誰か Somebody

評判

誰か Somebodyの評価:

3.45/5点 レビュー 170件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全126件 61〜80 4/7ページ
No.66
(4pt)

色々な人の「誰か」でありたい

推理って「暴く」ことなわけで、要らんお節介な部分があるわけで、皆がハッピーというわけにはいかなくて…主人公はあまり感謝されない。
それどころか、時には相手を追い詰めてしまい、そうして自分も傷つけられる…。

「人間てのは、誰だってね、相手がいちばん言われたくないと思っていることを言う口を持ってるんだ。どんなバカでも、その狙いだけは、そりゃあもうせいかくなもんなんだから」

でも、それはもしかしたら、必要悪のようなものなのかもしれない。

「心では知っていた。それでも、誰かの口からそう言ってほしかったのだ。
…だから、人は一人では生きていけない。どうしようもないほどに、自分以外の誰かが必要なのだ。」

主人公は、色々な人と同様に、関わりをもつ人びとにとっての「誰か」なのだと思う。
傷つき、傷つけられ、後味の悪い思いをすることもある。ほんの少しだけある人を助けてあげられた、そういうすばらしい経験をすることもある。

日常生活で色々な人との関わりを持ち、自分が「誰か」であることを考えさせられた。
この本は食べ物に例えると、ほろ苦さが口に残る、でも季節を感じられる、春野菜のようなイメージ…かな。
誰か―Somebody (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069
No.65
(4pt)

決して読後感は良くないですが

主人公(=探偵役)は、新興財閥の創業者の妾の娘
と結婚してその傘下の企業に務めているという、変わっ
た立場です。

 話の途中途中に、いわゆる逆玉の輿である男の辛い
立場の記述が出てきます。

 ストーリーは、自転車が絡む死亡事故(事故の相手
方は逃亡)の犯人探しが軸になるのですが、被害者の
娘達の希望(本にまとめたい)で被害者の過去を調べ
るうちに・・・、と別の方向に展開して行きます。

 意外と他の方の評価が低いですが、決して読後感が
良い作品ではないからかも知れません。しかし、読む
価値はあると思います。

 主人公の娘(4歳の無邪気な幼稚園児)と妻(驕り
たかぶった所のない)の存在や会話が、この作品のや
りきれなさを救っています。
誰か Somebody (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰か Somebody (カッパノベルス)より
4334076173
No.64
(4pt)

決して読後感は良くないですが

主人公(=探偵役)は、新興財閥の創業者の妾の娘
と結婚してその傘下の企業に務めているという、変わっ
た立場です。

 話の途中途中に、いわゆる逆玉の輿である男の辛い
立場の記述が出てきます。

 ストーリーは、自転車が絡む死亡事故(事故の相手
方は逃亡)の犯人探しが軸になるのですが、被害者の
娘達の希望(本にまとめたい)で被害者の過去を調べ
るうちに・・・、と別の方向に展開して行きます。

 意外と他の方の評価が低いですが、決して読後感が
良い作品ではないからかも知れません。しかし、読む
価値はあると思います。

 主人公の娘(4歳の無邪気な幼稚園児)と妻(驕り
たかぶった所のない)の存在や会話が、この作品のや
りきれなさを救っています。
誰か―Somebody (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069
No.63
(4pt)

平然とファンを裏切れる宮部みゆきの奥深さ

理由 や模倣犯 といった代表作があるなかで、実はこの作品が私の宮部みゆきデビュー作でした。

読後の印象としてはこれといった仕掛けも意外なラストもないのですが微妙な人間関係・家族関係、
心の動きといったものが丁寧に描かれている良書といったところで、実を言うとそれほど
インパクトは感じなかったのが事実です。

ところが後で前述の模倣犯や理由を読み、ようやくこの本の真価がどういうものに
気付かされました。本来(と簡単に言って良いのかわかりませんが)の宮部さんの作風は
普通の人が些細なきっかけで堕ちてしまう、そうした日常や世間に潜む罠をセンセーショナルに時代背景を織り交ぜながら語っていくという物でした。

