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カエルの楽園
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カエルの楽園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全73件 41~60 3/4ページ
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もちろん日本の風刺だが、簡単に読めて面白い。百田さんはラストを凝るよね。 | ||||
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現在の日本と世界の情勢を寓意として物語化した本として賛否両論の渦中にある存在です。 小説や物語としてではなく、カエルに寓意された百田さんの政治的メッセージに対する是非が ほとんどの書評の主な内容になっています。 カエルの物語が面白いかどうか?であるよりも、他国に象徴されるウシガエルや三戒による 憲法論議に是か非かで論が割れて膨大な部数とレビューが伸びています。 自分も政治的スタンスは概ねハンドレッド百田さんに同調はしているのですが、それはそれ 小説や寓話として世に出すのであれば、氏の永遠の〇、や海賊と呼ばれた男、のような直球 本筋の骨太の物語のほうが氏のいう傑作にはふさわしいと思うのです。 童話であれば指輪物語や冒険者たち、のような名作があり自分も随分感銘を受けましたし 今読み返せばそれらに含まれた深い寓意に気付くことも多いでしょう。そのような愛すべき本 たちと比較するとこの本は逆の意味での反日教育教科書のような匂いさえ感じてしまいました。 随分と悲しい宿命を負ってしまった本なのだな、と作中のローラを読んで憐みを抱いてしまいました。 | ||||
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ソクラテスとかロベルトとか、名前が蛙らしくなくていいね。子供が読んだらどう思うのだろう。 | ||||
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著者の主張(憲法9条やマスコミが訴える平和主義、他)については、多くのレビューがあるので特に述べない。 このレビューでは、小説としての意義・評価について考えたい。 まず、舞台設定を若いカエルの冒険譚であること、狭い平和な世界と外界の対置など、水上勉の「ブンナよ木から下りてこい」 の着想を借りているのではないかと思った。その意味でオリジナリティに疑問を感じる。 次に内容の是非は別にして、本書の主張を、寓話形式の小説にしなければならないのだろうか? このくらいの内容が「権力による弾圧を回避するために、小説でしか書けない主張もある」ということもあるまい。 登場人物や国々の様子が、あまりに現代の政治状況に符合しすぎて、小説としては普遍性が低いし、政治論としては浅いのである。 堂々と評論なりで主張した方が、有益な議論ができたであろう。 とすると、小・中・高の児童むけかな、とも考えた。 読みやすい記述であり、分量的にも、子供にも理解できる出来上がりである。 現代の学校教育の状況からすると、本書のような児童文学も意義があるのだろう。 しかし、ヌマガエルについての記述(在日〇〇人か?)から、学校の推薦図書とするのは難しい。 人種差別との批判されるても致し方ない。 悪いヌマガエルがいたとしても、ヌマガエル全体を非難するのは如何なものか。 児童向けであれば、テーマを絞るべきだった。 まとめると、著者の意図は評価するが、大人向けには浅いし、児童向けには書きすぎと感じた。 余談だが、著者の他作品は「複数人で分担執筆したのかな、」という作品がよくある。章ごとに説明が重複するのである。 「永遠の0」とか「風の中のマリア」などである。 本作品はそのような点が無く、単独執筆なのかと思う。 | ||||
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あまりに現代社会、日本の本性を描いているリアルさに「哀しい」想いで胸が締め付けられた。 私達は今の社会のなかで、あまりにも長くぬるま湯につかりすぎたのだろう。 この「哀しい」結末から私達が逃れる道はあるのだろうか? いや、必ずあると私は信じる。それは「カエルの楽園」の蛙たちが私達の姿だと自覚することから始まる。 未来の日本、そして未来の子供達に「誇りと気概」ある国のバトンを渡せるよう私も声をあげずにはいられない。 | ||||
