ドーン

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

ドーンの評価:

4.02/5点 レビュー 46件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.02pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全91件 21〜40 2/5ページ
No.71
(4pt)

不親切

何の情報もないまま読むと、一体誰が主人公でなにを描いた作品なのかがすぐに判明しない。
そのためあてどのない迷路をさまよっている感覚になってしまう(それがかえって面白く感じる人もいるかもしれないが)

描き方は三人称で、主人公が固定されていない。
同じ章の中でも何度もメインキャラが入れ替わり、それぞれの心象が描かれる。
だから各キャラの立場や特徴を憶えておかないと、例えばどちらも女性で共に敬語を話すインタビューのシーンなどでは誰が喋ってるのか分かりづらい。
なにしろ誰が話し始めたかの描写をやたら省略したがるからだ。そのせいもあって場面が変わった直後はとにかく混乱しやすい。
立食パーティーでの会話にしても、最初は明日人も混じってるのかと思ってしまった。

ただし、ストーリーは未来の選挙を巡るSFミステリーみたいで面白い。
情報を小出しにするため先が気になるし、あとになってから前に書かれた文章の隙間を埋めていくから退屈しにくい。
内容のない日常生活を描いたり不倫などの狭い世界を描いた自己満足的な小説とは正反対で、しかも単に博識や凝り固まった難しい文章をひけらかすだけの芥川賞受賞作家とも違っている。

ストーリーによって読者を楽しませようとしているのが感じられる作品だと思う。
(もちろん山場が章ごとに登場して誰にでも分かりやすく描かれた面白いマンガとは別だが)
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.70
(4pt)

アメリカ大統領選挙と人類初の火星探査の話

アメリカ大統領選挙って何よりも面白いし、世界への影響力で言ったら、もしかしたら日本への影響力で言っても、一番の選挙かもしれない。それを舞台に選んだところにこの小説の凄みがあると思います。

作者が唱える分人主義にはちょっと気持ちが悪いところもあるし、演説がたくさん出てきて読むのが疲れる人もいるかもしれないけど、民主党と共和党に代表される主義主張を戦わせること・分人主義を説くことがこの小説の目的であるとするならば、多少理屈っぽくなるのも仕方ないことでしょう。

主人公は日本人の宇宙飛行士で人類で初めて火星に到達したメンバーのひとりです。その宇宙船の名前が「ドーン」で、火星までの道中、様々な出来事が起こり、その展開がおもしろいです。ネタバレになるから書かないけど。

「愛よ、もちろん。自由、平等、同胞愛よ。政治家は、自由か平等かって、その話ばっかりしてるから、二つが対立するように見えるのよ。自由を優先させて、〈小さな政府〉にしよう、いや、平等のほうが大事だから〈大きな政府〉にしよう。ーーバカよ。どっちも大事に決まってるでしょう、そんなの。それは矛盾することはあるわよ。それを取りもつのが愛でしょう?政治のいろはよ。愛を忘れてるの。だから、ケンカになるのよ。」

「アストー、宇宙飛行士にとって一番大切なことは、生き残ることだ。いいな?」

でもトランプみたいな候補が出て来るなんて想像もできなかったし、簡単に言うのもあれだけど、事実は小説より奇なり、って結構当たってる気がしなくもない。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.69
(4pt)

アメリカ大統領選挙と人類初の火星探査の話

アメリカ大統領選挙って何よりも面白いし、世界への影響力で言ったら、もしかしたら日本への影響力で言っても、一番の選挙かもしれない。それを舞台に選んだところにこの小説の凄みがあると思います。

作者が唱える分人主義にはちょっと気持ちが悪いところもあるし、演説がたくさん出てきて読むのが疲れる人もいるかもしれないけど、民主党と共和党に代表される主義主張を戦わせること・分人主義を説くことがこの小説の目的であるとするならば、多少理屈っぽくなるのも仕方ないことでしょう。