そうした前提でこの「誰か」を読めばファンは恐らく「裏切られた」という気持ちに
なるのではないでしょうか? 「どんな人にも心の闇がある」という部分でつながっている
と言えなくもないですが、他の作品と比べれば退屈な感じがする事は否めません。
ですが確信犯的に平凡に終始し、それを書き切ってしまう事で自らの守備範囲と
可能性を示そうとする彼女の大胆さ、奥深さを感じずにはいられませんでした。



誰か ----Somebody Amazon書評・レビュー: 誰か ----Somebodyより
4408534498
No.62
(4pt)

サスペンスではない文学作品

サスペンスファンには申し訳ないけれど、謎解きを楽しむ作品ではありません。事件を通じて最も傷ついたのは「誰」かという、ある意味凡庸なサスペンス以上の残酷な結末が用意されています。
誰か Somebody (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰か Somebody (カッパノベルス)より
4334076173
No.61
(4pt)

サスペンスではない文学作品

サスペンスファンには申し訳ないけれど、謎解きを楽しむ作品ではありません。事件を通じて最も傷ついたのは「誰」かという、ある意味凡庸なサスペンス以上の残酷な結末が用意されています。
誰か―Somebody (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069
No.60
(4pt)

地味だけど心に残る

特に奇抜な登場人物が出てくるわけでもない。特に奇抜な事件が起きるわけでもない。でも、じっくりと、じんわりと、淡々と読ませる作品だと思います。平凡な事柄を、文章で読ませる。こういう作家が、最近減ったなぁと思わされたりもします。ただ、不倫(浮気?)をしている二人が不倫をテーマにした歌を共に着メロにしてる…という下りは、どうも安っぽい。というか、ダサい。他がいいだけに、そのエピソードだけ悪目立ちしています。その分を1点引きました。
誰か Somebody (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰か Somebody (カッパノベルス)より
4334076173
No.59
(4pt)

地味だけど心に残る

特に奇抜な登場人物が出てくるわけでもない。特に奇抜な事件が起きるわけでもない。でも、じっくりと、じんわりと、淡々と読ませる作品だと思います。平凡な事柄を、文章で読ませる。こういう作家が、最近減ったなぁと思わされたりもします。ただ、不倫(浮気?)をしている二人が不倫をテーマにした歌を共に着メロにしてる…という下りは、どうも安っぽい。というか、ダサい。他がいいだけに、そのエピソードだけ悪目立ちしています。その分を1点引きました。
誰か―Somebody (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069
No.58
(4pt)

誰が?

ラスト、を、読んでいるだけでもう胸が苦しい
逃げたかった何度も途中で読むのを止めようと思った
人間は必要に迫られれば何でもやる
問題はそれを背負っていけるかどうかだ
この言葉が頭から離れません
決してハッピーエンドではないし、これでよかったのかどうか、私には分かりません
誰か、判断できる人がいるんですか
誰か
誰か Somebody (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰か Somebody (カッパノベルス)より
4334076173
No.57
(4pt)

誰が?

ラスト、を、読んでいるだけでもう胸が苦しい
逃げたかった何度も途中で読むのを止めようと思った
人間は必要に迫られれば何でもやる
問題はそれを背負っていけるかどうかだ
この言葉が頭から離れません
決してハッピーエンドではないし、これでよかったのかどうか、私には分かりません
誰か、判断できる人がいるんですか
誰か
誰か―Somebody (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069
No.56
(4pt)

