名もなき毒

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

名もなき毒の評価:

3.82/5点 レビュー 191件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.82pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全217件 141〜160 8/11ページ
No.77
(5pt)

続編です。

「誰か」の続編です。
気づかずに読み進めていったので、3分の1ほど、奇妙なデジャブ感を味わいながら読みました。
「名もなき毒」の中で「誰か」のネタばれがあるので、両方楽しみたい人は「誰か」から読んだほうがいいです。
王道の推理小説ではないですが、「名もなき毒」はお気に入りの本ベスト10にランクインしたほど、私にとっては読書を楽しめた本でした。
名もなき毒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 名もなき毒 (文春文庫)より
4167549093
No.76
(4pt)

タイトルの期待を裏切らない小説

久し振りに宮部みゆきをタイトルに惹かれて読みました。

主人公の三郎の設定説明がやけにもったいぶってるなと思ってましたが
前作の「誰か」の続編とは知らずに読んだのですが原因でした。

タイトルの毒とは人間の内部にあるものだろうと思ってましたが
物質的な毒もいっぱい出てきて現代社会は毒に満ちてるということでしょうか。

「原田いずみ」の言動とそれへの対処方法は,
最近の若者を相手にする管理職の方に参考になると思います。
嘘をつく・自己中・とっぴな行動…
たまには厳しく接することも大事かと

人間の内面の毒にテーマを絞っているので
解りやすく引き込まれる小説でした。

続編もあるようなのでそちらも楽しみです。
名もなき毒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 名もなき毒 (文春文庫)より
4167549093
No.75
(4pt)

原田いずみはヤンデレ?w楽しく読めました。

楽しく読めました。

10年近く前に書かれた「誰か」の続編の形をとり、主人公の今多コンツェルンの社員「杉村三郎」が今回、連続毒物混入殺人事件の真相に迫っていきます。
この小説の真髄は事件捜索と同時並行でおこる、女子アルバイト「原田いずみ」の奇行、不条理な嘘でしょう。
彼女の自己中心的な言動と、そこから生まれる結末は楽しく読むことが出来ました。

なぜ彼女がそんな行動をするのかと考えながら読むと、また違った面白さがあるのではないでしょうか。
(途中まではこの子「ヤンデレ」じゃないのかと思ってましたw)

ーーーーー
ただ読了後に、「爽快感」に欠ける(少ない)とは思いました。
火車や模倣犯と比べているのでハードルは高いですが、宮部氏の小説なので期待していましたが、、、

非常に読みやすく、感情移入しやすいのはやはり宮部氏の実力。言わずもがな。
前作を読んでなくても読める、おすすめの一冊です。
名もなき毒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 名もなき毒 (文春文庫)より
4167549093
No.74
(5pt)

「毒」

毒。飲めば死ぬ毒。家の中の毒。土の中の毒。
 この本でいちばんの毒は人の中から出てくる毒。「不満」「妬み」「嫉み」「嫉妬」「羨望」「怒り」「自己愛」毒・毒・毒。だれでも心に発生する毒。
 普通に家があって仕事があって家族があるような生活を維持するのがとても大変な世の中です。いつ自分にそんな毒が降りかかるか、またちょっとした弾みで自分も毒となってしまう可能性があることをこの本は示唆していました。
 ですがそんな毒だらけの世の中じゃない、よく周りを見あわせば手を差し伸べてくれる人がきっといるというメッセージも含まれています。
名もなき毒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 名もなき毒 (文春文庫)より
4167549093
No.73
(4pt)

宮部みゆきらしい現代ミステリー

財界屈指の大手企業の娘婿となったものの、
社内報の一編集者でしかない杉村三郎を主人公とする二作目。
一見平穏な日常生活に潜む誰にしも降りかかりそうな「毒」をテーマに、
連続毒殺事件やら周囲を恐怖に陥れる嘘つき女やらに
巻き込まれていくおっとり屋さんの主人公。
ラストはちょっと御都合主義的な一挙解決!
人が良すぎる主人公が「解毒剤」として大活躍。
娯楽ミステリーとしてはオススメ。

名もなき毒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 名もなき毒 (文春文庫)より
4167549093
No.72
(4pt)