主人公は日本人の宇宙飛行士で人類で初めて火星に到達したメンバーのひとりです。その宇宙船の名前が「ドーン」で、火星までの道中、様々な出来事が起こり、その展開がおもしろいです。ネタバレになるから書かないけど。

「愛よ、もちろん。自由、平等、同胞愛よ。政治家は、自由か平等かって、その話ばっかりしてるから、二つが対立するように見えるのよ。自由を優先させて、〈小さな政府〉にしよう、いや、平等のほうが大事だから〈大きな政府〉にしよう。ーーバカよ。どっちも大事に決まってるでしょう、そんなの。それは矛盾することはあるわよ。それを取りもつのが愛でしょう?政治のいろはよ。愛を忘れてるの。だから、ケンカになるのよ。」

「アストー、宇宙飛行士にとって一番大切なことは、生き残ることだ。いいな?」

でもトランプみたいな候補が出て来るなんて想像もできなかったし、簡単に言うのもあれだけど、事実は小説より奇なり、って結構当たってる気がしなくもない。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.68
(4pt)

個人的には不思議な小説

面白かった。が、読み終えてみると妙な後味が残る。なぜだろうかと考えてみると、当初の期待を裏切る内容だったからではないかと思い至る。
宇宙飛行士を主人公に、アメリカ大統領選挙の攻防を扱った近未来小説。その情報から予想される壮大さやワクワク感は、この小説にはない。宇宙や大統領選のような壮大なテーマを扱っているはずなのに、あくまで小説の主眼は、登場人物の極めて人間的で日常にもあるような葛藤と苦悶に置かれている。
分人の概念は、個人的には非常によく理解できるし、重要な概念だと思う。改めて、自分の経験に当てはめて、この概念について思い巡らそうと思った。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.67
(4pt)

個人的には不思議な小説

面白かった。が、読み終えてみると妙な後味が残る。なぜだろうかと考えてみると、当初の期待を裏切る内容だったからではないかと思い至る。
宇宙飛行士を主人公に、アメリカ大統領選挙の攻防を扱った近未来小説。その情報から予想される壮大さやワクワク感は、この小説にはない。宇宙や大統領選のような壮大なテーマを扱っているはずなのに、あくまで小説の主眼は、登場人物の極めて人間的で日常にもあるような葛藤と苦悶に置かれている。
分人の概念は、個人的には非常によく理解できるし、重要な概念だと思う。改めて、自分の経験に当てはめて、この概念について思い巡らそうと思った。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.66
(4pt)

昔のロッカーなどは、俺はテレビにはでねーよ、などとツッパっていた人もいましたが。

AKB48とかに多重人格の人とか、人格障害の人とか出てくると面白いか。

きわめて天然に他人を蹴落としていくとか。

「ファンがこうあってほしいと思う人格」
「自分がこうありたいと思う人格」
「身近な人がこうあってほしいと思う人格」
「一年前の自分の人格」

カオスです。

で、本書は、そういうことと絡みつつ、

アフリカ辺りでアメリカが開発していた医療用ワクチンや細菌兵器などが工場外に漏れ出し、テロリストの手に渡ったり国際陰謀に発展したり、ハリウッドのシナリオになりそうな大作です。

アメリカの日本人男性宇宙飛行士が、もう一人の女性宇宙飛行士(副大統領候補の娘)と不適切な関係に陥り、宇宙船内で堕胎手術をするという不祥事が起きます。

それがセックスフレンドなのか彼氏なのか、もう1人の宇宙飛行士の元彼氏との、どちらの子供か分からない。それが報道されてアメリカ全土で広くネット上で盛り上がります。ウィキでネット妄想小説を書かれたりとか。例えば若田幸一さんとかが別の女性クルーと不倫したりしたら、どういう騒ぎになるのか想像がつきませんが。

宇宙飛行士はエリートでスキャンダルには縁が無いように見えるけど、そういうことが起こり得るのか。

固有の人格というのは、監視カメラに一刻一刻きざまれる行動パタンにすぎない。人物特定されないために整形している人を、グーグルアースみたいに街角映像をたくさん保存している検索エンジンで特定できるという特殊技術が笑えます。