初めての宮部作品を堪能

著名な作家の代表作を読もうと思い、友人に勧められて読んだのがきっかけ。
飛ばし飛ばしで読んで1ヶ月くらいかかってしまった。
165ページくらいまで、泣かず飛ばずといった感じで、正直引き込まれなかったが
徐々に引き込まれていった。最後の100ページくらいになると、本音を言うと、「面白い」と感じた。
人間描写がうまいし、情景描写も比喩を使い巧みだ。
何より、しっかり構成して作り出した作品という感じがして、読み応えがある。
最後の寄せ書きにも書かれていたが、ミステリーが読み進めるうちに、深まっていくところにこの作品の魅力があるように
感じた。また、秘密をもちながら生きるという人間のある種の暗い側面を題材にしていたり、杉村夫妻と桃子ちゃんを引き合いに出し合いながら
暗い側面ではなく、明るい側面も人間は持ち合わせていて、つまるところ、やはり「前を向いて生きていこう」という元気の出るメッセージも
こめられているのだから、やはり見事な手法といえると思う。
正直、宮部作品はこれで終わりにしようかと思ったが、まだまだやめられない。火車と模倣犯と楽園くらいは読んでいこうと思う。
心に残った一節は以下のところ。
●402
わたしたちはみんなそうじゃないか? 自分で知っているだけでは足りない。だから、人は一人では生きていけない。
どうしようもないほどに、自分以外の誰かが必要なのだ。
●440
 法に触れこそしないものの、私はもっともっと凄いことを何度もやってきたよ。裏切りも企みも、駆け引きも暗闘も、収奪も秘匿も。
 人間はそういうものだ。必要に迫られれば何でもやるんんだ。義父はひとかけらの粉飾もなく、私にそう言っているのだ。問題は、
 それを背負っていかれるかどうかだけだ、と。
誰か Somebody (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰か Somebody (カッパノベルス)より
4334076173
No.55
(4pt)

初めての宮部作品を堪能

著名な作家の代表作を読もうと思い、友人に勧められて読んだのがきっかけ。
飛ばし飛ばしで読んで1ヶ月くらいかかってしまった。
165ページくらいまで、泣かず飛ばずといった感じで、正直引き込まれなかったが
徐々に引き込まれていった。最後の100ページくらいになると、本音を言うと、「面白い」と感じた。
人間描写がうまいし、情景描写も比喩を使い巧みだ。
何より、しっかり構成して作り出した作品という感じがして、読み応えがある。
最後の寄せ書きにも書かれていたが、ミステリーが読み進めるうちに、深まっていくところにこの作品の魅力があるように
感じた。また、秘密をもちながら生きるという人間のある種の暗い側面を題材にしていたり、杉村夫妻と桃子ちゃんを引き合いに出し合いながら
暗い側面ではなく、明るい側面も人間は持ち合わせていて、つまるところ、やはり「前を向いて生きていこう」という元気の出るメッセージも
こめられているのだから、やはり見事な手法といえると思う。
正直、宮部作品はこれで終わりにしようかと思ったが、まだまだやめられない。火車と模倣犯と楽園くらいは読んでいこうと思う。
心に残った一節は以下のところ。
●402
わたしたちはみんなそうじゃないか? 自分で知っているだけでは足りない。だから、人は一人では生きていけない。
どうしようもないほどに、自分以外の誰かが必要なのだ。
●440
 法に触れこそしないものの、私はもっともっと凄いことを何度もやってきたよ。裏切りも企みも、駆け引きも暗闘も、収奪も秘匿も。
 人間はそういうものだ。必要に迫られれば何でもやるんんだ。義父はひとかけらの粉飾もなく、私にそう言っているのだ。問題は、
 それを背負っていかれるかどうかだけだ、と。
誰か―Somebody (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069
No.54
(5pt)