火車より良かったですが、もう少し短くまとめて欲しかったですね。

宮部みゆきさんの作品は2作目です。
数年前に最高傑作と評判の『火車』を読みましたが、
それほどでもなかったのでご無沙汰していました。

総合的には火車よりテンポもよく、
読みやすかったので、星4つとしました。

気になった点は、
ハウスシック症候群や土地土壌問題がテーマの1つになっていますが、
無理やり絡めた感があり、必要なかったのではないでしょうか。
また小説を構成する上で仕方がないとはいえ、
主人公の杉村三郎が色々な事に首をつっこみすぎるのが不自然に感じる事がありました。

その分、とんとん拍子に進みすぎた薬物毒殺事件の解決や、
原田いずみが精神異常者になった背景などを、
もう少し掘り下げてもよかったかもしれません。

しかしながら、非常に読み易い文章で、
原田いずみの父が娘の過去を明らかにするエピソードなどはグイグイ惹きつけられ、
ラストまで退屈する事なく読む事ができます。
そういう意味で火車よりは相当おもしろかったです。

主人公の杉村三郎は憎めないのですが、
生活環境が恵まれており、仕事にもそれほど熱が入っていないので、
イマイチ応援できないのは私だけでしょうか。

                             


名もなき毒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 名もなき毒 (文春文庫)より
4167549093
No.71
(4pt)

前作よりも良い感じ

前作「誰か」よりうんと良かった。

読後感が悪くないからだと思う。

でも杉村氏はいろいろな事に首突っ込み過ぎ!と読んでてイライラしてくる。

探偵役だから仕方ないのだけど。

家族がそろそろ危なくなりそうだ…思ってたら案の定で、 ほれ見た事かっ!出かけてる場合じゃないべ!と思ってしまった。

毒殺事件についてはてっきり土壌から出た青酸化合物を精製して…云々。 みたいなのを勝手に想像したので(実際出来るかは知らないけど)

ネットかよ!と思ってしまった。まあ良いんですが。

原田さんが怖すぎて毒殺事件の方よりそっちが気になった。

宮部先生の書く自己中女ここに極めれり!みたいな…

前作にも最終的に自己中女になってしまう人がいたけど、また自己中女が出てくるとは…しかも数段レベルアップして!

というかこんな人なにかの病気なんじゃないかと思うんだけど、 その辺はあまり触れられないのが不思議。

杉村夫妻については、ぬるま湯な感じが好みが分かれそう。

杉村氏もいちいち卑屈な感じがちょっとするのがあまり好きになれない。

なんだかんだ言って、次回作が出れば読みたい作品ではある。

名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.70
(4pt)

前作よりも良い感じ

前作「誰か」よりうんと良かった。

読後感が悪くないからだと思う。

でも杉村氏はいろいろな事に首突っ込み過ぎ!と読んでてイライラしてくる。

探偵役だから仕方ないのだけど。

家族がそろそろ危なくなりそうだ…思ってたら案の定で、 ほれ見た事かっ!出かけてる場合じゃないべ!と思ってしまった。

毒殺事件についてはてっきり土壌から出た青酸化合物を精製して…云々。 みたいなのを勝手に想像したので(実際出来るかは知らないけど)

ネットかよ!と思ってしまった。まあ良いんですが。

原田さんが怖すぎて毒殺事件の方よりそっちが気になった。

宮部先生の書く自己中女ここに極めれり!みたいな…

前作にも最終的に自己中女になってしまう人がいたけど、また自己中女が出てくるとは…しかも数段レベルアップして!

というかこんな人なにかの病気なんじゃないかと思うんだけど、 その辺はあまり触れられないのが不思議。

杉村夫妻については、ぬるま湯な感じが好みが分かれそう。

杉村氏もいちいち卑屈な感じがちょっとするのがあまり好きになれない。

なんだかんだ言って、次回作が出れば読みたい作品ではある。

名もなき毒 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 名もなき毒 (カッパ・ノベルス)より
4334076831
No.69
(5pt)

宮部さんはすごい

スラスラと読めます。物語は毒物殺人事件の犯人探しと、
主人公に降りかかるアルバイト絡みのトラブル。
タイトルがなぜ「毒」なのかも、読み終わったあと納得。
宮部さんは現代社会の様々な問題点を小説に
盛り込むのが上手ですね。
わたしは土壌汚染の話が気になりました。
これは本当に面白い小説です。

名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.68
(5pt)