彼は分人というアイデアにこだわらなくてもいいと思うのですが、彼は分人といえるものを持っていないように見えるし、だから分人については分析が薄く、

本当の分人は、10こも20こも平常運転で分岐させられるのだろうし。

でも、ブログやツイターで売れる為自分を作っているうちに、自己洗脳に陥ってる人もいそうです、21世紀は内面からのファシズムというのがありそう。

ロッキオンか何かのインタビュアーが、宇多田ヒカルに、どういう気持ちで歌詞を作っていますかとか聞いて、気持ちって何だよ、売れるものを書いてるだけだよとキレられたそうですが。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.65
(4pt)

昔のロッカーなどは、俺はテレビにはでねーよ、などとツッパっていた人もいましたが。

AKB48とかに多重人格の人とか、人格障害の人とか出てくると面白いか。

きわめて天然に他人を蹴落としていくとか。

「ファンがこうあってほしいと思う人格」
「自分がこうありたいと思う人格」
「身近な人がこうあってほしいと思う人格」
「一年前の自分の人格」

カオスです。

で、本書は、そういうことと絡みつつ、

アフリカ辺りでアメリカが開発していた医療用ワクチンや細菌兵器などが工場外に漏れ出し、テロリストの手に渡ったり国際陰謀に発展したり、ハリウッドのシナリオになりそうな大作です。

アメリカの日本人男性宇宙飛行士が、もう一人の女性宇宙飛行士(副大統領候補の娘)と不適切な関係に陥り、宇宙船内で堕胎手術をするという不祥事が起きます。

それがセックスフレンドなのか彼氏なのか、もう1人の宇宙飛行士の元彼氏との、どちらの子供か分からない。それが報道されてアメリカ全土で広くネット上で盛り上がります。ウィキでネット妄想小説を書かれたりとか。例えば若田幸一さんとかが別の女性クルーと不倫したりしたら、どういう騒ぎになるのか想像がつきませんが。

宇宙飛行士はエリートでスキャンダルには縁が無いように見えるけど、そういうことが起こり得るのか。

固有の人格というのは、監視カメラに一刻一刻きざまれる行動パタンにすぎない。人物特定されないために整形している人を、グーグルアースみたいに街角映像をたくさん保存している検索エンジンで特定できるという特殊技術が笑えます。

彼は分人というアイデアにこだわらなくてもいいと思うのですが、彼は分人といえるものを持っていないように見えるし、だから分人については分析が薄く、

本当の分人は、10こも20こも平常運転で分岐させられるのだろうし。

でも、ブログやツイターで売れる為自分を作っているうちに、自己洗脳に陥ってる人もいそうです、21世紀は内面からのファシズムというのがありそう。

ロッキオンか何かのインタビュアーが、宇多田ヒカルに、どういう気持ちで歌詞を作っていますかとか聞いて、気持ちって何だよ、売れるものを書いてるだけだよとキレられたそうですが。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.64
(5pt)

「誰と一緒にいるかの構成比で、自分を変えられる」という視点を得られる本

――火星への有人探査で、最も困難なのは技術ではない。
500日間の密閉空間で起こる、人間関係である――

そんな現実の課題を背景に書かれた、火星往復ミッションに挑む宇宙飛行士たちの物語です。
この小説を通して筆者が提案しているのは、「分人」という概念です。

「分人」とは、「個人」に対する概念で、
「人間は、自分の中に一貫した個性なんてものはなく、一緒にいる相手次第で人格が変わる」
そんな考え方です。

つまり、個性とは、どんな人と一緒にいるのかの構成比でしかないのです。
そのため、「この人と一緒にいる時の自分が好き」と思える人と一緒にいる時間を長くすると、
好きな自分に変われることになります。

これは、自分の人生を豊かにするための視点でもあり、
スマホやSNSで、いろんな人と同時にコミュニケーションをする現代人の気持ちを読み解く視点でもあります。
人間を洞察するためのフレームをもらえました。