なぜか記憶に残るというか。。

宮部さんの作品は大体読んでいます。「誰か」どうも評価が低いようで残念ですが、私にとっては一番気に入っているというか、好みに合った作品です。
「火車」なんかと違って、息を呑むような展開、というわけではないのですが、こういうの北村薫さんの作品にも共通する感じなんですが、日常に潜んだ謎と人の悪意、、後からじわじわきて。なんともうまいなぁ、と。
派手な展開の話ではないし、読者の年齢、性別でも評価が分かれそうですが、社会人として見ると杉村さん、大変だなぁ、気持ちわかるな。。というか。しかしなかなか、いそうでいない、でもいるかもしれない。杉村氏、宮部作品の男性だと私は一番好きです、菜穂子さんはやっぱり見る目があるなぁ。と。
今後も気になります。
誰か ----Somebody Amazon書評・レビュー: 誰か ----Somebodyより
4408534498
No.53
(4pt)

そのとき読みたいジャンルなら楽しめる

登場人物のキャラクターが自然で良かったです。
細かいところまで丁寧に書かれているからこそ、読んでいて楽しめると思いました。
ただ、ささいな事件から大きな事件に展開していくのかなと思って読んでいたら、最後まで山場が小さい感じでした。読み始めの頃に、自分で勝手に想像を膨らませた展開の方がドラマチックになってしまって。残りのページ数が少なくなると「あれ?あとこれだけしかないのに、これからドラマが始まって間に合うのかな?」と思いました。
ミステリーを読みたいときより、恋愛や結婚、裏切りなど人間模様を見つめたいときに読む事をお勧めします。
誰か―Somebody (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069
No.52
(4pt)

良く出来てるんだけど、みんなの点数が低い理由。

 宮部氏は女性の心理描写が細やかで大変上手です。地味な自転車事故に絡む真相、その謎解きをややこしくする被害者の娘である姉妹それぞれの心理的葛藤。そんな謎のキー・パーソン達が全て女性で、そしてその謎解きに女のエゴと葛藤が絡むこの作品は、幾つか読んだ宮部作品の中でも出色のデキだったと思います。(一方で、宮部氏の男性の描き方は上手ではない。でも、今回は女性ばかりで登場人物を埋めた結果、その欠点が表面化しなかったような気がする。) 
 そして、幸せに見えるようで実は幸福ゆえに人知れぬ苦悩を抱えた主人公。そんな彼の悩みなんて関係なく、彼にぶつけられる容赦のない「普通の人」の憎悪とコンプレックスの描き方も、僕は良く描けていたと思います。大抵の悲劇は(大多数の)人間がそうやって身勝手で、醜いから起きるのでしょう。その救いようの無さをきちんと描いたこの作品は、ちゃんと「なんで悲しい事件や謎が生まれてしまうのか」という究極の「謎解き」の答えにタッチできているのではないかと思う。
 でも、そういった世界の醜さを大多数の読者は直視したくなかった。それが、この作品に付けられた星の渋さの理由ではないでしょうか。
誰か―Somebody (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069
No.51
(4pt)

それなりには楽しめました。

主人公の杉村は、今多コンツェルンの会長の娘(妾の子)と結婚し、いわゆる逆玉に乗り、現在は、関連会社の編集者として働いています。
そんなとき、会長の私的な運転手を長年勤めていた梶田が自転車に轢かれて死亡するという事件がおきます。
杉村は、義父(会長)から、梶田の二人の娘が、世間の注目を集めて、事件の解決につなげるため父親についての本を出版したがっているので、協力するようにという命令を受けます。
結婚を間近に控えた姉は、子供の頃の恐怖体験の記憶から、父の過去を探ることに恐れを感じており、妹は、そんな姉の心配をよそに、突き進んでいきます。
梶田には何か後ろめたい過去があったのか、ひき逃げ犯は誰なのか?
と、このあたりの謎が解かれて終わりかと思うと、最後にどんでん返しが待ってます。
途中でヒントが出てくるので、大体読めてはいましたが、確かにすっきり爽快、解決、解決、という結末ではないですね。
あいかわらず、人物描写が優れていて、特に主人公の杉村は、逆玉だ何だと、人々のねたみを受けながらも、そんなことには惑わされず、病弱な妻と、かわいい盛りの娘という家族を大切にしながら暮らしているという、なかなか魅力的な人物で、十分感情移入できると思います。
それなりに楽しめましたので星四つで。
誰か―Somebody (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069
No.50
(4pt)

