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カエルの楽園
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カエルの楽園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全130件 61~80 4/7ページ
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日本人の危機感のなさ、変な正しさにはは、考えさせられるものがあります。 しかし、ウシガエル、エンエンなど、中国、韓国を示していると思われるカエルの描写が、性質が正しいかの根拠がない。 ほぼ作者の偏見。 別に間違ってるとは思わない。 ただ、影響力のある作者の出版する本としては、公平でない。 国民への逆療法? その方法が既にデイブレイクと一緒なんですよ。 国民をばかにしてますね。 ウシガエルが主人公のカエルの楽園2を書いて欲しいです。 | ||||
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百田さんの永遠の0も買って読みましたが、余り感動しませんでした、映画を見たら感動するかもしれませんが 文章は兎も角、 内容が えぐいというかなんというか… 人(カエル正確にはおたまじゃくし)助けをしたのに 目をつぶされ腕を切り落とされ それでも尚 困っている人を助けようとするカエル そんなにできた人間っているんでしょうかね…… 後 矛盾に気づけていない 都合が良い点だけ 論争しているキャラクター達(ある意味日本の風潮?とのことらしいですが)それにもイライラしました。 でも 皆さんが評価されてるってことはそれだけ素晴らしい本なんでしょうね、 とある最低な登場キャラが 妬ましいというか 憎たらしいというか 武力以外なら何を持ってもいいんですか? 状態なのが本当腹立ちました。 ぐちゃぐちゃな感想ですが、 色々と後味の悪い作品で 特にHSP(6人に1人の 心優しすぎる性格の持ち主のこと)の方は絶対に読まない方が良いかなって思います。 腕を切り落とされ 目を潰され それでも尚仲間を助けようとしたカエルのことを思うと悲しく涙が出ます。 | ||||
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日本をパロディにした本。思想は理解できるがもう少しなんとかならなかったのかなと思う。 永遠の0も読んだが心響かず、この本で百田氏の本を購入することはもうないことに踏ん切りがついた。 まぁその判断がついたから星ひとつ。 | ||||
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百田尚樹って自分の思想を、 手を変えて押し付けてくるから読んでいて、 イライラしてくる。 結局は、自分の考えをゴリ押ししてるだけ。 こいつは小説を自小説として、洗脳をしようとしてる。 考え方は左だし。。。 面白いと言ってる奴は、周りが面白いからと言っているから読んでるだけ。。。 | ||||
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この作品はファンタジーである。そして、この物語はファンタジーとしてしか書きようがない、という点で、現実に立脚した風刺作品とは呼び難い。 事実として言うなら、日本の自衛隊は世界で屈指の防衛力を誇っている。 また自衛隊の方々の長年の努力が実り日本の国民の大半は自衛隊に対して肯定的だ。つまり自衛隊の廃止はほとんど論点にすらならない。 この作品が描いている「軍隊に否定的、九条さえあれば国を守れると考えている国民」は、少なくともこの国のマジョリティではない。 この作品が何を風刺しているにせよ、それはもはや少数派に陥った非武装中立派を風刺しているだけだ。 つまり、この作品がファンタジーとして成り立つのは、百田氏が脅威として捉えている「九条さえあれば平和になると信じているサヨク」を、現実の世界で描いてしまえば、もはや滑稽であり、物語は成立しないということである。 この作品に共感できる人は少ないだろう。現実に自衛隊は高い支持を誇っており、災害救助などでも活躍している。自衛隊が不要、なんていう人間は周りを見渡してもほとんどいないはずだ。 自衛隊はそんなに不人気で、他の日本人はみな軍隊が無ければ平和が成立すると考えているのだろうか?いや、そうではないだろう。 百田氏がここで述べたいのは、現代に忍び寄るリスクではなく、おかしな極論を並べ立てる反戦主義者への批判である、しかし、彼らは戦後70年を経てマジョリティの地位は失った。