P.S.『空白を満たしなさい』、『私とは何か 「個人」から「分人」へ』との併読がお薦めです。
人間を観る視点の一つとして、「分人」という概念の理解が進むと思います。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.63
(5pt)

「誰と一緒にいるかの構成比で、自分を変えられる」という視点を得られる本

――火星への有人探査で、最も困難なのは技術ではない。
500日間の密閉空間で起こる、人間関係である――

そんな現実の課題を背景に書かれた、火星往復ミッションに挑む宇宙飛行士たちの物語です。
この小説を通して筆者が提案しているのは、「分人」という概念です。

「分人」とは、「個人」に対する概念で、
「人間は、自分の中に一貫した個性なんてものはなく、一緒にいる相手次第で人格が変わる」
そんな考え方です。

つまり、個性とは、どんな人と一緒にいるのかの構成比でしかないのです。
そのため、「この人と一緒にいる時の自分が好き」と思える人と一緒にいる時間を長くすると、
好きな自分に変われることになります。

これは、自分の人生を豊かにするための視点でもあり、
スマホやSNSで、いろんな人と同時にコミュニケーションをする現代人の気持ちを読み解く視点でもあります。
人間を洞察するためのフレームをもらえました。

P.S.『空白を満たしなさい』、『私とは何か 「個人」から「分人」へ』との併読がお薦めです。
人間を観る視点の一つとして、「分人」という概念の理解が進むと思います。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.62
(5pt)

いい取り引きでした。

スムースでとてもよい取引でした。機会があれば、またおねがいします。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.61
(5pt)

いい取り引きでした。

スムースでとてもよい取引でした。機会があれば、またおねがいします。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.60
(3pt)

社会科学小説?

この作品は、SFはSFでも俗に言うサイエンスフィクションではなく、ソーシャルサイエンスフィクションとでも呼称すべきでしょう。
作者の社会科学的な知見を小説世界に展開するのに、近未来SF的な舞台設定がなぜ必要だったのかよくわかりません。
作者の作品は「日蝕」と「葬送」を読みましたが、本作には日蝕に見られた文学的陶酔も、葬送に描かれた芸術家の深い思索も垣間見えません。
作風の変化は、進化しようとする作者の苦闘の結果なのでしょうが、社会科学的知見の深化はともかく、文学的魅力は年とともに漸減しているように思われてなりません。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.59
(3pt)

社会科学小説?

この作品は、SFはSFでも俗に言うサイエンスフィクションではなく、ソーシャルサイエンスフィクションとでも呼称すべきでしょう。
作者の社会科学的な知見を小説世界に展開するのに、近未来SF的な舞台設定がなぜ必要だったのかよくわかりません。
作者の作品は「日蝕」と「葬送」を読みましたが、本作には日蝕に見られた文学的陶酔も、葬送に描かれた芸術家の深い思索も垣間見えません。
作風の変化は、進化しようとする作者の苦闘の結果なのでしょうが、社会科学的知見の深化はともかく、文学的魅力は年とともに漸減しているように思われてなりません。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.58
(3pt)

詰め込み過ぎではないですか?

男女の問題・政治・近未来・・・・
詰め込み過ぎじゃないかってくらいに複雑で中身の濃い作品でした。私には重すぎた。
明日人・今日子夫妻の問題など心を描く部分はスラスラと読めるけど、
大統領選の部分になると小難しくて、ページをめくる手が進まなくなりました。

要するに平野さんは
「分人主義」をうまく説明するような小説を書きたかったののでしょう。
でも、それにはこのスケールの大きさでは難しい。
SF要素なんかいりません。もっと日常的な作品の方がそれは伝わるはず。
これではあまりに非日常的すぎて、自分を「分人主義」という考え方にうまく置き換えられない。
分人主義に大いに共感している私としてはこれにはとても残念に感じました。

作品の内容とは関係ないけど、約650ページもの作品をなぜ講談社さんは前後編の2冊で発売しなかったのか。
分厚すぎて読みにくいよ!!
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.57
(3pt)

詰め込み過ぎではないですか?

