名もなき毒

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評判

名もなき毒の評価:

3.82/5点 レビュー 191件。 A ランク

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平均点3.82pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全65件 41〜60 3/4ページ
No.25
(3pt)

名も無き毒?

私は熱心な宮部ファンでもなんでもありません。しかし面白く読めました。
犬を連れて散歩中の老人がコンビニで購入したパックのウーロン茶を飲むや路上で悶死し、
そこから物語ははじまります。
この作品は現代社会に潜む人的社会問題を盛り込んであり、物語は最悪かつ思いもよらない
展開へ突入します。
私がこの小説で感じたのはそのストーリーティングではなく、登場人物のキャラクタ設定でした。
とくに本筋にあまり関係ない私立探偵北見一郎。
彼の深見のある人物造形がこの小説にある種の重要なニュアンスを与えています。
ストーリー自体は途中からちりばめられた伏線で先が読めてしまったりするのですが、宮部さん
の作品はキャラクタの隠し味が絶妙です。
乾いた殺人事件ものになるところを読み終わると他人ごとにも思えず、後味が悪くないのはさすがです。
名もなき毒 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 名もなき毒 (カッパ・ノベルス)より
4334076831
No.24
(3pt)

合計で二時間くらいであろうか、最後まで立ち読んでしまった。

堂々と言う事でもないが、これによって改めてこの人の文章のうまさを確認したのであえて言う。
子連れの客も多いにぎやかな書店内で、だから気軽に本を手に取れた。そして気づけば200pを越えるところまで読み進んでいたのだ。
こ難しい言葉を使わずに且つ的確に描かれた情景は、するすると私の脳に届き、理解される。 戸惑い読み返すことはほとんど無い。だからどんどん物語へ入り込んでいけるのだ。
この読み易さが宮部の特長なのだと思う。
現代社会と現代人の抱える問題を、事件を介して描く。 ばらばらと現れる人々が収束していくラストの緊張感が良かった。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.23
(3pt)

構ってちゃんうざい

初めて読んだ宮部みゆき作品。
あらゆる「毒」を通して人間の弱さ、醜さについてかかれている。
物語としてはテンポも決してわるくなく読みやすいほうであった。
しかし、主人公を含めあまり魅力ある人物がいなかったのかなあと思う。
原田いずみのような人が近くにいたらイヤだなあ。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.22
(3pt)

お勧めの一冊

読みやすかったです。殺人事件の犯人が誰なんだろうと思いながら読みすすめてきましたが、推理するほど人物も登場しないのでこの人かっていう程度。人間の弱さのようなものが毒?として表現されていたのかな?この手の小説は面白いけど、読み終わったときに、勉強になったなぁみたいなものがないので生き抜きですね。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.21
(3pt)

珍しく好きになれない作品です。

これは、あまり面白くなかった。
宮部みゆきの作品に、「面白くなかった」と言うのは
初めてかもしれない。
宮部さんの長編は、最初のほうでじっくり下地を作っておいてから
話が先へ進むということが多いので、多少地味でも
腰をすえて付き合っていこうという気になるんだが、
これはいったいいつになったら面白くなるんだろう、
と思っているうちに半分を過ぎて、4分の3を過ぎて。
ようやく最後に少し展開が見えたが、
なんだかとんだ茶番劇みたいに思えてしまった。
いつも宮部さんの作品は、一行一行じっくり読むが、
今回ばかりは、終盤になって、かえっていくらか、
読み飛ばしてしまった。
「誰か・・」に出てきたときの杉村さんは好きで、
だから、ここでまた会えるのを楽しみにしていたが。
うまく動いていないような気がする。
それと、あと・・・
はっきり言ってしまうと、
私は杉村さんの奥さんが、好きじゃないです。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.20
(3pt)

「誰か」を先に読んだほうが。

東京新聞等に2005年に連載されたミステリー。
先行する「誰か」の続編的位置づけ。
サラリーマン杉村氏が再び事件に関係、探偵役を担う。
日常の平和な背景の中、殺人事件が起こり、関係者の人物・人間関係が丁寧に書き進められて行く。とても読みやすく、後半の展開もスピード感を持つ。
杉村氏を攻撃する女性の、境界型人格障害から人格障害への移行が不自然では…。
ともかく、「誰か」を先に読まれた方が、本作の良さをより味わえるものと思います。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.19
(3pt)