つまり、この作品は風刺としては成立しておらず、ただのシャドーボクシングになっている。 本作ははっきり言えばつまらない。著者の「風の中のマリア」などの良作に比べれば一目瞭然だ。現実性がないふわふわとしたキャラクターが、明らかにおかしな極論を述べるだけだ。 風刺作品を成立させるためには、三戒や謝りソングに現実的なロジックがなくてはいけない。 例えばオーウェルの動物農場は、人間を追い出して動物だけの自由を獲得する、ということがまさに動物の視点から見れば正しいからこそ、風刺小説として成り立ったのだ。 これでは頭の悪いカエルが単に食べられた、という話だけである。何の意外性もない。そもそものストーリーとしての質が低いのだ。 本書は適切な論点を欠いており、九条改正を主張したいなら現実的な議論を踏まえてなされるべきだ。リアリティのない極論で危機を煽るのが優れた作家の仕事であるとは思えない。 | ||||
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この本は9条改正の寓話?ですが、読者の皆様にはこの本だけでなく実際の日本も把握していただきたい。 中国の日本戦略: https://www.youtube.com/watch?v=J6JpE4Lbg98 阿部総理の考え: https://www.youtube.com/watch?v=cn9BcWLOzPU 他国の考え: https://www.youtube.com/watch?v=MtW06MCsJlU 同じ番組で恐縮ですが、寓話で知ったつもりにならないようにしたいですね。 悪い言い方をすると、中学の頃に書いた時事作文レベルです。 この程度の物語ならみんな頭で分かってるはずです。寓話としても、反対派共感を得るための工夫がありません。 物語は主人公が傍観者を決め込んでいる事にイライラする。 登場人物の感情は描写されない為、胸も熱くならない。物事に抗わない為、結末に驚きもない。 カエルならではの習性にのっとってる思考ってわけでもない。カエルにする理由はカモフラージュだけなのかと安直に感じました。 「あ~あ、やっぱりこうなっちゃったかぁ~」と時間を無駄にした気分でした。 | ||||
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思想には賛成だが、小学生向けの内容。大人は読む価値ないと思う。 | ||||
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純粋に面白くない。 著者の思想を伝えたいなら、こんな陳腐な小説でなくてよい。 輝く夜、風の中のマリア、永遠の0等が面白かっただけに残念。 | ||||
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一言でいうとつまらない、現代社会の風刺だとか寓話だとかいうことらしいけど読んでいて楽しくなる作品ではないし読み返したいとも思わない | ||||
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まず良質なエンターテイメントや、思索の糧として小説を届けようという思いが全くない本でした。これを小説として売ることに恥を感じ無いなら百田氏は作家としては終焉を迎えていますね。 自分自身は日本の自衛権や安保については必要だという思っていますが、寓話にしてもあまりに馬鹿にしたクオリティで最初から最後の一文字まで白けきった気分で読みました。 すぐにでも売りはらうつもりですが、その後この本を買う人がいるかと思うとそれすら躊躇してしまいます。廃品回収に出すか燃えるゴミにするしか無いのか。 | ||||
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驚くような展開はなく、日本の状況をカエルの世界になぞって物語を展開している。 著者が、本当に「これは私の最高傑作だ」と思っているかは疑問である。 政治的主張を、寓話的に書くとこうなる、という話だ。 著者は、安倍首相信者なのであろう。 憲法改正に反対する多数の人々が、愚かなマスコミに踊らされるツチガエルに例えられている。 読者の中にも、憲法改正反対は多数いるであろうが、そのような大衆はどう思ってこの本を読み終えるだろうか。 しかしながら、憲法改正を訴える方の思考回路が理解できる事に関して、一読の価値は非常に高い。 | ||||