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白痴世代をターゲットとしているのでしょうが、彼らがこれをよんで 「よし、やっぱ戦争だな!」と考えてしまう危険性を感じました。 ウシガエルの国にも、ワシの国にも、ツチガエルの国のように 複雑な事情や問題を抱えています。 そしてアマガエルのように疑問を感じている者や、 改革を、保守を唱える者もそれぞれ多くが存在します。 自国に関しては複雑な事情を描くのに、他国、ウシガエルに関しては 一元化された絶対悪としてしか描いていない本作は、その点において 大資本の監視下に置かれた御用TV局たちと大差ありません。 中国の脅威が迫ってる、目覚めよ日本人、戦うことも選択肢に入れよう! とあおっているようですが、 戦争をして本当に得をするのは誰なのか? ウシガエルよりもワシよりも悪い存在は誰なのか? ウシガエルやワシの国にもいる善良な存在が今何と戦っているのか? そこを追及する視点を麻痺させる偏見性を強く感じました。 小悪に目を向けさせ、大悪を見逃す原因にこの本がならないことを祈ります。 | ||||
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今の日本の状況をカエルに置き換えた物語です。 確かに、この物語は日本の現状を上手く反映しています。 つまり、平和憲法があれば永久に平和が保障されるのかという問題を私たちに投げかけます。 ただ、読み終わった後の後味はあまり良くないです。 | ||||
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今、インターネットで、話題になっており、話を聞いただけで、なにそれ?面白そう! と、書店に急ぎました まず、読みやすさですが これは、非常に読みやすいです。箇条書きのように、ほとんどの文が、一行なので子どもでも読みやすいです 次に内容です 現代の日本の事を、かえるに例えて、やっているため、元ネタが解れば笑えます ラストは、宗教という言葉を使い、正にその形で、ある脇キャラが死んでいきますが これが、非常に後味が悪いです これが、現代の日本人の若者の最期かと思うと デイブレイクに関しては、ちょっと著者の憎しみが強すぎて とりあえず、ウシガエルについたときは、ツチガエルに報復されてもよかったかな?と、思いました 読み終えた後、新品で買うほどではなかったかな。と、思うくらいでした 帯の最高傑作、衝撃の結末 は、盛りすぎでした | ||||
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童話なので、大人が読むには物足りないし、結末も容易に想像できる。 小中学生の子供が居る家庭なら、子供に読ませて親子で話し合うと良いだろう。 折に触れ、親子で政治や歴史の話をするのはとても有意義な事。将来、子供が国会前で踊る姿を観ずに済みます。 | ||||
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「永遠のゼロ」「海賊と呼ばれた男」「モンスター」などなど、一連の百田作品の大ファンです。 が、この著作については、????です。 内容的に今の日本と日本を取り巻く諸外国の関係性を百田(こちら側)目線で眺めたのはわかりますが、 どのような読者層をターゲットにしたものか、意味が図りかねます。 私たちにとって自明のことを、「相手(向こう)側」が読む気にもならないだろうし、 かといって、寓話仕立てとはいえ、子供が読むとも思えない。果たして親が買い与えるでしょうか? ただ、平和憲法の限界点について分かりやすいたとえで叙述してある点、若い人には分かりやすいかも知れませんね。 また、読みやすい文体なので、一気に読めます。 | ||||
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平易な文章で誰でも先読みできる結末としたのは、「こんな簡単なこともわからないのか」という筆者のメッセージだと思います。ただ、文字しか読めず世情を俯瞰できないアホには通じないことでしょう。 | ||||
