する場合がある。

久しぶりに物語として楽しめて読めた作品だった。

全般的に多少湿っぽい重さがある。

この世の先端をゆく宇宙飛行士の悲哀を感じる。
この本にて宇宙へと旅立ちたい方はどうぞ。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.35
(5pt)

近未来的であり現代的

そのような印象を受けた。

作品の中に出てくる『ディヴィジュアル』という考え方。
たしかに人間はそのようにTPOにあわせて変化する場合がある。

久しぶりに物語として楽しめて読めた作品だった。

全般的に多少湿っぽい重さがある。

この世の先端をゆく宇宙飛行士の悲哀を感じる。
この本にて宇宙へと旅立ちたい方はどうぞ。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.34
(5pt)

やっと読めた

前々からこの著者の作品を読んでみたいと思っていた。にもかかわらず、「日蝕」は30ページほどで挫折、「決壊」は本屋の店頭でパラパラめくってみたところで断念、この作品が、3度めの正直でやっと読めた。
そういうわけで、他の作品と比べることはできないのだが、他のレビューにあるように、エンターテイメント的要素がかなりあること、最後に希望の光が見えることが、最後まで読み通せた理由だと思う。
後半の、共和民主両サイドの大統領候補が、東アフリカでの戦争についての討論をする部分では、どちらの主張にもすごく説得力が感じられ、現在の日本で、北朝鮮に対する防衛について討論されている情景にも似て、引き込まれてしまった。
また、最後に主人公明日人が、生い立ちから現在までの自分について書いた文章を推敲する部分では、思考と文章の力について考えさせられた。

現代的な問題を取り上げ、それに抵抗し個人的な癒しへと達する小説が多い中、この作品はもっと大きな観点で、人間の力を信じる方向を目指しているように感じられ、読後感が良かった。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.33
(5pt)

やっと読めた

前々からこの著者の作品を読んでみたいと思っていた。にもかかわらず、「日蝕」は30ページほどで挫折、「決壊」は本屋の店頭でパラパラめくってみたところで断念、この作品が、3度めの正直でやっと読めた。
そういうわけで、他の作品と比べることはできないのだが、他のレビューにあるように、エンターテイメント的要素がかなりあること、最後に希望の光が見えることが、最後まで読み通せた理由だと思う。
後半の、共和民主両サイドの大統領候補が、東アフリカでの戦争についての討論をする部分では、どちらの主張にもすごく説得力が感じられ、現在の日本で、北朝鮮に対する防衛について討論されている情景にも似て、引き込まれてしまった。
また、最後に主人公明日人が、生い立ちから現在までの自分について書いた文章を推敲する部分では、思考と文章の力について考えさせられた。

現代的な問題を取り上げ、それに抵抗し個人的な癒しへと達する小説が多い中、この作品はもっと大きな観点で、人間の力を信じる方向を目指しているように感じられ、読後感が良かった。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.32
(5pt)

エンターテイメントのフォーマットを土台とした純文学

前作の『決壊』が顔の見えない相手と世界との関係との闇を描き、
出されたアンサーがあまりにも絶望的で衝撃だった。

今作では、SF的な近未来をベースとして、「分人」というテーマを描いている。
「散影」という顔そのもののデータベース、火星への友人着陸、アメリカ大統領選挙、
東アフリカでの泥沼の戦争、無国籍国家(プラネット)、など、
非常にエンターテイメントとしても楽しめるが、著者はそのフォーマットの上に、
文学を行うという手法とり、総合小説とでも言える方向性を出している。

その結果として、今回は希望というアンサーが出されていることは好ましく、
個人的にも明日人と今日子、太陽という存在が最後にいくほど胸をしめつけ、
最後の二章は昨今あまりないような深い感動を覚えた。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109