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この作文には、全国民が読まなければならない何かが、本当に書かれているのかな。 この平成の百田氏の才能の凄いところは、共感能力が全くないってことなんだよ。共感能力が全くないってことはね、本当は人を殺したいと思っていても、命の尊さについて作文できるってことなんだ。だからこの人の文章は、嫌々書かされた作文感がすごく漂っているんだよ。でも、共感能力が全くないってことは、けっして悪いことだけじゃあない。これは、遺族とか当事者の感情を完全に無視して、どう書けば売れるという最適解をまっすぐに求めることができるという、ものすごい才能でもあるんだよ。その結果書けた作品が『殉愛』だったというわけさ。そしてこの先生は、現在は裁判で舞い上がっている最中なのさ。 そのあたりの事情が分かった読者は、最初のうちはハンドレットの謝りソングはいつ聞こえてくるのだろうと思っているのだけれども、そのうちにリアルハンドレットはウシガエルなのだと気付いて、つまりこれは警世の書でも予言の書でもなく、裁判に対しての恫喝の書だと気付いて、まるで両手足を切断されて失血死を待つようないやな気分になるのだけれども、そのいやな気分通りの結末になるので、周囲にこう問いかけたくなるのさ。 この作文には、全国民が読まなければならない何かが、本当に書かれているのかな。 | ||||
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読みやすく、子の親であれば子に進めたいと思う物語であろう。 あえて☆一つにしたのは、反対派の意見も伺っておこうという、公平な意識を持った方を釣るためである。 ☆5つのレビューは非常に論理的なものが多い半面、☆1つのレビューは「感情的で反対ありき」の思考停止なのがよくわかるであろう。 このレビューを見たあなたはどうだろうか? この物語を日本や中国、アメリカ、韓国をモチーフにしていることは言うまでもない。 「予言書」などと近未来を伺い知れる本と持ち上げる人もお少なくはない。 しかし、私はこの内容は近未来ではなく歴史事実に則っているとしか考えられなかった。 国が亡ぶ経緯と結果がよくわかる。子々孫々を守るため、平和や友好を現実的に論ずることが最重要である。 | ||||
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百田氏の「最高傑作」という惹句と、アマゾンレビューの高評価につられて買って読んでしまいましたが、 憲法改正推進、安保法制肯定のただのプロパガンダ本でした。 小説としては、最高傑作どころか、今までで最低の出来でしょう。 ご自身の政治的信条を謳うのは結構ですが、読み物、小説としてのエンターテイメントになってません。 小説としてのストーリー性に期待してページを繰り始めたら、退屈そのものです。 平和ボケの日本が、最後はお隣の中国に蹂躙されて滅ぼされるという話で、憲法9条が日本の平和を守ってくれたのではなく、 日米安保があるから、今まで平和だった――ということが言いたいだけで、これを書いたとしたら、短絡的ですね。 そんなことは当たり前です。米国は、日米戦争を仕掛けたかつての勇猛果敢な日本を心底恐れて、日本を腑抜けにしたのですから。 米国の属国でいる限りは、とりあえず中国も下手に攻めてはこないでしょうから、これからも米国様の言いなり国家で行くしかないでしょう。 そういう寓意を含めた、ひねりのきいたストーリーのほうが、百田氏の政治的主張をアピールするのに寄与したと思いますが、 ひどい駄作で、残念の一言です。 本屋で立ち読みしてから買うかどうか、決めたほうがいい本ですね。 | ||||
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とりあえず危機感をあおって戦争を正当化する。ただそれだけ。 こんなことをしたがる人が世には絶えないですね。 空恐ろしいし悲しいことです。 | ||||
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子供の頃、ケロケロケロッピが大好きで、幼稚園が休みの時はよく観ていたのを思い出した! そんな純真な幼児期を思い出させてくれたのでお礼に2点! まぁ内容は、小学生・中学生の読み物ですね! 大人としての立場で読めばドラえもんを観るようなもんですね! あともうひとつ面白いと思ったのは、 「プランタン」というカエル、主張の内容見るとどう考えてもモデルは村上春樹でしょ(笑) よく新潮社許したな | ||||
