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バベル消滅



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【この小説が収録されている参考書籍】
バベル消滅
バベル消滅 (角川文庫)

バベル消滅の評価: 3.60/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

本能状態が良好でした。

本日無事到着いたしました。梱包は梱包材がなかったので心配でしたが、状態に問題なく到着いたしました。ありがとうございました。
バベル消滅 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:バベル消滅 (角川文庫)より
4043586019
No.4:
(5pt)

飛鳥部先生の小説は本当に「小説として」良い

ミステリーとかどうでもいいよね正直
ジャンルにしたらミステリー小説になるんだろうけど、そもそも小説というものをそんな風に区分するのがおかしいわけで
面白いトリックがあろうと全体がつまらなければつまらない小説であるように
面白い小説はミステリー部分なんぞオマケ程度でも構わない。まあ推理小説読み慣れてない俺はミステリー部分でも騙されて楽しめたけど。

しかしそんなのよりもやっぱ話が良い
作中でも気が狂ってると言われるし、読んでて悲しいほどにキチガイだと思う登場人物の気持ちが……でも共感できるんですよね。頭おかしいと思うけれどでもおかしくない、それが良い
んで毎度のこと(殉教カテリナ車輪・冬のスフィンクス・砂漠の薔薇・ヴェロニカの鍵・黒と愛しかまだ読んでないんですが)ながら、飛鳥部先生は本当に良い少女を書く
堪らんです。どう言葉に表してもこの感じを表現し辛いが、「堪らない少女」が一番近いか。読んでいて心ぶるんぶるんなる!
少女の心情を知ってから序章とか読み返すともうね……
初読では、ひゃあ魅力的に頭おかしい娘だぜって楽しませてもらって
んで後半から、単なる気持ちを言葉にするのが不得意なだけな中学生のガキンチョじゃねえかってなって、それで俺の中の幻想が崩れると同時にとても愛おしくなる。そりゃ風見も怒るよ。どこか神秘的な不思議ちゃんだったなら今までの描写もふわ~こういう娘ええなぁ~でいいけど、単なる中学生の少女だったならそんなん辛すぎるし、単なる少女がそんな振る舞いをする娘になっていった過程を考えるだけで泣けてくるよ。だからこそほんと風見よくやったと……
……ああでも事件の取り調べで嘘吐いた理由だけはわからん。下手に答えると自分の首を締めることに~ってなんで?冤罪恐れたん?正直に言わん理由がさっぱりわからん、なぜや

それと、少女の養父に対する風見の印象が、少女から聞いていたものと違っていたという描写はどういう意図だったのかがわからん……
少女が嘘を吐いていたとはとてもじゃないが思えんし
実際なにも解決してないから、そこまで酷くないという可能性もあるよというフォロー?それとも他人から見れば気づけ無いから余計に悪辣なんだよって意味?ここだけがわからんかった、でも素晴らしい名作だった

とにかく愛なんですよ愛。言葉にするとなんかズレるけど一番近いのは愛、愛の話なんや
バベル消滅 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:バベル消滅 (角川文庫)より
4043586019
No.3:
(4pt)

鮎川賞受賞後、1作目

飛鳥部氏の鮎川賞受賞後の1作目であり、またまた西洋古典絵画のバベル崩壊をモチーフにひなびた孤島での中学校を舞台にした連続殺人事件が展開する。
絵画論との融合が見事だった殉教カテリナ車輪と比べると、この絵画論との融合スタイルにこだわるあまり、やや無理やりな展開になっていて、ミステリーとしてもインパクトがやや弱くなっているのは否めない。
飛鳥部氏の作品としては読後のインパクトがあまりない作品であるが、鬼門の2作目としてはスタイルも確立しつつあり、まあ上出来と言える。
バベル消滅 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:バベル消滅 (角川文庫)より
4043586019
No.2:
(2pt)

新潟の孤島

 1999年に出た単行本の文庫化。
 新潟の小さな島を舞台にした、暗いミステリ。
 毎回、美術ネタで楽しませてくれる著者だが、今回のモチーフとなっているのは「バベルの塔」。ブリューゲルをはじめ、多くの絵画作品があり、それらが次々と出てくる。
 しかし、ミステリとしては駄作。有名な先例が思い浮かぶほか、ストーリーとしての必然性に欠ける。ほかの作品でもそうだが、人間の狂気を描こうとして、描き切れていない印象が強い。そのため、作品としての説得力に欠けるのだ。
 中学教師というのは、つらいもののようだ。著者の実体験なのか。
バベル消滅 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:バベル消滅 (角川文庫)より
4043586019
No.1:
(2pt)

新潟の孤島

1999年に出た単行本の文庫化。
 新潟の小さな島を舞台にした、暗いミステリ。
 毎回、美術ネタで楽しませてくれる著者だが、今回のモチーフとなっているのは「バベルの塔」。ブリューゲルをはじめ、多くの絵画作品があり、それらが次々と出てくる。
 しかし、ミステリとしては駄作。有名な先例が思い浮かぶほか、ストーリーとしての必然性に欠ける。ほかの作品でもそうだが、人間の狂気を描こうとして、描き切れていない印象が強い。そのため、作品としての説得力に欠けるのだ。
 中学教師というのは、つらいもののようだ。著者の実体験なのか。
バベル消滅 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:バベル消滅 (角川文庫)より
4043586019

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