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百田氏の作品は「モンスター」しか読んだことがなかったのだが、作者の口から本作が「最高傑作」だと聞くにつけ、ああこのレベルが最高なんだと内心当惑した。 言いたいことをカエル世界の寓話仕立てにしたことは、氏の主張を当たり障りなく(脱法的に)世に出す上で非常に賢いやり方だし、平易な文章でサラサラと読ませるのはやはり氏の力量だと思う。 それに、私は氏のこの手の主張において賛同する見方で、その意味では「痛快」とも感じていた。 だが、やはり引っかかることは引っかかると言わせてもらう。 「三戒」については、わかる。争いごとを極力避けることで繁栄した国家が、ひとときの間存在していたとしても不思議ではない。 だが「謝りソング」については、この物語において整合性を持たないだろう。 アマガエルを一飲みにしてしまうウシガエルを、その昔アマガエルが蹂躙したという顛末、これが一切語られてない。 それまで主人公たちがカエル種族間の絶対的な強弱関係に翻弄されてきた流れからすれば、不可解な話である。 むろんアマガエル(ナパージュ)を日本、ウシガエルを中国に置き換えれば容易に言いたいことはわかるのだが、この寓話においては「なぜナパージュが謝りソングを歌わねばならないのか」が説明不足のまま放置されており、ネタ元の「前提」がわかってない読者は腑に落ちないのでなないか。 この「謝りソング」は、マスコミの「中韓へのひたすらな謝罪姿勢」を皮肉りたいがために、ムリに挿入された感がある。 もう一つ気になったのが、デイブレイクの薄っぺらさである。デイブレイクが朝日新聞の言い換えであることは明白だが、朝日新聞が薄っぺらいと言ってるのではない。物語における登場人物「デイブレイク」の薄っぺらさ、ひいては物語の欠陥についてである。 彼がなぜ劇中の発言(虚言と言ってもいい)に至ったのか、彼の目的は何なのか、どういう経緯でこのような虚言を振りまく立場に陥ったのかがさっぱりわからない。そこは、重要でしょう。 いや、どうでもいい話ならこーいうどうでもいいキャラがいてもどうってことないんだけど。 「最高傑作」なんでしょう? 肝心の「悪役」が、こんなバックボーンのわからない適当な悪キャラでいいの? 単に朝日新聞の悪口をうまいこと寓話で言えたことで満足しちゃってるんじゃないですか? てことである。 そこそこ本を読み慣れてる感じのレビュアーがそのへんまったく触れずに手を叩いてるのがすっごく違和感あるし、馴れ合いだったらもう勝手にやってくれと思うんだけど。 ツイッタで見かけたレビューに「子供が『ウシガエルに土地を分け与えればいいのに』と言ってました」とあったのを読んで確信に至ったのだが、「争いを避けるため」に「領土を少しずつ譲歩」した結果、「国は滅びる」という一点でまとめた方が、この話は完成度が上がったのではないか。 政治的主張を寓話に込める手法の発見に喜ぶあまり、氏の「敵」に対し皮肉や文句を詰め込みすぎたため、寓話としては歪になってしまった感がある。もっと練り込んでくれたら素直に賞賛していたのに、と残念に思う。 | ||||
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小説として評価すると、まともな人が読んでも当たり前すぎて面白くもなんともない話。 ◯進党、◯産党、◯日新聞、◯ールズといった、考えの足りない残念な方々にはぜひ読んで欲しいが、 こういう方々がまともにこの寓話の本質とアイロニーを理解できるだけの知性があるのか、甚だ疑問が残る。 作者自身のモチベーションと危機意識は理解できるが・・・ | ||||
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先に言っておきます。 普通の普通に働いている、日本好きな日本人です。 なので特亜とか常識的に嫌いです。 百田さんの最高傑作!て部分にうーん お子様向けで分かりやすいです、読みやすかったです、言わんとしてる事はどう言う事か何となく汲み取れますし。 星3つですが、そもそも今の日本の現状を置き替えた話であって、お涙あり、笑いありを考えながら読んでいる、自分の考え方が違うのかも知れません、何と言うか…小説感覚で読むものでは無いのかなと。 どれだけ日本人が平和ボケで過ごしてるのか、相手が仕掛けてきてても争いはダメって思考がどれだけ危険か、暴力の前に思想だけではどれだけ無力か。 我々が考えるより奴等が手を取り合える相手では無い事を、分かりやすく置き替えた話です。 読む事はオススメします。 | ||||
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どのようなレビューも百田さんの想定外のものはないのではないだろうか。 帯の自身の最高傑作も事実であろうし、解説もないのは百田さんの意志なのかもしれない。 主義主張は置いておき、自らの国を真剣に考える事のできる今の日本は楽園である。 (もちろん自分自身の主張はある) 星の数は「評価なし」を選択できなさそうなので、形式上3。 | ||||