宮部さんはすごい

スラスラと読めます。物語は毒物殺人事件の犯人探しと、
主人公に降りかかるアルバイト絡みのトラブル。
タイトルがなぜ「毒」なのかも、読み終わったあと納得。
宮部さんは現代社会の様々な問題点を小説に
盛り込むのが上手ですね。
わたしは土壌汚染の話が気になりました。
これは本当に面白い小説です。

名もなき毒 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 名もなき毒 (カッパ・ノベルス)より
4334076831
No.67
(4pt)

名もなき毒

安心して読めるミステリーと思って油断していたが、
タイトル通り毒もあってはらはらもあり楽しめた。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.66
(5pt)

人が生きるということ

ミステリーを全く読まなくなったのは、子どもを産んでからだと思う。人が殺されるというその設定だけでも気分がめげる。それだけではなくて、近年新聞報道がとても短くなって、毎朝、新聞を広げ、痛ましい事件にあっさり目を通す、その日常的な心の痛みに段々自分が耐えられなくなったのだ。
宮部みゆきから離れた時期も重なる。『模倣犯』が絶賛され実際に自分も時間を忘れて読んだのだが、どうしても心から離れなかった場面がある。被害者の女の子の帰りを母親が待つ場面だ。心底恐ろしかった‥そしてこうした本をエンターテイメントとして人に勧めてよいのかとても悩んだ記憶がある。
その後、宮部さんが新聞のインタヴューで「小説家は罪深い。紙の上だとしても人殺しをしているのだから」と話しているのを読んで、再び私も手にするようになった。
『名もなき毒』ははじめ連続青酸カリ事件が勃発するものの、やがてその事件を中心に全く関係ない別の事件が並行して展開する。多くの毒が描かれる中で、興味深かったのは、前作ではあまり語られなかった主人公・杉村の心の奥の毒である。もちろんこれは伏線となり、次回作が期待されるのだが、こうした人々の心のひだを本当に丁寧に描きだし、時には登場人物にその疑問についての考察をさせる。こうした手法をとってもあざとくないのは、宮部さんが「普通であること、真っ当であること、庶民であること」にどこまでも普遍的な価値をおいているからではないだろうか。
ミステリーというよりは一つの小説として、自分自身を振り返るに時間を持ちたいひとにお勧めする。
名もなき毒 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 名もなき毒 (カッパ・ノベルス)より
4334076831
No.65
(4pt)

人の中に潜む毒

普段なかなか物語入りこめない私でもすんなり入りこむことができました。読み進めるごとにどんどん展開が気になって、あっという間に読み終わってしまいます。 また主人公の妻や娘などの登場人物は親しみやすく、やり取りを見ていて温かい気持ちにもなりました。だがしかし読んでいて違和感を感じる部分や、納得できない部分も多少あります。 そして特別に引き込まれるものがあるってわけでもないかもしれません。私はこの本は好きだし読んでよかったとても思いますが、特別に心に残る本ではないです。ただ読んで損はしないと思います。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.64
(4pt)

読みやすさ

小説は「読みやすさ」ってとても大事だと思う。 宮部みゆきは、自己のカラーや思い入れなどの重みを消してクセのない読みやすい小説を書くのがうまい。そういうところ私は好きです。さらに、読みやすくてもどれだけ人の心に引っ掛かりを残せるかが勝負だけど、それもちゃんとある。消せない何かが残るのです。「模倣犯」などに比べると「名もなき毒」は陰惨さが少なく、体力のないときでも大丈夫です。細かく言えば気になるところはあるけれど個人的な好みの問題です。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.63
(5pt)