男女の問題・政治・近未来・・・・
詰め込み過ぎじゃないかってくらいに複雑で中身の濃い作品でした。私には重すぎた。
明日人・今日子夫妻の問題など心を描く部分はスラスラと読めるけど、
大統領選の部分になると小難しくて、ページをめくる手が進まなくなりました。

要するに平野さんは
「分人主義」をうまく説明するような小説を書きたかったののでしょう。
でも、それにはこのスケールの大きさでは難しい。
SF要素なんかいりません。もっと日常的な作品の方がそれは伝わるはず。
これではあまりに非日常的すぎて、自分を「分人主義」という考え方にうまく置き換えられない。
分人主義に大いに共感している私としてはこれにはとても残念に感じました。

作品の内容とは関係ないけど、約650ページもの作品をなぜ講談社さんは前後編の2冊で発売しなかったのか。
分厚すぎて読みにくいよ!!
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.56
(3pt)

自分には複雑すぎました

火星宇宙飛行士の主人公、監視の行き過ぎた社会、闇で取引される
生物兵器、死者を再現するホログラム・・・
様々な設定と、様々な登場人物が複雑に絡み合う。
このような小説を書きあげた著者は素直にすごい。
でも、自分には難しすぎてついていけませんでした。
もう少し軽くていいです。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.55
(3pt)

自分には複雑すぎました

火星宇宙飛行士の主人公、監視の行き過ぎた社会、闇で取引される
生物兵器、死者を再現するホログラム・・・
様々な設定と、様々な登場人物が複雑に絡み合う。
このような小説を書きあげた著者は素直にすごい。
でも、自分には難しすぎてついていけませんでした。
もう少し軽くていいです。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.54
(5pt)

真摯な物語

鋭い知識と知性に裏付けられた圧倒的な想像力を、決してもてあまし、必要以上に顕示的にならずに、
真摯に語っている所に作者の凄みを改めて感じます。「一歩引いて」作品を作っているとでも言うのか。
日蝕・一月物語から本書へと飛んだのですが、全く毛色の違うジャンルを大胆に、飄々と渡り歩く作者のイカれ具合が心地よかったです。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109
No.53
(5pt)

真摯な物語

鋭い知識と知性に裏付けられた圧倒的な想像力を、決してもてあまし、必要以上に顕示的にならずに、
真摯に語っている所に作者の凄みを改めて感じます。「一歩引いて」作品を作っているとでも言うのか。
日蝕・一月物語から本書へと飛んだのですが、全く毛色の違うジャンルを大胆に、飄々と渡り歩く作者のイカれ具合が心地よかったです。
ドーン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドーン (講談社文庫)より
4062772639
No.52
(4pt)

単語にいい意味で騙された

純文学→不安定な俺(私)が自嘲して終わり→似たり寄ったりの陰鬱な話、という偏見があったので、平野氏の作品には近づいたこともなかったのですが、何となく「宇宙良さげ」という気分で買いました。

文庫の裏や帯の「火星」「分人(ディヴィジュアル)」「AR(添加現実)」とやらの単語に、「ニューロマンサー」のような、ある革新的な技術でぶっ飛んだ世界を期待したのですが、現在の鏡として不安を催させる技術、概念、社会情勢妙にありそうな近未来が描かれており、核となる人間ドラマも家族や仕事などわかりやすく現代と地続きにある舞台が置かれています。なのに、心情分析はそこそこに、ワサビアイスやNASAなど日常にあり得ないものが混じって、展開していくので、湿っぽくなく妙に浮いた感じがしました。

個人的にはカプセルコーポレーションなど格闘の脇でものすごい未来設定が調和している、ドラゴンボールの舞台に感覚が近いです。

切ったはったのエンタメではないけど、透明感を保ったままぐいぐい引き込まれる小説でした。
ドーン (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: ドーン (100周年書き下ろし)より
4062155109