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つくもがみ貸します
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つくもがみ貸しますの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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しゃばけシリーズが大好きなので楽しみにしていたのですが、残念ながら期待ほどではなかったです。 軽い読み物としては十分と思いますが‥。 | ||||
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「しゃばけ」シリーズとはまた違った味わいです。 「つくもがみ」がそもそも何たるかを知っている人からすれば,その扱い方にやや物足りなさを感じるかもしれません。もっと妖しさを強調して欲しい,と。 しかしここは,畠中さんお得意の「ほんわか」に味付けがされた世界観を楽しむのが得策というものです。 構成も短編仕立てとはなっていますが,最後に向かって徐々に謎解きがなされるようになっていて,読者を飽きさせません。 ただ,大団円を迎えるにあたって,結末が予想の範疇であること,また,やや単調であることが残念です。さらに,説明口調が気になるのですが,これは短編仕立てという制約上難しいところですね。 個人的な欲を言えば,つくもがみたちの描写をもっと詳しく描いて欲しかったところです。 ともあれ,作者の世界観は色濃く表れているので,畠中ファンにとっても,また初読者にとってもお薦めです。 | ||||
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面白いか、これ? 賞を取ったの? う〜ん・・・ まあ、良くも悪くも、 大勢の人が理解・共感できそうな そういう無害な小説ってところか。 | ||||
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○古道具屋兼損料屋で生計を立てるお紅(こう)と清次(せいじ)の姉弟。でもホントの姉弟ではないようだ。姉のお紅には忘れられない人、飯田屋佐太郎がいて、その思い出が蘇芳色の香炉と纏わる。清次はお紅を好きなのに言い出せない、そしてお紅もそのことに気づいている。 ○損料屋とはレンタルショップのこと。姉弟が貸しているのは古道具、その中に百年以上経った優れた品がありこれは単に物でなく付喪神(つくもがみ)という神になる。神なので動くことも見ることも聞くことも喋ることもできる。でも、人との直接の会話はしないルールがある。 ○付喪神は貸し出された先でいろんな情報を仕入れそれを仲間内でしゃべくり合う。それをお紅や清次が聞いたり、また、お紅や清次が付喪神に独り言を言ったりして意思の疎通はある程度できている。そんなことで、神々は事件解決のために活躍する。 ○表紙の姉弟と付喪神の絵がいい。 | ||||
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親を亡くしたお紅と、その叔父の養子である清次の二人は、姉弟として古道具屋件損料屋(今で言うと生活用品等のレンタル業ってとこでしょうか)出雲屋を営んでいます。その出雲屋の品の中には、百年の時を経て器物の妖「つくもがみ」となった品々が多数含まれているのですが、この面々が面白い。百年分だけ自尊心が強くて『人とは話などせぬ」と言っているけど、お喋り好きで好奇心旺盛、レンタルされて行った先々で様々な事を見聞きするのが何よりも楽しみ、という一風変わった妖怪達なのです。出雲屋の姉弟は、店に持ち込まれたり巻き込まれたりした謎を解くのに、彼ら「つくもがみ」を巧〜く利用しています。そして数々の謎を解く内に、お紅が執心している香炉とそれにまつわる姉弟の過去が露になっていくのですが...。暖かくも切ない恋物語が、6つの江戸ミステリーのベースに流れています。 畠中作品ならではの江戸情緒とほんわか感が心地よく、収められている6つのショートストーリーのタイトルが日本古来の色の名前であり、扉にもその色が使われている粋なところが時代物好きには堪らない1冊です。 | ||||
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今回登場してくる付喪神たちは「人間と直接口をきかない」という設定なので、「しゃばけ」シリーズのような、人間と妖の間の親密な雰囲気はない。作者自身が、この設定に苦戦しているように思える。 妖とのコミュニケーションがやや不自然で、説明的になってしまい、現実味に欠ける。主人公のきょうだいと、妖や周囲の人たちとの関係描写に情感が薄いため、きょうだいの孤独が際立ち、こちらの思い入れが難しい。 一方、最初に提示された謎が、短編を読み進むうちに徐々に解けていくという展開は面白い。 最後の落ちは、最初から見え見えなのだが、まあいいか、幸せになってくれ、という気分になれる。 この作品は、シリーズ化を前提にしているのだろうが、登場人物同士の関係がこなれた今後の方が、面白くできるのではないだろうか。次回作に期待したい。 | ||||
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古道具屋兼損料屋(レンタル業)である出雲屋を営むのは、紅と清次の姉弟。ところが、この店においてあるレンタル商品の中には、「つくもがみ」が含まれている。良品のために、長く人に大事にされてきたものは、モノであることを超えて物の怪になってしまうのだ。姉弟たちには返事をしないものの、店の中では、仲間同士で勝手なおしゃべりを繰り広げる「つくもがみ」たち。レンタルされた先で、良品である「つくもがみ」仲間を見つけると姉弟にそれとなく教えたりと、商売の手伝いも少しはするものの... 「しゃばけ」とは違って、妖怪達は、主人公の言うことを素直に聞いてくれるわけではありませんが、お互い知恵の出し合い、化かし合いをしつつ、小さな事件に巻き込まれては、やり過ごしていきます。妖怪レンタル業ではあるものの、紅の過去からの因縁を含む恋愛が絡み、いつもとは微妙にニュアンスの違う作品で、これもまた面白いです。 | ||||