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何か、自分の感想の書き方が非常に拙くて、不快な思いや誤解を抱かせる方々が増えそうなので、昨日のレビューに追加させていただきます。 (全面書き換えや削除は不適当と思いますので、敢えて補足とさせていただきます。) まず、私は著者の書きたい内容については全面的に賛成の立場です。 現政権の外交や防衛政策、改憲主義などに盲目的に反対し、ただ平和平和と叫んでいるだけのような(著者が日頃から忌み嫌っているような)人々に対しては、この作品に快哉を送る読者と同じように、批判的な立ち位置のつもりです。 それであれば、一つ星や「まったくもってふざけた本である」の書き出しはないだろう!と言われて当然なのですが、これは下記のような意味合いで、才能ある著者に対する期待外れ感を逆説的に書くつもり故の書き出しでした。 今回私が言いたかったことは、 ・こんな誰でも書けるようなたとえ話の寓話で諭しても、平和ボケしている連中の気持ちが変わることは到底ない。 ・著者と同じ考えの人たちから、よくぞ言ってくれた!と喜ばれるだけが目的ではなかったはず。著者の力量からすれば、もっともっと捻った内容で、反対側の人たちが少しでも目覚めるような物語を作れたのでは? まあ、こんなところです。 これまでの作品に見せた著者の才能をすれば、これは過剰な期待ではないのでは? これは本当に、著者自身に「これまで最高の出来!」と言わしめるほどの作品なのか?? その感情が強すぎました。 (星一つは、期待外れから) 星一つの他の方のレビューを見させてもらうと、この辺を上手く表現されている方が多いので、今後見習いたいと思います。 以上、補足です。 --------(以下 原文)--------- まったくもってふざけた本である。 寓話調でカエル社会になぞらえてはいるが、最初から現在の日本社会のパロディであることは明白で、さらには著者の思想主義がどの辺に位置するのかは有名な話なので、作者の意図は見え見えの物語である。 まさかこのまま終わる訳はあるまい、と最後まで期待して一気に読んだが、読み始めた当初から予想していた展開のまま終了。 これがあのベストセラー作家の本? 嘘でしょ!てな感じ。 まあ、彼の主義主張は、どちらかというと自分も近いものがあるが、こんな見え透いた寓話もどきで、憎っくきマスコミや○○党、文化人(?)、過激な若者集団などを皮肉っても、彼ら自体がこの本に感化されるとは到底思えない。 それは日頃からの著者の言動が、そのままこの物語の中にストレート過ぎる位に書かれているためで、何の捻りも面白みも無い。 こんな本に、こんなにも4つ星や五つ星が付くんだなぁ、と半ば驚きを持っての読後感であった。 | ||||
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百田さんのイデオロギー自体は、否定するつもりはなく、むしろ私自身のそれとほぼ同じなのですが、この本自体は全然ダメです。 所謂「寓話」なのでしょうが、話になんのひねりもありません。 思った通りに話が進んで行き、そのまま終わるだけです。 内容が単純でひねりがないので、左翼思想の方々が読んでも、ほとんど心に響かないのではないでしょうか。 単に「アホらし・・」と思うだけです。 この本を絶賛する意見が多く驚きましたが、「小説」を読みたい方には、時間とお金の無駄になりますので、全くお勧めできません。 まあ内容が薄く同じような話がずっと続くので、あっという間に読み終わりますけどね・・・。 | ||||
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こっちはおもしろいストーリーが読みたいのであってお前の政治的主張なんかどうでもええねん、と言うのが正直なところです。 例えば人気バンドのボーカリストが戦争反対、反原発などと言い出したらたちまち「そういう政治発言はやめてくれ、あなたの作品を純粋に楽しめなくなる」と紛糾するのに、百田氏にはそういうのはないのだろうか。 この本、ストーリーではなく"その手の主義主張"に沿って話が進むから波乱万丈の展開やはっとする描写は何もないです。 不穏な某国とそれに弱腰な(ように見える)人々、昨今のシー◯ズとか左翼、いわゆる自虐史観……はほんとクソやな、と日ごろ鬱憤がたまっている人には「それ見たことかw」と楽しめるけれど(僕もそういうのはわかる部分もあります)、 でもそうでもない人にとっては「何このオナニー? 自分のブログで書けばよくない??」という感じです。 脅威が迫る前に平和ボケしていてはいけないと言うけれど、話の1番根幹となる「驚異とは誰(何)か」が単に「自分たちを捕食するウシガエル(揶揄するのは中国人? ロシア人?)」という捻りも何もない設定では……。 この本では脅威が初めから対話が成立しないウシガエルというクリーチャー設定だから、昨今の国際情勢の話じゃなくて、もっとこう「エイリアン」シリーズとか「インディペンデンス・デイ」とかと同じ構図。そら相手はクリーチャーなんだからチンタラしてないで武装せえよ、とこの本ではなるけれど、こんな捻りのない単純明快な構図が現実社会と同じわけがない気がします。