素人探偵の謎解き

青酸カリを使用した連続殺人。一方社内報を編集する巨大コンチェルンの総帥の娘婿。狂気に満ちた部下を解雇したことによって事件に巻き込まれて行く。実際に殺人を犯す人間と殺人を犯さないまでも周りの人間を次々に不幸に陥れていく人間。絡み合った複雑な人間関係をすっきりした軽いタッチで描かれたミステリー。暇つぶしの読み物としてはちょうどいいかも。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.18
(3pt)

後味は悪くない。

先が早く知りたくなる展開のうえ、読みやすいため、2日程度で読了した。
良い意味でも悪い意味でも後味の悪くない小説。
人によっては爽やかな読後感を与えるだろう。
人によってはやや物足りなさを感じさせるだろう。
自分には物足りなさの方が強く感じられた。
事件を経て、傷を負ったのは、自分のせいでもないのに毒に冒された人々だけ。
恵まれた環境にいる主人公達は、ちょっとしたスリルを経験できただけ。
結局、土壌汚染を自力で改良できるか、できないかの違いというだけか。
それだけでは、あまりにも毒に冒された人達に救いがないような気がしてしまった。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.17
(3pt)

あえて星三つ半

宮部みゆきでなければ、もっと高い評価を出しているであろうと思います。
生きていく上でのさまざまな『毒』を題材にしたのでしょうが、
どれも消化しきれず、サラッと触っただけで終わってしまったように
感じられるのが残念です。
...が、作者自身がこういうタッチの作品を書きたかったのかな、
という感じも受けます。
読後が爽やかで悪くはないのですが、展開があまりにも主人公に
よりで、とんとんと行き過ぎる気がしました。
一気に読ませるところはさすがです。読んで損はしません。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.16
(3pt)

『毒』って誰もが持っている?

静かに日常の中に潜んでいる…。
そんな『毒』だったのかな?
誰もが、持っている『毒』
はいているかもしれない『毒』
あっという間に読めるのだけど。
残らないなぁ。何かが。
無差別事件のお話。
なんだけど。
『誰か』の続編。
『誰か』の流れに似ている。
感じた物も同じ。
じんわり系かな?あとからくるのかしらん?
彼が主人公だから?か?と、思っている。
そんな中。
義父との会話。
『権力』の話。
「〜究極の権力は、人を殺すことだ〜」
無力なこと…。 立ち向かえないモノ?
「〜正義なんてものはこの世にないと思わせてはいけない。それが大人の役目だ。なのに果たせん。〜」
〜我々が内包する毒の名は何というのだ。〜
が、テーマなのでしょうね。
と、思っております。るん!
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.15
(3pt)

毒、毒、毒!

読み終わるまでになぜかとても時間がかかった本でした。プロローグを読む限りでは「どうなるんだろ?」と興味津々だったのが、だんだんペースダウンしてきて、中盤では投げ出そうかと思ってしまったくらい。
「毒」にかけて、人間の持つ「怒り」とか、土壌汚染とか、シックハウス症候群とかを絡めてくるのですが、その毒が多すぎて焦点がぼやけたように思います。もっとすっきりとした展開を期待していました。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.14
(3pt)