身近にある毒に侵されそうになった時、人はどう立ち向かうのか

私は普段小説、ましてサスペンス小説は殆ど読みません。手口が残虐な人殺しばかりが面白おかしく書き立てられているように思えるからです。しかし宮部さんの小説は比較的よく読みます。特に「模倣犯」を夢中になって読んで以降、宮部さんのサスペンス小説が好きになり、本書も引き込まれるように夢中になって一気に読み終える事ができました。
「サスペンス小説」というと語弊があるかもしれませんが、宮部さんの小説に登場するのは、主人公も、その家族も、職場の人たちも、事件の中で出会う人たちも、圧倒的多数は至極平凡な人たちです。様々な悩みや問題を抱えながらも日々一生懸命に生きている、ごく平凡な人たちの、真っ当で立派で尊い生き方。それが宮部さんの小説で最も丁寧に力を入れて描かれている事です。同時にそうした平凡な日常がどれほど呆気なく破壊されるものなのか、主に被害者である女子高生と主人公との交流を通して、丁寧に描かれています。
人間は誰でも心の中に毒を持っています。土壌汚染、シックハウス症候群、毒物サイト、いじめなどの社会問題も、人間の持つ毒によって引き起こされるものでしょう。多くの人たちは日頃は心の中の毒を抑えながら生きていて、無意識に毒を抑える術をもっています。しかし中には本書の犯人たちのように、毒を抑えられず、他者に毒を発散して苦しめる人間がいる。その毒に侵され、傷を負い苦しみ続けている被害者がいる。人間はどれほど無力で、どれほど簡単に毒に侵されてしまうのか、毒に苦しめられた被害者とどう向き合い、大切な人を守るために毒に対してどう立ち向かえばよいのか、色々考えさせられます。
色々書きましたが、本書はサスペンスがむしろ嫌いな人、社会問題や人間の尊さや弱さについてじっくり考えてみたい人に、強くお薦めします。一応「誰か」の続編ではありますが、前作を読んでいない人にも、内容は十分理解できるのでお薦めしたいと思います。
名もなき毒 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 名もなき毒 (カッパ・ノベルス)より
4334076831
No.62
(5pt)

宮部さんはやっぱりすごい!

本当に本当に久しぶりに、読み応えのある本に出会えた感じでした。
宮部さんの作品は昔から大好きなのですが、やはり彼女の書く文章はすごいですね。
一気に魅せられます。先が気になって夜も眠れなくなります。
読んでいる最中で、何回も心がぎゅーっと痛くなるような場面がありました。
宮部さんの過去の有名な作品と比べて一見地味に見えるこの小説ですが、
本当に素晴らしかったです!
心から周りにオススメしたい一冊でした。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.61
(5pt)

面白かったです!

こんな宮部作品を待っていました。
ブレイブストーリーの時は、え?と言う感じでしたが、やっぱり宮部みゆきにはこういった社会派ミステリー的な物を書いて欲しい。
誰でも心の中に毒がある・・・
しみじみと考えさせられる一冊です。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.60
(5pt)

人間社会が生み出す「毒」

人間社会或いは人間関係が生み出している「毒」。
それは、格差社会から生まれるものかも知れないし、もっと別の社会システムから生み出されるものかも知れません。
そうした「毒」に侵されて、社会の中に溶け込めない人たちが増えているのかも知れません。
毎日の新聞を読んでいると、ふとそんな気がしてきます。
もともとがそんな「毒」が元で引き起こされた事件だけに、何のトリックもありません。
従って、所謂「推理小説」の面白さを求めてはいけません。
むしろ、社会問題を扱った「一般小説」或いはせいぜい「犯罪小説」と言うところでしょう。
でも、ストーリー・テラーである作者の力を遺憾なく発揮して、読ませる小説になっています。
結構長い小説なのですが、ノン・ストップで読みたくなる小説です。
名もなき毒 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 名もなき毒 (カッパ・ノベルス)より
4334076831
No.59
(4pt)

私は正月より年末が好きだった

久々に宮部ワールドに引き込まれました。作品の中盤,遅々として進まない平坦な流れ…登場人物によって語られる(緻密な取材に基づく)社会問題の解説。先を知りたい読者にとっては少々つらい一時。しかし,こここそじっくりと読まなくてはいけません。そして突然の展開。「えっ! えええっ!」。これがたまりません。宮部さんの作品は単なる推理小説ではありませんよね。犯人が誰?,トリックが何?,なんて読者は期待していません(?)。宮部さんが尊敬する「松本清張」氏の作品に少しずつ近づいているのではありませんか?
名もなき毒 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 名もなき毒 (カッパ・ノベルス)より
4334076831
No.58
(4pt)

深い・・・・

夕方購入し、一気に読んでしまいました。物語自体の展開は途中から少し間延びした感じがありましたが、本書が取り上げている人間の「毒」というテーマが読後胸に迫ってきます。
僕の中にある「毒」はなんなのか?と、深遠な気持ちになりました。
ミステリーとしての完成度が最高とは思いませんでしたが、人によっては自分の内面と向き合う機会を持てる、良い本だと思います。
名もなき毒 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 名もなき毒 (カッパ・ノベルス)より
4334076831