日常にひそむ毒

私は、宮部みゆきで一番面白いのは「火車」だと思っています。
登場しない人物の周辺を丁寧に書く事でその人物を浮き上がらせる
という実験的とも言える作りが新鮮に感じられたからです。
この作品は、あるコンツェルン会長の(休日のみの)専属ドライバーが
自転車事故で死ぬことをきっかけにして、日常の生活の中に思いも
かけない形で潜んでいる毒が、表面化する様子を描いています。
いつもの宮部作品なら、あっちこっちで10人くらいは死んでいる
と思われますが、この作品で死ぬのはたったの1人(2人と勘定する事も可)です。
私が勝手に思うに、作者は、殺す側と殺される側、という極端な対比をせずに、
人間の相克をどこまで鮮明に書けるか実験してみたのではないでしょうか。
事件の構図は平凡なもの(少女漫画にありそう)で、作中人物の中盤の行動により
最後の落ちが読めてしまった程ですが、私は、結構面白いと思いました。
誰か―Somebody (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069
No.49
(4pt)

地味な感じがするが、それはそれで面白い

宮部みゆき氏による現代ミステリー。
今多コンツェルンの会長の個人運転手である梶田が自転車ひき逃げ事故で死亡する。
その会長の娘の夫である杉村三郎が事件を追う。
杉村は会長令嬢の夫という特殊な(ある意味有利な)立場に置かれているが、
本事件ではそれを全くといっていいほど利用せずに行動する。
その素朴かつ誠実なキャラクターに、誰もが好感を抱くだろう。
また、特に後半で、杉村に対し「あなたのように恵まれた人にはわからない」といった類いの言葉が怒濤のように浴びせられる。
それにほとんど動じることのない杉村。
かつて母より受けた言葉はその比にならないと言うが、またその母の言葉の中にあった正しいと思われる言葉が、時折彼を支えてもいるのかもしれないという皮肉も感じる。
自転車によるひき逃げという特殊な設定だが、その特殊さに特に意味は無いかも知れない。
全体的に淡々として緩急は無いが、それはそれで楽しめる作品。
誰か―Somebody (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069
No.48
(5pt)

深遠な内容

 両親の暗部に汚濁された姉の性格、両親の病的な希望を背負わされて屈折した妹の性格。
罰から逃れた梶田信夫は、罪からは逃れなれなかった。
 久しぶりに、宮部みゆきを堪能した。
凄い!
今さらながらであるが、このひと言に尽きる。
壮麗な構成、洗練された文章、卓越した描写、いずれもが最高級品だ。
深遠な内容でありながら身近な社会問題をおりまぜ、親しげに読者に語りかけてくる。
まさに、稀代のストーリーテラーであり真の小説家だ。
誰か―Somebody (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069
No.47
(4pt)

身近にありそうな話を書くとうまいよね。

先月、日本に帰った時に買い込んだうちの一冊。
本を買った三省堂書店でのランキング1位。
さすが、宮部みゆき。のめり込んで読みました。
途中では何てことないエピソードだと思っていた話が、
後で、どんどんつながってきて、そういうこと!?って
いう驚きにつながる。
一つの謎を解いて、そして、また次の謎。
でも、終わり方がちょっとすっきりしない。
まあ、ハッピーエンドっていくわけにはいかないだろうけど。
ちなみに、以前、中日新聞で連載されていた「名もなき毒」にも
主人公・杉村三郎は登場するらしい。
どうやら、三部作構想らしいけど、読んだほうがいいのかな。
ヨメは、新聞連載で読んだから、買わないって言ってるけど。
誰か―Somebody (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069