初期の頃のまばゆさはいずこに・・・・・

●すごいどんでん返しと巧妙にちりばめた伏線がはじける瞬間などは期待しませんでしたがどうもこれの敵役というか犯人象に一切共感も理解もありませんでした。謎解きや因縁が発覚する驚きより心理描写を楽しむ小説にこの本はあたるのでしょうがどいつもこいつも本当に向こう側の人で「何でそういうことするの?」という感情しか抱けませんでした。●毒というより憤怒がテーマです。私も憤怒自体は否定しません。けれどこの登場人物のような発散の仕方はまったく魔境であり私は踏み入れたことの無いゾーンです。どうしたらあんなふうになるのでしょう。これほど堅実で読書量も相当数ありそうな作家にまでああいう荒唐無稽な動機と人物像の提示を迫るほど我々の生きている時代が病膏肓にはいっているということでしょうか。すごいしっかりしたディティールでリアルに描かれている部分が大半ですが核心部が脆弱です。●この話にこの主人公でなければいけない理由があまり見つかりませんがそういう必然性のなさがリアリティーなのかな?●勤務先の名称が○○コンツェルンというのはいかがなものかと、コングロマリット系でこういう名前をつけるセンスの経営者は今の日本ではないでしょう。昔も○○コンツェルンは相当稀有でしたし。●しかしうまさはあります。ものすごく面白いわけではありませんが読んでいて苦にはなりません。物語の軸を背負う人もそれ以外の人も描写が興味深いです。そういう人いるなあという感じで読めます。●同僚以外のサブキャラが少なからず登場するので今回は主人公が彼らと協力したり彼らに指示をしたりして幾分制約をはねのけて�的になれるのかと期待していたらやっぱり後手後手にまわり気味でした。この点も期待はずれ。探偵小説のようには行きませんね。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.13
(3pt)

トリックがあるわけでもない

 推理という要素に乏しく、興奮度は低かった。犯人が簡単に出てくる。動機に深いものがないし、手法にトリックがあるわけでもない。土壌汚染について長々と書いているところでは「また、作者の勉強結果のご披露か」と思ってしまった。作者の思い入れがあったのだろうが、感情移入はおこらなかった。吉川文学賞っていうのは意外というか、よく分からない。本当にすごいやつをまた書いて欲しいな。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.12
(3pt)

主人公の設定に・・・

宮部さんの作品は好きなのですが、どうもこのシリーズの主人公の設定には肩入れできないんだな。本人が望まないのに事件に巻き込まれてしまうパターンはよくある話だとは思うのですが、シリーズ化されてしまうと、それは無いだろうと思わざるを得ない。
アルバイト社員の問題は、身近に起こりうる可能性もあるし、そんな奴がいても今の世の中不不思議じゃないと、思わせてくれるし、その他の「毒」も実際にある話しだし、納得も出来るのですが。
作者の意図として事件を際立たせる為に、あえて主人公を控えめに設定したのかもしれませんが(それを補うような箇所は、散見するのですが)やっぱり不自然だな。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.11
(3pt)

明白なテーマ

連続毒殺事件を中心にシックハウスなど様々な毒が登場します。根底にあるのは人間の心に潜む毒です。
続き物とは知らずに読んだのですが、前作を知らなくても読める内容になっています。この本では出番のなかった卯月刑事などは前作で活躍したのでしょうね…。連載ものだったためか、説明が多すぎる気がしました。
とても読みやすいです。やや軽い印象はあるものの、テーマも明白で分りやすいと思いました。人間関係がきちんと描かれており、共感することも。
土壌汚染などの豆知識も得られます。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.10
(3pt)

好みの問題ですが

この作品のレビューを書くにあたっては、主人公・杉村三郎とその妻について触れなければなるまい。刊行時の新聞インタビューで宮部氏が、「将来的には現代ものの長編はこのシリーズだけに絞りたい」と答えていたのだから尚更である。
しかし・・・前作『誰か』で感じたこの夫婦、とりわけ杉村への違和感を本作でもぬぐうことはできなかった。『誰か』でも思ったのだが、北村薫作品の登場人物のよう。北村作品では慣れているが、宮部氏の小説に出てくるとどうもしっくり来ない。
無差別型殺人、不可解で強烈な悪意、土壌に潜む毒、人の心と身体を蝕む毒・・・納得しようのない事件が頻発する昨今、それに挑んだ意欲は買う。また、そうした事件や現象をこれまでの方法論で描き、すっきりとした着地点をもつ小説に仕上げることがむつかしい(小説としては座りがいいが、現実に対しては不誠実だろう)ということも少しはわかるつもりだ。でも、この夫婦が事件に関わり、事件を語ることにより、はがゆい感じばかりが残ったのは確かだ。別の人間が語っていたら、同じ物語でも違う着地点(小説内での)を示していたであろうし、そちらの方を読みたい気がしてしまった。また、宮部作品の魅力、頼もしい脇役や、ホロっとさせられるエピソードなどが生きていないようにも感じた。
次作で杉村は「探偵」になるという。これまでの2作における杉村のじれったさが、名探偵(?)へと驚くべき変貌を遂げることへの伏線であってほしいとさえ思う。
以上、杉村に否定的なコメントを連ねてしまったが、全く個人的な好みに過ぎず、もちろんつまらない小説ではないと念のため書き加えておく。タイトルもいい(また否定的コメントのようだが、タイトルが一番印象深かった)。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.9
(3pt)