中国人なんてのはクリーチャーだ、と作者が心底信じているなら何も言えませんが。 そして話し合いか武装かが主人公たちに選択が迫られるジレンマとして設定されるのに、作中ではほぼ一度もきちんと話し合い(タフな交渉)をしていません。 これは左翼の夢想主義者とはそんなもんだ、というお決まりの皮肉だとしても乱暴にすぎます。 描かれるべきは、現実の世界における話し合いの限界とは何か、だから武装が必要な場合があるのだ、ということではないでしょうか。 なのにそれが描かれず、「話し合いと言いつつ日和見と言い訳してるだけの臆病なキャラ」を「話し合い主義者」として余計なバイアスをかけまくってレッテル貼りしているから、 結局この作者は安直な決めつけばかりで実際のところ具体的な認識やイメージを何ら持ってないように見えます。 主義主張も明確な根拠や斬新な切り口があるわけではなさそうで、ところどころ精神論的ですらあり、平和平和唱えてる人と変わらない次元でふわふわしてます。 小説にしても前述の通り作者の主義主張の垂れ流し、ないし"お説教"でしかなく、"ストーリー"がない。 これを「最高傑作」と自賛した作者の見識も「へぇえ?!」という感じです。こんなので小銭を稼ぐぐらいなら、ブログで自分の支持者相手にやっていてほしい。 | ||||
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「メディアが決して報じない本だ」と勧められ読みました。その時点で色々おかしいのですが…… あまりに物事を単純化しすぎている。 「国防と外交」についての最悪のケースを描きたかったのでしょうが、現状とあまりに乖離している。私はどちらかと言うと保守的な考えがありますが、どう好意的に解釈してもレベルが低いです。 例えば、キャラクターの一人、デイブレイクは民衆を焚き付け、護憲・親中派(作中の表現を借りるならば護戒・親ウシ派でしょうか)に引っ張る者として描かれますが、私はこれを朝日新聞であると仮定しました。理由は「デイブレイクの言葉で真実であるのは天気予報くらいで、それも外れうる」という旨の台詞によるもので、恐らくは2ちゃん等のコピペやジョークとして使われていた「朝日新聞はもう日付くらいしか信用できない」「昔日付を間違えたことがある」からの台詞ではないかと推測した為です。まあ、何らかしらの報道機関であり、世論を形成する力を持った者として描かれていますので間違えであったとしても大きく外れはないでしょう。 さて、このデイブレイクを現実と照らし合わせて考えるとあまりに力を持ちすぎです。現実世界に単一で世論を形成しうる機関が存在するでしょうか。複数でも存在しません。ネトウヨ用新聞の産経などの存在は微塵も描かれていないことも気になります。ましてや、インターネットによる情報の伝達など最初から考慮に入れられていません。 このように、本作品は作者の想定する最悪の状況下において起こる最悪の結末を描いたものです。都合の良い状況下と言い換えてもいいでしょう。つまるとこ極論なのです。これは決して日本を描いたものではなく、「日本と似たどこか違う、完全サヨク平和ボケ化した社会」という創作世界の話です。勿論本書にも「フィクションであり、実際の団体、事件には一切関係ない」とあるので、本来はそう読むべきなのではないでしょうか^^ 現実に決してありえないとも言いませんが、想定としてはあまりに稚拙でしょう。 現実はネットの活用などによってむしろ右傾化が進んでいるのでは……? そして恐らく政治はもっと複雑です。この本は現状をふわっと抽象化し、「安倍自民」VS「志位ルズと反日親中サヨク」だけという二元論にのみ落とし込んだものです。確かに何も知らない人に警鐘を鳴らす意味では有用かもしれませんがあまりに酷い。作者の恣意的なご都合が全面に出ている。 こんなにも「時間を無駄にした!」と怒りさえ沸いてくるコンテンツも珍しいです。 小説としてですが、帯にあった「衝撃の結末」とはどこのことでしょう? 展開も結末も推測できるので、小説としても面白くもなんともありませんでした。 ネトウヨ入門書か、志位ルズの洗脳解除には使えそうなので星は2つにします(二元論に落とし込みたいネトウヨの人は批判コメにすぐ反日認定とかして叩かないでネ)。 初めに戻りますが、「メディアが報道しない」と他の方も仰っています。が、果たしてメディアが一冊の本を殊更に取り上げて報道したことがありますか? せいぜい本屋大賞の発表があった程度のものでしょう。すぐメディア陰謀論のような筋に持っていくのはどうかと思います。 | ||||
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