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土蛍: 猿若町捕物帳



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【この小説が収録されている参考書籍】
土蛍 猿若町捕物帳
土蛍: 猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)

土蛍: 猿若町捕物帳の評価: 4.08/5点 レビュー 12件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(4pt)

はずれくじが秀逸

あっさりとした軽い話が多いので、本格ミステリーファンの方には物足りないかもしれません。
が、作者のファンであれば満足できるはず。
市井の人々の日常をさらりとした筆致で描き出し、彼らのささやかな日常を共に過ごしたかのような読後感がたまりません。

特に[はずれくじ]がよかった。一読しただけでは謎解きがいまいち理解できませんでしたが、再読してはた!と膝を打ちました。この文字数でこの謎解きは凄い!
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No.11:
(3pt)

楽しく読みました

遊女の前結びにそんなげに怖ろしい所以があるとは知らんかった
人の機微は色々だが、最後の最後憐みの親切を色目と勘違いされた時の
酷い侮辱を受けた感って独特だよなー…しかも潔癖なお年頃に
事なきを得ても自分が酷く汚され損なわれ、その部分は生涯癒えない気がする
量刑どうだったんだろうと気になった…
楽しく読みました
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No.10:
(5pt)

安定のおもしろさ

今巻も楽しく読めました。安定のおもしろさで、まさに外れなしですね。それにしてもこの巻が出てからまもなく10年も経つのに、近藤先生の興味関心が向いていないのか続巻は出ないのでしょうか?梅が枝との関係の続きも気になるのですが・・・
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No.9:
(2pt)

もう一声

このシリーズ大好きで、待ちに待った新刊でしたが。
相変わらず文章巧みで楽しく一気に読めましたが。
捕物帳として少し物足りなさを感じましたし、登場人物たちを楽しむ点からも新展開もなく、かといってパターン化した安定性もなく。全体として少しトーンダウンしたかな感が否めません。
次回に期待です。
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No.8:
(2pt)

時代捕物ミステリー小説?

時代小説としてのストーリー性に欠け、無理なスキーム作りが目立つ。展開に不快感を覚える場面や、ミステリー性もほとんど、後出しのものに近く、わくわく感などは感じられない。
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No.7:
(5pt)

千蔭大好き

元々は近藤史恵さんの「サクリファイス」等のファンで、「時代物も書いてるんだ~」と軽い気持ちで読み始めたシリーズの最新刊。このシリーズは全て面白いです!それぞれ登場人物が個性的でいい味を出しています。実写化すればいいのに(がっかりする可能性大ですが)。イケメン同心玉島千蔭を実写ならどの俳優さんがいいかな・・等と妄想してます。早く続編書いてくれないかな。
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No.6:
(5pt)

千蔭がひとりで吉原に行ける日は来るのかしら

登場人物が、皆ますます魅力的になって、たいへんに惹きつけられた作品でした。
本が届いて、一気に読みました。
千蔭と梅が枝の今後がひじょうに気になりますが、続編は出るのでしょうか。

このシリーズは八十吉目線で書かれているように感じますが、千蔭の手下でありながら
手下という立場を離れてひとりの男としてハラハラドキドキしているのを千蔭や読み手に
悟られないよう堪えているふうにも受け取れて、楽しい場面もありました。
八十吉の女房のお尻は本当に大きいのかななんていう気がしてくるひとときは、まるで
息抜きタイムのようでした。

千蔭の懐にある梅が枝の起請文がどう作用していくのか、ものすごく気になります。
ぜひ続きを読みたいものです。
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No.5:
(5pt)

しっとりした時代ミステリ

情景描写はさほど多くないのに、読み終わると、しっとりした情感の残る時代ミステリです。

連作短編集の形をとっています。
多くの話は、犯罪を含むふたつの事件が描かれ、徐々にほぐれていく、という進み方です。
(最後に収録されている、書き下ろしの「はずれくじ」は例外です。)

主人公の千蔭をはじめとして、登場人物のキャラクタがはっきりしていて、かつ、少し変わっているのが、目をひきます。
たとえば、千蔭付きの小者の、八十吉ですが、千蔭にべったりの仕事人間ではない。
お役目大事ではあるものの、疲れたときに、千蔭のお供をするのには、少々うんざりしている。
そういうところが、人間ぽくて、よかったりします。

シリーズものですが、ずいぶんと間をあけて、刊行が続いているようです。
はたして、次の巻が出るのは、いつになることやら。
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No.4:
(5pt)

babasama

とても状態の良い本を送っていただきました。有難うございました。
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No.3:
(5pt)

猿若町捕物帳はハズレなし!

もともとは自転車競技が好きで、「サクリファイス」から近藤史恵先生を読み始めましたが、今ではこちらのシリーズの方がむしろ楽しみになっています。見目も良い男ですが生来の堅物で未だに独り身の同心である玉島千蔭を主人公に、江戸で起きる様々な事件が、人間の業の深さを浮かび上がらせ、読者を引きずり込みます。

そして、何と言っても今回は、千蔭と良い雰囲気の花魁である梅が枝に見請け話が進んでいる、という読者にとっては衝撃の事実が! まあ当然「いつまでもなびかない千蔭に梅が枝が愛想をつかして金持ちの旦那になびく」なんて単純な話ではなく、色々と入り組んだ事情がございますので、皆様どうぞ楽しみにしてください。

ビストロ「パ・マル」シリーズも文庫化で売れ行き好調のようですし、こちらももっと評価されてほしいなあと思いつつ星5つ。
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No.2:
(4pt)

土蛍猿若町捕物帳

近藤史恵さんの著作は、読後感がよく、ほんわりとさせられます。これも、期待どおりでした。
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No.1:
(4pt)

読みやすい

近藤史恵先生のミステリーは、現代物も読みました。
こちらは時代小説ですが、主人公をはじめ、メインの登場人物はとても魅力的です。
価値観が今風な所が読みやすいと思います。
いい年で男前の主人公なのに、まだ未婚とか、女性に対しての真摯な態度とか。

女性作者だからか、女性の登場人物は「男性の想像する、理想の大和撫子」ではないのも好感度高いです。

妖怪や物の怪が跋扈する時代小説もライト感覚で読みやすいですが、
こちらは物の怪も出ない正統派時代小説でも、読み心地はライトです。
基本的に1話完結の、短編集だからでしょうか。

捕物帳なので、推理物でもありますが、主人公の無骨なまでの生真面目さが、あたたかく感じられます。
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