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「しゃばけ」のシリーズとは、登場人物が変わります。 時代背景などは一緒ですね。 「しゃばけ」の延長というよりは、「しゃばけ時代」の庶民バージョンでしょうか? すっかり「若旦那」「妖」の関係が「嬉しく」なっていたので、ちょっと冷めちゃうかな。 話としては、面白いです。 | ||||
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道具は、生まれて100年たつとつくもがみという妖怪になるという。 お紅と清次姉弟が営む、いろいろな道具を貸し出す「出雲屋」の道具の 中にも、そんな道具たちが存在した。お紅、清次、つくもがみたちは、 江戸の町で起こるさまざまな騒動に巻き込まれていくが・・・。 「しゃばけシリーズ」でおなじみの畠中さんの作品。「しゃばけシリーズ」と 決定的に違うのは、つくもがみたちが決して人とは会話をしないことだ。 だが、不思議なことに、お互いちゃんとコミュニケーションがとれている。 その関係が絶妙で、とても面白い。お紅の想い人の行方は?また、お紅と 清次の微妙な関係はどうなるのか?さまざまな騒動はちゃんと解決するのか? 短編集なのだけれど話はきちんとつながって、読後もさわやか。こんなつくも がみ、我が家にもぜひほしい。 | ||||
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江戸は深川で古道具屋兼損料屋を商っている若いお紅と清次。縁あって姉さんと呼び、呼ばれてはいるけれど姉弟ではなく、年若い清次は幼い頃からの想いを口に出せぬまま、行く方知れずのお紅の想い人?佐太郎を探している。ちょっと違うのは、店の品々がおしゃべりを楽しんでいる事。なんでも道具は大事に扱われ100年の時を経た物は『付喪神』になるのだとか。妖(あやかし)となった物どもは貸し出された先々で様々な情報を得て帰り、出雲屋の店表で二人が居るのも気にかけず、見聞きして来た事をしゃべりあう。そんな彼らを上手に扱い欲しい情報を手に入れ、いくつかの事の解決に至る二人。そのうち佐太郎へとつながる『蘇峰』の情報が入ってくる。佐太郎が現れたらお紅はどうするのか、二人の気持ちを知ってかしらずか、つくもがみ達は姦しい。果てさてこの二人の行く末は・・・それは読んでのお楽しみ! | ||||
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清次とお紅という、二人の男女を見守っていたい話でした。 つくもがみと化した古道具をとりまいて話が展開していくのですが、それよりも気になるのが、若い二人の男女の気持ちです。 姉弟のように育ってきた二人。 しかも、お紅には気になる人までいる。 それを気にする清次。 気にしていることをさらに気にする清次。 嫉妬したり、気遣ったり。 ころころ変わる感情を見るのが面白いです。 大げさではなく、ありそうな雰囲気の心模様です。 | ||||
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畠中さんだし、付喪神は好きだし、表紙も可愛いので期待して読んだのですが、イマイチでした。 つくもがみたちもあまり活躍せず、全体的に中途半端な気がしました。 トキめかなかったです。 | ||||
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古道具屋の二人もそうですが 彼らと つくもがみ の関係も絶妙な距離感で面白かった しゃばけシリーズにはない疎遠な感じと ショートストリーがきちんと交錯していく感覚は まんまこと と同じ手法といえなくもないが 読み終わった後のほろ苦くも甘酸っぱい空気は清々しくもある。 一読の価値ありです。 | ||||
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しゃばけシリーズと違って こちらでは人と妖との距離感が微妙に遠い。 付喪神たちは姉弟とは口を交わそうとしないし、 お互いのことをあまり快く思ってないところもあったりして、 しゃばけとはちょっと雰囲気が違います。 結末にもう一つひねりがあると良かったかな、と思う。 この展開に落ち着くだろう、と簡単に想像できるのは どうかな、と。 そこに行き着くまでに もう人波乱あっても良かったのかな、と。 そこで1点減点です。 | ||||
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片思いの様相に同じ作者の「まんまこと」のような幕の引き方を予想して読み進めましたが、あっけらかんと・・・・この終わり方、久しぶりですね。 うぬぼれの強いつくもがみたちに愛嬌があってよいですね。 あっさりした掌品と言った感じでした。 | ||||
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大切に使われた道具が誕生して100年たつと命が宿り“付喪神”になる。 古道具屋兼損料屋の出雲屋では古道具の中にこの付喪神が混じっています。 江戸の町でこの商いをしているのはお紅と清次の血の繋がらない姉弟。 付喪神になった道具は勝手に会話をする。時には、お紅や清次の癇に障ることも言うのでおもしろい。 貸し出されていった道具達の情報を利用しつつ問題を解決していく二人。 そして、彼らの恋路の行方は如何に。。。 ほっこりと温かなお話。道具達の勝手な会話も小気味良くたのしい。 ただ、最後の恋の結末はあっさりしすぎかな。まんまことやしゃばけシリーズでもそうだが、最後が淡々としていて頼りなく感じます。 | ||||
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煙管(キセル)、根付け、掛け軸等が100年の年月を経ると妖しの力を携えたのが『つくもがみ』です。古道具屋兼損料屋出雲屋の紅と清次の姉弟は、『つくもがみ』が宿った古道具を貸し出してして生計を経てている。そして、一見して仲が良い姉と弟には出生の違いがあったり。紅は忘れない男性が存在する一方で清次は、紅が好きなのだが。謎解きをしながら3人の男女関係に進展が!? ★「しゃばけシリーズ」「まんまこと」は、またひと味違いますがこれはこれでとてもオモシロいです。★「つくもがみ」達のキャラが、楽しいです。その一方で、紅と清次の2人の男女の機微が、とても上手く描かれています。★ラストは、ほんわかとめでたしめでたしで読了後も後味が良い作品です。 | ||||
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