文章は読みやすい

『誰か』に続く、杉村三郎シリーズ第2弾。作品のキーワードは、タイトルに含まれる毒。それは殺人事件を引き起こす青酸カリであったり、人間の怒りや憎悪といった負の感情であったり、土壌汚染を引き起こす化学物質であったりする。毒というものは、形を変えて人々の生活のいたる場所に存在する。その事が綿密に描かれていて、文章はとても読みやすい。内容的にミステリーではないと思うが、社会の抱える闇を巧みに描いている。
しかしながら、好き嫌いでいうと、私はこの作品が嫌いである。理由は杉村三郎が好きになれないから。お人好しでお節介、彼の判断や行動が危機を招く事も少なくない。読んでいてイライラしてくるのである。『誰か』を読んで「あまり好きじゃない」と感じた人は、回避した方が無難。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.8
(3pt)

一気に読みました

一晩で一気に読んでしまいました。
全体的に読みやすく、軽い印象ではあるのですが、
社会の中に化学薬品による土壌汚染のごとくに浸潤した毒、
人の中に溜まっている毒、
そして人から吐き出される毒・・・
色んな毒が、読んでいる私をもクラクラさせてしまう、そんなカンジになりました。
主人公が翻弄される元バイトの
行き過ぎた奔放さ、
自分勝手な解釈で、自分の都合で色づけされた世界に住む女性のやることなすこと、
恐ろしいけれど、目が離せないような、
支えてあげたいような気持ちにさせられてしまう・・・。
毒にあてられて・・・。
そう、この作品の登場人物、皆が、
誰かに支えられ、
誰かを支えていたり、
誰かの支えを必要としていたり・・・。
そういう人と人との関わりが、とてもいい感じなのです。
新聞の連載だったので、ちょっと途中何度も主人公の置かれている立場が説明されるのが少々鬱陶しいのと、
主人公のちょっと考えられないほどの「首を突っ込んで抜けなくなる病(?)」度合い、
そして、この主人公の性格で、今後も探偵家業の真似事をやっていくような終わり方には少々、不自然さ、違和感を感じつつ、
映画化とかしやすそうだな、とも思いました。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.7
(3pt)

名もなき本

んー、オチも弱いし、謎解きも特にない。
とっつきやすい展開ではあるが、すべてに目新しさや驚きがない。
ま、でも、スイスイと読めるからいいです。それが大事。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143
No.6
(3pt)

テーマは毒にむしばまれた世界

宮部さんが、この複雑なテーマや人間関係が入り乱れる
小説で描こうとしたのは、まさに「病んだ世界」そのものだと
思います。
登場してくるのも、一見個性があるようには見えない、
けれど・・・・・・? な感じの人ばかり。
一筋縄ではいかない作品テーマに果敢に取り組んだ作品ではあると
思います。
しかし、正直いって、やはり長いです。
テーマが大きい分、描き込むにはたくさんの分量が要るとはいえ、
机の前にズンと座って読んでいると、あまりに次々と
新人物とそれにまつわる新展開が出てくるので、
集中力が保ちにくいトコロもあります。
ここは目先を変えて・・・ということで
電車の中で読んでいると、かえってサクサクとすすみ、
ラストまで一気に読むことができました。
物語の流れ方には色々と思うところも、確かにありましたが、
「毒は毒をもって制す」ではなく、毒に犯された者の中にしか抗体は出来ない、
という事実をしみじみと感じさせてくれるラストはさすが、でした。
それにしても「毒」にもっとも犯されていると思われる
あの怖〜い女の子の存在感は読み終わって
しばらくたってもなお、後に引きますね。
彼女自身も被害者であったとおぼしいのですが・・・。
いやはや、ホントに怖い作品です。
名もなき毒 Amazon書評・レビュー: 名もなき毒より
4344012143