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最初はあまり興味がなかったのですが、YouTubeなどの動画で宣伝されていたので面白そうと思いすぐに買って読ませて頂きました。 登場人物などは現在の世相に当てはめられて面白くなっています。 一番の確信犯で悪いのか、馬鹿なのかは分かりませんが、デイブレイクが一番気持ちが悪い人物設定です。もしかして、百田さんの天敵だからですかねw。 半ばくらいまでは、興味しんしんに読んでいましたが、半ば過ぎころからは暗い展開でズルズルと悪い状況になっているので、読んでいて自分も暗くなって来ました。 出来れば、カエル達が覚醒して分裂してでも正しい世の中を築いていくストーリーであったらよかったなと思いました。 ハンドレット(百田さん)があっけなくヤラレルとこは残念でしたw。陰からでもいいので、もっと活躍された設定にしてほしかったです。 子供に読み聞かせしたいという人がいますが、子供には勇気を出させるストーリーであってもらいたかったです。教材にはちょっと物足りない気がしました。 辛口な意見ですが後味が余り良くないので残念でした。 | ||||
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上手くこの国の現状が喩えられていると思いましたが、頭の良くない自分ですらも少し物足りなさを感じました。良い風に言えば政治色が強く、重い内容を誰にでも分かり易く書かれています。 あとは著者の意図が見え透けすぎてしまっているのが少し残念でした。 | ||||
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日本の防衛状態、意識あるいは愛国心の現状 、戦後教育、大マスコミ、コメンテーターたちのしてきたこと等、あまりにもわかりやすく描かれた寓話。読むとその辺のことが、なるほど!とすごく整理できると思います。それぞれの登場人物(カエル)が何を象徴しているのか、何を揶揄しているのか、分かってしまうので、揶揄された方の立場の人は反発するだけかも。でも、そういう人にこそ黙って手渡したい気はします。多くの人は声を出さないカエルだと思いますが、その人たちにも結末を突きつけてきます。声を出さないカエルのひとりとしては考えさせられますが、やっぱり露骨すぎて、永遠の0の時のような共感なり感動はなかったかなぁ。 | ||||
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最高傑作という帯を書いたのはたぶんご本人じゃないでしょう。大人が読む小説として楽しもうと思って買った人はがっかりしたのじゃないかな。 保守的な思想を持っていて普段自分で情報収集もしている人は読む必要ないですが、内容確認したら和式リベラルな知り合いに贈呈してあげれば良いんじゃないでしょうか。そうして恐らくその知り合いが抱くであろう違和感(場合によっては嫌悪感)が作者が提起したかったものであるはずなので。 個人的には、小説というフォーマットでこれが提供されることで「間違って」手にする人がそれなりにいるかも知れないことがこの本の価値じゃないかと思います。 | ||||
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物語自体、とても読みやすく、興味を持ってどんどん読み進め、あっという間に読み終わりました。 最初のアマガエルたちが漂流するところはパレスチナ問題のようなイメージで読み始めましたが、途中から完全に今の日本の状況に当てはめるしかない展開になりました。 物語の中に反映される様々な意見が現実でもそれぞれの立場の人に語られていますが、正直大変慎重に考えなければならないことであり、 世間の人同様、どんな風に結論を導くのがよいのか、たくさんの要素を勘案して、いつもああでもない、こうでもないと私なりに考えている問題です。 ですのでこの寓話的ストーリーの中で大好きな作家である百田さんがいったいどんな示唆に富んだラストを展開してくれるのか、とても楽しみにして読み進めました。ラストは「え、こんな単純な?」という意味での衝撃的な結末でした。このまま行ったらこんな恐ろしいことになりかねないと警告する一つの強いメッセージとして理解はできますが、人類が繰り返してきた争いの歴史の中から秀逸な小説を紡いできた百田さんには、あとひとひねりして、もっと私たちに考えさせる多角的な視野を提供して欲しかった。この物語を読み、ただ単純に一つの意見しか持てなくなってしまうかもしれない人には無邪気に進められない本だな、と思いました。 | ||||
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